アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、その万能性により家庭の様々な掃除場面で活躍します。
特に、お風呂掃除においてその効果は目覚ましいものがあります。
本稿では、家庭で容易に入手できるセスキ炭酸ソーダを用いたお風呂掃除のテクニックを詳細に解説します。
まず、セスキ炭酸ソーダがどのような汚れを落とすのか、そしてその効果は浴室の汚れに対して十分なものなのかを検証します。
また、理想的なお風呂掃除の頻度についても考察します。
さらに、プロのクリーニングサービスを利用した場合の費用も比較してみましょう。
そして、記事の終盤ではお風呂の場所別の掃除方法を細かく解説し、読者の皆さんに役立つ情報を提供します。
ぜひこの記事を通じて、セスキ炭酸ソーダの威力をお風呂掃除に活かすヒントを得てください。
セスキ炭酸ソーダでお風呂を掃除する方法!
セスキ炭酸ソーダを使って具体的にお風呂掃除をしていきましょう。
セスキ炭酸ソーダを浸かったお風呂掃除を今回はやや大がかりな浴室全体掃除として紹介致します。
準備するもの
・スプレーボトル
・スポンジ
・ブラシ
・ゴム手袋
・柄がのびるまたは長いワイパー(フローリングワイパーなど)
・キッチンペーパー
・雑巾
やり方
こちらの動画は『[お風呂場掃除]セスキ炭酸ソーダ・ウタマロクリーナー のダブル使いで徹底綺麗‼️』というタイトルで、浴室をセスキ炭酸ソーダとウタマロクリーナーを使って清掃しているやり方です。
この動画のようにセスキ炭酸ソーダ水を用意して使うので、使い方の一例となっています。
①入浴が終わったお風呂のお湯に大さじ2杯程度のセスキ炭酸ソーダを入れる
②その中にバスチェアや洗面器といった浴室にある小物を全部入れる
③次の日掃除をする時間まで放置する、浴室を退出するときにシャンプーなどは外に退避させておくこと
④次の日掃除準備が整ったらバスチェアや洗面器などの小物を浴槽から取り出し全体的にスポンジで擦り洗いをする、浴槽のお湯は抜く
⑤小物の汚れがひどい部分は水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を混ぜたセスキ炭酸ソーダ水が入ったスプレーボトルを重点的に吹きかけて傷がつかないようにスポンジで擦り洗いをする
⑥綺麗になった小物は浴室外に置いて乾燥させる
⑦キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけ、それを柄がのびるまたは長いワイパーに取付けて天井や壁を拭いていく
⑧天井や壁を雑巾で拭いて水気を飛ばす
⑨天井と壁が終わったら浴槽を水で洗い流しながらスポンジで擦り洗いする
⑩雑巾で拭いて浴槽の水気を飛ばす
⑪皮脂汚れがつきやすい床全体にセスキ炭酸ソーダ水を吹きかける
⑫10分程度放置する
⑬スポンジやブラシを使って床の汚れを落として洗い流す
⑭床を雑巾で拭いて水気を飛ばす
注意点
セスキ炭酸ソーダでどんな汚れが落ちる?
セスキ炭酸ソーダはあくまでも重曹よりもアルカリ濃度が多いアルカリ性のナチュラル洗剤です。
このセスキ炭酸ソーダが得意な汚れは油汚れ・皮脂汚れ・湯垢・煙草のヤニなどが該当します。
逆に効果が薄いのは黒カビや水垢やトイレの黄ばみなどの汚れとなっています。
浴室の場合は床や壁など人が触るところで皮脂汚れが発生して、水垢に色んな汚れが混じり合うことで酸性の性質も持ち合わせてしまっている湯垢も発生してしまうのです。
今回紹介した掃除のやり方はこの皮脂汚れと湯垢対策であり、純粋なアルカリ性の汚れである水垢にはクエン酸などの酸性洗剤を用いるようにしてください。
セスキ炭酸ソーダがない時の掃除はどうする?
セスキ炭酸ソーダがないときでも問題なくお風呂場の掃除はできます。
浴室用の洗剤は中性洗剤を含めて大量にありますので、それらの洗剤の中から納得できる浴室用洗剤を使えば問題ないのです。
セスキ炭酸ソーダはあれば便利ですが、浴室掃除に限定した場合そこまで突出した能力を発揮してくれる訳ではありませんので、他に洗剤が色々と揃っているというご家庭は無理矢理セスキ炭酸ソーダを用意しなくても問題ないのです。
むしろアルカリ性の洗剤だけでは落とせない汚れが浴室では多数存在するので、クエン酸といった酸性洗剤や黒カビに強い塩素系漂白剤を用意しておくと良いでしょう。
ただし、塩素系漂白剤と酸性洗剤を一緒に使うと有毒ガスが出てくるので絶対に併用しないようにしてください。
お風呂を掃除する頻度はどのくらい?
お風呂の掃除は掃除の内容によって頻度も変わります。
まず、水切りや簡単な雑巾掛がけといった対応は毎日が推奨されているのです。
今回紹介した掃除方法はだいたい1週間に1回程度の掃除に該当するでしょう。
1週間に1回程度の掃除でもそれなりに汚れは目立ちますのでサボってはいけません。
塩素系漂白剤を使った本格的なお風呂掃除はだいたい1ヶ月に1回程度を求められています。
ただし、お風呂の掃除の頻度は、浴室の汚れ具合に比例しているのでここで紹介した数字も参考値になってしまいます。
ひとり暮らしで出張も多くそもそも家のお風呂を使う回数が少ないという人は、それだけ汚れる回数も少ないので掃除頻度も減ります。
大家族でお風呂は順番待ちができるぐらい毎日混雑しており、使用頻度も多いという家庭は汚れていくスピードもかなり速いので掃除頻度も増やしてください。
お風呂の掃除業者の料金相場
お風呂の汚れがあまりにもひどすぎる場合はプロの業者に依頼を考えるでしょう。
具体的には『おそうじ本舗』や『カジタク』や『ダスキン』などの大手の金額から見ていきます。
こういった大手清掃業者の浴室掃除金額は14,000~16,000円ほどとなっており、これが個人業者だと2割から3割程度安くなるのです。
ただし、こういったプロの作業も金額が一緒だけど作業内容がちょっと異なるというのは良くあることなので、金額比較だけではなく作業内容の比較も行ってください。
お風呂の掃除に関するよくある質問
お風呂掃除の頻度はどれくらいが理想ですか?
お風呂掃除の頻度は家庭や使用状況によって異なりますが、一般的には週に1回程度の掃除が推奨されています。
特に湿度が高くカビや汚れが付きやすい場合は、より頻繁に掃除することが望ましいです。
お風呂のカビ対策には何をすればいいですか?
お風呂のカビ対策としては、まず浴室を乾燥させることが基本です。
浴室乾燥機があれば利用する、または風呂上がりに換気扇をしばらく回すことで湿度を下げます。
さらに、カビ専用の洗剤を使用して定期的に掃除することも効果的です。
お風呂場の排水口の臭い対策は?
排水口の臭い対策としては、排水口とその周辺を定期的に掃除し、排水口専用の消臭剤を使用する方法があります。
また、髪の毛やゴミが溜まらないようにフィルターを清掃することも、臭いを予防する助けとなります。
どのような洗剤がお風呂掃除に適していますか?
お風呂掃除に適した洗剤は、用途や汚れの種類によって異なります。
一般的な汚れには中性洗剤が良く、カビにはカビ用の洗剤、水垢にはクエン酸や塩酸系の洗剤が効果的です。
ただし、洗剤の成分によっては浴室の素材を傷める可能性があるため、使用前には必ず取扱説明書を確認してください。
お風呂掃除の手順はどうすれば効率的ですか?
効率的なお風呂掃除の手順としては、まず床や壁に洗剤をかけ、しばらく置いてからブラシでこすります。
次に、シャワーで洗剤を洗い流し、最後に排水口や浴槽の縁などの細かい部分を掃除すると良いでしょう。
このように段階を踏むことで、効率よく掃除することが可能です。
お風呂の黒ずみ除去にはどのような方法がありますか?
お風呂の黒ずみ除去には、重曹と水を混ぜてペースト状にしたものを使用する方法が効果的です。
このペーストを黒ずみが出ている部分に塗り、しばらく放置した後にブラシでこすると黒ずみが取れやすくなります。
ただし、素材によっては重曹が適していない場合もあるので、事前に確認が必要です。
高圧洗浄機を使用する場合の注意点は?
高圧洗浄機を使用する場合、その威力が非常に高いため浴室の素材を傷つける可能性があります。
そのため、使用前に必ず取扱説明書をよく読み、適切な圧力設定やノズルの選択を行うことが重要です。
また、水しぶきが飛ぶことを考慮して、周囲の電気製品などには十分注意を払いましょう。
シャワーヘッドの掃除はどのように行うべきですか?
シャワーヘッドの掃除には、クエン酸と水を使った浸漬方法が一般的です。
シャワーヘッドを外し、クエン酸水に数時間から一晩浸けると、水垢や汚れが簡単に取れます。
定期的な掃除で、シャワーの水流が良くなるだけでなく、バクテリアの繁殖も防ぐことができます。
お風呂掃除に使うブラシは何を基準に選べばいいですか?
お風呂掃除用のブラシを選ぶ際は、ブラシの硬さ、形状、そして手になじむグリップが重要です。
硬すぎるブラシは浴室の素材を傷つける可能性がありますので、目的に応じて適切な硬さを選ぶようにしましょう。
また、角や狭いスペースにも届くような形状が便利です。
掃除後のお風呂のメンテナンスには何が効果的ですか?
掃除後のメンテナンスとしては、バスローム専用の防カビスプレーを使用する方法があります。
これにより、次回の掃除が簡単になり、カビや汚れが付きにくくなります。
また、毎回の入浴後にしっかりと換気することで、湿度を抑制し、カビの繁殖を防ぐことができます。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はセスキ炭酸ソーダを使った掃除方法について紹介致しました。
お風呂場や皮脂汚れや湯垢といったセスキ炭酸ソーダで落とせる汚れも存在しています。
特に手が届く範囲や床はクエン酸だけでは綺麗にならないことが多いので、今回紹介したセスキ炭酸ソーダのようなアルカリ性の性質を持っている洗剤も有効活用すると良いでしょう。
お風呂場は酸性洗剤とアルカリ性洗剤を使い分けないと綺麗にならない厄介な場所なのです。
場所別!お風呂の簡単掃除方法と注意点!
それでは最後に場所別のお風呂の掃除方法について詳しくみていきましょう。
場所ごとにお風呂の掃除のやり方を変えないと、一生懸命掃除をしても落ちない汚れが出てきます。
そのようなことを防ぐために、場所別に掃除方法をまとめましたので、下記をぜひ参考にしてお風呂を綺麗に保ちましょう!
天井
床
お風呂のふた
サッシ
ドア
ドアのゴムパッキン
ドアのレール
ドアの通気口
エプロン
エプロンの中
鏡
浴槽
排水溝
ゴム栓
珪藻土
シャワーヘッド
シャワーフック
排水栓
セスキ炭酸ソーダを使ったお風呂以外の掃除方法!
ここまでセスキ炭酸ソーダを使ったお風呂の掃除方法について詳しく紹介してきましたが、セスキ炭酸ソーダは他の場所の掃除にも使うことができます。
ここではセスキ炭酸ソーダを使ったお風呂以外の掃除方法についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
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