トイレの壁掃除の方法は色々とありますが、その中には普段の掃除でもお世話になっているセスキ炭酸ソーダを使ったやり方も存在します。
そこで、今回はこのセスキ炭酸ソーダを使ったトイレ掃除のやり方について紹介しつつ、セスキ炭酸ソーダを使う時の注意点やセスキ炭酸ソーダを使ってもなかなか綺麗にならない時の対処方についてもまとめて参ります。
セスキ炭酸ソーダでトイレの壁を簡単に掃除するやり方!
普段の掃除にもお世話になるセスキ炭酸ソーダはトイレ掃除ではどのように使うことになるのでしょうか。
その用い方に注目して準備するモノややり方を見ていきましょう。
準備するもの
・クエン酸
・セスキ炭酸ソーダ
・ゴム手袋
・スプレーボトル2個
・キッチンペーパー
・雑巾やトイレ用のお掃除シート
やり方
こちらの動画は『ただやりたい事①セスキ炭酸ソーダでトイレ壁クロスのお掃除』というタイトルで、セスキ炭酸ソーダを使ってトイレの壁を掃除している動画となります。
具体的に掃除するとどうなるのかがわかる動画となっているので参考にしてください。
セスキ炭酸ソーダクエン酸を使った壁掃除のやり方
①クエン酸とセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯、そして50℃程度のお湯を200mlずつ用意してそれぞれスプレーボトルに入れる
②それぞれのスプレーボトルを良く振って混ぜる
③クエン酸水を壁全体に吹きかける、特に黄ばみや水垢がひどいところは重点的にスプレーする
④その上からキッチンペーパーを被せてさらにクエン酸水スプレーをかけて30分ほど放置する
⑤キッチンペーパーを剥がし、雑巾で水拭きするかトイレ用のお掃除シートで拭く
⑥乾いた雑巾で乾拭きする
⑦セスキスプレーを全体にスプレーする
⑧その上からキッチンペーパーを被せてさらにセスキスプレーをかけて30分ほど放置する
⑨キッチンペーパーを剥がし、雑巾で水拭きするかトイレ用のお掃除シートで拭く
⑩乾いた雑巾で乾拭きする
注意点
・クエン酸はアルカリ性の汚れに強く、セスキ炭酸ソーダは酸性汚れに強いので同時に使うことでほとんどの汚れが除去できる、セスキ炭酸ソーダのみではトイレの汚れは落としきれないので注意
・クエン酸は塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが出るので絶対に併用してはいけない
・クエン酸は大理石などの石材やタイル目地や錆びやすい金属に使うと素材が痛む可能性があるので要注意
・クエン酸やセスキ炭酸ソーダは濃度が濃くなるとそれだけ洗浄効果が高くなるが、素材を痛める確率や皮膚への影響度も高まるので要注意
・クエン酸は長時間付けお置きすると素材を痛める可能性が高いので放置は最長1時間程度にすること
セスキ炭酸ソーダを使う時に注意すること
セスキ炭酸ソーダの注意点はいくつかありますので、箇条書きでまとめていきます。
・セスキ炭酸ソーダはアルカリ性に弱い畳や天然石などの天然素材、そしてアルミや銅などには使えないので要注意
・水に溶かしたセスキ炭酸ソーダはセスキ炭酸ソーダとはことなり長期保存はできないので、できれば使い切ること
・アルカリ性のセスキ炭酸ソーダはタンパク質を溶かす性質があるので手荒れが気になる人は必ずゴム手袋を着用すること
・セスキ炭酸ソーダが皮膚に付着してしまった場合はヌルヌルが落ちるまで流水で洗い流すこと
・セスキ炭酸ソーダが皮膚に付着しヌルヌルがなかなか落ちない場合は酢やクエン酸を少しふりかけることで中和できるので、中和してから洗い流すこと
セスキ炭酸ソーダでも綺麗にならない時は?
セスキ炭酸ソーダを使ってもなかなか汚れが落ちない時は、別の洗剤を使いましょう。
セスキ炭酸ソーダが得意な汚れは油汚れ・コゲ・消臭・煙草のヤニ・排水口のヌメリ・選択などでそれ以外の汚れは不得意なのです。
具体的には水垢や尿はねといった汚れにはほとんど効果がないのです。
トイレの汚れには様々な種類があるためセスキ炭酸ソーダでも綺麗になる部分はありますが、肝心な汚れである水垢や尿はねへの効果が薄いのでクエン酸といった酸性洗剤と併用することが大切になります。
正直に記載すると、セスキ炭酸ソーダのみではトイレの壁は綺麗になりません。
必ずクエン酸と併用して用いるようにしてください。
トイレの壁の汚れを防ぐオススメの方法!
トイレの壁の汚れを減らしたいのならば定期的に掃除をすることが推奨されます。
トイレの壁の汚れはどうしても使えば使うほど汚れていきますので、完全に防ぐことはできません。
なので、黄ばみや黒ずみといった頑固な汚れが発生する前に掃除をして綺麗にすることが一番の対策といえるでしょう。
また、トイレの壁や床の黄ばみは大便器で用を足す男性が立っていることが原因となっているので、男性が大便器で用を足すときでも座ってするように指示してください。
これだけで床や壁の尿はねがだいぶ防げるようになりますので、男性の方がトイレを使用するときの注意事項として家族との共通認識にすることで掃除がかなり楽になります。
トイレの壁の掃除頻度はどのくらい?
トイレの壁掃除の頻度は掃除のやり方によって変わります。
今回紹介したクエン酸とセスキ炭酸ソーダを使った掃除のやり方は1週間に1回程度で十分でしょう。
トイレはかなりの頻度で汚れるので毎日の掃除をする場合は、トイレ用のお掃除シートを使って壁や床やトイレの便器を掃除するというやり方で十分なのです。
本格的に黒カビ対策を含めた掃除をする場合はより強力な塩素系漂白剤を使ったり、厄介な黄ばみ対策にはクエン酸よりも強力な酸性洗剤を使うことになります。
ただし、塩素系漂白剤と酸性洗剤をセットで使うと有毒ガスが発生してしまうので、掃除する時は気をつけましょう。
また、トイレ掃除はどれだけトイレを使っているのかで汚れるスピードが大きく異なってくるので、大家族で使用頻度が多いトイレならば掃除も入念に行うか掃除頻度を多めにするといった対応が必要となってくるでしょう。
逆にひとり暮らしで家のトイレをほとんど使わないという人は、トイレタンク以外は汚れるスピードが一気に低下するので、掃除頻度を減らしても問題なしと言えるのです。
このように、トイレをどのように使っているのかで掃除頻度も調節してください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はトイレの壁掃除にセスキ炭酸ソーダを使った場合どうすればいいのかを記載しました。
水垢や黄ばみといったアルカリ性洗剤では効果が薄い汚れが発生するトイレでは、セスキ炭酸ソーダのみでは対応不可能です。
逆にこういった汚れが発生しない場所ではセスキ炭酸ソーダのみでも対応可能となっていますので、どの洗剤でどのような汚れを落とせるのかをしっかりと理解し、使い分け出来るようになると効率が一気に上がるでしょう。
トイレの壁以外の掃除方法について!
トイレには壁以外にも多くの箇所を掃除しなければなりません。
臭いやカビの原因となってしまうので、壁以外にも定期的に掃除をするようにしましょう。
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