日常の掃除にはクエン酸や重曹やセスキ炭酸ソーダなど様々なものが当たり前になりましたが、使えない場面もしばしばあります。
今回はその使えない場面なのかどうかが議論になっているお風呂の鏡の水垢掃除に、セスキ炭酸ソーダが使えるのかどうかを調べていきましょう。
今回は掃除の仕方メインではなく、そもそも掃除に使えるのかどうかがポイントとなってきます。
セスキ炭酸ソーダを使った掃除ではお風呂の鏡についた水垢は落とせない?
結論を記載すると『水垢を落とす方法は研磨作用がある洗剤と酸性洗剤で落とすのが基本であり、セスキ炭酸ソーダだけでは水垢は落とせない』となります。
もっと端的に記載すると『水垢対策ではそこまで役に立たないから用意する必要は無い』となってしまうでしょう。
ただし、水垢は放置しすぎることでその水垢そのものに別な汚れが付着することがしばしばあります。
この表面の汚れは酸性洗剤や研磨作用がある洗剤とは相性が悪いこともあるので、放置期間が長すぎる水垢を掃除する時は酸性洗剤や研磨作用がある洗剤を使う前にセスキ炭酸ソーダを使うケースもあるでしょう。
このように水垢を落とすための補助道具としてセスキ炭酸ソーダを使うことはありますが、主役となる事はほとんどありませんので要注意となっているのです。
個人的に色々と掃除用具や道具を使ってきた感想から意見を述べさせてもらうと、重曹の方が研磨作用があるためセスキ炭酸ソーダよりも水垢対策には使えると思っています。
そのため、日常使いしているクエン酸や重曹やセスキ炭酸ソーダの3種類から水垢に効果のある洗剤を選ぶとするとクエン酸が一番使いやすく、次点で重曹になり最後がセスキ炭酸ソーダとなるでしょう。
セスキ炭酸ソーダの方が重曹よりもpHが高いため酸性汚れにはより強いのですが、研磨作用は重曹の方が強くなっているので研磨作用が求められる水垢対策と考えると重曹の方が効果的なのです。
また、これも個人的な経験からの意見となりますが、放置期間が長すぎるお風呂場の鏡を掃除する時はお風呂用中性洗剤を使って鏡を一旦綺麗にしてからサンポールなどの酸性洗剤を使うというやり方にシフトさせますのであえて重曹やセスキ炭酸ソーダを使う必要はないと思っています。
お風呂の鏡の水垢に効果的な洗剤は?
お風呂の鏡の水垢を落とす方法は先ほど記載したように『研磨作用がある洗剤と酸性洗剤で落とすのが基本』になります。
軽い水垢を落とす場合はそこまで強力な研磨作用は求められないので、クエン酸といった酸性洗剤があれば簡単に対応できるでしょう。
ただし、洗剤による効果はより強力な洗剤を使うか密着させる時間を延ばすことで効果が得られやすくなるので、キッチンペーパーなどの道具も求められます。
クエン酸は比較的使いやすい酸性洗剤ですが、強力な水垢が相手の場合はサンポールのような強力な酸性洗剤にシフトしましょう。
また、放置期間が長すぎる水垢になるとサンポールだけでは対応不可能となるので、ダイヤモンドパッドのような研磨作用が強いスポンジを使ったり、『茂木和哉の水アカ洗剤』のような水垢除去のために特化して作られた洗剤を使うといいでしょう。
個人的にはダイヤモンドパッドでの作業はどうしても大なり小なり削るという作業があるため傷をつけてしまいますので、研磨作用が強めではありますが水垢落としのためには必須となる『茂木和哉の水アカ洗剤』などを使った対応をしたいと考えています。
実際に家の鏡を大掃除するときはこの専用洗剤を使って水垢を綺麗に落としているのです。
どうしても水垢が落ちない時は?
水垢を落とすための方法は『酸性洗剤を使うこと』と『研磨作用があるものを使うこと』の2択になります。
この2つをより確かな物とするために、お風呂用中性洗剤を使って水垢表面の汚れを落とすこともあるでしょう。
どうしても落ちないようなしつこい水垢が出てきた場合はまずは表面の汚れを落としてみてください。
その後酸性洗剤を使って対応するのです。
また、酸性洗剤の効力を高めることで水垢も落としやすくなりますし、酸性洗剤に密着させる時間が長いほど効力を発揮しやすくなるのでラップやキッチンペーパーを使って密着させて放置時間を延ばすと良いでしょう。
あとは、水垢対策として売られている研磨作用がある洗剤を正しく使うことも重要です。
本格的な洗剤は使い方もかなり限定的であり明確なルールが設けられているので、指示通りの正しい使い方をしないと効力を発揮してくれません。
特に、研磨作用が強い洗剤ではスポンジの選び方も重要でありスポンジ選びを間違えてしまったためにほとんど効力を発揮せずに『使えない洗剤』と評価されてしまうケースすらあります。
研磨作用がある洗剤は洗剤成分を水垢に擦りつけて洗うことが重要なのですが、柔らかいスポンジなどを使うと研磨剤を含めた成分がスポンジ側に吸収されていくので水垢が削れません。
研磨作用がある洗剤を使うときは、あまり吸収しないタイプの洗剤を使うか、スポンジそのものをラップで覆うといった対応が求められるのです。
こういった正しい使い方ができるかどうかもしつこい水垢が落とせるかどうかのキーポイントとなります。
水垢を放置していると大変なことに?
水垢を放置していると様々な汚れとくっつき、とても面倒な汚れに進化します。
さらに厄介なのが鏡に含まれているケイ素と水垢に含まれているケイ素が一体化してしまいシリカスケールが発生してしまうことです。
こうなると研磨作用がある洗剤を使ってもなかなか水垢が除去できないケースも出てくるでしょう。
シリカスケールはそれだけ厄介な汚れの一つなので、発生させないことが対策となってきます。
シリカスケールが発生しなくてもカルシウム・ナトリウム・マグネシウムなどの鉱物成分がより強固となり落としにくい汚れに変質していくので、早めの対策が必要なのです。
これで鏡にコーティングをしていた場合、使える洗剤や対処方が一気に少なくなるので対策がほとんど無くなってしまいます。
オススメの掃除頻度はどのくらい?
鏡の水垢対策はお風呂上がりに水分を除去することにありますので、こういった簡易的な掃除は毎日してもらいたいです。
出張などで家のお風呂を使わない人ならば話は別ですが、毎日お家のお風呂を使うという人は毎日簡単に掃除する必要が出てくるでしょう。
水垢対策となる本格的な洗剤を使うのは1ヶ月に1回程度もあれば十分ですが、お風呂の使用頻度と毎日のケアの仕方によって鏡の水垢付着具合も大きく異なりますので、目立つ水垢が発生したらすぐに洗剤を使って対策するのも良いと思います。
お風呂の鏡以外の場所の掃除方法について!
お風呂の鏡の掃除方法について詳しくみていきましたが、鏡以外にも掃除をしなければならないところがお風呂にはたくさんありますよね。
ここでは先ほど紹介することができなかった鏡以外の掃除方法について場所ごとに紹介していきます。
ここで紹介する掃除方法を参考にしていただいて、お風呂の汚れをきれいに落としてみましょう!
床
お風呂のふた
エプロン
サッシ
ドア
ドアのゴムパッキン
ドアのレール
ドアの通気口
天井
排水溝
エプロンの中
ガラスドア
ゴム栓
風呂釜
珪藻土
排水栓
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はセスキ炭酸ソーダが水垢が発生しているお風呂の鏡に使えるのかどうかをチェックしてきました。
結論としてクエン酸などとセットにすることで使えなくはないが答えになりますので、あえてセスキ炭酸ソーダを使う理由はありません。
お風呂場の鏡に使えないだけで他の掃除の場面では頻繁に登場するのがセスキ炭酸ソーダですので、持っていても絶対に無駄にはならないでしょう。
教訓としてセスキ炭酸ソーダは水垢が相手の場合はあまり活躍できないと覚えておいてください。
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