お風呂の排水溝はきちんとケアしておかないと、嫌な臭いが発する手をつけにくい場所になってしまいます。
今回はこのお風呂の排水溝の掃除方法を紹介しつつ、排水溝にはどんな汚れが溜まってるのか、掃除するにはどんなものを準備すれば良いのか、そもそも排水溝の掃除頻度はどの程度が理想なのかも見ていきましょう。
排水溝掃除を簡単にするための便利グッズがあるのかどうかも探っていきます。
お風呂の汚れた排水溝の掃除方法と注意点!
お風呂の排水溝を掃除するやり方は、排水溝の状況によって大きく変わります。
今回は髪の毛などが詰まっているとき、簡単な掃除をする時、本格的なカビ取りをする時の③パターンを紹介致します。
準備するもの
髪の毛などが詰まっているとき
・パイプクリーナー
・ゴム手袋
簡単な掃除をするとき
・古歯ブラシ
・浴室用中性洗剤
・スポンジ
・ゴム手袋
本格的なカビ取りをするとき
・塩素系漂白剤
・ゴム手袋
・マスク
・ゴーグル
・割り箸
・メラミンスポンジ
・セロハンテープ
やり方
こちらの動画は『裏技満載!浴室排水口の汚れと臭いをスッキリ落とす掃除法とコツ伝授【風呂掃除】』というタイトルで、本格的に塩素系漂白剤を用いて排水溝を掃除するやり方を紹介しています。
動画でも解説しているように、これは色々と用意しないといけない結構大変な掃除になりますので頻度は少なめのやり方となっています。
髪の毛などが詰まっているとき
①ヘアキャッチャーにたまっている髪の毛やゴミを取り除く
②パイプクリーナーを用意して流し込む
③30分程度放置する
④大量の水で洗い流す
簡単な掃除をするとき
①ヘアキャッチャーにたまっている髪の毛やゴミを取り除く
②取り外せる部品を全部取り外す
③中性洗剤をつけたスポンジで擦り洗いする 、細かい部分は古歯ブラシで擦り洗いする
④排水溝内部も古歯ブラシを使って擦り洗いする
⑤水で洗い流す
⑥バラバラにした部品を元に戻して設置する
本格的なカビ取りをするとき
①動画のように専用の掃除器具を歯ブラシやメラミンスポンジやセロハンテープを使って自作する
②ゴーグルやマスクやゴム手袋をきちんと着用する
③作業前に換気扇を回しておく
④ヘアキャッチャーにたまっている髪の毛やゴミを取り除く
⑤排水溝のパーツを全部取り外す
⑥外したパーツに塩素系漂白剤をかける
⑦排水溝内部は塩素濃度が濃いボトルタイプの塩素系漂白剤を投入して洗浄する
⑧15分程度放置する
⑨冷たいシャワーで洗い流す
⑩排水溝内部を自作した掃除器具で磨く
⑪バスタブに水を流し込む
⑫バラバラにしたパーツを元に戻して設置する
注意点
・塩素系漂白剤はお湯を使うと成分が分解されて臭いが強烈になるのでお湯を使ってはいけない、必ず水を用いること
・塩素系漂白剤は酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので非常に危険、クエン酸を使って掃除している場合は洗剤成分が残らないように徹底的に洗い流すこと
・塩素系漂白剤は臭いが強烈なので必ず使っている時は換気扇を回すこと
・体調が優れない人や呼吸器系の障害を抱えているという人は塩素系漂白剤を使った作業は行わず、他の人に任せること
・衣類や敷物に塩素系漂白剤が付着すると色落ちするので扱う場所や服装にも注意すること
・液が皮膚と目に付着しないようにゴーグルやマスクやゴム手袋は必ず着用すること
・外国製タイルは変色することがあるので変色する可能性があるので、お風呂の床に使ってみて変色するかどうかを一応チェックしておくこと
お風呂の排水溝を掃除する理由は?
排水溝の汚れを放置するとどんどん汚れが溜まってしまい流れが悪くなって悪臭を放つようになり、最終的にはつまります。
排水溝がつまると水が逆流するようになるので最悪の場合排水管が壊れてしまうリスクがあります。
こういったリスクを回避するためにも排水溝を掃除するのです。
排水管が壊れるレベルでつまるまで放置するという人は少ないと思いますが、悪臭を放って手を出しにくくなるとますます放置したくなってしまいますので、そういった気持ちが発生する前に対応することが重要になります。
排水溝にはどんな汚れが溜まるの?
お風呂場の排水溝でつまってしまう原因は髪の毛などの体毛とシャンプーやボディソープや石鹸などの石鹸カス、そしてその石鹸カスに含まれている皮脂が蓄積されていきます。
特に厄介なのが体毛の蓄積で、髪の毛が長い人ほどつまる確率が高まります。
髪の毛などの体毛はタンパク質を溶かせる洗剤を使うことでつまりを解消できるのですが、今回紹介したパイプクリーナーはこういった体毛を溶かす性質があるのでつまり解消効果があると言えるのです。
これが台所の排水溝の場合は洗剤や石鹸カス以外に植物油脂や動物油脂、そして食材カスなどが追加されるのでより複雑な汚れとなってきます。
同じ排水溝でも使い方によって汚れ方が変わってくるので、対処方も違うのです。
排水溝の掃除頻度はどのくらい?
排水溝の髪の毛除去などの簡単なお手入れは毎日が推奨されます。
今回紹介した簡単な掃除は2~3日に1回で十分でしょう。
塩素系漂白剤を使った本格的な掃除はカビ対策でもありますので1週間か2週間に1回程度がいいと思われます。
ただし、お風呂の汚れ方は使用頻度によって大きく変わりますので、使用頻度が多いお風呂の場合は掃除の回数も増やした方が良いでしょう。
逆に一人暮らしで出張でいないことも多く家のお風呂の使用回数が低いという人はそれだけ汚れるスピードも遅くなってくるので掃除の頻度も少なくなります。
大家族でお風呂の使用回数が四捨五入すると10回になってしまう場合は、掃除の頻度をかなりあげないと汚れるスピードも速いでしょう。
排水溝の掃除に便利なグッズ!
排水溝掃除で確実に役立つのがパイプクリーナーです。
具体的にはこちらの『パイプユニッシュ』を使ってください。
重曹やクエン酸をセットで使うことでパイプユニッシュの代わりの役目を果たしてくれますが、素直にパイプクリーナーを使った方が良いです。
あとはカビハイターなどの塩素系漂白剤を使って綺麗にしましょう。
他にも『ルックプラス 清潔リセット 排水口まるごとクリーナー』や『小林製薬 かんたん洗浄丸』など、排水溝掃除に役立つ道具は色々と売られていますのでこれらの掃除用具をうまく活用して排水溝を綺麗にしましょう。
お風呂掃除に関するよくある質問
お風呂は毎日掃除をしないといけない?
お風呂を使った後に毎回掃除をしている人はどのくらいいるのでしょうか?
特に冬の時期は湯船にお湯を溜める頻度が多いので、なおさら汚れが気になるところ。
結論から言うと、お風呂は使用頻度に関わらず掃除を毎日する必要はありません。
毎日掃除をしていると家事の負担が増えてしまうので、1週間に1回くらい掃除をすることができればOKでしょう。
入居した時点でお風呂が汚れていたら?
入居したてでお風呂がすでに汚れていたら、管理会社に連絡をして掃除を依頼してください。
今ならまだ、初期のハウスクリーニングに不備があったと言うことができるので、早めに対応したほうがいいですよ。
また、住んでいたらお風呂は必ず汚れていきます。
定期的に掃除をし、お風呂を清潔に保つことができれば退去時にかかるかもしれないクリーニング費を抑えることができるかもしれません。
洗剤が残ったままお湯を溜めたら入らない方がいい?
お風呂を掃除してから湯船にお湯を張るとき、洗剤が残っている状態でお湯を張ってしまったことはありませんか?
湯船に溜めたお湯に泡が浮いているときにお風呂に入っても体に問題はないのでしょうか?
まず、お風呂の洗剤は肌や髪に悪影響なので、勿体無いですが溜めたお湯を捨て、もう一度お湯を溜めましょう。
お湯が勿体無いという場合は、洗濯などで使うようにしましょう。
お風呂上がりの水切りはどのくらいの人がしているの?
お風呂のカビなどの汚れを防ぐのに効果的な「水切り」。
実際にどのくらいの人がお風呂上がりに水切りを行っているのでしょうか。
ネットで調べてみると、毎日欠かさず水切りをしているという人もいたり、今まで全く水切りをしたことがないという人もいました。
あとは自分がどのくらいお風呂を清潔に保ちたいのかで水切りの頻度は変わると思いますので、お風呂を清潔に保ちたい人は積極的に水切りをしてくださいね。
排水口に洗剤の泡が溜まって流れないときは?
お風呂を掃除してシャワーで洗い流すとき、排水口に泡が溜まってなかなか流れなかった経験はありませんか?
そんな時は何が原因なのでしょうか?
まず考えられることは、髪の毛が溜まっていることです。
髪の毛を取るだけでもかなり効果があるので、一度試してもらいたいです。
それでも泡が流れない場合は業者に一度相談をしてみてもいいかもしれません。
バスシューズは意味があるの?
お風呂掃除の素気に使われるバスシューズ。
バスシューズを履いてお風呂掃除をすることに意味があるのでしょうか?
ネット上で調べてみる、多くの方々が足元が濡れることに対して特になんとも思っていないという意見の方が多かったです。
足元よりもズボンが濡れることの方がいやという意見が多く、レインパンツを履くと言っている人がちらほらとみられました。
お湯を抜いたらすぐに洗わないと不衛生?
お風呂のお湯を抜いてからすぐに掃除をしないと不衛生と感じる方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、お湯を抜いても抜かなくても衛生面では特に変わりません。
好きなタイミングでお湯を抜いて、掃除ができる時間にしっかりと綺麗にしましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はお風呂の排水溝を掃除する方法についてまとめました。
排水溝掃除の方法はいくつかありますが、つまった場合は専用の洗剤を使って洗い流してしまいましょう。
本格的な掃除をする場合は塩素系漂白剤が必須となりますので、掃除しやすい塩素系漂白剤を用意してください。
できればジェルタイプだと密着してくれるので、ジェルタイプの塩素系漂白剤を用意してください。
お風呂の排水溝以外のオススメ掃除方法!
お風呂は排水溝以外にもたくさん掃除をするところがありますよね。
ここでは排水溝以外の掃除方法についてまとめたので、詳しくみていきましょう。
お風呂をキレイにして気持ちよく入浴しましょう。
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