オキシクリーンは現代生活における万能の酸素系漂白剤という扱いになっていますが、シャワーヘッドの洗浄にも使うことができます。
今回はオキシクリーンを使ったシャワーヘッドの簡単掃除方法を紹介しつつ、オキシクリーンを使う時の注意点やシャワーヘッドの掃除頻度も見ていきましょう。
シャワーヘッドを綺麗に保ち続けるにはどうしたら良いのかも見ていきます。
オキシクリーンを使ったシャワーヘッドの簡単掃除方法!
オキシクリーンを使ったシャワーヘッドの掃除方法も基本的にはクエン酸などを用いてつけ置きするやり方と一緒です。
それを踏まえた上でどんな違いがあるのかに注目していきましょう。
準備するもの
・オキシクリーン
・バケツか洗面器
・ゴム手袋
・古歯ブラシ
・爪楊枝
・スポンジ
・タオルや雑巾
・シャワーの説明書
・ドライバー
やり方
こちらの動画は『オキシクリーンでシャワーホース&ヘッドを掃除/カビ/黒ずみ/風呂場/築40年マンション』というタイトルで、オキシクリーンを使ってシャワーホースとシャワーヘッドをつけ置きしている様子がわかる動画です。
つけ置きする部分はそこまで解説していませんが、オキシクリーンを使うとどうなるのかがわかる動画として参考になるのでご覧ください。
オキシクリーンを使ったつけ置き洗いの方法
①シャワーの説明書で分解できるかまたは分解する方法はどうなっているのかを確認する
②シャワーヘッドをホースから取り外し、穴が空いている散水板やフィルターなどを取り外す
③50℃程度のお湯にお湯とオキシクリーンの割合を4L:1杯という割合で混ぜてオキシクリーン溶液を作る
④オキシクリーン溶液にバラバラにしたシャワーヘッドを入れる、分解できないのならシャワーヘッドをそのまま入れる
⑤1時間から6時間、時間調整がつかないのなら一晩つけ置きする
⑥放置が終わるとある程度よごれが落としやすくなっているので、古歯ブラシを使って大まかな汚れを落とし穴に付着している汚れは爪楊枝で除去する
⑦水洗いしながらスポンジで全体を擦り洗いする
⑧バラバラにしたシャワーヘッド全体を水ですすぐ
⑨タオルで水分を拭き取る
⑩バラバラにしたシャワーヘッドを元に戻す
注意点
・構造的に外せないタイプのシャワーヘッドも中には存在しているので、外せないシャワーヘッドならば無理に分解しないこと
・メーカー事に分解方法は異なるので必ず説明書を見て確認しながら作業を行うこと
・分解するとネジやパッキンなどの細かいパーツが出てくるので、なくさないように注意すること
・散水板はネジ止めされているケースもあるが回転して外せるケースもあるのでどんなタイプなのかをよく確認すること、ネジ止めタイプを無理矢理回転させると壊れるので要注意
・シャワーヘッドにあるパッキンはホコリなどがついている状態で元に戻すと水漏れする危険性があるので、できるだけホコリがつかないようにすること(理想はウェスとアルコールを使ってパッキンを拭く)
・シャワーヘッドは外側はかなり頑丈に作られているので傷がつきにくいのだが、内側のパーツは傷つきやすくなっているケースが多いので強く擦り洗いするのはNG
・浄水器などがついているシャワーヘッドの場合はフィルターやカートリッジなど部品点数が多いので、分解作業中にパーツを壊したり無くしたりしないようにすること
・オキシクリーンはお湯を使うことで洗浄力がアップするので50℃程度のお湯を使うと効率が良い、ただし暑すぎると成分が分解されるので要注意
オキシクリーンを使うときの注意点は?
オキシクリーンは酸素系漂白剤であり、重曹やセスキ炭酸ソーダよりも強力なアルカリ性洗剤故の注意点もあります。
・密閉した容器に入れると破裂する恐れがある、オキシクリーンは空気と反応してガスが発生するので密閉する容器に移し替えるのはNG
・宝石類・金属全般・金属製の付属品など使えない素材が多数あるので要注意
・使える素材でも錆びている部分や乾いた塗料はNG
・使用量の目安よりも多量に使用すると色落ちする確率が上がるので要注意
・オキシクリーンは保存できるが、オキシペーストや溶液にすると保存ができないので使い切ること
・オキシクリーンは日本版とアメリカ版だと成分が異なる、アメリカ版は界面活性剤と香料が含まれているので界面活性剤入りが使いたいならこちらを選ぶこと
・アメリカ版と日本版はパッケージサイズや付属スプーンのサイズも違うので要注意
・オキシクリーンは塩素系漂白剤と違い臭いは強烈ではないが皮膚に付着したときの影響はあるので、ゴム手袋は必須
シャワーヘッドの掃除頻度について!
シャワーヘッドの掃除頻度は分解して行う本格掃除は1ヶ月に1回程度も行えば十分でしょう。
分解作業に慣れていないと時間がかかってしまいますが、慣れるとサクサクと分解できるようになるので作業時間も減ります。
ただし、外側は汚れてしまうので風呂を掃除するタイミングで定期的に洗って下さい。
特に表面は水垢ができやすいので、中性洗剤などを使って浴槽を洗うついでにシャワーヘッドも綺麗にしましょう。
掃除をサボるとシャワーヘッドはどうなる?
シャワーヘッドには水垢・皮脂汚れ・石鹸カス・黒カビの4種類の汚れが存在しますが、掃除をサボるとこれらの汚れが蓄積されていきます。
特に要注意なのが黒カビでこの黒カビがシャワーヘッドの内部に発生するととっても除去が面倒になります。
もともとシャワーヘッドは外側がとても頑丈ですが、内側に使っているパーツはかなり柔らかく硬めのタワシやスポンジで擦ると削れることすらあります。
そんなもろい素材に黒カビが発生すると削り落とすこともできませんし、塩素系漂白剤とも相性が悪いのでできることが限られてしまうのです。
塩素系漂白剤をちょっと使って黒カビを除去するという選択肢もありますが、内部にしつこい黒カビが発生してしまった場合は対処できないと考えて交換した方が良いでしょう。
つまり、放置しすぎるとどうしようもなくなるのでシャワーヘッドの交換が必要になってしまうのです。
シャワーヘッドを綺麗に保つ方法!
シャワーヘッドを綺麗に保つためには定期的に掃除することが一番です。
シャワーヘッドの汚れで多いのがやはり水滴から発生する水垢なので、使い終わった後に水滴を残さないようにケアすれば汚れが発生する確率はかなり減ります。
浴室の水分をきちんと切るようにするとカビの発生確率が減りますので、浴室の水気除去のタイミングでシャワーヘッドの水気も除去しましょう。
シャワーヘッド以外のお風呂を綺麗にする場所ごとの掃除方法!
ここまでオキシクリーンを使ったシャワーヘッドの掃除を詳しくご紹介してきましたが、お風呂には掃除をしなければならないところがまだまだたくさんありますよね。
そこで、お風呂全体を綺麗にするためのシャワーヘッド以外の掃除方法についてご紹介いたします!
ここで紹介している掃除方法をぜひ参考にしていただき、常にお風呂を清潔に保ってくださいね。
それでは詳しくみていきましょう。
床
お風呂のふた
エプロン
サッシ
ドア
ドアのゴムパッキン
ドアのレール
ドアの通気口
天井
鏡
浴槽
排水溝
ガラスドア
ゴム栓
風呂釜
珪藻土
シャワーフック
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はオキシクリーンを使ってシャワーヘッドを綺麗にする方法をまとめました。
オキシクリーンを使ったつけ置き洗いでかなり汚れが落とせますので、クエン酸とセットで運用すると良いでしょう。
オキシクリーンはアルカリ性なので水垢といった酸性汚れにそこまで強くないので、クエン酸を使ったつけ置き洗いも取り入れるとより清潔に保つことができます。
シャワーヘッド以外のオキシクリーンを使った掃除方法!
ここではオキシクリーンを使ったシャワーヘッド以外の掃除方法についてご紹介いたします。
いろんなところにオキシクリーンは使えるので、ぜひ参考にして家の中をキレイに保ちましょう!
コメント