塩素除去タイプのシャワーヘッドを使って身体や髪の毛を洗っている人も多いと思いますが、この塩素除去タイプのシャワーヘッドは通常のシャワーヘッドとは掃除の仕方も異なるので要注意です。
今回は塩素除去タイプのシャワーヘッドを掃除する方法について詳しく解説致します。
そもそも塩素除去機能搭載のシャワーヘッドは普通のシャワーヘッドと何が違うのか、塩素除去機能搭載のシャワーヘッドが汚れる原因は何なのかも見ていきましょう。
塩素除去タイプのシャワーヘッドの簡単掃除方法!
塩素除去機能があるシャワーヘッドはものすごい種類があり、構造も使っているパーツも異なっているのですべての塩素除去機能搭載シャワーヘッドの掃除の仕方は同じではありません。
それを踏まえた上で、具体的な掃除方法を知る必要があります。
準備するもの
絶対に必要なもの
・シャワーやシャワーヘッドの説明書
・ゴム手袋
・クエン酸
・スポンジ
・雑巾
・古歯ブラシ
・バケツや風呂桶
・爪楊枝かまち針
・小物入れ
状況によって必要になるもの
・マスク
・ゴーグル
・キッチンペーパー
・中性洗剤
・塩素系漂白剤
・食品用ラップ
・輪ゴム
・プラスドライバー
やり方
塩素除去機能搭載シャワーヘッドは種類が非常に豊富なので、まずはどのように分解することが可能なのかを知るところからスタートしてください。
分解方法を間違えると破損してしまうケースもありますので、説明書は必須です。
塩素除去機能があるシャワーヘッドの掃除方法
①シャワーヘッドの説明書を確認してどのように分解できるのかをチェックする、ドライバーなど必要な工具がなんなのかも必ずチェックすること
②分解方法を確認しつつまずはシャワーヘッドをホースから取り外す、細かいパーツが発生したら小物入れに入れてなくさないようにする
③散水板やカートリッジなど取り外せるパーツを取り外していく
④パーツを分解できるところまで分解する
⑤バケツか風呂桶に50℃程度のお湯を入れクエン酸を水100mlに対して小さじ1/2杯の割合で投入しクエン酸水を作る
⑥分解したパーツをクエン酸水に漬ける、なくさないように小物入れに入れている部品も同じようにつけ置きする
⑦1時間程度放置する
⑧古歯ブラシやスポンジなどを使って部品を洗っていく、目詰まりがあるならまち針や爪楊枝で綺麗にする
⑨雑巾で乾拭きして水気を飛ばす
⑩バラバラにしたパーツを元に戻して作業終了
注意点
・O-リングは使っている素材によって酸性洗剤も塩素系漂白剤も使えないケースがあるため洗剤を使っての洗浄はあまりお勧めできない、素材がわからない場合は水洗いで基本は済ませること(詳しくはこちらのサイト(https://www.morisei-kako.co.jp/material/chemical_list.html)にある耐性薬品リストから見ることができるがこのようにO-リングでも耐性がかなりバラバラである)
・塩素除去機能搭載シャワーヘッドはカートリッジなど通常のシャワーヘッドではないパーツが存在するために分解するときに生じる部品点数が多い、そのためなくさないようにすること
・シャワーヘッドのパーツによってはクエン酸水でのつけ置きができないケースもあるので、必ず説明書をよく読んで使える洗剤は何なのか、洗浄方法がどうなっているのかを確認すること
・酸性洗剤もアルカリ性洗剤もNGの場合はお風呂用の中性洗剤で洗う
・カビが発生している場合は塩素系漂白剤を使うが、塩素系漂白剤を使う場合はゴーグルやマスクを必ず着用すること
・シャワーヘッドそのものと塩素系漂白剤がそこまで相性が良くないので使う場合は最低限かつ短時間にすること
・シャワーヘッドの水垢があまりにもひどい場合は、クエン酸の濃度を高めにしたクエン酸水を用意して用いる
・シャワーヘッドを外すことができなかった人はスプレーボトルにクエン酸水を入れ、ホースから外さない状態でシャワーヘッドにクエン酸水を散布し、さらにその上からキッチンペーパーをまき付け輪ゴムで固定し、クエン酸水をさらにさらに噴射して密着させて汚れを取る
普通のタイプと塩素除去との違いは?
通常のシャワーヘッドと塩素除去機能搭載シャワーヘッドの大きな違いはカートリッジがとりついていることです。
そのため、塩素除去機能搭載シャワーヘッドは部品点数が多く分解作業難易度も上がります。
昔は通常のシャワーヘッドよりも塩素除去機能搭載シャワーヘッドの方が圧倒的に値段が高かったのですが、今ではお値段抑えめの塩素除去機能搭載シャワーヘッドもあるので値段による差異は生じにくいと思っています。
塩素除去タイプのシャワーヘッドが汚れる原因は?
塩素除去機能搭載シャワーヘッドが汚れる原因は通常のシャワーヘッドと同じく水垢・石鹸カス・皮脂汚れの3つが主体で、そこから放置することでカビが発生します。
ただし、塩素除去機能搭載シャワーヘッドは塩素を除去しているため水垢は発生しにくいです。
それでも『水道水』モードと『除塩素水』モードが切り替え可能なタイプだと、水垢汚れも必ず発生するでしょう。
水垢汚れがひどくなりやすい通常のシャワーヘッドよりはマシになるでしょうが、それでも水垢汚れは状況や使い方次第で出てきますので対策は必須となります。
また、身体や髪の毛を洗っているときに使うボディソープやシャンプーなどが飛び跳ねて付着し固まった石鹸カス汚れや、この石鹸カスに紛れている皮脂汚れなどは通常のシャワーヘッドと同じく発生するのでこちらのケアも必要です。
シャワーヘッドの掃除を放置していると?
シャワーヘッドの掃除を怠ると黒カビの発生に繋がります。
黒かびが内部に発生しているシャワーヘッドは使う度に汚水をまき散らすことになりますので、いくら塩素を除去したところで別の悪い影響が出るようになってしまうでしょう。
個人的な感想も含みますが、塩素除去機能搭載シャワーヘッドは部品点数が多く通常のシャワーヘッドよりも分解掃除が大変なので、掃除を怠って分解掃除の頻度が増えること自体が大きなマイナスになると思っています。
分解掃除が推奨されているのならいいですが、推奨されていない場合は何度も分解して元に戻すといった作業をすることで元の性能を発揮できなくなってしまうパターンもあるのです。
掃除頻度はどのくらいがオススメ?
通常のシャワーヘッドの場合は1ヶ月に1回程度の頻度での掃除が推奨されます。
今回紹介した分解掃除ならば3ヶ月に1回程度になるでしょう。
ただし、シャワーヘッドの汚れるスピードは日頃のケアと使用頻度によって大きく変わってきますのであくまでも目安として考えてください。
少しでも目詰まりが発生したらすぐに掃除をするというスタンスの方が良いと思います。
シャワーヘッド以外のお風呂の掃除方法とポイント!
ここまで塩素除去タイプのシャワーヘッドの掃除を紹介してきましたが、お風呂には掃除をしなければならないところがまだまだ多いですよね。
そこで、お風呂全体を綺麗にするための場所ごとの掃除方法についてご紹介いたします!
ここで紹介している掃除方法をぜひ参考にしていただき、常にお風呂を清潔に保ってくださいね。
それでは詳しくみていきましょう。
エプロン
床
お風呂のふた
サッシ
ドア
ドアのゴムパッキン
ドアのレール
ドアの通気口
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は塩素除去機能搭載シャワーヘッドの掃除方法を記載しました。
塩素除去機能搭載シャワーヘッドは通常のシャワーヘッドよりも掃除するには扱いが難しくなりますので、気をつけて作業しないといけません。
個人的には掃除を含めたケアがどれだけできるのかを含めて塩素除去機能搭載シャワーヘッドを購入してもらいたいです。
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