お風呂のパッキンは放置しすぎると黒カビが発生してしまいなかなか落とせずにイライラしてしまうことがあります。
今回はこのパッキンに発生してしまった黒カビを綺麗に掃除する方法を詳しく解説し、落ちないときの対処法も見ていきます。
黒カビはどうやったら予防できるのか、予防する方法も見ていきましょう。
お風呂のパッキンにできた黒カビを落とす掃除方法!
お風呂場の黒カビを除去するには塩素系漂白剤を使うことが一番ですが、しつこすぎる黒カビが相手の場合はこの塩素系漂白剤をどのように使うのかで効果が変わってきます。
ここでは片栗粉を使ったちょっと特殊なやり方を見ていきましょう。
準備するもの
・塩素系漂白剤
・サランラップ
・スプーンなどのかき混ぜるもの
・かき混ぜるための容器
・キッチンペーパー
・ゴム手袋
・タオル
やり方
こちらの動画は『【大掃除】ハイター+片栗粉でお風呂のゴムパッキンの黒カビ除去【DIY】』というタイトルで、塩素系漂白剤のキッチンハイターと片栗粉を使った黒カビ対策となります。
塩素系漂白剤を使う場合はできる限り液に密着させることが重要なのですが、この方法として片栗粉と混ぜて剥がれない世に密着させるというやり方をしているのです。
このやり方ならキッチンペーパーなどを使って張り付かせるという方法は不要となります。
片栗粉を使わないという人は、キッチンペーパーを用意して貼り付けると同じような作用をもたらしてくれます。
片栗粉を使ったパッキン黒カビ対策
①ゴム手袋を着用し、片栗粉と塩素系漂白剤が1:1の割合になるように紙コップなどに入れる
②つぶしたときによく伸びる程度になるように混ぜる、粉っぽさがある場合は塩素系漂白剤を追加する
③タオルで拭いて水気を飛ばす
④作成したペーストをカビが発生している部分に塗る
⑤はみ出た部分をキッチンペーパーなどで拭く
⑥塗った部分の上からラップをして密着させる
⑦10分から15分程度放置する
⑧ラップを剥がして洗い流す
⑨黒カビがどうなっているのかを確認する
⑩黒カビがまだ残っている場合は③から⑧の行程を繰り返す
⑪カビを剥がし終えたらタオルで水気を完全に除去する
注意点
お風呂のパッキンに黒カビができる原因は?
カビの発生メカニズムを理解することは、その予防や対策に非常に重要です。
お風呂場においてカビが発生する主な原因は「温度」「湿度」「汚れ」の3つに分類されます。
これを知ることで、日常の清掃時に特に注意すべきポイントが明確になります。
温度が高い
カビは20〜30℃の温度範囲で繁殖しやすく、お風呂場はこの理想的な温度を提供します。
特に風呂の蓋を閉めずに放置すると、湯気が浴室内に充満し、カビの繁殖に適した環境を作り出します。
お風呂使用後は蓋をして、換気を行うことで温度を抑えることができます。
湿度が高い
湿度が70%以上もカビの繁殖に適した環境です。
湯気が充満して換気が不十分な場合、湿度が上昇し、カビが増殖します。
これを防ぐためには、お風呂使用後の湿度対策が必要です。
浴室乾燥機の使用や換気扇の稼働が効果的です。
対策機器の活用
換気乾燥暖房機は、その名の通り換気や乾燥機能を兼ね備え、浴室の湿気を外部へ排出して乾燥させることができます。
更に高機能なモデルとしては、マックス製のプラズマクラスター搭載「浴室換気乾燥暖房機」があります。
この機器は、空中に浮遊するカビ菌や細菌に対して、細胞膜のタンパク質を分解し無効化する能力があります。
これらの知識と対策を活かして、お風呂場を清潔で快適な空間に保ちましょう。
黒カビをそのままにしているとどうなる?
黒カビを放置すると一気に増殖して非常にしつこい汚れとなってしまいます。
黒カビは放置すると根を張るので、なかなか落ちないとっても頑固な汚れとなるのです。
しかも黒カビの菌糸にはメラニン色素があるので死滅しても黒い色素が残ってしまい、掃除しても綺麗にならない事実にイライラしてしまうでしょう。
また黒カビは放置することで胞子を空気中にまき散らしてしまうので、胞子による健康被害が発生する可能性もあるのです。
これが非常に厄介で、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症などの病気を引き起こします。
元々呼吸器系の疾患を抱えている方は特に辛く、息切れや呼吸困難といった症状が出てしまうでしょう。
他にもアレルギー性鼻炎や夏型過敏性肺炎、水虫まで引き起こすので黒カビを放置するのは非常に危険なのです。
エアコンを掃除することなく放置しているとエアコン内部で黴が増殖し、久々にエアコンを使うと黒カビが室内に大量にまかれるので夏型過敏性肺炎を発症するというケースもあります。
黒カビがどうしても落ちない時は?
黒カビは色素沈着が発生するので放置期間が長すぎるとなかなか落とせない汚れになってしまいます。
交換できるパーツならば交換することも可能ですが、ゴムパッキンのように交換できない場所で発生したしつこい汚れはほぼ対処は不可能と考えた方が良いでしょう。
今回紹介した塩素系漂白剤のパックはかなりの効果があるので、これでもほとんど効果がない場合はプロに依頼するか諦めるかしかないのです。
塩素系漂白剤の小麦粉ペーストに触れている時間を延ばすとか、より強力な塩素系漂白剤を使うという選択肢もありますが、いくらやってもダメな場合はプロに依頼するか諦めるという選択肢しかありません。
黒カビを防ぐオススメの方法!
黒カビを防ぐには徹底的に湿度と水気と温度を管理することです。
まずしてもらいたいのがお風呂上がりに50℃程度のシャワーを全体にかけて、その後冷水シャワーを全体にかけるという行動です。
これはカビは50℃以上の高温に5秒以上触れることで活動がかなり抑えられますし、冷水をかけることでも動きを阻害できます。
その後水気をしっかりと除去するために必ずタオルで拭いてください。
水分が残っているとそれだけ湿度が上がりやすくなり水垢といった汚れと共にカビの発生確率もアップしてしまいます。
あとは換気扇を回して浴室の湿度を下げることも重要です。
湿度が低下すればそれだけカビが発生する確率も減ります。
パッキンの黒カビに効果的なオススメ洗剤!
パッキンの黒カビ対策で推奨される洗剤は色々とあります。
動画の場合は『キッチンハイター』を使っていますが、個人的にお勧めしたいのが『茂木和哉 浴室用カビとり密着ジェルスプレー』です。
いわゆるジェルタイプのカビ取り洗剤でこれは汚れにくっつきやすくペースト状にする必要がないというのが利点となっています。
カビを除去するには塩素濃度が重要なのですが、使いやすいスプレータイプはそれだけ塩素濃度が薄めになるのである程度高い塩素濃度を保っているジェルタイプの茂木和哉の洗剤はかなり有用と言えます。
他には『業務用 カビとり一発』などカビ取り用洗剤はかなり種類がありますので、お気に入りを見つけると良いでしょう。
お風呂の掃除に関するよくある質問
お風呂掃除の頻度はどれくらいが理想ですか?
お風呂掃除の頻度は家庭や使用状況によって異なりますが、一般的には週に1回程度の掃除が推奨されています。
特に湿度が高くカビや汚れが付きやすい場合は、より頻繁に掃除することが望ましいです。
お風呂のカビ対策には何をすればいいですか?
お風呂のカビ対策としては、まず浴室を乾燥させることが基本です。
浴室乾燥機があれば利用する、または風呂上がりに換気扇をしばらく回すことで湿度を下げます。
さらに、カビ専用の洗剤を使用して定期的に掃除することも効果的です。
お風呂場の排水口の臭い対策は?
排水口の臭い対策としては、排水口とその周辺を定期的に掃除し、排水口専用の消臭剤を使用する方法があります。
また、髪の毛やゴミが溜まらないようにフィルターを清掃することも、臭いを予防する助けとなります。
どのような洗剤がお風呂掃除に適していますか?
お風呂掃除に適した洗剤は、用途や汚れの種類によって異なります。
一般的な汚れには中性洗剤が良く、カビにはカビ用の洗剤、水垢にはクエン酸や塩酸系の洗剤が効果的です。
ただし、洗剤の成分によっては浴室の素材を傷める可能性があるため、使用前には必ず取扱説明書を確認してください。
お風呂掃除の手順はどうすれば効率的ですか?
効率的なお風呂掃除の手順としては、まず床や壁に洗剤をかけ、しばらく置いてからブラシでこすります。
次に、シャワーで洗剤を洗い流し、最後に排水口や浴槽の縁などの細かい部分を掃除すると良いでしょう。
このように段階を踏むことで、効率よく掃除することが可能です。
お風呂の黒ずみ除去にはどのような方法がありますか?
お風呂の黒ずみ除去には、重曹と水を混ぜてペースト状にしたものを使用する方法が効果的です。
このペーストを黒ずみが出ている部分に塗り、しばらく放置した後にブラシでこすると黒ずみが取れやすくなります。
ただし、素材によっては重曹が適していない場合もあるので、事前に確認が必要です。
高圧洗浄機を使用する場合の注意点は?
高圧洗浄機を使用する場合、その威力が非常に高いため浴室の素材を傷つける可能性があります。
そのため、使用前に必ず取扱説明書をよく読み、適切な圧力設定やノズルの選択を行うことが重要です。
また、水しぶきが飛ぶことを考慮して、周囲の電気製品などには十分注意を払いましょう。
シャワーヘッドの掃除はどのように行うべきですか?
シャワーヘッドの掃除には、クエン酸と水を使った浸漬方法が一般的です。
シャワーヘッドを外し、クエン酸水に数時間から一晩浸けると、水垢や汚れが簡単に取れます。
定期的な掃除で、シャワーの水流が良くなるだけでなく、バクテリアの繁殖も防ぐことができます。
お風呂掃除に使うブラシは何を基準に選べばいいですか?
お風呂掃除用のブラシを選ぶ際は、ブラシの硬さ、形状、そして手になじむグリップが重要です。
硬すぎるブラシは浴室の素材を傷つける可能性がありますので、目的に応じて適切な硬さを選ぶようにしましょう。
また、角や狭いスペースにも届くような形状が便利です。
掃除後のお風呂のメンテナンスには何が効果的ですか?
掃除後のメンテナンスとしては、バスローム専用の防カビスプレーを使用する方法があります。
これにより、次回の掃除が簡単になり、カビや汚れが付きにくくなります。
また、毎回の入浴後にしっかりと換気することで、湿度を抑制し、カビの繁殖を防ぐことができます。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は浴室のゴムパッキン部分に発生する黒カビ対策を調べていきました。
基本的に黒カビ対策は塩素系漂白剤となりますが、この塩素系漂白剤をどのように用いるのかで違いが出ています。
塩素系漂白剤はスプレータイプだと塩素濃度が薄くなるので、しつこすぎるカビをどうにかしたいという人はボトルタイプやジェルタイプの塩素系漂白剤を用意してください。
お風呂のパッキン以外の掃除方法まとめ!
今回紹介したパッキンの黒カビ掃除ですが、お風呂にはまだまだ掃除をしなければならないところがあります。
ここではパッキン以外のところの掃除方法についてもまとめているので、ぜひ参考にしていただき、お風呂を清潔に保ちましよう!
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