お風呂の鏡に発生してしまった頑固な水垢を落とす方法はいくつかありますが、その方法の一つが研磨作用が強いクレンザーを使って削り取ってしまうことです。
今回はこのクレンザーを使った掃除方法を具体的に紹介致します。
誤った使い方をすると鏡を傷付けてしまいますので、正しい使い方を学びましょう。
お風呂の鏡ついた頑固な水垢をクレンザーで掃除する方法!
クレンザーには『粉末タイプ』と『クリーム・液体タイプ』があります。
粉末タイプのクレンザーは80%~90%が研磨剤成分なので非常に研磨作用が強く、鏡相手に使うのはアウトです。
ココで使うのはクリーム・液体タイプのクレンザーでこちらは20%~50%程度の研磨剤成分となっています。
準備するもの
・クリーム・液体タイプのクレンザー
・中性洗剤
・クエン酸
・ラップ
・スポンジ
・キッチンペーパー
・マイクロファイバークロス
・ゴム手袋
・スプレーボトル
やり方
こちらの動画はクレンザーを実際に使って浴室鏡の汚れを除去している動画です。
タイトルは『サンポールとクレンザーで鏡のウロコ落としにチャレンジ!』で強力な酸性洗剤であるサンポールを使ってからクレンザーで水垢を落としています。
似たようなやり方になりますので参考にしてください。
ただし、ここで紹介するのは非常に頑固な水垢対策となりますので一工程多くなっています。
様々な洗剤とクレンザーを使って水垢を落とす方法
①用意したお風呂用中性洗剤を使って鏡表面の汚れを落とす
②乾いたタオルを使って水気を除去する
③40度のお湯200mlとクエン酸小さじ1杯をスプレーボトルに入れてクエン酸水を作る
④作ったクエン酸水スプレーを鏡全体に噴射する
⑤その上からキッチンペーパーを貼り付ける
⑥貼り付けたキッチンペーパーの上からクエン酸水をスプレーして密着させる
⑦さらに全体をラップで覆う
⑧1時間から3時間程度放置する
⑨ラップとキッチンペーパーを剥がす
⑩水で全体を洗い流す
⑪マイクロファイバークロスやタオルで水気を除去する
⑫水垢の状態を確認する
⑬スポンジをラップでくるむ
⑭ラップでくるんだスポンジにクレンザーを載せて鏡全体を擦っていく
⑮全体的にクレンザーで擦り洗いをして滑りがよくなったらシャワーで洗い流す
⑯マイクロファイバークロスやタオルで水気を除去する
注意点
・クレンザーの成分が残らないように使い終わった後は丁寧に洗い流すこと
・クレンザーを使う前に中性洗剤とクエン酸を使う理由は、まず表面の汚れを中性洗剤で落とした後にクエン酸で水垢を柔らかくするため
・直接クレンザーを使うと汚れが落としにくくなるので、必ず中性洗剤やクエン酸を使って汚れを削りやすい状況を作ること
・通常のスポンジにクレンザーを使うとクレンザーの成分がスポンジ側に吸収されて効果が非常に出にくくなるので、クレンザーを使う時はスポンジに吸収されないようにラップで覆うこと
・スポンジの代わりにアルミホイルを使う方法もある
・アルミホイルを使う場合は強く押し当てながら擦り洗いをすること
・クレンザーを水垢掃除をすると削れていく感覚がわかるので、その感覚がなくなるまで徹底的に掃除すること
クレンザーを使用するときの注意点
クレンザーを使うためにはいくつかの注意点があるのでそちらを抑えていきましょう。
・クレンザーはアルカリ性なので使う時は必ずゴム手袋をして作業をすること、皮膚につくと皮脂も洗い流されてしまうので手荒れの原因となる
・クレンザーは通常のスポンジに使うと成分がスポンジに染みこんで研磨作用がほとんど発揮されなくなってしまう、そのためクレンザーを使う時は薄いスポンジを使うかラップで覆って浸透しないようにしてから用いること
・研磨作用が抑えられているクリームや液体タイプのクレンザーでも研磨作用が他の洗剤よりはかなり強いので、強く擦りすぎないようにすること
・強く擦ると鏡が傷だらけになる可能性があるため、クレンザーを使う時は円を描くように優しく磨くようにすること
・クレンザーで削るという作業は手の感覚が重要で、注意深く作業を進めると削れている感覚が手でわかってくる、その感覚を大切にして作業を進めること
・コーティングをしている鏡にクレンザーを使うと中途半端にコーティングが剥がれてしまうので使わない方が良い
・クレンザーは気や素焼きタイルなど水が染みこんでしまう素材や貴金属には使えないため要注意
・クレンザーにも実は色々と種類があるのでその中から気に入った物を選ぶこと
お風呂の鏡に水垢がつく原因は何?
水垢がお風呂の鏡についてしまう理由は、水道水に含まれているカルシウムやシリカなどの鉱物成分が固まってしまうことです。
特に東日本は硬水になっているため水道水に含まれるミネラル成分が多めであり、どうしても蒸発したときにミネラル成分が凝固して水垢が発生してしまいます。
もっと端的に表現すると『鏡に付着した水を放置すると水垢になってしまう』と言えるでしょう。
逆に考えると鏡に付着した水をしっかりと除去するように動けば水垢はある程度防ぐことができるのです。
水垢を防ぐためのオススメの方法は?
水垢を防ぐ方法は、お風呂を使った後に鏡掃除を毎回行うことです。
洗剤を使った入念な掃除である必要は無いので、水分が除去できるように拭くことだけを毎日意識してください。
これだけでも水垢発生確率はかなり減ります。
あとは、換気扇を回す頻度を多くすることとかシャワーヘッドを水道水にミネラル成分を除去できる『浄水シャワーヘッド』を使うというやり方あります。
浄水シャワーヘッドならミネラル成分がかなり減らされるので、結果的に鏡掃除の頻度も減るでしょう。
クレンザーでも水垢が綺麗にならない時は?
クレンザーを使っても水垢が綺麗にならない時は、クレンザーの使い方が間違っているかより強力な洗剤を使わないといけない状況になっているのかの2択です。
クレンザーを使って綺麗にならなかったといった情報がネット上でもたまに見受けられますが、ほとんどの人がスポンジが柔らかいタイプのものを使っているなど掃除の仕方を間違っているのでまずは自分がどんな使い方をしたのかを思い返してみましょう。
正しいやり方をしてもダメなときは、しつこすぎる水垢が相手となっているのでダイヤモンドパッドで無理矢理削るか、シリカスケール対策の洗剤を使うといった別のやり方を求められます。
お風呂の鏡以外に掃除をしなければならない場所!
お風呂には鏡以外にも掃除をしなければならない場所がたくさんあることをご存知でしょうか?
ここでは鏡以外にどこを掃除したらいいのか、掃除のやり方はどうしたらいいのかについてまとめました。
場所ごとに掃除方法が異なる場合がありますので、こちらで紹介している掃除方法をぜひ参考にしてください。
床
お風呂のふた
エプロン
サッシ
ドア
ドアのゴムパッキン
ドアのレール
ドアの通気口
天井
浴槽
排水溝
ゴム栓
風呂釜
珪藻土
シャワーヘッド
シャワーフック
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はクレンザーを使って鏡の水垢を綺麗にするやり方を紹介しました。
クレンザーを使えばしつこい水垢もかなり簡単に落とせますので、水垢除去に苦労している方はクレンザーを試してみてください。
ただし、スポンジの使い方を間違えると効果がかなり出にくくなるので、ここで学んだ知識を活かしてラップをまいたスポンジを使っていきましょう。
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