浴槽の掃除の仕方や排水溝の掃除の仕方については各所で紹介されていますが、この排水溝に蓋をする役目の排水栓の掃除方法については紹介しているところが少ないのです。
今回はこの浴槽における排水栓を掃除する方法について詳しく解説致します。
排水栓がそもそも汚れる原因はなんなのか、汚れを放置するとどうなってしまうのか、掃除頻度はどれくらいがいいのかも見ていきましょう。
浴槽の排水栓の汚れを綺麗に落とす掃除のやり方!
参照URL:https://jp.toto.com/support/repair/solution_b/04_1.htm
浴槽の排水栓は実は大きく分けて2種類あります。
それがワンプッシュ型の排水栓と古いタイプのゴム栓です。
ここではワンプッシュ型の排水栓の掃除方法を紹介します。
準備するもの
・ガムテープ
・綿棒
・スポンジ
・歯ブラシ
・ゴム手袋
やり方
排水栓の形状によって掃除の仕方は多少変わってくるのですが、基本的な考え方は一緒なので応用が利く掃除方法となります。
ゴム栓の場合は別の方法が必要になるので要注意です。
また、押しボタン式となっているボタン側の掃除方法も紹介しますので、参考にしてください。
ワンプッシュ排水栓がある浴槽排水の掃除方法
①ワンプッシュ排水栓の密閉栓を上がった状態にする
②密閉栓を壊さないように引き抜く
③密閉栓を歯ブラシやスポンジで掃除する
④排水口に髪の毛などの汚れがある場合は先にそちらを除去する
⑤排水口の汚れを歯ブラシや綿棒などを使って掃除する
⑥排水口内部の汚れを流すために、シャワーで洗い流しながら排水ボタンを10回程度押す
⑦スムーズにシャフトが動くようになるまで、作業を続ける
⑧シャフトを押し上げるためにワンプッシュ排水栓のボタンを押す
⑨ワンプッシュ排水栓を真っ直ぐに装着する
⑩ワンプッシュ排水栓がきちんと取り付けられているのか動かしてチェックする
押しボタンになっている排水栓を掃除する方法
①ガムテープを押しボタンに貼り付けて押ボタンを1度押し込んでから真っ直ぐに引き上げて外す
②押しボタンに付着していたゴミを歯ブラシやスポンジなどを使って綺麗にする
③穴側の汚れは歯ブラシや綿棒などを使って掃除する
④シャワーでお湯をかけながら中央の突起部を何度か上下させる
⑤外した押しボタンを『カチッ』という音が出るようにはめ込む
⑥何度か動作させて問題ないか確認する
注意点
・押しボタンをガムテープを使って取り出すときや、ワンプッシュ排水栓を取り出すときに真っ直ぐ上にと出さないと壊してしまう可能性があるので要注意
・掃除が終わった後の押しボタンやワンプッシュ排水栓を元の戻すときはきちんと音が鳴ったことを確認すること
・元に戻した押しボタンやワンプッシュ排水栓は何度か動かして問題ないかをチェックすること
・取り外した押しボタンやワンプッシュ排水栓に付着していたゴミを排水管に直接流してはいけない
・ワンプッシュ排水栓や押しボタンの汚れがひどいと歯ブラシやスポンジで擦り洗いしても落ちない、そのときは浴室用中性洗剤などを使って綺麗にすること
・排水栓のパッキンがザラザラになっていたりシワが発生していると掃除では対応できないほど劣化しているサインなので、ここまで悪化している場合は買い換えを検討すること
・ワンプッシュ排水栓や押しボタンは水垢がかなり付着しているケースもあるので、水垢がひどい場合はクエン酸などを使って掃除すること
・排水栓や押しボタンに付着しているゴムは強く擦ると傷ついて密閉性が低下するため要注意
排水栓が汚れる原因は?
排水栓が汚れてしまう原因は水道水と人によるものです。
まず、水道水にはミネラル成分が含まれているためそれが水垢として残ってしまいます。
さらに、人がお風呂に入ることで体毛や皮脂汚れが発生するのでそれらの汚れがミックスされていくのです。
排水栓や押しボタンには汚れがそこまで溜まることは少ないのですが、全く洗っていないと各実意蓄積はされてしまうので、意識して掃除することが大切になります。
排水栓の汚れを放置していると?
排水栓を放置しすぎると一気に劣化してしまいます。
ひどい状態になるとゴムパッキンが劣化して密閉性が低下し、栓をしても水が流れてしまう状態になるでしょう。
また、大量の汚れが蓄積されている排水栓があると排水口周りの流れが遮られている状態になりやすいので、水の流れが悪くなることがあります。
水垢が蓄積してしまうことでとても落としにくい頑固な汚れになる事も考えられるので、放置するのはNGと言えるでしょう。
掃除頻度はどのくらいがオススメ?
こちらは実はLIXILなどのメーカーで推奨される掃除回数があるのです。
たとえば『LIXIL | お客さまサポート | お手入れ・お掃除方法 | 浴室 | 浴槽排水口の定期的なお手入れ』を見ると、今回の押しボタン掃除は1ヶ月か汚れが目立ってきたら掃除すると記載してあります。
ワンプッシュ排水栓そのものの掃除はだいたい1週間に1回は掃除することが推奨されているので参考にしてください。
ただし、浴室の汚れるスピードは浴室の使い方や使う人数によってかなり変わってきますので、こういった頻度はあくまでも目安として捉えた方がいいでしょう。
メーカー側も『汚れが目立ってきたら掃除する』と明記しているぐらいなので、自分の目で見て汚れているとわかったら対応するというスタンスでもいいと思います。
浴槽の掃除に役立つ便利グッズはこちら!
お風呂掃除に欠かせないのが各種洗剤です。
具体的には水垢対策にはクエン酸などの酸性洗剤が必要ですし、ちょっとした汚れには浴室用中性洗剤がとても役に立ちます。
しつこい湯垢などが相手になった場合はアルカリ性の洗剤が役立つでしょう。
そしてカビが相手になると塩素系漂白剤が重要になります。
このように洗剤を各種用意して対応することが重要なのです。
他にも天井を掃除するための柄の長いタイプのブラシやワイパーなどがあると便利ですし、水気を取るためにスクイージーを用意しておくのもいいでしょう。
他には防カビ剤もあると便利です。
具体的にはこちらの『ルック おふろの防カビくん煙剤』があると役立ちます。
また、しつこい汚れには貼り付けたり密着させることも多々あるので、キッチンペーパーやラップを多く用意しておくのも役立つでしょう。
クエン酸や重曹を溶かして使うという方にはスプレーボトルをいくつか用意しておく必要もあります。
あと個人的にお勧めなのが、お風呂の床掃除がとても簡単になるステンレス製のブラシ(チャンネルブラシ)を用意しておくことです。
お風呂の排水栓以外のところを掃除する方法とポイント!
ここまでお風呂の排水栓の掃除について詳しくご紹介してきましたが、排水栓以外にも掃除をしなければならないところがお風呂にはたくさんありますよね。
そこで、ここではお風呂の隅々まで綺麗にするための場所ごとの掃除方法についてご紹介いたします!
ここで紹介しているお風呂掃除を参考にしていただくことで、汚れをしっかり落とすことができます。
ぜひ参考にしてください。
鏡
浴槽
排水溝
床
お風呂のふた
エプロン
サッシ
ドア
ドアのゴムパッキン
ドアのレール
ドアの通気口
天井
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はお風呂の排水栓の掃除方法を紹介しました。
これは各種メーカーで具体的な掃除方法を紹介しているので、自分の家のメーカーを一度調べてからそのメーカーで確認することを強くお勧めします。
今回紹介したやり方はほぼすべてのメーカーに共通するやり方になっていますが、外し方などが異なっている可能性もゼロでは無いので確認は必要です。
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