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立夏の意味や由来!2023年はいつ?旬な食べ物や風習は何?

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夏の始まりを教えてくれる立夏ですが、多くの日本人が「夏の気配は全くない」と感じてしまっていることでしょう。

今回はこの立夏の由来は何なのか、意味はどうなっているのか、2023年はいつなのか、旬な食べ物や今でも残っている行事はあるのかを記載してまいります。

夏の始まりなのに日本の季節と全くあっていないと感じてしまう理由もわかりやすく解説します。

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立夏の意味や由来は?

江戸時代の1787年に出版された暦の解説書であるこよみ便覧によると、この立夏とは「夏の気配が目立ち始める」という意味になりますので簡易的に訳すと「夏の季節の始まり」となるでしょう。

また、この二十四節気を細かく区切った考え方に七十二候というものがあり、これはそれらの節気を初候・次候・末候の3つに分けます。

この七十二候は気象の動きや動植物の変化を知らせる短文なので、その短文から意味を拾うことも可能なのですが、古代中国のものがそのまま使うのは違和感が強かったのか渋川春海ら暦学者によって日本向けに直されたものがあるのです。

これが立夏の場合は、初候で蛙始めて鳴く、次候は蚯蚓出ずる、末候が筍が生えて来るという短文となっております。

要するに、蛙が始めて鳴くほど温かくなって、蚯蚓も活動的になり、タケノコがあちこちから生えてくるという夏の気配が感じられるという表現になっているのです。

ただし、先に記載したように中国発祥である二十四節気の考え方と日本の季節はマッチしていないので、七十二候の説明を加えて、夏の始まりという表現にピンとこない人も非常に多くなっています。

2023年の立夏はいつ?

2023年における立夏は5月6日からスタートし20日でおわります。

夏を表す節気は立夏からスタートして「立夏⇒小満⇒芒種⇒夏至⇒小暑⇒大暑」となっております。

ただし、この5月5日が夏のスタートと感じられる日本人はほとんどいないのが現状で、このような季節感のずれが覚えにくい原因ともなっているのです。

基本的にこの二十四節気という考え方は中国の春秋戦国時代、つまり2500年前の中国から生み出された考え方なので、季節的な考え方もそちらに即したものとなってしまうのです。

この二十四節気がうまれたのは中国の中でも内陸となっている洛陽を中心とした中原なので、そちらの天候及び気候に即したものとなってしまいます。

どうしても日本とは大きく温度や気候のずれが発生してしまい、違和感を覚えるようになってしまいます。

記事タイトル:令和 5年(2023)暦要項 二十四節気および雑節 – 国立天文台暦計算室
参照元URL:https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2023/rekiyou232.html

立夏の時期はどんな季節なの?

立夏は夏の気配が感じられる季節ではありますが、日本ではいわゆるゴールデンウィークが終わりそうなタイミングという認識のほうが圧倒的に強く、いわゆる休みが終わるという現実によってアンニュイな気持ちに襲われている季節となってしまうでしょう。

特に、あらゆる環境が変わってしまいいろいろとしんどく感じている方々にとってこのゴールデンウィークによってメンタル的な病、いわゆる5月病になってしまう可能性が高い時期でもあります。

4月からの新生活に疲れ切ってしまった人や、周りの人たちが楽しんでいる様子に胸が痛くなってしまう人は要注意となっております。

それ以外には、立夏のタイミングで北海道ではジャガイモや豆の種まきがスタートしますし、南の温かい地域では田植えが始まるタイミングでもあります。

とにかく、仕事であくせくしている社会人にとって休み明けでシャキッとするべきタイミングなので、気を引き締めて活動する必要があります。

立夏の時期に旬な食べ物は?

立夏に旬な食べ物は5月5日からスタートし20日で終わるのでその時期に適した食べ物が該当するでしょう。

具体的には野菜ならば、あしたば・アスパラガス・うど・かぶ・きくらげ・キャベツ・グリーピース・クレソン・こごみ・ごぼう・さやえんどう・さんしょう・しいたけ・じゃがいも・ぜんまい・そらまめ・たけのこ・タラの芽・長芋・にら・にんにく・のびる・ふき・ルッコラ・レタスなどが該当します。

果物はあまなつ・イチゴ・キウイ・グレープフルーツ・夏みかん・マンゴー・メロンなどが該当します。

魚だとあじ・いさき・かつお・きびなご・しらす・めばるが該当し、海産物ではアオリイカ・コウイカ・ウニ・毛ガニ・さざえ・とりがい・ホタルイカ・真蛸・もずく・わかめが該当するでしょう。

このように5月が旬な食べ物はいっぱいありますので、季節の楽しみとしてこれら食べ物を堪能するといいでしょう。

ただし、食べ過ぎると太ってしまう可能性がありますので要注意です。

立夏の時期の行事やイベントは何があるの?

立夏の時期にある行事はやはり端午の節句でしょう。

子供の日として認定されている5月5日は健康と成長を祈るためにこいのぼりや鎧兜を用意して、関東地方なら柏餅を食べて、関西地方ではちまきを食べるのです。

柏餅は新芽が出るまで葉っぱが落ちないという特性上、子孫繁栄の意味があるので縁起がいい食べ物という認識だったので食べられるようになりました。

ちまきは中国の故事から邪気を払い良い霊気が宿っているといわれているので、今でも関西地方の5月5日には食べられているのです。

ちなみに、地域によっては笹巻やべこ餅といったものを食べるので、地方による独特の文化を顧みることができます。

それ以外にはブリやタケノコといったものも縁起がいいので端午の節句では食べられるとか、縁起が良くて厄祓いに効果がある菖蒲湯に入るという風習もあります。

他にはこの立春で御柱祭という長野県諏訪地方で行われる大きな祭りがありますし、ラ・フォル・ジュルネ東京というフランス発祥のクラシック音楽祭もありますし、お祭りは多いです。

立夏の季節の花は何?

立夏の季節の花はシバザクラフジの花もありますし、バラも咲く時期となっております。

他にはアヤメやユリやラベンダーや、クレマチスやトルコキキョウやアマリリスが5月の花です。

他には立夏の時期に誕生花となっているモクレン・クチナシ・シロツメクサ・スイレン・オダマキ・サクラソウ・ペロペロネ・イキシア・シャクヤクなどが該当します。

立夏以外の二十四節気一覧!

今回は立夏について詳しく解説してきましたが、その他にも23個の二十四節気が存在します。

これを機に立夏以外の二十四節気についても学んでみませんか?

知らなかったことをたくさん学べるので面白いですよ。

これを読んで二十四節気について熟知してみましょう!

立春

雨水

啓蟄

春分

清明

穀雨

小満

芒種

夏至

小暑

大暑

立秋

処暑

白露

秋分

寒露

霜降

立冬

小雪

大雪

冬至

小寒

大寒

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は立夏について詳しく解説いたしました。

立夏は夏の始まりであり、日本で5月の上旬に夏の始まりと言われてもイメージができない人も多いでしょう。

それでも二十四節気発祥の地である中国のことを考えれば納得できるものがあります。

この立夏にはいろんなイベントが日本でもありますので、比較的注目度の高い季節でやる気も上がる人もいるでしょう。

しかし、ゴールデンウィークが終わるタイミングでもあるのでメンタル的にやられてしまう人もいる季節なのです。

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