トイレ掃除には様々な洗剤を使いますが、特に有用になるのが酸性洗剤となります。
そこで、今回はこの酸性洗剤を使ってトイレ掃除をする方法について詳しく解説しつつ、酸性の洗剤を使うときに注意することは一体何なのか、トイレ掃除をしないといったいどうなってしまうのか、おすすめの掃除頻度はどうなっているのか、酸性洗剤を使っても汚れがなかなか落ちないときの対処方はどうなっているのかを記載して参ります。
酸性の洗剤を使ったトイレの掃除方法!
酸性洗剤は水垢や尿石といった汚れに強いのですが、黒カビや油汚れにはそこまで効力を発揮しません。
そのため、トイレ全体を掃除する場合には他の洗剤と併用することが多々あります。
それを踏まえた上で使い方を学んでいきましょう。
準備するもの
・クエン酸などの酸性洗剤
・トイレ用酸性洗剤
・スプレーボトル
・トイレ掃除用ブラシ
・トイレ用のお掃除シート
・ゴム手袋
・雑巾
やり方
こちらの動画は『第15回「トイレの黄ばみ尿石汚れに効く洗剤は?」トイレ掃除の手順も解説!』というタイトルで、様々な掃除の仕方のアドバイスをしている茂木和哉氏の動画となります。
実際に掃除をしているところを撮影している動画ではなく、トイレ掃除で厄介な黄ばみにはどのように対抗したらいいのかを説明しているという中身になります。
酸性洗剤は厄介な黄ばみを撃退するために最大限の効力を発揮するのです。
一応ここではアルカリ性の洗剤も交えた全体のトイレ掃除の仕方と、動画解説でもあったしつこい尿石汚れを落とすやり方についてまとめていきます。
1週間に1回程度の頻度で行ってほしいトイレ全体掃除のやり方
①重曹やクエン酸やセスキ炭酸ソーダを用いる場合は見ずと混ぜてスプレーボトルに入れること、重曹なら水100mlに対して重曹小さじ1杯を混ぜて重曹水を作り、クエン酸なら水100mlに対してクエン酸小さじ1/2を混ぜてクエン酸水を作ってスプレーボトルに入れて、セスキ炭酸ソーダなら水500mlに対してセスキ炭酸ソーダを小さじ一杯混ぜてセスキ炭酸ソーダ水を作りスプレーボトルに入れる
②トイレ用の中性洗剤とブラシとトイレ用のお掃除シートを使って便器掃除をする、しつこい汚れはブラシで擦って落とすこと
③トイレ用のお掃除シートで便座や便器の外側、便器のフチ裏など便器全体をしっかりと拭く
④手洗い場やレバーや壁もしっかり拭く
⑤しつこい黒ずみが発生した場合は重曹水を吹きかけてから雑巾で拭き取り、しつこい水垢や黄ばみが発生していた場合は作ったクエン酸水か酸性洗剤を吹きかけてから雑巾で拭き取る
しつこい尿石汚れに酸性洗剤を使う場合
①尿石がどこにできたのかを入念にチェックする、特に尿がはねやすく視界に入りにくいフチ裏は発見しにくいので要注意
②液体タイプの酸性洗剤ならば軽く全体に塗った後に直ぐトイレットペーパーを貼り付けて液だれが発生しないようにした後にさらに酸性洗剤をかけること、ジェルタイプの酸性洗剤を使う場合は使い捨てのゴム手袋を使って手で塗り広げる
③30分程度放置する
④トイレ用のブラシなどを使って尿石を擦り落とす
⑤水で洗い流して尿石が落ちているかどうかをチェックする、しつこすぎる尿石汚れの場合は1度掃除しただけではキレイにならないことが多いので①~④を繰り返す
注意点
酸性の洗剤を使うときに注意すること
酸性洗剤を使うときの注意点はいくつかありますので、これらの注意点も必ず理解した上で用いてください。
トイレの掃除をしないと大変なことになる?
トイレ掃除はある程度高頻度で掃除しないと非常にしつこい汚れが発生するので、大変なことになります。
しつこすぎる汚れになると強力な洗剤を使ってもなかなか落ちないので、かなり厄介な掃除になってしまうのです。
放置しすぎるとトイレの場合はしつこい黄ばみや黒ずみが大量発生することになり、強力な酸性洗剤や塩素系漂白剤を使ってもなかなか除去できなくなります。
さらに、温水洗浄便座の場合はウォシュレットのノズル部分から細菌やカビが温水タンク内部にまで移動してしまってタンク内部が細菌やカビだらけになってしまうケースもあるのです。
こうなると汚水でお尻を洗うことになるので、非常に不衛生な環境になってしまいます。
オススメの掃除頻度はどのくらい?
トイレ掃除の頻度はその人の家庭環境や暮らしの仕方で大きく変わってきますが、一つの目安としては『簡単に行える毎日掃除』と『トイレの床や壁も掃除する1週間に1回程度の掃除』と『トイレのタンク内部も掃除するような大がかりな1ヶ月に1回程度の掃除』の3つに区切って考えるというモノがあります。
いわゆる毎日行うような掃除というのはトイレ用のお掃除シートを使ってトイレの便座などをあっさりと拭き取るといった簡単な掃除で、1週間に1回程度の掃除は今回紹介した掃除を行うことになるでしょう。
ただし、多くの方々と一緒に暮らしているためにトイレの使用頻度が多いという家ではトイレ掃除の頻度を増やす必要がありますし、逆にひとり暮らしで家のトイレをほとんど使わないという人はトイレ掃除の頻度が少なくても頑固な汚れが発生する確率は低いです。
酸性の洗剤でも綺麗にならない場合は?
基本的に酸性洗剤で落とせる汚れはアルカリ性の汚れに限定されているので、それ以外のカビや黒ずみや皮脂汚れといった汚れにはほとんど効力を発揮しません。
トイレ掃除は酸性汚れにもアルカリ性の汚れにも対応しなければいけないので、洗剤の使い分けが重要なのです。
酸性洗剤を使っても汚れが落ちない場合はアルカリ性洗剤を使って対応してください。
酸性洗剤で落とせるはずの汚れがなかなか落ちない場合は、頑固な汚れとなっているので何度かチャレンジする必要があります。
トイレ掃除に関するよくある質問まとめ
トイレ掃除の頻度はどのくらいが良いですか?
一般的には週に1回程度の頻度でトイレ掃除を行うことが推奨されます。
ただし、使用頻度や家族の人数によって変わることもあります。
汚れが目立つ場合は、こまめな掃除がおすすめです。
どのような道具や洗剤を使用すれば良いですか?
トイレブラシ、洗剤、消臭スプレー、拭き取り用のクロスなどが一般的な道具です。
トイレ専用の洗剤を使用することで、汚れや臭いの除去が効果的に行えます。
トイレの床や壁の掃除はどのように行えば良いですか?
まず、トイレブラシやスポンジを使って床や壁の汚れをこすり落とします。
その後、専用の洗剤を使って拭き取り、最後に清潔なクロスで水気を拭き取ると良いです。
ただし、使用する洗剤はトイレに適したものを選んでください。
トイレのタンクの掃除は必要ですか?
トイレのタンク内部には水が溜まっているため、定期的に掃除を行うことがおすすめです。
タンク内部に汚れやカビが付着すると、水の質やトイレの清潔さに影響を及ぼす可能性があります。
トイレの消臭対策はどうしたら良いですか?
トイレの消臭対策としては、消臭スプレーや専用の芳香剤を使用することがあります。
また、トイレ掃除を定期的に行うことで、臭いの原因となる汚れを予防することも大切です。
トイレブラシの手入れ方法はありますか?
トイレブラシは使用後に十分に水洗いし、水気を切ってから保存することが重要です。
また、定期的に消毒液などを使って清潔に保つことで衛生面も向上します。
便座の掃除はどのように行えば良いですか?
便座の掃除は専用の除菌スプレーやウェットティッシュを使用して行うことが一般的です。
便座全体を拭き取る際には、手洗いを忘れずに行いましょう。
トイレの換気はどのようにすれば良いですか?
トイレの換気は掃除後や使用後に行うことで、臭いや湿気を軽減できます。
窓を開けるか、換気扇を使うか、空気の入れ替えを意識しましょう。
便器の水垢や黄ばみを取る方法を教えてください。
便器の水垢や黄ばみは、クエン酸や重曹を使用してこすり洗いすることで取ることができます。
また、トイレクリーナーを利用する方法もあります。
トイレブラシのホルダーの掃除は必要ですか?
トイレブラシホルダーも汚れがたまりやすい場所ですので、定期的に掃除することがおすすめです。
ホルダー内部を洗剤で洗い、水気をしっかり拭き取りましょう。
トイレットペーパーホルダーの掃除方法を教えてください。
トイレットペーパーホルダーは拭き取りやすい場所ですが、掃除を怠ると埃や汚れがたまることがあります。
定期的に拭き取るか、吹き掃除することをおすすめします。
トイレ掃除の際にマスクは必要ですか?
トイレ掃除中は掃除剤の成分や埃が舞う可能性があるため、マスクの着用が推奨されます。
特にアレルギー体質の方や、掃除剤の香りに敏感な方はマスクを使用することが良いでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は酸性洗剤を使ったトイレ掃除についての情報をまとめました。
酸性洗剤だけではトイレの汚れは落とせないので、必ず他の洗剤と併用することになりますが塩素系漂白剤を使う場合には要注意です。
酸性洗剤を使った後に塩素系漂白剤を使った場合でも、洗剤成分が残っていると有毒ガスが発生してしまうので扱いには本当に気をつけてください。
酸性の洗剤以外のトイレ掃除の方法!
酸性洗剤以外でトイレを綺麗にする方法はあるのでしょうか?
ここでは酸性以外の洗剤を使ったトイレ掃除の方法について詳しく解説しています!
クエン酸
重曹
オキシクリーン
セスキ炭酸ソーダ
漂白剤
メーカー別の温水洗浄便座の掃除方法について!
さまざまなメーカーの温水洗浄便座がありますが、メーカーによって若干掃除の仕方が変わる可能性があります。
そこで、ここではメーカー別の温水洗浄便座の掃除方法について詳しくみていきましょう!
家の便座がどこのメーカーか確認して掃除をしてみましょう。
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