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旧暦だと節分はいつになる?意味や由来、豆まきをする理由は?

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今回のテーマは、旧暦における節分の日付、その意味や由来、そして豆まきの理由についての解説です。

日本文化を深く理解する上で、旧暦の概念は避けて通れない要素の一つです。

旧暦に基づいた節分の日付けは、現在の暦とどのように異なるのか、また、節分という行事がどのような意味を持つのか、豆まきをする理由は何なのか、これらの疑問を解消します。

旧暦に基づく節分の理解を深め、日本の伝統的な文化や習慣について、より詳しくお話ししていきましょう。

節分の意味や背景をわかりやすく解説し、日本文化の理解を深める一助となれば幸いです。

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旧暦だと節分はいつになる?

まず、旧暦だと節分がいつになるのかを調べましょう。

まず大前提として節分は、立春立夏立秋立冬の前日が該当するのですが、ここでは多く広まった立春の前日ということを前提にお話しします。

答えは旧暦の立春で基本的には旧暦の12月31日が該当します。

ただし、旧暦は立春に最も近い新月を元日とするという考え方があったので、旧暦の12月31日と前後で15日程度ずれてしまうことがあるようです。

詳しくはこちらの『立春 – Wikipedia』を見てもらいたいのですが、ここでは新暦の立春と旧暦の立春がいつのなるのかを簡単な表にしています。

参照:wiki

このwikiにある表を見てもらうとわかるのですが、月の満ち欠けによって変わってしまうので1996年なんかは立春が12月16日になっているのです。

これの前日が節分となるので、12月15日が節分をするタイミングとなるのでしょう。

節分の意味や由来は?

節分という言葉は先ほど述べたように立春、立夏、立秋、立冬の前日という意味です。

節分とは『季節を分ける』という意味があるので四季の分かれ目である立春、立夏、立秋、立冬の前日が該当すると考えればわかりやすいでしょう。

由来についてですが、これはちょっと長くなるので注意してください。

まず由来となる歳事は、中国における太陰太陽暦(旧暦)で十二月の歳事として扱われていました。

一年の変わり目であり、冬から春になるこおとで気温や気候の変動が大きく病気になる人が多く出たので、そこから疫鬼が民に病や災禍をもたらすものを追い出すという考え方が誕生したようです。

この考え方が日本にも伝わり、追儺や儺(だ、な)、大儺(たいだ、たいな)、駆儺や鬼遣(おにやらい)、儺祭(なのまつり)、儺遣(なやらい)と呼ばれる旧暦の12月30日に疫鬼や疫神を払う儀式が行われるようになりました。

この頃はまだ年越しの儀式だったのです。

やがて、この儀式が季節の分かれ目、すなわち節分にも行われるようになり、特に立春の前日には大々的に行われるようになったと言われております。

また、日本人は古来より言霊の存在や米・麦・粟・豆・黍(きび)といった五穀には穀霊が宿るという考え方があったために、お米を使って鬼を追い出す儀式が行われるようになりました。

そこから変化して米ではなく同じ五穀の豆を使うようになったとうい形です。

節分に豆まきをしたという描写が残っているとされているのは『看聞御記』や『花営三代記』などの史料であり、その史料が正しければ1337年から1392年の南北朝時代以降に行われたと考えられています。

室町時代の応永32年正月8日(1425年1月27日)に行ったという記載がありこれが現代に通じる、節分における豆まきの由来および起源と言えるでしょう。

節分に豆まきをする理由は?

先ほど述べたように、五穀には悪いもの退治する力があると信じられていたというのが大きいでしょう。

最初はお米だったので、そこから豆に転じたとお話ししましたが、豆にはお米と同様『穀物には生命力と魔除けの呪力がある』と言われていたこと、そして語呂的に魔を滅する『魔滅』に通じるとされていたからでしょう。

また、仏教では鬼は煩悩の意味もあり、その煩悩を追い払うためにも豆をまくという考え方もありました。

昔から、日本人は言霊の存在を信じ、言葉に霊力と意味を与えてことが非常に多かったので、名前や名称をとかく大事にしていました。

節分と恵方巻きの関係は?

最初に結論を記載するとセブンイレブンのごり押しによって関係性があるとされているだけとなります。

個人的に最もわかりやすいのが、バレンタインデーのチョコレートのようなものと捉えることでしょう。

あれもチョコレートを売るための企業側の戦略であり、今回の恵方巻きの件と全く同じです。

もともと、この恵方巻きは戦前に大阪の寿司商組合がはじめたと言われており、ここが戦後になって海苔問屋協同組合と組んで『幸運巻寿司』として売り出したのがスタートとされています。

この『幸運巻寿司』が大阪を中心に広まると、1989年に広島のセブンイレブンが『恵方巻き』という名前で巻き寿司を売り出して、全国に広がったというお話です。

そういう販売戦略が好きではないという人にとっては、かなり嫌われているものにもなっています。

確かに、節分には『恵方詣り』や恵方の寺に参拝に行くという風習が一部地域にはあったので、恵方と節分の関係があるのは事実ですが、恵方巻きと節分には関係性はないということは覚えておきましょう。

名古屋では尾張四観音の内、恵方の寺に参拝に行く風習が今でもあると言われているので、気になった方は深掘りしてみると面白いでしょう。

節分といわしの関係は?

一部の地域では節分にイワシの頭を使う風習があります。

これは、西日本や一部の地域で古くから継がれている風習で、『焼嗅(やいかがし)』『柊刺し(ひいらぎさし)』とも呼ばれているようです。

上の画像にあるように、焼いたいわしの頭を柊の枝に刺して使います。

これによって、鬼が『トゲのように尖った柊の葉』と『イワシの臭いや焼いたときの煙』を嫌がり追い出すことができるとされているからです。

節分の日の過ごし方は?

基本的に過ごし方としては『豆をまく』でいいのですが、そのスタイルについてはある程度決まりがあるようです。

具体的にそのまき方についてまとめましょう。

○邪悪なものが再び蘇らないように、芽が出ない煎り豆を使う

○「鬼は外、福は内」というかけ声で行う

○豆まきをした後は自分の年+1つぶんの豆を食べて厄除けを願う

○鬼が夜にくるので基本的に夜に行う

○玄関から遠い部屋から豆をまき、順番に鬼(煩悩)を追いやっていく

○「鬼は外」のかけ声で豆をまくときは玄関や窓を開ける

○「福は内」のかけ声で豆をまくときは玄関や窓は閉める

あくまでも一般的な風習ですが、こういったルールがあります。

ただし、地域によってはかけ声が異なったり、そもそも使うのが豆ではないというケースもあるので、その地域にあわせたやり方をしてください。

節分に関するよくある質問まとめ

節分とはどのような意味がありますか?

節分は、日本の伝統行事で、季節の変わり目、特に冬から春への移行を象徴する日です。

もともとは立春の前日を指し、新しい季節の到来を祝い、悪い霊を追い払い福を呼び込むための行事とされています。

現代では、特に豆まきや恵方巻きを食べることで知られています。

豆まきの正しいやり方はどのようなものですか?

豆まきでは、まず家の中で、福は内、鬼は外と唱えながら豆(大豆)をまきます。

これは、福を家に招き入れ、悪い霊を追い払う意味があります。

一部の地域では、家族の年齢の数だけ豆を食べる習慣があり、これには一年の健康を願う意味が込められています。

恵方巻きとは何ですか、また、どのように食べるのが正しいのですか?

恵方巻きは、節分に食べる太巻きのことで、その年の恵方(吉方位)を向いて、無言で一本まるごと食べると良いとされています。

恵方は毎年変わるため、事前にその年の恵方を調べておく必要があります。

この習慣は、無言で食べることにより、願い事が叶うという信仰に基づいています。

節分の日に食べるものとして他にどのようなものがありますか?

節分の日には、豆まきの後にその豆を食べるのが一般的です。

また、恵方巻き以外にも、その年の恵方を向いて食べると縁起が良いとされる各種の料理やスイーツがあります。

地域によっては独自の節分料理があり、例えば関西地方では節分の日にお神酒やイワシの頭を飾った料理を食べる習慣があります。

節分にはどのような飾り付けをするのが一般的ですか?

節分には、家の入り口にイワシの頭とヒイラギの葉を飾ることが一般的です。

これは、悪い霊がイワシの頭のにおいやヒイラギの葉の尖った形に怯えて近づかないという古い信仰に基づいています。

また、一部の地域では、福豆や恵方巻きなどを飾ることもあります。

これらの飾り付けには、家族の健康や一年の幸運を願う意味が込められています。

節分の豆まきで使う豆はどのような種類が適していますか?

節分の豆まきには、一般的に乾燥した大豆を使用します。

これは「福豆」とも呼ばれ、収穫した豆を翌年の節分まで保管して用います。

市販の節分用の豆もあり、これらは通常、焙煎されているため食べやすくなっています。

豆まき後に豆を食べる習慣があるため、食用に適したものを選ぶことが重要です。

節分における豆まきの由来は何ですか?

豆まきの由来は古く、鬼や悪霊を払い、福を呼び込むための儀式として行われてきました。

豆はその生命力の強さから「魔除け」の意味を持ち、これをまくことで邪悪なものを追い払い、家庭に福をもたらすとされています。

また、豆を食べることで健康や福を身につけるという意味合いも込められています。

節分で恵方巻きを食べる風習はいつ頃から始まったのですか?

恵方巻きを食べる風習は、もともと関西地方の特定の地域で行われていたものが、1990年代にコンビニエンスストアの販促活動を通じて全国に広まりました。

恵方巻きはその年の「恵方」を向いて無言で食べることで、その年一年の幸福を願うという意味が込められています。

子供に節分の意味を教える良い方法はありますか?

子供に節分の意味を教えるには、実際に豆まきの儀式に参加させることが効果的です。

また、節分に関する絵本や物語を読むことで、楽しく学べます。

子供たちが参加する豆まきイベントや、地元の神社での節分祭りへの参加も、節分の意味を理解するのに役立ちます。

節分の日に特別な祈りや儀式を行うことはありますか?

節分の日には、豆まき以外にも特別な祈りや儀式が行われることがあります。

多くの神社では節分祭が開催され、福を呼び込むための祈祷やお祓いが行われます。

また、家庭内で節分の日に特定の祈りを捧げる習慣を持つ家庭もあり、家族の健康や幸福を願う言葉を唱えることが一般的です。

まとめ

以上、いかがでしたか。

今回は旧暦だと節分はいつになるかを解説しつつ、豆まきをする理由もまとめました。

○旧暦の1月1日の前日が該当するが、新月の前の日になるので前後15日もずれる!

○豆まきをする理由は病気(鬼)などの悪いものを追い出すため!

○恵方巻きはセブンイレブンの策略!

いろいろと気になるところがあったと思いますが、個人的にはやはり旧暦のわかりにくさが一番気になりました。

月の満ち欠けで決まるため、かなりずれるというのはやっぱりやりにくいです。

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