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土用の丑の日の由来を簡単に紹介!いつのこと?うなぎを食べる理由は?

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土用の丑の日という言葉を多くの人が耳にしたことがあると思いますが、意味や由来を理解している人は少ないのではないでしょうか?

今回はそんな土用の丑の日の意味や由来を簡単に解説すると共に、いつのことなのか、なぜうなぎを食べるのかなどを詳しく紹介します!

この記事を読むことで土用の丑の日について完璧に理解して普段の生活に役立てていただけると嬉しいです。

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土用の丑の日の意味や由来を簡単に紹介!

それでは早速土用の丑の日の意味や由来について簡単に紹介していきます。

まず土用とは雑節の一つで、春夏秋冬の移り変わりのポイントとなっている立春立夏立秋立冬(四立)の直前約18日間のことで、1年で合計約72日間もあることになるのです。

そして、土用の丑の日の由来を簡単にいうと、土用の期間にある十二支が丑の日になった日ということになります!

期間が18日間もあるので、1つの土用で2回丑の日がくることもあります。

正直、土用の丑の日に何か特別なことをしなければならないという訳ではなく、その18日前後の期間に強い意味が存在するのです!

つまり何が言いたいのかというと、土用の期間というのは1年365日あるのでそれを5等分に分けるために設けられたものだということが分かります。

そもそも土用の「土」の意味は、古代中国に端を発する自然哲学の思想である五行思想からきています。

万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなっているという説で、木の方位は東で春を、火の方位は南で夏を、金の方位は西で秋を、水の方位は北で冬、という意味があります。

でもこのままでは「土」がありません。

実は「土」の考えというのは中央が四季の主であるということになっているので、割り当てるための期間として立春・立夏・立秋・立冬の直前約18日間が設けられたと言われています。

土用の丑の日はいつのこと?

2020年の土用の丑の日

2020年の土用の丑の日は1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日の全部で7日あります。

2020年の土用

2020年の土用は下記の通りになります。

冬土用:1月18日から2月2日(17日間)
春土用:4月16日から4月30日(19日間)
夏土用:7月19日から8月30日(19日間)
秋土用:10月20日から11月6日(18日間)
参考文献:令和 2年(2020)暦要項 二十四節気および雑節 – 国立天文台暦計算室
URL:https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2020/rekiyou202.html

うなぎを食べる理由は?

土用の丑の日にうなぎを食べる理由はいくつかの説あります。

一つは1700年代後半の江戸時代蘭学者の平賀源内が鰻屋から夏場にうなぎの売り上げが落ちることを相談されたときに、売上が上がるために「土用の丑の日うなぎの日、食すれば夏負けすることなし」と書いた看板を出した結果、夏場でもうなぎが大当たりするようになったことから土用の丑の日はうなぎを食べるという風習ができたという説です。

この平賀源内説以外にも、鰻屋に相談をもちかけられた大田南畝が社会風刺や皮肉で知られる狂歌でうなぎに関するキャッチコピーをつくって流行らせたという説や、「春木屋善兵衛」という鰻屋がうなぎの蒲焼きを子の日と丑の日と寅の日の3日にわたって作り続けたら丑の日だけ他の二つと同じ保存状況に合ったにもかかわらず悪くならなかったことから「うなぎは丑の日が最適」という考え方が生まれたという説があるので、あとは自分がどの説が覚えやすいのかを選んで覚えておきましょう。

うなぎ以外に食べるといい食べ物は?

「う」のつく食べ物

土用の丑の日に「う」のつく食べ物を食べて精をつけ、無病息災を祈願するといわれています。

「う」のつく代表的な食べ物はうなぎ、うどん、梅干し、瓜などが挙げられます。

どれも栄養価の高い食べ物なので、土用の丑の日にしっかり食べておきましょう。

土用餅

土用餅というのは土用の入りか期間中に食べる餅のことで、餡を使ったものが多くあります。

主に関西や北陸(京都や滋賀や福井など)であんころ餅として食べられています。

お餅は力餅で小豆は厄除けに通じるので、土用餅を食べることで夏の暑さに負けず無病息災で過ごすことができるといわれています。

土用しじみ

しじみは年に2回旬の時期があり、夏が土用蜆、冬が寒蜆とされています。

夏土用にこの土用蜆を食べるのが有名ですね。

しじみは栄養価が高いので、「土用しじみは腹薬」とまで呼ばれています。

土用卵

夏土用に採れる卵は滋養が豊富だと言われているので、この夏の土用に食べることがオススメとされています。

また、冬の卵も栄養が豊富なので、大寒の卵、寒卵はとても人気で多く食べられています。

参考文献:【2020年版】土用とは? 年に4回もある? | ジャパノート -日本の文化と伝統を伝えるブログ-
URL:https://idea1616.com/doyou/

土用にするといいこと

断捨離や模様替え

思い切っていらないものを捨てて、次の季節への準備を進めましょう!

いらないものを捨てれば捨てるほど身軽になって動きやすくなります。

心機一転に模様替えもオススメです!

衣替えをする

これも次の季節に向けての大切な準備ですよね。

この時にいらない服などがあればどんどん捨ててスッキリさせてくださいね!

土用にしてはいけないこと

土いじりをする

これは有名ですよね。

土用は土の気が活発になる期間と言われていて、土を司る神様である土公神(どくしん)が土を支配している期間になるので土いじりはNGという考え方がありました。

これは家を建てるなどの建設にも関わります。

旅行や引っ越しをする

土用の期間はどの方角もあまりよろしくないので、場所を移す行動はよくないと言われています。

新しいことを始めたり、人生に関わる大事な決断をする

土用は判断を間違えやすいと言われています。

なので、新しいことを始めたり、大事な決断をすることを避けた方がいいと言われているので、土用明けまで待つのが得策でしょう。

土用の丑の日の風習

土用の丑の日の代表的な風習といえば、うなぎを食べることや「う」のついた食べ物を食べることです。

うなぎや「う」のついた食べ物を食べることで夏バテを防ぐことができたり、疲労回復することができます!

ちなみに、関東と関西でのうなぎの調理方法が違うのはご存知でしょうか?

関東のうなぎの調理方法は、

背開き(頭をとる)→素焼き→蒸す→もう一度焼く

関西のうなぎの調理方法は、

腹開き(頭はとらない)→焼く

というような違いがあります。

商人社会の関西では腹を割って話せると解釈して腹開きで、武家社会の関東では切腹に通じることのない背開きをするという説があるので、理にかなっているようにも思えます。

まとめ

以上、土用の丑の日の意味や由来を簡単にお伝えしてきました。

様々な説がありましたが、どれも納得できるような説なので自分が覚えやすくて説明のしやすい説を頭に入れておいたらいいかと思います。

うなぎを食べる理由もわかったので、これを機に土用の丑の日にはうなぎを食べて夏バテ防止に努めてくださいね!

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