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節分で定番の食べ物「いわし」を飾る・食べる理由!いつから飾る?

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節分において、いわしを飾るまたは食べる風習について、その背景や意味を探求します。

この習慣がいつから始まったのか、そしてどのような効果を狙って行われているのかを解説します。

いわしを節分に飾る理由は、興味深い歴史的背景や文化的な意味合いを持っています。

また、飾った後のいわしの適切な扱い方や、飾り方のコツなども調査し、ご紹介します。いわしの風習に関するこれらの知識は、日本の節分をより深く理解するのに役立ちます。

節分の時期になるとよく見かけるいわしの風習について、興味を持っている方々に有益な情報を提供します。

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節分でいわしを飾る理由は?

節分のいわしは画像のように柊の葉っぱといわしの頭をセットで飾るものです。

これは『ひいらぎいわし』と呼ばれますが、『節分いわし』や『焼嗅(やいかがし)』という呼ばれ方もしています。

まず、いわしは焼くときに煙が出るのでその煙を鬼が嫌うとされています。

そしてその臭いも強烈なので、それもまた鬼が嫌うとされているのです。

セットで用意されている柊の葉っぱは尖っているので鬼の眼を刺すという魔除け・厄払いの効果があるとされているようです。

また、いわしは漢字で『鰯』と書くように魚として傷みやすいため、むしろ体内の『陰の気を消す』効果があるという情報もありました。

このように厄払い・厄除けといった意味がふんだんに込められているのが『ひいらぎいわし』なので、縁起物を多く好む昔の日本では重宝されていたのでしょう。

そもそもなんでこんなことをしているのか?

節分の疑問を突き詰めると、なんでこんなことをしているのかがわからないと思います。

「鬼って何?」とか「なんでこんな時期にやっているの?」とか「豆まきって何でしているの?」といった疑問が大量に出るでしょう。

今回の『ひいらぎいわし』のお話もここら辺をよく理解していないと疑問が残ったままとなるので、一つずつ解説しましょう。

いつからあるの?

節分の元となった風習は古代中国から伝わったとされています。

そして日本に来たときはアレンジされて追儺や儺(だ、な)、大儺(たいだ、たいな)、駆儺や鬼遣(おにやらい)、儺祭(なのまつり)、儺遣(なやらい)と呼ばれる旧暦の12月30日に疫鬼や疫神を払う儀式として取り入れられました。

ここでいう鬼というのは『我欲』という意味もあれば『邪気』や『病気』といった意味もあるのです。

大雑把に人間にとって悪いものと考えるといいでしょう。

この儀式が始まったのは平安時代となるのでかなり前の制作となるでしょう。

そしてこれが、立春の前日に行われるようになったと言われております。

さらに変化して、豆まきをし始めたのが南北朝時代以降、室町時代と言われています。

具体的には室町時代の応永32年正月8日(1425年1月27日)を記した文書があるとのことなので、この頃から豆まきおよび節分の風習があったと言えるでしょう。

具体的には今から約600年前です。

なんでこんなことをしているの?

この節分は先ほど記載したように、追儺や儺(だ、な)、大儺(たいだ、たいな)、駆儺や鬼遣(おにやらい)、儺祭(なのまつり)、儺遣(なやらい)と呼ばれる儀式や祭事からスタートしています。

そして、この鬼を追い払う儀式は『我欲』『邪気』『病気』を追い払という意味があり、こういった当時の人達にとってマイナスと思われているものを追い払うための儀式だったのです。

特に、この頃の日本は寒さ対策が十分ではないところも多く季節が移ろう時期は体調を崩しやすいため、そこから病気に繋がり亡くなるというケースも多かったでしょう。

そういった意味でも、病気(鬼)を追い払うという考え方はかなり理解できます。

豆まきって何でしているの?

豆まきは鬼を追い払うために行われます。

その鬼は追儺や儺(だ、な)、大儺(たいだ、たいな)、駆儺や鬼遣(おにやらい)、儺祭(なのまつり)、儺遣(なやらい)と呼ばれる儀式からきているというお話はしましたね。

今回の話の主役であるいわし(ひいらぎいわし)も鬼をこれなくするための風習と言えるでしょう。

ただし、あくまでも家の中に鬼が入れないようにするというやり方なので、家の中から鬼を追い出すには豆まきといった対応が必要になるでしょう。

日本人は古来より言霊の存在や米・麦・粟・豆・黍(きび)といった五穀には穀霊が宿るという考え方があったために、豆を使う前は※を使って鬼を追い出す儀式が行われていました。

そこから豆に変化して豆まきの風習ができたという形です。

豆にはお米と同様『穀物には生命力と魔除けの呪力がある』と言われていたこと、そして語呂的に魔を滅する『魔滅』に通じるという点が考慮され、豆に変化したのでしょう。

節分でいわしを食べる地域もある?

節分でいわしを食べるのは関西地方を中心とした西日本と言われています。

大坂船場安土町の水落家の『行事帳』の記録では文政6年(1823年)に『塩いわし 麦飯』とあったとのことなので、いわしを食べる風習があったのは確実でしょう。

大阪と京都を中心とする上方落語でも『厄払い』のために『年越しの晩はどこの家麦ご飯にイワシを焼いて食べる』というくだりがあるとのことなので、間違いないと思われます。

筆者は東日本出身なので、ひいらぎいわしを見たことがありませんし、調べて初めて知ったというレベルです。

邪気払いや無病息災を願って食べられるいわしですが、食べるときのルールなどもないので食べたい人が食べるというスタンスでいいと思います。

節分いわしの作り方とポイント

『節分いわし』の作り方はいわしを塩焼きにし食べて頭を残し、焼いたいわしの頭にエラ側から目の方向に向かって柊の枝を刺せば終わりです。

焼いたいわしができれば速攻で作れますので、制作難易度はとっても低いでしょう。

節分いわしの飾り方とポイント

飾るルールもシンプルで、玄関や軒先にセットするだけです。

これで、鬼を家に入れない魔除けや厄除けの力が発揮されます。

節分いわしはいつからいつまで飾るの?

飾る期間は地域によって異なります。

調べた限りではこれだけありました。

・節分の日だけ

・節分の日から2月下旬まで

・小正月(1月15日)から立春まで

・翌年まで

こんなに種類がたくさんあるので、その地域ではどういった風習があるのかをチェックしてから飾りましょう。

飾り終わったいわしはどうしたらいい?

飾り終わったいわしは基本的に『お焚き上げ(どんど焼き)』で燃やしてもらうのが正解のようです。

ただし、時期によっては『お焚き上げ(どんど焼き)』にはいけないという方も多いと思いますので、そんな方は塩で清めてから白い紙に包んで捨てるのが正解と言われております。

節分に関するよくある質問まとめ

節分とはどのような意味がありますか?

節分は、日本の伝統行事で、季節の変わり目、特に冬から春への移行を象徴する日です。

もともとは立春の前日を指し、新しい季節の到来を祝い、悪い霊を追い払い福を呼び込むための行事とされています。

現代では、特に豆まきや恵方巻きを食べることで知られています。

豆まきの正しいやり方はどのようなものですか?

豆まきでは、まず家の中で、福は内、鬼は外と唱えながら豆(大豆)をまきます。

これは、福を家に招き入れ、悪い霊を追い払う意味があります。

一部の地域では、家族の年齢の数だけ豆を食べる習慣があり、これには一年の健康を願う意味が込められています。

恵方巻きとは何ですか、また、どのように食べるのが正しいのですか?

恵方巻きは、節分に食べる太巻きのことで、その年の恵方(吉方位)を向いて、無言で一本まるごと食べると良いとされています。

恵方は毎年変わるため、事前にその年の恵方を調べておく必要があります。

この習慣は、無言で食べることにより、願い事が叶うという信仰に基づいています。

節分の日に食べるものとして他にどのようなものがありますか?

節分の日には、豆まきの後にその豆を食べるのが一般的です。

また、恵方巻き以外にも、その年の恵方を向いて食べると縁起が良いとされる各種の料理やスイーツがあります。

地域によっては独自の節分料理があり、例えば関西地方では節分の日にお神酒やイワシの頭を飾った料理を食べる習慣があります。

節分にはどのような飾り付けをするのが一般的ですか?

節分には、家の入り口にイワシの頭とヒイラギの葉を飾ることが一般的です。

これは、悪い霊がイワシの頭のにおいやヒイラギの葉の尖った形に怯えて近づかないという古い信仰に基づいています。

また、一部の地域では、福豆や恵方巻きなどを飾ることもあります。

これらの飾り付けには、家族の健康や一年の幸運を願う意味が込められています。

節分の豆まきで使う豆はどのような種類が適していますか?

節分の豆まきには、一般的に乾燥した大豆を使用します。

これは「福豆」とも呼ばれ、収穫した豆を翌年の節分まで保管して用います。

市販の節分用の豆もあり、これらは通常、焙煎されているため食べやすくなっています。

豆まき後に豆を食べる習慣があるため、食用に適したものを選ぶことが重要です。

節分における豆まきの由来は何ですか?

豆まきの由来は古く、鬼や悪霊を払い、福を呼び込むための儀式として行われてきました。

豆はその生命力の強さから「魔除け」の意味を持ち、これをまくことで邪悪なものを追い払い、家庭に福をもたらすとされています。

また、豆を食べることで健康や福を身につけるという意味合いも込められています。

節分で恵方巻きを食べる風習はいつ頃から始まったのですか?

恵方巻きを食べる風習は、もともと関西地方の特定の地域で行われていたものが、1990年代にコンビニエンスストアの販促活動を通じて全国に広まりました。

恵方巻きはその年の「恵方」を向いて無言で食べることで、その年一年の幸福を願うという意味が込められています。

子供に節分の意味を教える良い方法はありますか?

子供に節分の意味を教えるには、実際に豆まきの儀式に参加させることが効果的です。

また、節分に関する絵本や物語を読むことで、楽しく学べます。

子供たちが参加する豆まきイベントや、地元の神社での節分祭りへの参加も、節分の意味を理解するのに役立ちます。

節分の日に特別な祈りや儀式を行うことはありますか?

節分の日には、豆まき以外にも特別な祈りや儀式が行われることがあります。

多くの神社では節分祭が開催され、福を呼び込むための祈祷やお祓いが行われます。

また、家庭内で節分の日に特定の祈りを捧げる習慣を持つ家庭もあり、家族の健康や幸福を願う言葉を唱えることが一般的です。

まとめ

以上、いかがでしたか。

今回は節分でいわしを飾る・食べる理由はについてまとめつつ、いつから飾るのかも調べました。

○節分でいわしを飾る理由は厄除け!

○地域によっては鰯を食べる風習がある、特に関西圏

○作り方も飾り方も非常に簡単

いろいろと調べてきましたが、かなりシンプルにまとめていますので比較的わかりやすかったかと思われます。

特にいわしを飾るようになったのは節分の豆まきの風習を理解するところからスタートしないといけないので、その部分もお時間があるときはしっかりと見てもらいたいです。

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