ウォシュレットを掃除する場合には意外と気を付けなければいけない部分は多く、特にノズル周りでトラブルが起きると色々と大変になってしまいます。
今回はよくあるノズルトラブルの一つであるノズルが出ない状態になってしまった場合の対処法および、ノズル周りの簡単な掃除のやり方についてまとめてまいります。
ノズルが出なくなってしまった場合は何を疑ったらいいのかをぜひ覚えていってください。
ウォシュレットノズルが出ない場合の簡単な掃除のやり方!
トイレ掃除をしようとしたときにウォシュレットノズルが出てこない場合にはまずどうしてノズルが出てこないのかの原因を究明する必要があります。
原因を理解したうえで行動できるようになりましょう。
準備するもの
・中性洗剤
・酸性洗剤
・ゴム手袋
・お掃除用シート
・歯ブラシ
・ステンレスヘラ
やり方
最初にしなければいけないのはどうしてノズルが出ないのかの原因究明です。
詳しい原因については後述しますが、原因がわかった上での行動についてまずは記載します。
『ノズル掃除』の機能が搭載されている場合
①ノズルが出ない原因を究明して対処する
②リモコンや温水洗浄便座に付随する操作パネルで『ノズル掃除』のボタンを押してノズルを出す
③お掃除用シートを使ってノズルを拭く
④段差などに付着している細かい部分は綿棒や歯ブラシと中性洗剤を使って綺麗にする、トイレ用洗剤やノズル用のクリーナーがある場合はそちらを使ってもOK
⑤しつこい汚れが発生していた場合は洗剤を塗布して10分程度放置すること、一部の機種は5分程度放置するとノズルが自動的に戻ってしまう機能が付いているのでその場合は放置時間を短くするか説明書を読んで長時間ノズルを出せるようにする
⑥『ノズル掃除』のボタンを押してノズルを戻す、ビデ用のノズルがある場合も同じように対応する
『ノズル掃除』の機能が搭載されていない場合
①ノズルが出ない原因を究明して対処する
②ノズルの先端付近に突起があるのでそちらをつまんで手前に引っ張り出す
③お掃除用シートを使ってノズルを拭く
④段差などに付着している細かい部分は綿棒や歯ブラシと中性洗剤を使って綺麗にする、トイレ用洗剤やノズル用のクリーナーがある場合はそちらを使ってもOK
⑤しつこい汚れが発生していた場合は洗剤を塗布して10分程度放置すること
⑥自分の手で元の位置に戻す
注意点
・ノズルの洗浄だけをする場合は中性洗剤だけあればOKだが、尿石で固まって動かなくなっているといった汚れが原因だった場合は中性洗剤だけでは対処できない可能性アリ
・ノズルに触りたくないという人は『ノズル専用クリーナー』のような触らなくても掃除できる優れものがあるので用意すること
・一部の温水洗浄便座には自分でノズルを掃除する機能があるので、そちらで定期的に掃除すれば故障する確率は減る
・ノズルの動かし方や操作方法はメーカー及び機種事でかなり異なるので、掃除前に必ず説明書を読んでから対応すること
・一部の温水洗浄便座にはお尻用のノズルとビデ用のノズルの2種類があるのでノズルが2種類あるかどうかも掃除前にチェックしておくこと
ノズルが動かなくなってしまった原因について
次はノズルが動かなくなってしまった原因は何なのかをまとめていきます。
考えられる原因を箇条書きにすると以下のとおりです。
・本体の電源スイッチが入っていない
・リモコンの電源が切れている
・ウォシュレットの着座センサーが故障し動作しなくなった
・ウォシュレットが固定されていないため正常に動かない
・ノズル近辺が壊れてしまった
・家のブレーカーが落ちている
・ノズル部分に尿石などの固まってしまう汚れが大量に付着して動かない
・家のブレーカーが落ちてしまって漏電保護プラグが作動しまともに動かなくなった(リセットボタンを押せば直る)
このように原因はいくつかありますが、その中でも電源などの自分で対応が可能なケースと故障といった対処不可能ケースもあるので見極めが重要になります。
故障が原因でノズルが動作しなくなってしまった場合はメーカーかお世話になっている家電ショップに連絡して修理依頼を行ってください。
また、正常に動作しなくなった場合のQ&Aが説明書に記載されているケースも多いので、正常に動作しなくなったらひとまず説明書を読んで対処方がどうなっているのかを確認することも重要です。
ウォシュレットノズルの掃除頻度
ウォシュレットノズルの掃除頻度は明確な数字が出ていませんが、毎日の掃除が推奨されているトイレよりは掃除頻度は少なめという意見が多いです。
ただし、トイレはどれだけ多くの人が使っているのか使い方がどうなっているのかで掃除頻度が大きく変わってくるのでとりあえず1週間に1回程度の掃除頻度で様子を見ましょう。
そこで、予想よりも汚れがひどい場合は掃除頻度を増やせばOKですしそこまで汚れていない場合は掃除頻度を減らしましょう。
比較的新しいタイプのトイレの場合は自動的にノズルを掃除する機能まで搭載されているので、そちらを使って綺麗にすることを心がければ掃除頻度を減らすこともできます。
掃除をサボっていると大変なことに?
掃除はさぼっていると瞬く間に汚れていきます。
特に使用頻度の多いトイレは汚れるまであっという間で、1週間もあれば目立つような黄ばみがはっきりと出始めるでしょう。
こうなるとトイレ特有の悪臭まで発生するようになりますし、しつこすぎる汚れも発生するようになります。
ノズル近辺でカビや細菌が発生するとノズルから出る水をためるタンク内部にカビや細菌が大量発生するようになってしまうケースもあるので非常に危険です。
頑固な汚れになると掃除するのも大変になってしまうので、こうなる前に対処することを強く意識してください。
掃除をしても綺麗にならない時の裏技!
掃除してもトイレがなかなか綺麗にならない場合は、使っている洗剤を変えることで掃除頻度が向上することがあります。
トイレは黄ばみや水垢といった酸性洗剤で落とせるような汚れから、人が良く触ることで発生する油汚れを筆頭にアルカリ洗剤で落とせるような汚れまであるのです。
そして通常の洗剤ではなかなか落とすことができないような黒カビも発生する場所でもあります。
このように汚れの種類が多種多様なのがトイレなので、なかなか汚れが落ちない場合は使っている洗剤がその汚れに最適なのかどうかを意識してください。
ウォシュレットノズルが汚れる原因は?
ウォシュレットノズルが汚れる原因は水垢やカビや黄ばみです。
このような汚れが発生する原因はノズルを使っている時に跳ね返ってしまう汚水が付着してしまうことや、立ち小便によって生ずる尿はねにあります。
特に尿はねは意識することである程度防げますので、男性の方がトイレを利用する際には立ち小便をしないように意識してみるといいでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はウォシュレットのノズルが出なくなってしまった場合の掃除の仕方についてまとめました。
ノズルが動かない場合はまず故障か電源周りの何らかのトラブルが原因と考えて行動しましょう。
特に、停電してしまった場合は停電から復旧した後も動かなくなるケースがありますので、その場合の復旧方法なども説明書で確認しておくと対応しやすくなります。
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