一番汚れてしまうため必ず丁寧にするべきと心がけている人も多いトイレですが、家庭環境によって掃除頻度も大きく変わる場所もトイレなのです。
今回はこのトイレ掃除における掃除の頻度は一体どうなっているのかを詳しく解説しつつ、トイレ掃除をさぼっているとどうなるのか、汚れの原因や種類は何なのか、トイレ掃除の頻度を減らすためのコツは存在しているのか、どこを掃除することが重要なのかを紹介いたします。
トイレの汚れを防ぐ掃除の頻度について
トイレを汚さずに綺麗な状態をキープするためには適切な頻度を保つ必要があります。
ただし、トイレ掃除にはいくつかの段階が存在しているので頻度についても1つに固執した考えはできないのです。
とりあえず一つの区切りとして『毎日行うお手軽掃除』と『1週間に1回程度行う本格的な掃除』と『1ヶ月に1回程度行う普段は見えないためになかなか手が出ない部分まで徹底的に行う掃除』の3種類を意識するといいでしょう。
それでは、一つずつ作業内容について簡単に解説していきます。
毎日行うお手軽掃除は何をする?
毎日行うお手軽掃除は中性洗剤やセスキ炭酸ソーダを溶かしたセスキ水や重曹水とトイレ掃除用のシートをトイレに用意しておき、ちょっと気になる汚れに中性洗剤を吹き付けて便器や便座や蓋やタンクをトイレ掃除用のシートで拭くという作業になります。
洗剤のついていないトイレ用ブラシで便器内部を擦るのも重要です。
この掃除は5分もかからずに終わりますので、トイレを使った後にササッと掃除するというやり方にする人もいます。
直ぐに掃除ができるように手に届くところにセスキ水や重曹水入りのスプレーやお掃除用シートを用意しておくのがポイントとなっています。
わざわざ掃除用具を引っ張り出さなくていいというのは気持ち的に前向きになりやすいのです。
1週間に1回程度の掃除は何をする?
1週間に1回程度の掃除はやや本格的になります。
掃除の基本として上から下に向けて綺麗にする必要があるので、天井から手を出していきましょう。
作業内容としては天井や壁や床を丁寧に拭いて汚れを除去しつつ、水垢や尿石対策として酸性洗剤を用いて手洗い器や便座の裏や汚れが溜まりやすいフチ裏を徹底的に綺麗にします。
毎日の掃除は中性洗剤やセスキ水や重曹水だけあれば十分ですが、1週間に1回程度の掃除の場合は水垢や尿石に効果的な酸性洗剤を用意して対応しましょう。
また、トイレは人の出入りが多いため埃も溜まりやすくなっており掃除機を使って埃や髪の毛の除去をすることも有効です。
対応しにくい天井の汚れたイサクには柄の長いアイテムを有効活用してください。
1ヶ月に1回程度の掃除は何をする?
1ヶ月に1回程度の掃除はかなり本格的になります。
本格的な掃除になるので、まずはすべての小物を外に出して止水栓を閉めるという作業を行ってください。
ただし、止水栓を閉めるときは必ずどの程度開いていたのかを記録するためにスマートフォンを使って動画撮影しながら閉めるようにしましょう。
そして天井と換気扇と照明⇒壁⇒手洗い器⇒温水タンク内部⇒便器表面⇒便座⇒便器内部⇒ウォシュレットのノズル⇒床の順番で綺麗にしていく必要があります。
基本は上から下に向けて綺麗にするという流れでこれはどこの掃除でも変わりません。
特に掃除してもらいたいのがウォシュレットのノズルとトイレタンク内部で、ウォシュレットのノズルの先端は黄ばみが発生していることも多くトイレのタンク内部はカビが大量発生していることも多々あるのです。
トイレ掃除をサボっていると大変なことになる?
トイレ掃除をサボっていると瞬く間に汚れていきます。
具体的には嫌な臭いが発生するようになって、水垢や黄ばみが目につくようになり、温水タンク内部が細菌やカビだらけになって温水洗浄便座のウォシュレットのノズルから出る水が汚水になってしまうでしょう。
さらに放置すると温水洗浄便座が故障してしまったりトイレ詰まりが発生して汚水が逆流してしまう可能性すら出てしまいます。
ここまでくるとお風呂掃除においても最大の敵となっている黒カビも大量発生するようになりこれは不味いと思ってトイレ掃除を本格的にし始めてもなかなか落ちない汚れにイライラするようになってしまうのです。
トイレの掃除頻度を減らすコツ!
トイレ掃除の頻度を減らすことは大きく分けて2種類です。
それは『立ち小便を減らすこと』と『毎日掃除を意識して必ず行うこと』になります。
まず立ち小便を減らすことなのですが、立ち小便をするとかなり広範囲で尿はねが発生するので掃除の手間が確実に増えます。
なので、掃除のことを考えると男性でも座って用を足すことが推奨されるのです。
また、トイレは必ず使う場所でもありますのでどうしても汚れやすく、汚れが蓄積されないようにするために毎日掃除を意識して必ず行うことも重要になってきます。
トイレの汚れの原因やその種類は?
トイレの汚れの原因は水垢・黒ずみ・黄ばみ・埃や髪の毛が主体となっています。
水垢は水道水に含まれているミネラル成分が残ってしまったモノですが、トイレの場合は尿石と混ざってしまうこと雑菌ともミックスされてしまいサボッたリングとして出没するようになります。
黄ばみは尿に含まれているカルシウムが固まることで発生する尿石が主要因な汚れであり、トイレ掃除をサボると出現しやすくなります。
黒ずみは黒カビが主体となっていることもありますが、尿石が黒ずんで固まったものや水垢を放置しすぎた結果鉄分が酸化して黒ずんでできてしまったものもありますので、原因がバラバラなのです。
埃や髪の毛は人の出入りや衣類を脱ぐ動作で発生しやすい汚れとなっています。
トイレのどこを掃除することができるの?
トイレ掃除で対応するところは非常に多いのですが、汚れが溜まりやすい部分はある程度決まっています。
それは便器のフチ裏と便座の裏です。
この部分は普段は見ないまたは見えない部分なので意識して掃除しないと汚れが直ぐに蓄積されてしまいます。
また、トイレ掃除は天井・換気扇・壁・床・手洗い器・温水タンク内部・便器外側・便器内側・温水洗浄便座操作パネル・ウォシュレットのノズル・小物置き場など掃除できる箇所は非常に多いので本格的な掃除をする時は細部もきちんと綺麗にしましょう。
壁
床
便座
トイレタンク
ウォシュレット
温水洗浄便座
トイレ掃除に必要な道具
トイレクリーニングシート
これは現代のトイレ掃除で不可欠なアイテムです。
トイレの多くの箇所をカバーでき、その使い勝手は抜群。使い捨てなので、毎回の洗濯の手間は必要ありません。
厚みがあり、質のいいものを選ぶことで、より一層の効果が期待できます。
万能トイレブラシ
これは掃除の際に距離をとりつつ、便器を磨くのに欠かせないアイテム。
さまざまなデザインがあり、保管しやすいものにはケースも付属。
ブラシとスポンジ、2つのタイプがあり、用途に応じて選ぶことができます。
多目的中性洗剤
トイレ専用の洗剤として、中性が最も推奨されるタイプです。
それは、トイレの多様な部分での使用に適しているからです。
また、スプレー式のものは特に取り扱いが簡単で効果的です。
保護のためのゴム手袋
トイレ掃除時のケミカルな洗剤を使う際には、肌を守るためのゴム手袋が欠かせません。
使い捨てタイプのものは、簡単で時短にも役立ちます。
細部の掃除に適した古歯ブラシ
通常の道具では届きづらい箇所の掃除に、古歯ブラシが最適です。
但し、誤ってトイレに流してしまわないよう注意し、また、日常使いの歯ブラシと混同しないようにすることが大切です。
追加の選択
通常のメンテナンスで十分な場合は上記のアイテムで対応可能ですが、特に頑固な汚れには、酸性洗剤や漂白剤などの強力なアイテムが必要となることもあります。
トイレを掃除するときに注意すること
トイレ掃除をする時に注意することは色々とありますが、個人的に絶対に意識してもらいたいのが『様々な汚れが集まるので洗剤を使い分けること』と『塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜてしまうと有毒ガスが発生するので絶対に併用しないこと』の2種類となります。
トイレは水垢や尿石といった酸性洗剤じゃないと落ちない汚れから、人が触ることで発生する皮脂汚れなどアルカリ性洗剤じゃないと落としにくい汚れ、さらには黒カビといった塩素系漂白剤じゃないとなかなか落とせない汚れまで色々と揃ってしまう場所なのです。
ここで厄介なのが酸性洗剤じゃないと落とせない汚れが発生するのに、塩素系漂白剤を使わないと対処しにくい黒カビも発生してしまうところにあります。
酸性洗剤と塩素系漂白剤を併用すると有毒ガスが発生してしまうので、絶対に併用してはいけません。
様々な洗剤を使ってトイレをキレイにする掃除のやり方!
トイレ掃除には様々な洗剤を使うことができます。
洗剤によって落としやすい汚れが異なるので、ここではどんな洗剤を使って掃除することができるのか見ていきましょう!
クエン酸
重曹
オキシクリーン
セスキ炭酸ソーダ
漂白剤
酸性の洗剤
アルカリ性の洗剤
トイレ掃除に関するよくある質問まとめ
トイレ掃除の頻度はどのくらいが良いですか?
一般的には週に1回程度の頻度でトイレ掃除を行うことが推奨されます。
ただし、使用頻度や家族の人数によって変わることもあります。
汚れが目立つ場合は、こまめな掃除がおすすめです。
どのような道具や洗剤を使用すれば良いですか?
トイレブラシ、洗剤、消臭スプレー、拭き取り用のクロスなどが一般的な道具です。
トイレ専用の洗剤を使用することで、汚れや臭いの除去が効果的に行えます。
トイレの床や壁の掃除はどのように行えば良いですか?
まず、トイレブラシやスポンジを使って床や壁の汚れをこすり落とします。
その後、専用の洗剤を使って拭き取り、最後に清潔なクロスで水気を拭き取ると良いです。
ただし、使用する洗剤はトイレに適したものを選んでください。
トイレのタンクの掃除は必要ですか?
トイレのタンク内部には水が溜まっているため、定期的に掃除を行うことがおすすめです。
タンク内部に汚れやカビが付着すると、水の質やトイレの清潔さに影響を及ぼす可能性があります。
トイレの消臭対策はどうしたら良いですか?
トイレの消臭対策としては、消臭スプレーや専用の芳香剤を使用することがあります。
また、トイレ掃除を定期的に行うことで、臭いの原因となる汚れを予防することも大切です。
トイレブラシの手入れ方法はありますか?
トイレブラシは使用後に十分に水洗いし、水気を切ってから保存することが重要です。
また、定期的に消毒液などを使って清潔に保つことで衛生面も向上します。
便座の掃除はどのように行えば良いですか?
便座の掃除は専用の除菌スプレーやウェットティッシュを使用して行うことが一般的です。
便座全体を拭き取る際には、手洗いを忘れずに行いましょう。
トイレの換気はどのようにすれば良いですか?
トイレの換気は掃除後や使用後に行うことで、臭いや湿気を軽減できます。
窓を開けるか、換気扇を使うか、空気の入れ替えを意識しましょう。
便器の水垢や黄ばみを取る方法を教えてください。
便器の水垢や黄ばみは、クエン酸や重曹を使用してこすり洗いすることで取ることができます。
また、トイレクリーナーを利用する方法もあります。
トイレブラシのホルダーの掃除は必要ですか?
トイレブラシホルダーも汚れがたまりやすい場所ですので、定期的に掃除することがおすすめです。
ホルダー内部を洗剤で洗い、水気をしっかり拭き取りましょう。
トイレットペーパーホルダーの掃除方法を教えてください。
トイレットペーパーホルダーは拭き取りやすい場所ですが、掃除を怠ると埃や汚れがたまることがあります。
定期的に拭き取るか、吹き掃除することをおすすめします。
トイレ掃除の際にマスクは必要ですか?
トイレ掃除中は掃除剤の成分や埃が舞う可能性があるため、マスクの着用が推奨されます。
特にアレルギー体質の方や、掃除剤の香りに敏感な方はマスクを使用することが良いでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はトイレ掃除の頻度について詳しく解説いたしました。
トイレ掃除の頻度はこのように段階的に分かれていますが、使用頻度によっても掃除頻度が変わります。
使用回数が多いという人はちょっと掃除の頻度も多めにしなければいけませんし、ひとり暮らしで家のトイレはあまり使わないという人は掃除頻度を減らしても問題ないでしょう。
自分の家庭にあった掃除頻度を自分なりに見つけることが重要なのです。
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