ミカンやオレンジといった柑橘類の皮はおばあちゃんの知恵袋を活用することでいろいろと便利なグッズに変身します。
今回はこのオレンジを使って汚れたキッチンをピカピカにする掃除方法について詳しく解説いたします。
聞いたことがあるという人も多いと思いますが、クエン酸や重曹を使った掃除のように結構びっくりするぐらい綺麗になるので、気になった方は試してみるといいでしょう。
そもそもどんな汚れに効果があるのかも、具体的に解説していきますので最後までご覧ください。
オレンジを使って汚れたキッチンを掃除する方法!
オレンジを使ってキッチンを綺麗に掃除する方法をまとめます。
やることはものすごく簡単で、皮を使ってこすり洗いするだけです。
準備するもの
・ミカンやオレンジの皮
・ゴム手袋
・キッチンペーパーやペーパータオル
・マイクロファイバークロス
やり方
やり方は単純で、ミカンやオレンジの皮を使ってこすり洗いするだけですので難しいことはありません。
その内容も見ていきましょう。
注意点
オレンジでどんな汚れを落とすことができる?
オレンジやミカンの皮の掃除効果は含まれている成分によって発揮されています。
具体的には以下の3つの成分が効果的と言われているのです。
クエン酸
いわゆる酸性洗剤の代表格であり水垢や石けんカスといった汚れ落としで活躍する、素材によっては腐食や変色を引き起こすことがあるため要注意
リモネン
柑橘系の香りの成分で強い溶解力を持っており、油汚れを落とすことが可能
ペクチン
ミカンやオレンジの皮の白い部分や筋に含まれる成分で、油汚れを分解する作用や吸着力があるので表面の汚れをしっかりと取り除いてワックスのような艶出し効果が期待できる
この3つの成分を駆使すれば、水垢や石鹸カスといったアルカリ性の汚れもある程度落とせますし、油汚れもある程度落とすことができるのです。
要するに、どちらにもある程度の効果がある中性洗剤のように使うことができます。
柑橘類なのでクエン酸による水垢を除去する効果のみがあると思っていましたが、リモネンやペクチンによる油汚れを落とす作用も期待できるというのがポイントでしょう。
ただし、洗剤ではないので洗浄力という部分には必要以上に期待するのはやめた方がいいでしょう。
有効活用できてお得という考え方でお使いください。
オレンジを使っても汚れが落ちない場合は?
オレンジを使っても汚れが落ちないときは素直に洗剤を使いましょう。
中性洗剤のようにいろんな汚れに対応できるのがオレンジやミカンの皮の長所ではありますが、今回の記事で何度か書いてあるように洗剤ではありません。
洗剤は汚れを落とすことをひたすらに突き詰めた結果誕生した商品なので、オレンジの皮よりも効果が高いことは当たり前なのです。
特に、昨今は『ウタマロクリーナー』のような中性洗剤でありながらも洗浄力がかなり高くいろんな汚れを落とせるものまで登場しているので、そういった便利洗剤に最大限活用しましょう。
しつこい油汚れには酸素系漂白剤や重曹ペーストを使って掃除すればいいですし、しつこい水垢や石けんカスといった汚れには強めの酸性洗剤であるサンポールを使えば十分に綺麗になります。
カビという非常に厄介な汚れが相手でも、塩素系漂白剤があれば比較的簡単に落とすことができるでしょう。
キッチンの掃除頻度はどのくらい?
キッチンの掃除頻度は基本的に毎日が理想的です。
この毎日掃除は洗剤を使ってガッツリとするのではなく、水垢や油汚れを拭き取るといった簡単なケアで十分でしょう。
あとは1週間に1回か2回程度洗剤を使ってピカピカな状態に戻すというスタンスで十分です。
ただし、キッチンはどれだけ料理をしているのかで汚れ具合が大きく変わってくるので、家族が多く毎日弁当を作っているというご家庭では掃除頻度も増やしましょう。
逆に、全く料理をせずに外食中心とかお弁当を買ってきて食べるだけという人なら掃除頻度は少なめでも問題ないでしょう。
キッチンの掃除をサボると大変なことに?
キッチンは火を使う場所でもあり、水を使う場所でもあるので掃除をサボると火による問題と水による問題が両方襲ってくるでしょう。
まず、水による問題は排水管内部で詰まりが発生して逆流や水漏れが発生するようになります。
それ以外にも嫌な臭いが発生したりと予兆はあるのでわかりやすいでしょう。
水によるトラブルは床に水が染みこんで痛んでしまったり、階下にまで被害を及ぼす可能性があるので要注意です。
水漏れトラブルによる損害賠償は金銭的にもご近所トラブルという意味でも非常に大きな痛手となるので気をつけましょう。
火による問題は換気扇やコンロや電子レンジなどで起こりうるトラブルで、換気扇で蓄積された油汚れから油がしたたり落ちて調理中に大きな炎が舞い上がり火事になってしまうとか、電子レンジ内部の汚れが溜まりすぎて何かを温めたタイミングで出火してしまうというケースがあるのです。
どちらも被害的には大損害となりかねないので、そうならないように綺麗な状態を保つことが本当に重要になります。
キッチン掃除に関するよくある質問
どのくらいの頻度で行うべきですか?
キッチンの掃除の頻度は使用頻度や調理の内容によって異なりますが、一般的には週に1回から2回程度の頻度で行うことをおすすめします。
しかし、食材のこぼれや汚れが目立つ場合や、調理後にすぐに掃除することで衛生面を保ちたい場合には、より頻繁に掃除することも良いでしょう。
換気扇のフィルターを掃除する頻度はどのくらいですか?
換気扇のフィルターの掃除頻度は、使用頻度や調理内容によって異なりますが、一般的には1ヶ月に1回から3ヶ月に1回程度の頻度で掃除することをおすすめします。
しかし、油汚れが目立つ場合や換気効果が低下したと感じた場合には、より頻繁に掃除する必要があります。
どのような道具や洗剤が必要ですか?
キッチンの掃除には以下のような道具や洗剤が役立ちます。
食器用洗剤
食器や調理器具を洗う際に使用します。
油汚れやこびりつきに効果的です。
重曹やクエン酸
自然派の掃除剤として使われることがあります。
除菌や油汚れの落としにも効果があります。
スポンジやブラシ
汚れをこすり落とす際に使用します。
硬いブラシや柔らかいスポンジなど、目的に合わせた道具を選びましょう。
キッチンペーパーやクロス
水拭きや乾拭きに使用します。
キッチンペーパーは一回使い捨てのため、衛生的です。
キッチン掃除で気をつけるべきポイントはありますか?
キッチンの掃除で気をつけるべきポイントはいくつかあります。
食材の処理
期限切れや腐敗した食材は早めに処分しましょう。
また、生ゴミは適切な袋に入れて密閉し、定期的に捨てるようにしましょう。
油汚れへの対処
キッチンには油汚れがつきやすいので、こまめに拭き取るか、専用の洗剤を使って処理しましょう。
水回りの乾燥
シンクやシャワーヘッドなどの水回りは乾燥させておくことが重要です。
湿ったままだとカビや雑菌の繁殖につながります。
掃除道具の保管
掃除道具は清潔に保ち、使い終わったらきちんと乾かして保管しましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はオレンジのような柑橘類の皮を使って汚れたキッチンをピカピカにする掃除方法をまとめました。
おばあちゃんの知恵袋のように昔から教えてもらった知識の一つでもあるのですが、成分的にも効果があるという事が調べてみるとわかりました。
洗剤ではないのであらゆる汚れを完璧に落としてくれるものではありません。
しかし、軽い汚れのキッチンならばピカピカな状態に戻してくれるので捨てるのがもったいないぐらい皮があるのなら試してみるといいでしょう。
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