キッチンハイターは花王が発売している台所用塩素系漂白剤及び酸素系漂白剤です。
今回はこの台所用漂白剤を使って洗濯槽を掃除できるのか、掃除ができる場合はどのようにすればいいのかを紹介してまいります。
キッチンハイターを使う場合の注意点や、キッチンハイターの掃除効果、洗濯槽の掃除頻度についても確認していきましょう。
これで洗濯槽をキレイにすることができるので、日々のお洗濯も気持ちよく行うことができますよ。
キッチンハイターで洗濯槽をキレイにする掃除方法!
台所の漂白剤としてお世話になっている人も多いキッチンハイターですが、ずばり洗濯槽の掃除にも使うことができます。
具体的にどのようにすればいいのかを確認してきましょう。
キッチンハイターを使った縦型洗濯槽の掃除方法
こちらの動画は『【閲覧注意】キッチンハイターで洗濯槽掃除してみた【激安】』というタイトルで、キッチンハイターを使って洗濯槽を掃除したらどうなるのかの参考にできる動画となっています。
具体的な手順ややり方は文字でも紹介しますので、こちらもご覧ください。
用意するもの
・歯ブラシ
・雑巾or使い捨てペーパータオル
・網目の細かいネット
やり方
①洗濯槽についている洗剤投入ケースやゴミ取りネットやフィルターなどを取り外して、歯ブラシなどを使って掃除する
②洗濯機の外側や排水口や蓋の裏側についている汚れをふき取る
③『槽洗浄コース』があるのならキッチンハイターを入れてボタンを押すだけ、ない場合は洗濯槽にぬるま湯をためてから水10ℓあたり50ccのキッチンハイターを投入する
④『洗い』コースで5分程度回して、槽内に洗剤液を攪拌する
⑤3時間から一晩放置する
⑥目に見えている汚れをネットですくう
⑦標準モードの『洗い・すすぎ・脱水』を行う
⑧洗濯槽内部の汚れ具合を確認して汚れがひどい場合はもう一度『洗い・すすぎ・脱水』を行う
⑨洗濯機の蓋を開けて乾燥させる
⑩洗剤投入ケースやゴミ取りネットなども乾かしたのちに元に戻して終了
キッチンハイターを使ったドラム式洗濯槽の掃除方法
ドラム式でも基本的なやり方は変わりません。
用意するもの
・歯ブラシ
・雑巾or使い捨てペーパータオル
・網目の細かいネット
やり方
①乾燥フィルターなどを取り外して、歯ブラシなどを使って掃除する
②洗濯機の外側や排水口や蓋の裏側やゴムパッキンについている汚れをふき取る
③『槽洗浄コース』があるのならキッチンハイターを入れてボタンを押すだけ、ない場合は洗濯槽にぬるま湯をためてから水10ℓあたり50ccのキッチンハイターを投入する
④『洗い』コースで5分程度回して、槽内に洗剤液を攪拌する
⑤3時間から一晩放置する
⑥目に見えている汚れをネットですくう
⑦標準モードの『洗い・すすぎ・脱水』を行う
⑧洗濯槽内部の汚れ具合を確認して汚れがひどい場合はもう一度『洗い・すすぎ・脱水』を行う
⑨洗濯機の蓋を開けて乾燥させる
⑩乾燥フィルターなども乾かしたのちに元に戻して終了
キッチンハイターを使う時の注意点!
今回用いるタイプのキッチンハイターは殺菌・洗浄力に特化した塩素系漂白剤になります。
そのため洗濯槽の掃除にも使えるのですが、そもそも塩素系漂白剤や台所用漂白剤が使えない洗濯機もありますのでまずは説明書を読むことから始めてください。
キッチンハイターの掃除効果や特徴は?
キッチンハイターには『消臭』『雑菌』『除菌』といった効果がありますが、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤では効果が異なります。
今回紹介したキッチンハイターは汚れやカビを分解する能力に長けた殺菌除菌効果が高い漂白剤であり、反対に酸素系漂白剤はこびりついた汚れをはがす酸素系漂白剤とはまた効果が異なるのです。
また、塩素系漂白剤は主成分は『次亜塩素酸』で非常に漂白力が高いのも特徴となっています。
ただし、塩素系漂白剤は毒性も高いという特徴もありますので、取り扱いには一番気を付けなければいけない存在でもあるのです。
塩素系漂白剤を使えないものとしては水洗いできないもの・毛・絹・ナイロン・ポリウレタン・金属製のボタン・色柄物の繊維・ファスナーなどがありますので強い漂白作用がマイナスに働いてしまうものもあると考えておきましょう。
キッチンハイターを洗濯槽に使うときの適切な量
キッチンハイターで洗濯機を掃除をするときの適切な量ですが、洗濯槽に水を満水にしてからキッチンハイター1本600mlを入れます。
ただし、ドラム式洗濯槽の場合は半分の量の300mlにしておきましょう。
キッチンハイターを入れ過ぎてしまうと故障の原因にもつながる可能性がありますので注意してくださいね。
洗濯槽にキッチンハイターを使うデメリットは?
キッチンハイターのような塩素系クリーナーは強い殺菌力や洗浄力を兼ね備えています。
そのため、掃除をしてすすぎ残しがあると衣服にダメージを与えてしまう可能性があります。
また使い方を間違えてしまうと洗濯機の故障にもつながります。
安全に掃除を行うためには、事前に取扱説明書をよく読んでから掃除をするようにしましょう。
メーカーによっては『台所用洗剤は絶対に使用しないでください。』と書かれている場合がありますので、注意してくださいね。
どうしてもキッチンハイターを使う場合は自己責任でお願いします。
キッチンハイターでも洗濯槽が綺麗にならない場合は?
実際には、キッチンハイターを使用した洗濯槽の清掃はあまり効果的ではないのです。
多くの人がキッチンハイターで洗濯槽を掃除しても満足できない結果になることがあります。
その理由は、塩素系の漂白剤だけでは、洗濯機内の頑固な汚れを完全に取り除くのは難しいからです。
縦型洗濯機に関して
縦型洗濯機では、洗濯槽の裏側に付着した汚れは洗濯槽自体を外して掃除する必要があります。
そのため、もし洗濯機から不快な臭いやカビの存在が気になる場合は、洗濯槽を外して清掃するのが最も効果的です。
ただし、洗濯機の分解と掃除は大変な作業で、元に戻せなくなる可能性もあるので注意が必要です。
加えて、特別な掃除用具や洗剤も要求されるので、専門の洗濯機クリーニングサービスを利用する人が多いです。
ドラム式洗濯機に関して
キッチンハイターでドラム式洗濯機を掃除することもできますが、それだけでは完全ではありません。
キッチンハイターは漂白作用はありますが、内部に蓄積した埃やゴミは取り除くことができません。
このような内部の汚れが原因で、ドラム式洗濯機では臭いや排水の問題が生じることがあります。
自分での掃除では限界があるため、手に負えない汚れに困惑する人も多いのです。
ドラム式洗濯機の内部に溜まったこのような汚れを効果的に取り除くには、分解しての掃除が必要です。
分解作業はリスクが伴うので、このタイプの洗濯機の清掃はプロにお任せするのが最良です。
洗濯槽の掃除頻度はどのくらい?
洗濯槽の掃除頻度は基本的に1ヶ月に1回か2ヶ月に1回です。
汚れやすい『糸くずフィルター』や『乾燥フィルター』などは洗濯機を使うたびにお掃除するのが基本となりますが、洗濯槽そのものの掃除は1〜2ヶ月に1回の頻度での掃除を心がけてください。
日本の日用雑貨メーカーで家庭向け消臭剤や防虫剤などを発売している『エステー株式会社』の公式サイトにある『洗濯機はどれくらいの頻度で掃除をすれば清潔に保てますか? 汚れをためないようにするポイントを教えてください。』というページで『一概には言えませんが、1〜2ヵ月に1回の頻度で洗濯槽クリーナーを使って掃除をするとよいでしょう。』という回答をしているのです。
全ての洗濯機に当てはまる答えではありませんが、洗濯槽の状態は目に見えないのでどれだけの頻度なのかを調整するのは難しいでしょう。
とりあえず、洗濯槽の掃除は1ヶ月に1回や2ヶ月に1回という頻度を守るようにしてください。
洗濯槽を綺麗に保ち続けるコツは?
手間暇をかけて綺麗にした洗濯槽を、なるべく長持ちさせたいと思うのは当然ですよね?
ちょっとした習慣で洗濯槽の汚れやカビの発生を抑制できるので、以下に挙げるポイントを日々実践してみましょう。
洗濯槽の乾燥を促す
カビは湿度を好むので、洗濯槽を常に乾燥した状態に保つことが肝心です。
洗濯機の蓋を開放するだけで、湿気が溜まりにくくなるため、蓋を閉めぱなしにしないように心掛けましょう。
定期的に掃除を行う
洗濯槽をきれいに保つためには、頻繁な掃除が必要です。
それによって、カビや汚れが悪化する前に取り除けるので、2~3ヶ月ごとには掃除をするように計画してください。
専門業者にお任せする
洗濯槽の掃除をプロに託すと、洗濯槽を解体して、外からも高圧洗浄を施してくれます。徹底的に綺麗にするためには、年に1回程度、専門の清掃業者に依頼することも考慮に入れてはいかがでしょうか。
洗濯槽の掃除に関するよくある質問まとめ
洗濯槽の掃除はどれくらいの頻度で行うべきですか?
洗濯槽の掃除の頻度は、使用状況にもよりますが、一般的には1〜2ヶ月に一回は行うのが良いとされています。
頻繁に洗濯をするご家庭や、湿度が高い地域に住んでいる場合は、その頻度を上げることが推奨されます。
洗濯槽専用の洗剤を使わないとダメですか?
洗濯槽専用の洗剤が一番効果的ではありますが、それがない場合は、重曹やクエン酸も代用として使えます。
ただし、これらの代用品は専用洗剤に比べて効果が少し劣る場合もありますので、掃除の頻度を少し高めにすることが良いでしょう。
洗濯槽が臭い場合、どうすればいいですか?
洗濯槽が臭い場合、その原因はほとんどの場合、カビや雑菌の繁殖です。
専用の洗濯槽クリーナーでしっかりと掃除を行い、その後も定期的なメンテナンスを心掛けることが重要です。
また、洗濯後は蓋を開けてしばらく放置することで、湿度を下げることも臭い防止に効果的です。
洗濯槽の掃除にはどれくらい時間がかかりますか?
洗濯槽の掃除にかかる時間は、使用する洗剤や汚れの状態によりますが、専用の洗濯槽クリーナーを使う場合、大体は1〜2時間程度で完了します。
自動の洗濯槽クリーニング機能が付いている洗濯機もありますが、それでも手動での掃除が必要な場合があります。
洗濯槽の掃除を怠るとどうなりますか?
洗濯槽の掃除を怠ると、カビや雑菌が繁殖する可能性が高くなります。
これが衣類に移ると、肌トラブルを引き起こす可能性もあります。
さらに、臭いの原因にもなるため、衣類が清潔に洗えていない状態になることもあります。
洗濯槽が黒ずんでいるのはなぜですか?
洗濯槽が黒ずんでいる場合、それは通常、カビや雑菌が繁殖しているサインです。
このような状態になると、衣類が十分に清潔にならず、健康にも影響を及ぼす可能性があります。
黒ずみを発見した場合は、速やかに専用の洗剤や代用品で掃除を行うべきです。
洗濯槽掃除後に洗濯機が震えるようになったのですが、原因は何でしょうか?
洗濯槽を掃除した後に洗濯機が震えるようになった場合、掃除中に洗濯機のバランスが崩れた可能性が考えられます。
洗濯機の取扱説明書を参照し、バランス調整の方法に従って調整してみてください。
それでも解決しない場合は、専門の修理サービスに相談することをお勧めします。
掃除をしても臭いが取れない場合、どうすればいいですか?
洗濯槽を掃除しても臭いが取れない場合、問題は排水パイプやゴムパッキンにある可能性があります。
これらの部分も掃除することで、臭いの原因を根本から解消することができます。
特にゴムパッキンは見落とされがちですが、ここにもカビや雑菌が溜まりやすいので、注意が必要です。
家庭用の洗剤で洗濯槽を掃除しても大丈夫ですか?
一般的な家庭用洗剤でも一定の掃除効果はありますが、専用の洗濯槽クリーナーに比べると効果が低い可能性があります。
特にカビや強い臭いが発生している場合は、専用のクリーナーを使用することをお勧めします。
洗濯槽の掃除に失敗するとどうなる可能性がありますか?
洗濯槽の掃除に失敗すると、最悪の場合、機械の故障を招く可能性もあります。
例えば、洗剤を過剰に使用してしまうと、泡が多く発生し、それが機械を破損させる可能性があります。
また、掃除を不完全に行うと、カビや雑菌が残り、衛生的な問題が継続する可能性があります。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は洗濯槽をキッチンハイターを使って掃除するにはどうしたらいいのかを紹介しました。
洗濯槽の掃除は縦型だとかなり簡単で、キッチンハイターを使っても効率よく行うことができるでしょう。
ただし、洗濯槽の掃除には洗濯槽の掃除向けの洗剤が用意されているので個人的にはそちらを活用してもらいたいと思います。
どうしてもキッチンハイターを使いたいという人は、洗濯機の機種によっては台所用漂白剤や塩素系漂白剤が使えないタイプもありますので、使えるかどうかの確認が必要ということは絶対に忘れないようにしてください。
キッチンハイター以外の洗濯機の掃除方法!
キッチンハイターがない時の掃除はどうしたらいいでしょうか?
ここではキッチンハイター以外の掃除方法を紹介していきます!
ぜひ参考にしてくださいね。
オキシクリーン
重曹
クエン酸
ハイター
過炭酸ナトリウム
酸素系漂白剤
各種メーカーの洗濯機の掃除方法!
それでは最後に各種メーカーの洗濯機の掃除方法を紹介していきます。
メーカーによって掃除方法が異なることもあるので、ここでまとめて紹介している日立やパナソニックなどの有名メーカーの掃除方法をチェックしてみてください。
まずはご家庭の洗濯機がどこのメーカーを使っているのか確認してみましょう。
シャープ
パナソニック
日立
東芝
洗濯槽以外の掃除方法とポイント!
洗濯機には洗濯槽以外にもたくさん掃除するところがあります。
定期的に掃除をしておかないと故障にもつながるので、こまめに掃除をするように心がけましょう。
掃除をしたいところチェックして掃除方法を参考にしてみてくださいね。
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