洗濯機のメーカーはいろいろとありますが、その中でもメジャーなメーカーの1つがシャープです。
今回はシャープの洗濯機を分解して掃除するやり方について解説しつつ、掃除頻度はどのくらいなのか、そもそもの洗濯機の掃除頻度を減らすにはどうしたらいいのかも見ていきましょう。
洗濯機の掃除をさぼってしまうとどうなってしまうのかもしっかりと確認し、その惨状も見ていくべきです。
シャープの洗濯機を分解して掃除するやり方!
洗濯機の分解にはかなりたくさんの工具を使うので、まずは工具がそろっているかどうかを確認してください。
また、作業内容もこういった作業になれていない人にとってはかなり厳しいと思いますので、紹介してる動画を見て無理だと思ったら手を出さないほうがいいでしょう。
シャープの縦型洗濯機
準備するもの
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・ニッパー
・タイラップ
・45cm程度の突っ張り棒
・バネ式クランプ
・電動ドライバーとソケット
・キッチンハイターなどの洗剤
・スポンジ
・ブラシ
・ゴム手袋
・マスク
・ペンチ
掃除方法
こちらの動画は『【洗濯機分解】のやり方を教えます!SHARP洗濯機【完全攻略】』というタイトルで、シャープの『ES-GV80R』を分解する動画となっています。
洗濯機を分解するにはかなりいろんな工具が必要になるので、工具がそろっているかどうかが重要です。
シャープの『ES-GV80R』の分解方法
①分解するために必要な工具がそろっているかどうかを確認する
②コンセントを抜く
③水道元栓閉めてホースを外す
④隠しねじのキャップをマイナスドライバーを使って外す
⑤ビス止めを外す
⑥背面にまわって背面パネルを止めているビスを外す
⑦ニッパーとペンチを使ってケーブルを固定しているタイラップとプッシュマウントタイラップを外す
⑧トップケースを持ち上げて突っ張り棒(45cm程度)とバネ式クランプで固定する
⑨ツメをずらしてリング状のカバーを外す
⑩パルセーターのねじを外して、パルセーターを強引に持ち上げて取り出す
⑪ボルト止めを外して洗濯槽を取り出す
⑫洗濯槽の内側にあるねじを外す
⑬糸くずフィルターの土台を外す
⑭バラバラにしたパーツを用意した漂白剤を使って洗浄する
⑮バラバラにしたパーツを綺麗にしたら元に戻し、洗濯機を解体前に戻す
注意点
・解体作業には大量のねじやパーツが発生するので、作業を動画や写真で撮影しながら行うこと
・解体作業になれている人でも慣れていない人でも戻し方を忘れることがあるので動画や写真を確認してパーツ余りが発生しないように組み立てること
・パルセーターを取り外したときに発生するワッシャーを必ず元に戻すときに装着すること
シャープのドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機とは構造がかなり異なるので、分解掃除をする場合は分解のやり方を縦型洗濯機とは別に把握しておく必要があります。
準備するもの
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・ニッパー
・タイラップ
・電動ドライバーとソケット
・キッチンハイターなどの洗剤
・スポンジ
・ブラシ
・ゴム手袋
・マスク
・ペンチ
掃除方法
こちらの動画は『ドラム式洗濯機 10kg 分解洗浄 SHARP ES-ZP1』というタイトルで、シャープの『ES-ZP1』を分解して洗浄するやり方となっています。
ただし、こちらはすでにある程度分解してからの洗浄作業となりますので、解体作業については『ES-HG92G』を解体した人の作業内容をもとにして紹介いたします。
シャープの『ES-HG92G』の分解方法
①必要な工具を用意する
②両側のねじの上に貼ってある化粧シールを見つけて剥がす
③化粧シールの下にあるねじを外す
④裏側のねじ2本と洗濯機の上にせっちされているねじ1本外す
⑤柔軟剤ケースを外す
⑥柔軟剤ケースの設置されているねじを取り外す
⑦コントロールパネルが取れるようになるので、引っかからないように注意しながら外す
⑧コントロールパネル下にあるねじを3本外す
⑨上部パネルが取れるようになるので取り外す
⑩サイドに取り付けられているパネル上部のねじを1本とる
⑪サイドパネルが取り外せるようになるので、上にスライドして取り外す
⑫前面パネルを固定しているねじを全部取り外す、サイドに5本ずつ・正面に8本ある
⑬前面パネルが動かせるようになるので、配線を固定しているタイラップをニッパーなどでカットしつつ取り外す
⑭前面ラバーを固定している8本のねじを取り外す
⑮前面ラバーを取り外す
⑯前面のねじを2本外す
⑰扉を取り外す
⑱下部のダクトを2本を取り外す
⑲洗濯槽上部にあるバネを外す
⑳バネの後ろにあるダクトを外す
㉑洗濯槽のねじを5本取り外す
㉒洗濯槽の上部を取り外す
㉓洗濯槽の中心のねじを外す
㉔洗濯槽の中心のねじを外したことで出てきた4本のねじを外す
㉕洗濯槽が動かせるようになるので引っ張り出す
㉖分解したパーツを漂白剤の漬け置きなどを使って掃除する
㉗パーツの洗浄が終わったら乾燥させて組み立てる
注意点
・ドラム式洗濯機はねじの数や配線を固定しているタイラップの数が非常に多いので工数もとっても多い(今回紹介した洗濯機ではねじが50本程度発生する)
・こういった作業になれていない人は飼いたい作業はリスクがとても高い
・きちんと元に戻せるように作業内容を録画しながら解体すること
洗濯機の掃除頻度はどのくらい?
洗濯機の掃除頻度はどのような掃除なのかで変わります。
洗濯機の糸くずフィルターといったパーツのお掃除ならば毎回掃除することが重要ですし、洗濯機が配置されている床や壁と洗濯機の隙間の掃除もできれば毎回行ったほうがいいでしょう。
洗濯槽の掃除になった場合は、塩素系漂白剤と『槽洗浄モード』を使った掃除なら1ヶ月に1回程度の掃除でも十分ですし、酸素系漂白剤を使って長時間漬け置きするような掃除は1年に1回程度で十分となります。
また、排水ホースや給水ホースや排水口などの水回りの掃除は1ヶ月に1回か2ヶ月に1回は行ったほうがいいです。
洗濯機の掃除頻度を減らす裏技!
洗濯機の掃除、特に洗濯槽の掃除を減らしたい場合は以下の運用方法を意識しましょう。
・洗濯が終わったら直ぐに取り出す
・使わないときは蓋を開けて換気する
・糸くずフィルターなどのフィルターの掃除を頻繁に行う
・お風呂の残り湯を使わない
あとは、定期的にハンガーストッキングなどを使って定期的に床と洗濯機の間や壁と洗濯機の間を掃除することが重要です。
洗濯機の掃除をサボると?
洗濯機の掃除をさぼると洗濯機の劣化が瞬く間に進んでいき、洗濯物が生乾きして洗ったのに臭くなるといったトラブルが多発するようになります。
特に危険なのが本来の性能を発揮できなくなることではなく、排水関連が故障して水漏れが発生することでしょう。
床が水浸しになってしまうことで床下浸水が発生し、集合住宅に住んでいる方は階下の住人を巻き込むトラブルに発展することがあります。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はシャープの洗濯機を分解して掃除する方法を紹介しました。
掃除よりも分解する方法に注目して紹介いたしましたが、分解するのは非常に難易度が高いです。
こういった作業になれていないという人ははっきり言ってこの分解掃除作業はお勧めできません。
分解作業が必要な人という人はプロの業者に依頼することも考えてください。
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