洗濯機の掃除をする上で大切なのは洗濯槽の掃除をすることが重要になります。
そこで、今回は洗濯槽の掃除頻度についてチェックしつつ、簡単に掃除する方法やポイントを紹介いたします。
縦型の洗濯機とドラム式洗濯機では掃除の仕方も異なってくるので、どちらの洗濯機が家に設置されているのかを踏まえたうえで必要なやり方をチェックしていってください。
最後のほうには洗濯槽の汚れを防ぐための裏技を紹介いたします。
洗濯槽を清潔に保つ掃除頻度は?
それでは具体的に掃除頻度がどうなっているのか見ていきましょう。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では掃除頻度が異なっているのでしょうか。
縦型の洗濯槽の掃除頻度
縦型洗濯機の洗濯槽掃除頻度はいろいろと調べてみた限りだと1ヶ月に1回がベストという声が多いです。
ただし、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤では効果が異なっているので、塩素系漂白剤を使った洗濯槽の掃除は1ヶ月に1回程度の頻度でokですがそれでも1年に1回は酸素系漂白剤を使った掃除にしたほうが良いという意見も出ているのです。
個人的にもこの掃除頻度がしっくりきますので、塩素系漂白剤を使った簡単な掃除を1ヶ月に1回行い、時間をかけたじっくりとした掃除が必要になる酸素系漂白剤を使った掃除を1年に1回やるのが理想だと思います。
ドラム式の洗濯槽の掃除頻度
ドラム式の洗濯槽の掃除頻度もやはり同じように1ヶ月に1回とか2ヶ月に1回という声が多いです。
ただし、ドラム式の洗濯槽は酸素系漂白剤を使った掃除ができないケースが多いので使うのは塩素系漂白剤一択となるでしょう。
なので、1ヶ月に1回程度の頻度で塩素系漂白剤を使った洗濯槽掃除をしてください。
洗濯機を使う頻度が少なくても掃除した方がいい
洗濯機の使用頻度によってカビの発生が異なるという認識は一般的ではありませんが、週に2〜3回しか洗濯機を使わない家庭でのカビ発生率は毎日使う家庭よりも高いとされています。
これは毎日使うことで水分が頻繁に流れ、カビの発生をある程度抑える効果があると考えられます。
さらに驚くべきは、洗濯機の寿命にかかわらず、カビの検出率に大きな違いがないという事実です。
多くの人は新しい洗濯機ならばカビの心配が少ないと考えがちですが、実際には新品であっても数ヶ月後にはカビや汚れが蓄積している可能性が高いです。
これらの事実から、洗濯機の使用頻度や年数に関係なく、定期的な掃除とメンテナンスが必要であると言えます。
特に低頻度での使用が予想される場合、その分、注意深くメンテナンスを行う必要があります。
洗濯機の槽洗浄にかける時間はどのくらい?
現代の洗濯機には、内部を綺麗にする「槽洗浄コース」が備わっています。
この機能は便利ですが、実行に長時間かかるため、「故障しているのでは?」と不安に思う人もいるようです。
実際には、多くの洗濯機メーカーによれば、槽洗浄コースは11時間以上かかる場合が多く、その間は大抵の場合は洗濯機は動かない状態になります。
この停止状態が疑問に思われる方も多いですが、その理由は「つけおき」にあります。
洗濯槽は40~50℃のお湯で浸され、この過程で硬化した汚れを浮かせる役割を果たしています。
そのため、停止状態になっている期間もしっかりと掃除効果があるわけです。
槽洗浄を計画する際には、夜間や朝の洗濯が終わった後にスタートする方法が一般的です。
洗濯機はこのプロセスの大部分で静止しているので、夜間に実行しても音による不快感はありません。
このように、槽洗浄コースは長時間かかるものの、その期間中にしっかりと洗濯機内部の掃除が行われているのです。
簡単にできる洗濯槽の掃除方法とポイント!
縦型洗濯機の洗濯槽掃除方法は酸素系漂白剤を使った場合と塩素系漂白剤を使った場合の2種類がありますのでどちらのやり方もチェックしてください。
ドラム式の洗濯槽は塩素系漂白剤を使った方法だけとなりますので、比較的簡単です。
縦型の洗濯槽の掃除方法
縦型の洗濯槽でも洗濯槽を掃除する『槽洗浄モード』が基本的に搭載されているので、そちらをうまく活用してください。
準備するもの
・ゴム手袋
・ゴーグル
・マスク
・歯ブラシ
・キッチンペーパー
掃除方法
こちらの動画は『【しゃぼん洗濯槽クリーナー】一番汚れが落ちるのはコレ!やり方をわかりやすく教えます!』というタイトルで、シャボン玉の『洗濯槽クリーナー』を使った洗濯槽の掃除方法となります。
こちらは酸素系漂白剤となりますので、酸素系漂白剤を使った縦型洗濯槽の掃除のやり方を覚えるにはちょうどいい動画と言えるでしょう。
塩素系漂白剤を使った洗濯槽のお掃除について
①換気をしっかりとできる環境にする
②洗濯槽内に衣類が残っているかどうかをチェックし、残っている場合はすべて取り除く
③ゴム手袋やゴーグルやマスクを着用する
④水栓を開けて『入』ボタンを押し、電源を入れる
⑤『洗濯』ボタンか『清潔』ボタンを押して『槽洗浄コース』を選ぶ
⑥ボタンを押すごとに3時間コースか11時間コースが選べるので、定期的に洗濯槽を掃除している人は3時間コースを、全く掃除をしていなかったという人は11時間コースを選択する
⑦ドアを閉めて『スタート/一時停止』ボタンを押す、この段階ではまだ漂白剤は入れない
⑧給水が始まってある程度水が溜まったら『スタート/一時停止』ボタンを押して一時停止し、漂白剤を投入する
⑨ドアを閉めて『スタート/一時停止』ボタンを押して終わるまで放置する
⑩汚れがどうなっているのかをチェックし、汚れが音仕切れていない場合はもう一度⑤~⑨を繰り返す
⑪汚れがしっかりと除去できたら糸くずフィルターを取り外しして古い歯ブラシなどを使って綺麗にする
酸素系漂白剤を使った洗濯槽のお掃除について
①換気をしっかりとできる環境にする
②洗濯槽内に衣類が残っているかどうかをチェックし、残っている場合はすべて取り除く
③ゴム手袋やゴーグルやマスクを着用する
④50℃くらいのお湯を洗濯槽の高水位まで入れる
⑤酸素系漂白剤を500g程度お湯に溶かしてから洗濯槽に投入する
⑥『洗いコース』のみを設定して10分程度回す、洗剤が隅々まで行き渡るようにするため
⑦排水が始まる前に洗濯機をストップさせ、1時間から最長は6時間放置する
⑧浸け置きが終わったら10分程度洗濯機を回す
⑨汚れが大量に浮きあがってくるので古いストッキングを針金ハンガーに被せて簡易的なゴミ取りネットを作ってすくい取る
⑩汚れをすくい取って脱水する
⑪すすぎと脱水を汚れが浮き上がってこなくなるまで続ける、汚れが浮き上がるたびにストッキングハンガーで除去すること
⑫汚れが出なくなったら脱水した後に糸くずフィルターなどを取り外す
注意点
ドラム式の洗濯槽の掃除方法
次はドラム式洗濯機の洗濯槽のやり方についてです。
ドラム式は酸素系漂白剤を使えないので注意しましょう。
準備するもの
・ゴム手袋
・ゴーグル
・マスク
・歯ブラシ
・キッチンペーパー
掃除方法
こちらの動画は『【ドラム式洗濯機掃除】プロのドラム式洗濯機掃除のやり方を解説【細菌激減!】』というタイトルで、プロのドラム式洗濯槽の掃除方法を解説しているやり方となります。
ただし、解説にもあるように重曹などは使用機種でも使えるかどうかの確認が必須なので基本的には塩素系漂白剤を使うと考えてください。
洗濯槽の掃除の仕方について
①換気をしっかりとできる環境にする
②洗濯槽内に衣類が残っているかどうかをチェックし、残っている場合はすべて取り除く
③ゴム手袋やゴーグルやマスクを着用する
④説明書に記載されている漂白剤を用意する
⑤決められた量の漂白剤を洗濯槽に投入する
⑥『槽洗浄モード』でスイッチオンして放置する
⑦排水フィルターなどの取り外せるパーツを取り外し、掃除が終わってから元に戻す
注意点
洗濯槽の汚れを防ぐ裏技!
洗濯槽の汚れを防ぐには以下のルールを守ってください。
洗濯機の掃除に関するよくある質問
洗濯機の掃除の頻度はどれくらいが理想ですか?
洗濯機の掃除の理想的な頻度は、使用状況にもよりますが、一般的には1か月に1回がおすすめです。
特に、高温での洗濯をあまりしない場合や湿度が高い場所に置いている場合は、カビが発生しやすいため、こまめな掃除が必要です。
洗濯機の掃除に何を使うのが最も効果的ですか?
洗濯機の掃除には市販の洗濯槽クリーナーが効果的です。
しかし、自宅にあるもので掃除をしたい場合は、重曹や酢も良い選択肢です。
これらは自然な成分なので、洗濯機にも優しく、除菌・消臭効果もあります。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機、どちらの掃除が手間ですか?
ドラム式洗濯機は設計が複雑で、多くの部品が取り外し可能なので、掃除が少し手間取ることがあります。
一方、縦型洗濯機は比較的シンプルな構造なので、掃除は容易です。
ただし、どちらも定期的な掃除が必要です。
洗濯機のフィルターはどうやって掃除すればいいですか?
洗濯機のフィルターの掃除は、まずフィルターを取り外して、ぬるま湯でしっかりと洗いましょう。
固く絞った布で拭くか、柔らかいブラシを使って軽くこすります。
その後、しっかりと乾かしてから再度取り付けます。
洗濯機の掃除で特に注意すべきポイントは何ですか?
洗濯機の掃除で特に注意すべきポイントは、水分をしっかりと拭き取ることです。
掃除後、水や洗剤が残っていると、それが原因でカビや臭いが発生する可能性があります。
特にドラムやゴムパッキン部分は、水分が溜まりやすいため、しっかりと乾燥させることが重要です。
洗濯機の排水口の掃除はどうやって行うべきですか?
洗濯機の排水口の掃除は非常に重要です。
排水口が詰まると、不快な臭いが発生する可能性があります。
排水口は、専用のブラシを使用して丁寧に掃除することをお勧めします。
また、月に一度は水と酢を等量に混ぜた液で流し、汚れをきれいにすると良いでしょう。
洗濯機のカビ取りにはどのような製品がおすすめですか?
洗濯機のカビ取りには、専用のカビ取り剤が効果的です。
市販の洗濯槽クリーナーにはカビ取り成分が含まれているものも多く、これらはカビの発生を防ぐために非常に有用です。
自然派の方は、酢やティーツリーオイルを使う方法もあります。
洗濯機の掃除で使った酢や重曹の残りはどう処理すればいいですか?
酢や重曹で掃除をした後は、必ず洗濯機を水で数回すすぐことが重要です。
これにより、酢や重曹の残留物が洗い流され、次の洗濯に影響を与えることがありません。
すすぎが不十分なときは、洗濯物に臭いが移る可能性があるため、注意が必要です。
乾燥機能付きの洗濯機は、掃除方法が特別に必要ですか?
乾燥機能付きの洗濯機は、通常の洗濯機よりも多くの部分が湿気を帯びるため、特にこまめな掃除が必要です。
乾燥機能を使った後は、ドラム内部をよく乾燥させることが大切です。
また、フィルターの掃除も頻繁に行い、ほこりやゴミが溜まらないように注意しましょう。
長期間洗濯機を使わない場合、事前に何か掃除をしておくべきですか?
長期間洗濯機を使用しない場合は、事前にしっかりと掃除をしておくことがおすすめです。
特に、水分をしっかりと拭き取り、排水口やフィルターもクリーンにしておくと、長期間の間にカビや臭いが発生するリスクを低減できます。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は洗濯槽の掃除頻度について詳しく記載しました。
洗濯槽の掃除頻度は1ヶ月に1回程度ですが、塩素系漂白剤を使った掃除は非常に簡単になっているのでそこまで大きな負担にはならないでしょう。
ただし、塩素系漂白剤は取り扱いに関してのルールがいろいろとありますので必ず酸素系漂白剤の説明書を読んでから取り扱うようにしてください。
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