トイレの壁紙に発生したカビの黒ずみは掃除を怠っていた結果として突然目の前に現れ、焦りや困惑を引き起こすことがあります。
しかし、適切な対処法を知っていれば、この厄介な問題を手軽に解決することが可能です。
今回は、トイレの壁紙に発生したカビを簡単かつ効果的に取り除く方法と、それに関連する注意点をご紹介します。
また、カビが生じる原因、予防策、手強いカビに対処する方法についても詳しく解説していきます。
掃除をしていなかったことへの後悔から一歩前進し、トイレを清潔で快適な空間に戻すためのポイントを探っていきましょう。
トイレの壁紙についたカビを落とす掃除方法!
トイレのカビ取りにはいくつかの方法がありますので、重曹とクエン酸を使ったやり方とカビ取り剤やエタノールを使ったやり方を紹介します。
準備するもの
重曹とクエン酸を使った掃除の道具
・クエン酸
・スプレーボトル
・ゴム手袋
・雑巾
カビ取り剤やエタノールを使った掃除の道具
・ゴム手袋
・使い捨てシート
・雑巾
やり方
こちらの動画は『壁紙に繁殖したカビ 簡単に落とす方法』というタイトルで、壁にカビが発生したときの対処方を紹介している動画となっています。
動画ではキッチンハイターを使っていますので参考にしてください。
重曹とクエン酸を使った掃除の仕方
①スプレーボトルに重曹小さじ1杯と水100mlを混ぜて重曹水を作り、別のスプレーボトルにクエン酸小さじ1杯と水200mlを混ぜたクエン酸水を作る
②重曹水を壁全体にスプレーしていく
③全体にスプレーが終わったらトイレ掃除用のシートで全体を拭き取る
④拭き取った後にクエン酸水スプレーを壁全体にする
⑤新しいトイレ掃除用のシートで全体を拭き取る
⑥乾いた雑巾を使って壁全体を乾拭きする
カビ取り剤やエタノールを使った掃除の道具
①カビ取り剤やエタノールを壁全体に吹き付ける
②トイレ掃除用のシートで全体を拭き取る
③1回では落ちなかった場合はもう一度カビ取り剤やエタノールを壁全体に再度吹き付ける
④トイレ掃除用のシートで全体を拭き取る
⑤乾いた雑巾で壁全体を乾拭きする
注意点
トイレの壁にカビができる原因は?
トイレの壁にカビができてしまう原因はカビが増えるための要素をすべて満たしてしまっていることにあります。
カビが発生する条件は『室温が20℃から30℃』『湿度が65%以上』『カビの栄養素となる汚れ』の3つが満たされているときになりますが、これらの条件をトイレやお風呂場は満たしやすいので掃除を怠ると一瞬でカビが生えてしまいます。
トイレやお風呂場は『室温が20℃から30℃』『湿度が65%以上』という二つの条件を非常に満たしやすいので、掃除を怠り『カビの栄養素となる汚れ』が発生するとカビが発生してしまうということを覚えておきましょう。
また『室温が25℃』かつ『湿度が80%以上』の2つの条件を満たすことで爆発的に黒カビが増加してしまうので要注意です。
日本は四季によって温度や湿度が大きく異なりますが、この2つの条件を満たしやすくなる梅雨は非常に危険なのでカビ対策も入念に行う必要が出てきます。
逆に、冬は乾燥していることと低温になりやすいことからトイレやお風呂場でもカビが発生しにくくなるのでカビ対策の必要性も多少薄れます。
これらの条件をしっかりと理解しておけば、カビの発生も抑えられるので知識として備えておきましょう。
カビによる人体への影響は?
カビが繁殖する環境に人が長時間いると、感染症の発症やカビ由来の毒素による中毒、さらにはカビアレルギーといった多様な健康問題を引き起こすリスクが存在します。
単なるカビと過小評価してそのままにしておくと、見苦しさだけでなく、人々の健康にも悪影響を与える可能性があるのです。
カビを見つけた場合は、できるだけ早く除去作業を行うことが推奨されます。
カビを防ぐオススメの方法!
カビの発生条件は『室温が20℃から30℃』『湿度が65%以上』『カビの栄養素となる汚れ』の3つとなっています。
つまり、カビを防ぐ場合はこの3つの条件の内どれかを崩せばいいということです。
トイレでのカビを防ぐ方法となると、『できる限り換気をして湿度を低い状態にすること』と『定期的に掃除をしてカビの栄養素となる汚れをなくすこと』の2つが主流となります。
シンプルなやり方ですが、天気のいい日は窓を開けて空気を入れ換えて換気する癖を付けるといいでしょう。
換気扇がついているトイレならば換気扇を回しっぱなしにして空気がこもらないようにしてください。
トイレの換気扇の電気代は付けっぱなしにしても1ヶ月で数百円程度ですので、カビが発生したときの手間暇を考えると付けっぱなしにした方がいいです。
また、トイレの壁をできる限り毎日簡単な掃除でもいいので行って汚れを蓄積させないことも重要なカビ予防となります。
カビを放置していると大変なことに?
黒カビを放置すると黒カビによる健康被害が発生するようになります。
大量のカビの胞子がこもっている空間にいることでアレルギーが発生する可能性もありますし、喘息や鼻炎や過敏性肺炎などの病気に見舞われる可能性も出てくるのです。
また、黒カビが発生しているということはそれだけトイレ掃除をサボっているというサインでもありますので、トイレ特有の嫌な臭いが発生している可能性も高いですし、黄ばみといった汚れも目立つようになってくるでしょう。
確実にトイレが不衛生な場所になってしまうので、こうなる前に対応することが重要なのです。
どうしてもカビが落ちない時の対処法!
どうしてもカビが落ちないときはより強力な洗剤を使うか、メラミンスポンジで擦ることが解決策となりますが、強力すぎる洗剤や研磨力が高いスポンジで擦ると壁紙が剥がれたり変色する恐れがあるので要注意です。
また、カビに見えるけど実は別の汚れだったというケースもあるので、カビ対策を色々やっても効果が薄い場合は他の汚れ対策を試す必要があります。
たとえば、尿はねによる尿石が放置されすぎたことで他の汚れとくっついて黒ずんで見えるようになってしまった場合、アルカリ性の洗剤では効果が薄いのでクエン酸のような酸性製剤が必須となるでしょう。
水垢汚れが蓄積され、さらに水道水における鉄分が酸化して黒ずんで見えるというケースの場合は非常に頑固な汚れとなるので、研磨剤が入っているクレンザーを使って対応する必要があります。
トイレの壁のカビは掃除業者にお願いをしてみよう!
カビの問題が解消したかどうかを判断するには、清掃後に約2週間待って状態を観察するのが一般的です。
その期間内にカビが再発しなければ、対策は成功と言えるでしょう。
しかし、カビが再度出現する場合があります。
そうなった場合、壁紙の表層だけでなく、その下地もカビで侵されている可能性が高いです。
このような状況であれば、DIYでの対処はリスクが伴うため、プロフェッショナルに依頼するのが最良の選択です。
地域の建設業者やリノベーションの専門家と相談することで、根本的な解決策を見つけることができるでしょう。
カビが壁紙の下地にまで浸透していると、それは表面的な掃除では取り除くことができません。
専門家による診断と処置が必要な場合があります。
状況によっては、壁紙をはがして新しいものにする、あるいは壁自体のリフォームが必要な場合もあります。
こういった大掛かりな作業は、専門の知識と経験が要るため、プロに依頼することが安全で確実な方法と言えるでしょう。
従って、再発したカビに対処する際は、自分での対応ではなく、専門家の意見を求める方が賢明です。
トイレ掃除に関するよくある質問まとめ
トイレ掃除の頻度はどのくらいが良いですか?
一般的には週に1回程度の頻度でトイレ掃除を行うことが推奨されます。
ただし、使用頻度や家族の人数によって変わることもあります。
汚れが目立つ場合は、こまめな掃除がおすすめです。
どのような道具や洗剤を使用すれば良いですか?
トイレブラシ、洗剤、消臭スプレー、拭き取り用のクロスなどが一般的な道具です。
トイレ専用の洗剤を使用することで、汚れや臭いの除去が効果的に行えます。
トイレの床や壁の掃除はどのように行えば良いですか?
まず、トイレブラシやスポンジを使って床や壁の汚れをこすり落とします。
その後、専用の洗剤を使って拭き取り、最後に清潔なクロスで水気を拭き取ると良いです。
ただし、使用する洗剤はトイレに適したものを選んでください。
トイレのタンクの掃除は必要ですか?
トイレのタンク内部には水が溜まっているため、定期的に掃除を行うことがおすすめです。
タンク内部に汚れやカビが付着すると、水の質やトイレの清潔さに影響を及ぼす可能性があります。
トイレの消臭対策はどうしたら良いですか?
トイレの消臭対策としては、消臭スプレーや専用の芳香剤を使用することがあります。
また、トイレ掃除を定期的に行うことで、臭いの原因となる汚れを予防することも大切です。
トイレブラシの手入れ方法はありますか?
トイレブラシは使用後に十分に水洗いし、水気を切ってから保存することが重要です。
また、定期的に消毒液などを使って清潔に保つことで衛生面も向上します。
便座の掃除はどのように行えば良いですか?
便座の掃除は専用の除菌スプレーやウェットティッシュを使用して行うことが一般的です。
便座全体を拭き取る際には、手洗いを忘れずに行いましょう。
トイレの換気はどのようにすれば良いですか?
トイレの換気は掃除後や使用後に行うことで、臭いや湿気を軽減できます。
窓を開けるか、換気扇を使うか、空気の入れ替えを意識しましょう。
便器の水垢や黄ばみを取る方法を教えてください。
便器の水垢や黄ばみは、クエン酸や重曹を使用してこすり洗いすることで取ることができます。
また、トイレクリーナーを利用する方法もあります。
トイレブラシのホルダーの掃除は必要ですか?
トイレブラシホルダーも汚れがたまりやすい場所ですので、定期的に掃除することがおすすめです。
ホルダー内部を洗剤で洗い、水気をしっかり拭き取りましょう。
トイレットペーパーホルダーの掃除方法を教えてください。
トイレットペーパーホルダーは拭き取りやすい場所ですが、掃除を怠ると埃や汚れがたまることがあります。
定期的に拭き取るか、吹き掃除することをおすすめします。
トイレ掃除の際にマスクは必要ですか?
トイレ掃除中は掃除剤の成分や埃が舞う可能性があるため、マスクの着用が推奨されます。
特にアレルギー体質の方や、掃除剤の香りに敏感な方はマスクを使用することが良いでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はトイレの壁に発生するカビ対策について詳しく解説しました。
トイレの壁に発生するカビは黒カビが基本なので、黒ずんだ汚れが発生した場合黒カビ対策をするのが一般的です。
しかし、黒カビに見えるようで実は違うというケースも存在しているので、いくらカビ対策をしても効果が薄いというときは別のやり方を試してみてください。
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