引っ越しの退去挨拶は引っ越し後の挨拶と違い流動的な部分があるので、どう動いたらいいのかわからない人も多いでしょう。
そこで、今回は引っ越しの退去挨拶はいつするのがいいのか、そもそも挨拶は必要なのかといったお話をしていきます。
そもそも退去するときに挨拶が必要なのか、これが疑問に思っている人も多いと思いますので現代における考え方をまとめていきましょう。
引っ越しの退去挨拶はいつするのがいい?
引っ越しの退去挨拶をするタイミングは食事の時間帯や忙しい時間帯を避けるという考え方がありますので、10時~11時と13時~18時といった時間帯が推奨されています。
日程的には引っ越し予定日の1週間前が推奨されているようです。
不在で挨拶が出来ない状態が続くと、そのままお別れとなるケースが多いので初動は1週間前という意見が多いのでしょう。
そもそも退去する時の挨拶は必要?
これはかなり議論になります。
筆者も正直なことを言うと面倒くさいしお世話になった覚えもなかったので絶対にしたくないという考え方でした。
しかし、知り合いから『退去時こそ今までの不満が大爆発して最高のご近所トラブルに発展するタイミングなんだから、そういった大爆発を発生させないで沈下させるためにもやった方がいい』という意見をもらったのです。
これは筆者も『なるほど!』と思ったので、ほとんどお付き合いがなかった人が相手でも簡単な挨拶をするようにしました。
近所づきあいが気迫な人ほど他人であることは間違いないですし、その他人が騒音などで実は迷惑をかけていたのならばいなくなる前に心置きなく不満をぶつけてくる可能性があるのです。
退去時のトラブルはなかなかにメンタル的に来るものがありますので、こういったトラブルにならないようにするためにも退去挨拶は最低限でもした方がいいと思います。
そもそも、こういった引っ越しの挨拶には『引っ越し作業で物事を色々とたてたりと、ご迷惑をおかけします』という意味が込められているので、これは退去時にもした方がいい対応となっているのです。
挨拶をしなくていい例外とかはあるの?
例外としては大きめの自家用車を持っていてその中に全部の荷物を積んで業者にも頼らず、静かにいなくなれる人は挨拶もすることなく引っ越してもいいかもしれません。
他には人の出入りが激しい地域でしょう。
そういった場所では出入りが頻繁になっているので、挨拶をするという風習がなくなっている可能性があります。
退去するときに渡すオススメの粗品は?
退去時に用いる粗品も引っ越しをした先の挨拶で用いる粗品とだいたい一緒のようです。
具体的には洗剤やタオルといった日用品は嫌う人が少ないクッキーなどのお菓子です。
色々と調べて見るとやっぱり洗剤・タオル・クッキー・ラップが圧倒的に多いことがネット通販サイトなどからも見えてきます。
たとえば、こちらの『引越し挨拶(粗品、手土産)人気ランキング | ルメール引越し挨拶(https://www.lemail.jp/hikkosi/ranking.html)』を見ると粗品のランキングが表示されているのですが、上位にきているのが洗剤・タオル・クッキー・ラップで、やはり鉄板商品なのです。
粗品の料金相場は?
粗品の料金相場は500円から1,500円程度となっています。
ただし、これは本当にシンプルな挨拶をするとき用いられる相場なので、本当にお世話になった人が相手の時は料金相場も変わってきます。
筆者も仲が良かった人にはその人の趣味まで把握していたので好みの物をプレゼントしました。
その親友は無類のサッカー好きでイタリアのとあるミラノにある赤いチームを好んでいたので、あえてライバルチームの青いチームのレプリカユニフォームをプレゼントしました。
おもいっきり突っ込みを入れられたのを今でもはっきりと覚えていますが、笑い合って分かれることが出来ました。
そういった付き合いが出来る間柄の人に渡すプレゼントは相場で考えるのではなく、その人の好みを捉えた上でプレゼントを用意しましょう。
退去時に挨拶をするメリットはある?
退去時の挨拶のメリットはあります。
それは先ほど記載したように今までの不満が爆発してトラブルにならないようにするという意味もありますが、しっかりと挨拶をしておきどこに引っ越したのか住所や連絡先も教えておくことで助けて貰える可能性があるということです。
旧居に訪問があったとか不在票があったとか忘れ物があったという事態になっても、ご近所付き合いをしている方がいたのならば連絡してくれる可能性が出てきます。
これが挨拶をしていないのならばこういった事態になっても手助けはしてくれないでしょう。
面倒に感じるかもしれませんが、こういったメリットもありますので挨拶しておくことを個人的には推奨します。
特に、お世話になった方がいるのならしっかりと別れの挨拶をしておきましょう。
最悪2度と会えなくなってしまいますので、心残りが出来てしまいます。
退去時の挨拶の最低限必要なマナーは?
退去時のマナーやルールについて確認しましょう。
まず、挨拶すべき範囲は最低でも集合住宅ならば上下階と両隣の部屋の住人、そして管理人や大家さんとなっています。
町内会の活動をしていたという人や回覧版を回す習慣がある地域でその地域の会長に挨拶をしておくことでトラブルがなくなるのでおすすめです。
これが一軒家ならば正面向こう三軒と両隣、そして真裏の家が最低限の挨拶範囲となります。
服装はスーツなどを用意する必要はありませんが、清潔感を与えられる服装にした方がいいです。
汗臭いなど清潔感を感じられない服装はNGですし、シワだらけの服装もNGとなります。
あとは退去時の挨拶で配る粗品ものしはあった方がいいです。
これは内のしの方がいいという意見がありますが、筆者的に内のしの引っ越し挨拶をもらったことは一回もないので外のしでいいと思います。
水引は紅白で表書きは御礼、名入れの部分は自分の名字でOKです。
こういったルールを守って挨拶をしてください。
挨拶をするときはそのタイミングにも注意しましょう。
夜勤などで生活のリズムが全く違うという方は、置き手紙を用意してポストに粗品とセットで投函してください。
ここでもマナーとして扉に紙袋などでかけておくのは止めた方がいいです。
これは不在であるという証になってしまいますので、その家の人に迷惑になります。
下手したらトラブルの原因となるので注意しましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越しの退去挨拶はいつするのがいいかどうかを調べてきました。
退去時でもトラブルになってしまうケースが確かにありますので、こういったトラブルを回避するためにも挨拶をした方が良いです。
退去時にもめるのも色々と面倒な物がありますので、立つ鳥跡を濁さずではありませんがスッキリした状況で離れられるようにしてください。
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