引っ越し挨拶をするために各部屋やご近所を回っているときに遭遇することになるのが居留守です。
そこで、今回は引っ越し挨拶に行って居留守の時の対処法はどうしたらいいのかをまとめます。
そもそも、居留守をする理由は何なのか、居留守の場合は引っ越し挨拶はしない方がいいのか、居留守の場合は粗品をどうしたらいいのか、そもそも引っ越し挨拶におけるマナーはどうなっているのかも確認していきましょう。
引っ越し挨拶に行って居留守の時の対処法
引っ越し挨拶をしにいって居留守をされたときの対処法を見ていきましょう。
結論からまとめると『3回ほど訪問した後は、粗品に手紙を添えて郵便受けに投函する』といった対応をすればOKです。
ただし、隣人と言うことでなんとか会話を成立させたいという方は訪問しているタイミングでドア越しに『引っ越しのご挨拶に伺いました』と声をかけることで応対してくれる可能性が出てくるので覚えておくといいでしょう。
居留守をする理由について詳しくは後述しますが、宅配以外は基本的に居留守を使っているという方も多いので、最初に『引っ越しのご挨拶に伺いました』という声をかけることで応対してくれる可能性がアップすると言うことなのです。
また、居留守を使われたときの粗品の扱いについても詳しくは後述しますが、郵便受けに投函することが正解となりますので、これも覚えておきましょう。
引っ越しの挨拶そのものがドア越しの方がいいの?
これは現代というよりも新型コロナウイルス感染症が爆発的に拡大してしまったここ2~3年の話なのですが、感染症対策としてそもそも人と会う機会を減らすことが重要であるという考え方が根付いています。
これは引っ越しに挨拶も同様で、引っ越しの挨拶も出来ればドア越しに挨拶をする方が安全だし理想的ではないのかという考え方が出てきているのです。
筆者的にもこの考え方は納得できるものがありますので、引っ越しの挨拶は全部ドア越しに行うのもありだと思います。
特に、首都圏といった感染者が多くいるエリアを新幹線移動してきたという人は、感染源として扱われてしまう可能性があるのでこの考え方を持った方がいいでしょう。
居留守の理由は何が考えられる?
居留守の理由はいくつかあります。
それは『防犯のため』『近所づきあいを避けたい』『本当にタイミングが悪い』の3つとなります。
一つ一つ掘り下げていきましょう。
防犯のため
最もわかりやすいのが防犯のためです。
これは親が出かけていて子供しかいないときや、女性の一人暮らしという状況下で使われる居留守です。
自分たちが子供だったときはこういった居留守を使ったこともあるという人もいるでしょう。
子供だけというケースでは、時間帯をずらしたり曜日をずらすことで会うことも出来るでしょうが、女性の一人暮らしで防犯のためというケースではいつ訪れても居留守を使われる可能性が高いので、粗品があったら郵便受けに投函するといった対応をしてください。
昨今は女性の社会進出が進み女性の一人暮らしも当たり前となってきているので、こういった防犯という理由で居留守に遭遇する確率も高くなっていると思います。
近所付き合いを避けたい
これも感じたことがありこれを理由に実行したことがある人も多いでしょう。
また人付き合いが嫌いで、出来るだけ家にいる間は誰とも接触したくないという人もいると思います。
そういった気持ちの人は出来るだけ近所付き合いを希薄なものにして居留守を使うようになるのです。
この考え方も単身者には多く、単身者が多いエリアの集合住宅では居留守を使われるケースもそれに応じて高くなる可能性が出てきます。
これは何回訪れても、何度訪れても絶対に応対してくれないタイプですのでご近所付き合いは考えない方がいいでしょう。
本当にタイミングが悪い
これはどんな方でも体験したことがあると思います。
これはトイレに行っているタイミングでの来訪者が来たときなんかがまさにこれです。
そういった状況ではどうしようもないので、居留守を使うしかありません。
これは時間帯や日にちをずらしてもう一度訪れることで通常通りに応対してくれる可能性が高いケースでもあります。
居留守の場合は引っ越し挨拶をしない方がいい?
居留守の場合は引っ越しの挨拶をするかどうかですが、これはちょっと難しいです。
なんと言っても意見が割れているので、100%の正解はありません。
相手ありきのお話ですので、こればかりは仕方が無いでしょう。
結論を記載すると『居留守を使われたら、3回まで訪れてそれでもダメなら粗品を郵便受けに挨拶を記載した手紙と一緒に投函して終了』となります。
どうしてもしっかりと挨拶をしたいという方は、ドア越しに『引っ越しのご挨拶に伺いました』と声をかけてください。
これでも応対してくれないのなら人付き合いを絶対にしたくない人になりますので、郵便受けに粗品と手紙を投函して終了でいいでしょう。
居留守の場合、粗品はどうしたらいい?
居留守の時の粗品の扱いですが、居留守を使われたのなら3回目に訪れたタイミングで手紙を添えて郵便受けに粗品とセットで投函してください。
手紙の内容は『引っ越しの挨拶に伺ったものの不在のため手紙で失礼します』といった内容であとは名字も記載しておけばいいでしょう。
引っ越しの挨拶回りはこのように居留守を使われることも考慮して、ポストに投函できるようなサイズの粗品を用意するのが賢いやり方なのです。
ドアノブに紙袋とセットでかけておくという選択肢もありますが、これは本当に留守にしている人が相手だと家にいないわかりやすいサインとなってしまうので止めましょう。
引っ越し挨拶にオススメの時間帯は?
引っ越しの挨拶に行く上での推奨されている時間帯は10時~12時と13時~18時です。
個人的には14時~17時ぐらいの時間帯に挨拶に行ければいいと思います。
というのも、食事中のタイミングや朝早くや夜遅くは対応するのが億劫になりますので、来訪してもらうタイミングとしてはこの14時~17時ぐらいが理想的なのです。
引っ越し挨拶での最低限のマナー
引っ越しの挨拶にまつわる最低限のマナーをここでは紹介します。
それは服装と見た目です。
初対面となりますので、スーツを着ろとは言いませんが清潔感のある服装を心がけてください。
引っ越しで色々と作業をした後だと汗臭い可能性もあるので、臭いにも気をつけましょう。
あとは、挨拶の中身をシンプルなものにしてササッと終わらせることも意識してください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越し挨拶に行って居留守の時の対処法についてまとめました。
居留守を使っている人の中には近所付き合いを絶対にしたくないという人もいますので、そういった人達と無理に付き合う必要はありません。
一人暮らしが多くなってきているエリアほどこういった考え方が根付いてきているので、挨拶回りそのものをしないという考え方が浸透していることすらあります。
そういった状況を見極めつつ、行動していくしかないでしょう。
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