赤口に引っ越しはよくないとか縁起が悪いというお話は聞きますが、逆にメリットというのは存在しているのでしょうか。
今回は赤口に引っ越しをする場合、縁起的にはどうなっているのか、メリットは具体的にどのようなものがあるのか、赤口をさけられないときの対処方はあるのかを調べて参ります。
六曜と引っ越しの関係についても言及しましょう。
赤口に引っ越しをするのはよくない?
お引っ越しは基本的に慶事です。
この慶事と相性が良いと言われているのは友引や大安で、逆にこのような慶事と相性が悪いと言われているのが赤口と仏滅となります。
特に赤口は赤から連想される物が「血」や「炎」や「火」なので、これらがNGに繋がる慶事とは相性が最悪と言われているのです。
具体的には引っ越しや納車は「火」や「血」が火事とか人をはねるとか事故に遭うというマイナスイメージに直結するのでアウトと言われています。
今でも、新築の地鎮祭や上棟式を行うときは赤口はさけられる傾向にあるようです。
あれは火事などがなく安心した家になる願いを込められているものなので、火事を連想させてしまう赤口はNGとなってしまうのでしょう。
結論として、このようなマイナスイメージが思いっきりくっついてしまっている赤口なので、引っ越しには不適と言われているとお考えください。
引っ越しを赤口にするのは縁起が悪い?
赤口は火や炎を連想させるので、火事になってしまうと考えられており引っ越しをするのは縁起が悪いと言われております。
そこまで縁起などを気にしていないという人は赤口や仏滅でも特に意識すること無く引っ越しすることができますが、必死で立てたマイホームに引っ越す場合は験担ぎをしたいと思うのも当然なのではないでしょうか。
その場合は、六曜を気にするケースも多いので赤口や仏滅に引っ越すことは選択肢から外れていきます。
赤口に引っ越しをするメリット
赤口に引っ越しをするメリットは料金が安くなりやすいと言うことです。
引っ越し業者も自動車免許の合宿も結婚式も人が集中する時期は価格設定が高めになって、人が閑散とする時期は安くなります。
六曜による吉兆を今でも考慮している人はいますので、この六曜による利用者の増減はやはり存在しているのです。
そのため、不人気の赤口や仏滅は大安や友引と比べると利用者が少なくなるので安い料金で引っ越しできる可能性があるのです。
また、午前中に引っ越しをしたいという人が多いので午後以降の時間指定だとさらに安くすることも可能となっています。
そして休日よりも平日の方が安くなっていますし、5月から2月までは引っ越し業者も空いているので安くなる傾向にあります。
つまり、5月から2月の平日の午後の赤口を利用すれば非常に安い価格で引っ越し業者を活用できるという計算になるのです。
単純な比較になりますが、繁忙期と言われる3月や4月の引っ越し料金と通常期といわれている5月から2月の引っ越し料金を見てみると3割から4割程度料金が異なっていたので赤口や平日や午後などの要素もしっかりと絡めると繁忙期の半額以下の金額で利用できる可能性すらあります。
赤口を避けられないときの対処法
赤口をさけられないときの対処方はいくつかあります。
たとえば、赤口は11時から13時までが吉なのでその時間帯を利用するという考え方です。
ただし、吉の時間帯が2時間しか無いのでその時間のみで引っ越しを終わらせるのはほぼ不可能でしょう。
しかし六曜の中には「吉の時間帯に活動し始めた場合はその活動はすべて吉になる」という理論もありますので、その理論を信じ抜くことができれば問題なしとなります。
この場合は11時から13時の間から引っ越しをスタートさせれば問題ないという理論になるのでとても便利です。
先負でも先勝でも友引でも吉の時間帯と凶の時間帯が用意されているので、吉の時間帯からスタートさせることができれば吉のまま引っ越し作業を終わらせられるので、なかなか使い勝手がよくなります。
それ以外にも玄関に盛り塩をするとか観葉植物などの縁起が良いものを用意するというやり方もありますが、引っ越しの荷物が増えたり手間が増えてしまうだけなのであんまり推奨できません。
個人的なおすすめは赤口の凶を打ち消しできるようなプラスの要素を用意することです。
シンプルなのは血液型占いとか誕生月占いを活用する方法です。
そのどちらかでラッキーと出たのなら、赤口の凶を打ち消しできると考えるといいでしょう。
このときの考え方は大きく分けて2通りあります。
それは凶の運勢と吉の運勢が出たから打ち消しあって普通の日となるという考え方と、誕生月占いで1位になったから大吉だけど六曜的には凶だから大吉のなかでもちょっと運が悪い方と考えるというものになります。
要するに前者はプラスとマイナスでゼロになるという理論で、後者は運の要素を上中下といった3段階ではなく上の上から下の下といった9段階で考えて、何かの占いで1位だったら上だけど六曜的には強打から上の下になるという考え方になります。
どちらの考え方でも良いので、プラスにすることができれば問題ないのです。
血液型占いや誕生月占いがあまり好きではないという人は、大吉日とされている天赦日や金運の高まる金運招来日という別名がある寅の日と赤口が被っている日を選ぶと良いでしょう。
この場合も吉日と凶日が重なるので先ほどの考え方を用いることができます。
六曜と引っ越しの関係
六曜を基準に考えると引っ越しと相性が良い日はやはり大安や友引となります。
吉日が慶事との相性が良いので一番人気は間違いなく大安でしょう。
ただし、六曜とは別に日は家を立てることに関わる物事がすべて凶日になってしまう三隣亡という暦の選日がありますので、たとえ大安だったとしても三隣亡ならばアウトという考え方もあります。
このように暦の見方は色々とありますので、何を信じているのかでも変わってくるでしょう。
六曜だけを把握している人は迷わず大安を選びますが、三隣亡や天赦日といった暦の選日を知っている人はそちらを優先するのです。
なので、あくまでも六曜は引っ越しの予定日を決めるための一つの基準にすぎないと考えておくと楽でしょう。
あまりこだわりすぎてもそれ以外の何かで吉か凶かという判断は簡単に揺らぎますので、自分が都合良く信じることができる物を選んでください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は赤口と引っ越しの関係性について記載しました。
赤口は凶日であり引っ越しなどの慶事との相性は最悪ですが、お昼が吉という時間帯を利用するか他の占いの吉の考え方で帳消しにするといったやり方で吉日と同等の扱いにすることも可能なのです。
縁起や吉凶を大切にしている人は六曜のみにこだわるのではなく他の占いや吉を招くものをうまく活用して、吉日に見立ててしまいましょう。
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