室内の汚れは生活空間でもあるのでかなり気にしてケアしている人も多いと思いますが、ベランダはそこまで生活空間に入っていないため放置され気味の人も多いでしょう。
そこで、今回は賃貸マンションの汚れたベランダの掃除方法とポイントを解説してまいります。
ベランダ掃除だけならば簡単ですが、これに賃貸という文字が付くとちょっと難易度が上がってしまいますので、賃貸がつくとどうなってしまうのかも含めて解説していきましょう。
賃貸マンション・アパートのベランダの掃除方法!
賃貸マンションの汚れがベランダを掃除する方法はいくつかあります。
賃貸という言葉が付かないのであれば、高圧洗浄機を用意して汚れを洗い流せば終わりです。
しかし、賃貸では大量に水が使えなかったり水を使うのがNGとなっているところが多いので、できれば高圧洗浄機は使いたくありません。
水がなかなか使いにくいという状況になっているということを前提に、ベランダを綺麗にしていく必要があります。
準備するもの
・クエン酸
・中性洗剤(ウタマロクリーナーのような洗浄力高めのもの推奨)
・エタノールスプレー
・新聞紙
・ほうき
・ちりとり
・水拭き用のモップ(できれば回転モップ)
・キッチンペーパー
・デッキブラシ
・メラミンスポンジ
・マイクロファイバークロス
・雑巾
・掃除用手袋
・マスク
・スプレーボトル
・バケツ
やり方
ポイントは大量の水を使わないことです。
大抵ご近所トラブルになるのはそういった水のばらまきだったり、汚水が飛び散ってしまうことにあります。
そのような状態にならないように、水の扱いには細心の注意を払ってください。
①掃除用の手袋を着用して、ベランダにあるプランターなどをいったん全部どかす
②鳥の糞による汚れがないのかをまず確認する、発見したらマスクを着用する
③空のスプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1杯を混ぜてクエン酸水スプレーを作り、汚れに直接噴射し5分程度放置する
④放置が終わったらキッチンペーパーなどで拭き取り、拭き取った場所にエタノールスプレーを噴射し消毒する
⑤新聞紙を濡らしてちぎりほこりが溜まっている場所を中心にばら撒く
⑥ほうきやちりとりを使ってほこりやちりを除去する
⑦あまりにもほこりやちりが溜まりすぎているのなら⑤と⑥をひたすら繰り返す
⑧バケツにお湯を用意し、その中に中性洗剤を噴射して溶剤を作る
⑨作った溶剤で濡らした雑巾で手すりや壁や物干し竿などの床ではない部分を拭き取っていく
⑩水で濡らした雑巾でその上から拭き取る
⑪中性洗剤入りの溶剤を使ってモップで床全体を拭いていく
⑫メラミンスポンジやデッキブラシを使って汚れがひどいところはこすり洗いしていく
⑬水で濡らしたモップで洗剤成分を拭き取っていく
⑭水で濡らした部分をマイクロファイバークロスで拭き取る
⑮排水溝の蓋の周りにあるゴミで大きな物をある程度除去する
⑯蓋を開けて溜まっているゴミを取り除く
⑰粉の重曹を排水溝に振りかけ、その上からクエン酸水スプレーを噴射し発泡させる
⑱5分程度放置する
⑲メラミンスポンジなどを使って汚れを落として水で洗い流す
⑳蓋を元に戻し、掃除のために動かした物も元に戻して終了
注意点
ベランダの汚れの種類とその原因は?
ベランダの汚れの種類は多種多様であり、それらの汚れは住んでいる場所・季節・温度などいろんな条件が重なり合うことで発生します。
汚れの種類について具体的に取り上げると砂埃・土埃・鳥の糞・花粉・葉っぱ・枝・カビ・こけ・雨水・黄砂・虫の死骸など本当にいろいろとあるのです。
室内ならばある程度防げますが、室外ですのでこれらの汚れを防ぐのはかなり難しいでしょう。
ベランダの掃除頻度はどのくらい?
ベランダの掃除頻度は、環境や使用状況によって異なりますが、一般的な目安としては月に1回の頻度で行うことが推奨されています。
ただし、以下の要素を考慮して掃除頻度を調整することも重要です。
まずは使用頻度です。
ベランダの使用頻度によって掃除頻度を調整しましょう。例えば、毎日使用している場合やペットがいる場合は、より頻繁に掃除を行う必要があります。
次は環境条件です。
道路や建物に近い場所に位置している場合は、より頻繁に掃除する必要があります。
さらに季節によっても掃除頻度が異なります。
春や夏の花粉やほこりの多い時期、秋の落ち葉の季節、冬の雪や氷の影響がある場合は、掃除頻度を増やす必要があります。
ベランダを掃除するオススメのタイミング
先ほどの頻度のところでも解説したように、春や夏の花粉やほこりの多い時期、秋の落ち葉の季節、冬の雪や氷の影響がある場合は、掃除頻度を増やす必要があります。
また、ペットを飼っていてベランダが住処になっているという方は掃除頻度を増やす必要もあるでしょう。
天気については晴れている方が活動はしやすいのですが、晴れている日は洗濯物を外で干している近隣住民に掃除によって発生する汚水を付着させてしまう可能性が出てくるので、理想は小雨が降っている日となっています。
ベランダの掃除が楽になるオススメの道具は?
ベランダ掃除が楽になる道具と言えば、やはり中性洗剤でしょう。
ベランダには本当にいろんな汚れが発生するので、理想としては酸性洗剤とアルカリ洗剤をうまく使って両方の汚れを落とすことです。
しかし、水があまり使えない環境で洗剤をガッツリと使った掃除もしたくありません。
そんな願いをかなえてくれるのが中性洗剤なのですが、中性洗剤は洗浄力があまり高くないものが多いので、できるだけ洗浄力高めの中性洗剤を用意してください。
あとは屋外なので、モップやデッキブラシがあるといろいろと便利です。
ベランダ掃除に関するよくある質問
掃除の頻度はどれくらいが良いですか?
ベランダの掃除頻度は状況により異なりますが、一般的には月に1回程度の頻度が推奨されています。
ただし、周囲の環境や天候、使用頻度などによっても異なるため、汚れが目立つ場合や雨風が強かった場合は頻繁に掃除することをおすすめします。
ベランダ掃除に使う洗剤は何が適していますか?
ベランダ掃除には一般的な家庭用洗剤が使われることが多いです。
特に汚れが頑固な場合は、脱脂石鹸や重曹を水に溶かして使用すると効果的です。
また、専用のベランダ掃除用洗剤も市販されているので、使用方法や適した洗剤は商品に記載されている指示に従って選ぶと良いでしょう。
ブラシやスポンジなどは必要ですか?
ベランダの掃除には、ブラシやスポンジなどの道具を使うと効果的です。
特に隙間や目地の掃除にはブラシを使うと汚れを取りやすくなります。
ただし、使用するブラシやスポンジはベランダの素材に合ったものを選ぶことが大切です。
素材によっては傷つけてしまう恐れがあるため、適切な道具を選ぶことを忘れずに。
高所作業や重い物の移動はどうしたら良いですか?
高所作業や重い物の移動は注意が必要です。
高所作業を行う際には安全を確保するため、安定した足場や安全帯を使うことをおすすめします。
重い物の移動は、できるだけ複数人で力を分担して行うか、運搬用のカートやキャリーケースを利用して楽に移動できるようにすると良いでしょう。
掃除の後のメンテナンスは必要ですか?
ベランダ掃除後のメンテナンスは大切です。
特に雨風が強い地域や汚れが多い場所では、掃除後に汚れやカビが再発することがあります。
そのため、掃除後は定期的に汚れをチェックし、必要に応じて再度掃除するか、汚れ防止のための対策を行うことが重要です。
カビが発生してしまうのはなぜですか?
ベランダは屋外であるため、雨風にさらされることや湿度が高くなることが原因でカビが発生しやすい場所です。
カビの予防法としては、掃除後にベランダをしっかり乾かすことや通気を良くすることが重要です。
また、ベランダの排水溝を定期的に掃除したり、湿った物を長時間放置しないように注意すると良いでしょう。
ペットや子どもの安全について心配です。どうすれば良いですか?
ベランダ掃除の際、ペットや子どもの安全を確保するためには、作業中に近づかせないようにすることが重要です。
必要であれば柵やゲートを設置して、作業エリアを区切ることがおすすめです。
また、危険な道具や洗剤は手の届かない場所に保管し、作業後にはしっかりと片付けるようにしましょう。
ベランダ掃除はどの季節が最適ですか?
ベランダ掃除の最適な季節は春や秋と言われています。
これらの季節は気温が比較的過ごしやすく、掃除がしやすいためです。
一方で、夏の暑い時期や冬の寒い時期は作業に向かない場合があります。
特に夏は直射日光や高温で作業が辛くなるため、避けた方が良いでしょう。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は賃貸マンションの汚れたベランダの掃除方法とポイントを解説しました。
賃貸マンションでは一軒家と違いいろいろとルールがあります。
このルールはベランダにも設けられている可能性が高いので、ベランダ掃除をする前にどういったルールがあるのかを本当に確認してください。
ルールを破ったら大変なことになるので、この部分はある意味で掃除よりも重要です。
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