今回はベランダの排水溝に溜まったヘドロの掃除方法とポイントを紹介します。
ベランダ掃除で大変なのは、長年放置していて排水溝を中心にヘドロが溜まってしまった状態でしょう。
こうなった状態というのは排水溝そのものが詰まっている可能性も高いので、詰まり対策も必要になってきます。
どういった作業が正解なのか難しいところですが、いろいろとやり方が推奨されている中でオススメとなるやり方についてチェックして行きましょう。
ベランダの排水溝に溜まったヘドロの掃除方法!
ヘドロが溜まるということは排水溝が詰まっているという状態です。
つまり、排水溝が詰まったときの対処法をいろいろと実践しないといけません。
排水溝が詰まった時の対策はいろいろとありますので、簡単なやり方から実践していくというやり方をしていきます。
準備するもの
やり方
それでは具体的に泥だらけになってしまった排水口を綺麗に掃除する方法を紹介します。
泥の除去をするにはスコップとかスクレーパーとかも必要になるので、ある程度道具を用意しておきましょう。
①掃除用具一式を用意しておく
②掃除用の手袋を着用して、ベランダにあるプランターなどをいったん全部どかす
③排水溝につながっている側溝や排水溝の周りに泥が溜まっているのなら、スコップやスクレーパーなどを使って除去していく
④排水溝が明けられるようになったら排水口を明ける
⑤溜まった落ち葉など目で見える範囲で除去できるゴミを回収する
⑥トングを使って排水溝の中のゴミを除去する
➆ワイヤーブラシを用意し、排水溝の中のゴミを回転させるように排水管に押し当てて回収していく
⑧ゴミをある程度回収したら排水溝周辺の汚れをウタマロクリーナーや古歯ブラシやペットボトル式ジェット水圧ブラシを使って落としていく
⑨汚れをある程度落としたら、軽く水を流して洗い流し、水がきちんと流れるかをチェックする
⑩これでもダメなら排水口に真空式パイプクリーナーを密着させて押し引きし、詰まりを解消する
⑪水を流してつまり具合を確認する
⑫問題なければ、掃除のために動かした物を元に戻して終了
注意点
ベランダの排水溝が汚れる原因は?
ベランダの排水溝が汚れる原因はいろいろとありますが、そのうちのいくつかを紹介しましょう。
雨水や風による汚れ
雨水や風によってベランダに付着した落ち葉、埃、花粉などが排水溝に流れ込み、汚れを引き起こすことがあります。
溜まった土埃や砂埃と混じると泥となり蓄積されていくでしょう。
家庭菜園をしていないという人でも、ちりが積もって泥となっていきます。
植物や花壇からの汚れ
ベランダに植物や花壇がある場合、土壌や植物の根や葉、花の落ち葉などが排水溝に入り込み、詰まりや汚れを引き起こすことがあります。
これは泥汚れの原因となりやすいので注意してください。
ゴミや異物の流入
うっかりゴミや異物が排水溝に落ちてしまうことで、詰まりや汚れが発生することがあります。
例えば、食べ物のくずや紙くず、ペットの毛、煙草の吸殻などが該当するでしょう。
ペットをベランダ中心に飼っているという方は特に注意してください。
グリースや油汚れ
ベランダで調理を行う場合、調理油やグリースが排水溝に流れ込み、油汚れを引き起こすことがあります。
これはベランダで飲食をしないとあまり発生しない汚れなので、珍しい部類に入るでしょうか。
排水溝の掃除をサボっていると?
排水溝の掃除をさぼっているとどうなってしまうのか、考えられる事をわかりやすくまとめましょう。
水の流れが悪くなる
ベランダの排水溝が詰まっていると、雨水や水の流れが阻害されます。
水がスムーズに排水されないため、溜まった水がベランダや室内に浸み込む可能性があるのです。
ここからさらに悪化すると、大雨でベランダがプール状態になり、階下の水漏れといったトラブルにつながります。
水漏れや建物へのダメージ
ベランダがプールになるレベルの詰まりを放置すると、溜まった水がベランダや壁に浸み込むことで、水漏れや建物の損傷が生じる可能性があります。
特に長期間にわたって放置されると、修復が難しくなることもあります。
臭いや害虫の発生
詰まった排水溝は汚水が滞留し、そこから悪臭が発生することがあります。
また、水が溜まった状態は害虫や蚊の発生源となるので要注意です。
衛生面の悪化
汚れた排水溝は衛生的でなく、細菌やカビの繁殖を促します。
これにより、環境衛生面が悪化し、健康への悪影響が生じる可能性があります。
カビ意外にも苔や藻が発生することもあるでしょう。
集合住宅の場合、原状回復の義務によってこれらの汚れも除去しないといけなくなるので、その対処が非常に難しい物となってしまいます。
ベランダの掃除頻度はどのくらい?
ベランダの掃除頻度は1ヶ月に1回から3ヶ月に1回程度が推奨されています。
ただし、ベランダは使用頻度や環境条件や季節の変化などで汚れ具合が大きく変わってくるので、あくまでもこの頻度は推奨であるということを強く意識してください。
マンションのベランダを掃除する時の注意点
マンションのベランダを掃除する時の最大の注意点は、マンションにおける水の使用制限と周辺住民への配慮です。
マンションにもよりますが、ベランダでは水の使用が制限されている可能性があるのでそこがどうなっているのかを掃除前に必ず調べてください。
また、共用部分となっているのなら共用部分の掃除における注意点なども確認しておきましょう。
次に周辺住民への配慮ですが、集合住宅だと隣や階下が非常に近いので、水しぶきが出るような掃除だとその水しぶきによって迷惑をかける可能性があるのです。
なので、洗濯物などを出していない曇りや小雨のタイミングで掃除するといった配慮も必要になってきます。
ただし、塩素系漂白剤を使うときは臭いがかなり広がるので、掃除前に周辺住民に説明しておいた方がいいでしょう。
ベランダ掃除に関するよくある質問
掃除の頻度はどれくらいが良いですか?
ベランダの掃除頻度は状況により異なりますが、一般的には月に1回程度の頻度が推奨されています。
ただし、周囲の環境や天候、使用頻度などによっても異なるため、汚れが目立つ場合や雨風が強かった場合は頻繁に掃除することをおすすめします。
ベランダ掃除に使う洗剤は何が適していますか?
ベランダ掃除には一般的な家庭用洗剤が使われることが多いです。
特に汚れが頑固な場合は、脱脂石鹸や重曹を水に溶かして使用すると効果的です。
また、専用のベランダ掃除用洗剤も市販されているので、使用方法や適した洗剤は商品に記載されている指示に従って選ぶと良いでしょう。
ブラシやスポンジなどは必要ですか?
ベランダの掃除には、ブラシやスポンジなどの道具を使うと効果的です。
特に隙間や目地の掃除にはブラシを使うと汚れを取りやすくなります。
ただし、使用するブラシやスポンジはベランダの素材に合ったものを選ぶことが大切です。
素材によっては傷つけてしまう恐れがあるため、適切な道具を選ぶことを忘れずに。
高所作業や重い物の移動はどうしたら良いですか?
高所作業や重い物の移動は注意が必要です。
高所作業を行う際には安全を確保するため、安定した足場や安全帯を使うことをおすすめします。
重い物の移動は、できるだけ複数人で力を分担して行うか、運搬用のカートやキャリーケースを利用して楽に移動できるようにすると良いでしょう。
掃除の後のメンテナンスは必要ですか?
ベランダ掃除後のメンテナンスは大切です。
特に雨風が強い地域や汚れが多い場所では、掃除後に汚れやカビが再発することがあります。
そのため、掃除後は定期的に汚れをチェックし、必要に応じて再度掃除するか、汚れ防止のための対策を行うことが重要です。
カビが発生してしまうのはなぜですか?
ベランダは屋外であるため、雨風にさらされることや湿度が高くなることが原因でカビが発生しやすい場所です。
カビの予防法としては、掃除後にベランダをしっかり乾かすことや通気を良くすることが重要です。
また、ベランダの排水溝を定期的に掃除したり、湿った物を長時間放置しないように注意すると良いでしょう。
ペットや子どもの安全について心配です。どうすれば良いですか?
ベランダ掃除の際、ペットや子どもの安全を確保するためには、作業中に近づかせないようにすることが重要です。
必要であれば柵やゲートを設置して、作業エリアを区切ることがおすすめです。
また、危険な道具や洗剤は手の届かない場所に保管し、作業後にはしっかりと片付けるようにしましょう。
ベランダ掃除はどの季節が最適ですか?
ベランダ掃除の最適な季節は春や秋と言われています。
これらの季節は気温が比較的過ごしやすく、掃除がしやすいためです。
一方で、夏の暑い時期や冬の寒い時期は作業に向かない場合があります。
特に夏は直射日光や高温で作業が辛くなるため、避けた方が良いでしょう。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回はベランダの排水溝に溜まったヘドロの掃除方法とポイントを紹介しました。
泥掃除はかなり大変ですが、このような状態になったら詰まり解消掃除もセットになるので根気よく作業を続けましょう。
詰まり解消はさっくりと終わるパターンと、なかなか終わらずに苦戦するパターンがあるので厄介なところです。
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