大安の結婚式が人気な理由は縁起がいいからと言われていますが、はたしてそれだけなのでしょうか。
今回は結婚式において大安が人気な理由やおすすめな時間帯、大安に結婚式をするメリットやデメリットなどの情報をまとめて参ります。
このメリットやデメリットは人によってだいぶ受け方がことなりますので、しっかりと確認して行きましょう。
大安の結婚式が人気な理由は?
大安の結婚式が人気な理由は大きく分けて2つあります。
1つめは「大安吉日と呼ばれる吉の日を自分たちの門出にしたいから」でしょう。
結婚式という最大のイベントを最も運勢がよいと言われている日で行いたいというのはわかりやすい理由となります。
2つめは「親族や知り合いに六曜を信じている人がいる可能性があるから文句を言われないようにしたいから」です。
六曜や風習を迷信と切って捨てる人は昨今では非常に多く、占いや風水など聞く耳を持たない人も多いでしょう。
しかし、六曜や風習を信じている人もこの世の中には必ずいますので、それらを無視するようなやり方をすると反発する人が出てきます。
この反発する人達との衝突が非常に面倒なことになるケースも多々ありますので、それらの衝突を避けるために大安の結婚式を選ぶのです。
ひどい言い方をすれば「六曜はこれっぽっちも信じていないけど大安に結婚式をするのだから文句を言うな」となるでしょう。
実際に信じていなくてもその人達にとって悪印象にならない行動をすればトラブルは発生しないので問題はないのです。
現代日本では、1つめではなく2つめのメリットをプラスにとらえて大安に結婚式をする人が多いでしょう。
今でも大安の結婚式会場の予約がしにくいのはこのような理由があったのです。
結婚式を大安にすると縁起がいい?
基本的に大安は開店や引っ越しや結婚式といった慶事との相性が最もよいとされているので、結婚式との相性も良いでしょう。
友引も「友を幸せに引く」という意味があるので、結婚式をやる日としては大吉日と言われております。
六曜における吉兆を重要視する場合はこの2つが基本となっており、後に解説するメリットやデメリットに直結するようになっているのです。
ポイントは、友引や大安が結婚式において最良の吉日とされていることにあります。
おすすめの時間帯はいつ?
結婚式の時間帯の考え方は大きく分けて2つです。
1つめは六曜などの風習の吉兆を当てにしたもの、2つめは料金が安く予約が取りやすい時間帯を利用したいというものでしょう。
六曜は大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅と6つありますが、1日の運勢が固定されているのは基本的に大安と仏滅だけなのです。
大安は1日吉で、仏滅は1日凶となります。
それ以外は時間帯によって吉凶が変わってくるので、凶の時間帯をさけるように予約することになるでしょう。
たとえば、先勝だと午前中が吉で午後が凶となりますが、先負だと午前中が凶で午後が吉となるのです。
2つめの料金や予約の取りやすさについてですが、結婚式というのはやっぱり日中が圧倒的に人気があるので、仮に午前の部・午後の部・夜の部と3つに別れていた場合は夜の部が残りやすくなっています。
このように残りやすい時間帯というのは料金も安くなりますし予約も取りやすくなるのでお得と言えるでしょう。
また、ナイトウェディングは昼間の結婚式より会場を飾る「装花」が減るので、料金的に安くなりやすいというメリットもあるのです。
このような装花を飾っても見えないという理由から飾らなくなるのですが、それで費用が安くなるのならうれしいと言えるでしょう。
また、夜の結婚式というのはかなり独特でライトやキャンドルといった光を使えばかなり幻想的な結婚式に変わってくれます。
大安に結婚式をするメリット
大安に結婚式をするメリットは先に説明した2つの理由にあります。
1つめは「大安吉日と呼ばれる吉の日を自分たちの門出にしたいから」、2つめは「親族や知り合いに六曜を信じている人がいる可能性があるから文句を言われないようにしたいから」です。
このメリットは人によって大きく変わってきます。
あんまり人を呼ばないような結婚式だった場合は2つめの六曜を信じている人向けに大安にしているというメリットはほとんど消されるでしょう。
六曜のような風習や考え方というのはお年を召した方が信じている可能性が高いので、若い人達で固めるようにすると気にしなくて良い物に変わってきますし、自分たちの考え方に賛同してくれる両家両親がいる場合でも気にしなくても良い物となってくれます。
六曜を信じているかどうかというのは当人に確認するしかありませんので、直ぐに確認が取れるような人達しか呼ばないのなら2つめの心配も薄れるのです。
大安に結婚式をするデメリット
大安に結婚式をやるデメリットは大きく分けて2つでしょう。
1つめは「費用がとっても高くなりやすい」ということ、2つめは「予約がとりにくい」ということです。
現代人は占いや風水や風習や六曜を信じている人は少ないのですが、結婚式のようなかなりの人数を呼ぶイベントでは誰が信じているのかわからないので、仕方なく「親族や知り合いに六曜を信じている人がいる可能性があるから文句を言われないようにしたいから」人もいるでしょう。
結果として友引や大安に結婚式を開催する人が今でも多くなっているのです。
結婚式の料金というのはやはり人気がある日ほど高くなっているので、予約で一杯となりやすい大安や友引は料金的にとっても高くなりやすいのです。
逆に人気のない赤口や仏滅は料金的にもかなりお得になっているので、気にしない人達にとっては料金的にもお得に活動することができます。
結婚式に関するとあるアンケートにおいて「お日柄を気にするかどうか?」という質問に「気にしない」と回答したのが34.7%となっていたので、この人達は料金的に安い方を選んだのでしょう。
しかし、6割以上がまだまだお日柄を多少なりとも気にしているのでまだまだ大安や友引が人気の状態は続きそうです。
この部分をどう思って行動するのかはその人次第ですが、かなり参考になる数字ですのでこれから結婚をする予定がある人は周りの人達と相談してみてください。
費用をできる限り抑えたいという方は、平日にするとか暑くて寒い夏や冬をあえて選ぶのも有効です。
平日も暑い日も寒い日も不人気なので、安いのです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は大安の結婚式について解説いたしました。
大安の結婚式は友引と並んでかなり人気となっています。
結婚式を挙げたお日柄というアンケートでも大安と友引で4割を超えることが多く、予約が取りにくい状況はこれからも続くのでしょう。
自分たちはどう考えて行動すれば良いのか、そこをはっきりさせた上でパートナーと両家両親と相談しましょう。
コメント