大安に引っ越しをすると良いと昔ながら言われていますが、その理由はいったい何なのでしょうか。
今回は大安に引っ越しをすると良いと言われる理由や、引っ越しの時間帯はいつがおすすめなのか、逆に大安に引っ越しを行ったときはどのようなデメリットが発生するのかを記載して参ります。
色々と推奨される大安ですが、それ故のデメリットも存在しているのです。
大安に引っ越しをすると良い理由は?
日本人にとって昔から身近にあるちょっとした占いとして扱われていたのが六曜です。
この六曜の中にある大安というのはいわゆる最も吉とされている日であり「とりあえず何をやっても吉となる日」という扱いをされています。
現代日本では縁起とか占いとか風水を信じている人は一気に減っていますが、ゼロになったわけではありません。
あまり信じていないという人でも色んな人達から「その日は縁起が悪い」と指摘されると、嫌な気分になってしまうのは事実です。
それらを加味した上でこの大安に引っ越しをするメリットは以下のとおりでしょう。
2.縁起を大切にしている誰かに何かを言われることがない
この2つです。
この2つが自分にとってどれだけの比重になっているのかで行動してください。
このメリットが非常に大きいと感じる方は大安に引っ越しをすることが重要になりますし、このメリットはいらないと感じている人は大安に引っ越しをする必要はないのです。
基本的に六曜の吉凶を信じている人は目上の人に多いので、親戚が多くてその親戚との付き合いも多いという人はこのメリットを意識した方が良いかもしれません。
すでにひとり暮らしをしていて独り立ちしているため、誰かに引っ越しについて聞かれることはほとんどないという人にとってはメリットは薄れる可能性が大きいです。
引っ越しの時間帯はいつが良い?
どのように考えるかによって時間帯のとらえ方も違うのですが、六曜的な吉凶で時間帯をとらえている場合はどの時間帯でも大丈夫というのが回答となります。
大安というのは1日中吉ですので、時間帯による流動はないのです。
逆に仏滅は1日中凶なので、こちらも時間帯による流動はありません。
他の友引・先勝・先負・赤口は時間帯によって吉兆が変わりますので、六曜の吉兆を重要視している人にとっては活動できる時間帯が変わってしまうでしょう。
この六曜における吉兆ではなく費用や作業時間などを加味した場合は考え方も変わってきます。
まず費用のみで考えた場合、基本的に引っ越し業者への依頼は午前中が圧倒的に人気となっているので午後にするのが正解となります。
引っ越し業者にもよりますがだいたい10~20%ほど午後の方が安くなるのです。
逆に荷物が多い場合は午後だけでは終わらない可能性があるので、午前中からのスタートが必須となるでしょう。
大安の引っ越しは縁起がいい?
大安の引っ越しは縁起が良いと言われる理由は、大安吉日と呼ばれるように1日中吉と言われているからです。
辞書で調べてみても「慶事やお祭りなどに吉となる吉日」とか「万事によしという日」という意味がでてくるでしょう。
ただし、人によってはキリスト用における安息日のように「何もしないことが幸福に繋がる日」といった解釈をしている人もいますので、その人達にとっての大安は動かないことで吉となる日となっているのです。
また、六曜はそもそも迷信だし科学的な根拠も存在しないから信じる必要は一切ないと豪語する人もいますし、明治政府や江戸幕府が否定している時点で信じる価値はないと断言する人もいます。
このように考え方がはっきりと分かれているのが六曜なので、信じている人にとっての吉日という意味があると考えましょう。
引っ越しの料金が高くなる?
これは実際に調べて見たのですが、引っ越し業者は混んでいるときと空いている時でかなり料金を変動させているので、大安は料金が高めになっている可能性が高いのです。
先ほど触れたように、時間帯によっても料金が大きく変わっているので、六曜の吉凶とセットにすると大きく値段が変わってくるでしょう。
時間帯による料金の差は午前中が高めで午後が安いとなっていますが、六曜による料金の差は大安や友引が人気があって高めになっていて赤口や仏滅が人気がないので安くなっているという状況になっています。
この差額も業者によって異なりますが、人気のあるなしで10~20%は料金が動いているので、大安の午前中と赤口の午後を比較した場合は20%以上の料金の差が発生したとしてもおかしくないでしょう。
これが後に説明する、大安に引っ越しをするデメリットに繋がってくるのです。
大安に引っ越しをするときのデメリット
先ほど解説したようにデメリットは料金が高めになることです。
引っ越しというのはちょっとしたイベントであり、長い期間住む場所に移るという意味がありますので縁起を大切にしたいという人はそれなりにいます。
そのそれなりの人が集中するということはそれだけ業者が忙しくなるということなので、引っ越し業者も料金を高めに設定できるのです。
しかも、混み合っているために予約しようとしても満杯と言われる可能性も高いでしょう。
逆に吉凶をそこまで気にしていない人、料金を少しでも安くしたいという人は午後や赤口の日をうまく活用してください。
引っ越しの荷物が多いという人はやはり午後だけでは足りなくなりますので、六曜で不人気な日を使って安く済ませるのが賢い立ち回りとなります。
どうしても引っ越しができないときの対処法
どうしても引っ越しができない場合は時期をずらすか、かなり早い時期から予約するしかありません。
こちらの「「払うしかない…」見積もり出したら100万円超!引っ越しできない人続出のワケ(https://www.fnn.jp/posts/00424790HDK)」を見てもらいたいのですが、レオパレス21のような大手による施工不良問題が発生してしまうと、それだけ人の移動が加速します。
この人の移動の加速と、新体制のために引っ越す人や新入社員や新しい学校のために引っ越す人達が重なると引っ越すことそのものが困難となるのです。
現代日本では引っ越しが3月と4月に圧倒的に集中しており、3月と4月は大安だろうが仏滅だろうが予約で一杯になる可能性があります。
なので、3月や4月に引っ越しを予定している人は1カ月前ではなく3カ月前といったかなり早い時期から動くか時期をずらすしかないでしょう。
3月や4月はこのようなトラブルも重なると1カ月前の予約すらできないことができないことがあるということを覚えておきましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は大安と引っ越しの関係について解説しました。
引っ越し業者は空いている時は安く、混んでいるときは高く設定していますが、これは自動車免許の合宿や結婚式場の予約にも繋がっています。
混んでいる時期が高くなって空いている時期が安くなるのは当たり前なのです。
なので、吉凶をそこまで信じていないという人で安く活用したいという人は3月や4月から可能ならずらすのが一番になります。
それが難しいという人は攻めて時間帯と六曜を意識してずらしましょう。
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