今回は、お酢を使用して冷蔵庫の製氷機にこびりついた頑固な汚れを除去する掃除方法に焦点を当てます。
お酢はお風呂掃除にも役立つことで知られていますが、製氷機の掃除にも同様に効果的に活用できるのです。
これまでに幾つかの方法を紹介してきた製氷機の清掃ですが、そのテクニックを組み合わせながら、お酢をどのように効果的に使えばよいかをご案内します。
お酢を余らせている方は、ぜひこの方法を試してみてください。
お酢で冷蔵庫の製氷機の汚れを落とす掃除方法!
今回紹介する方法は過去に紹介したクエン酸のやり方と酷似しています。
というのも、クエン酸をお酢に切り替えるだけなのでそちらのやり方を知っているのならば、それを取り入れてください!
準備するもの
・取扱説明書
・ゴム手袋
・スポンジ
・食器洗い用中性洗剤
・重曹
・食紅
・マイクロファイバークロス
やり方
こちらの動画は『給水タンクの分解のしかた』というタイトルで、シャープ対応機種(SJ-PF47Y/PW31Y/PW35Y/PW38Y/PW42Y/GF50Y/GF60Y/XF44Y/XF47Y/XF50Y/XW44Y/XW47Y)にマッチした給水タンクの掃除方法です。
このように、機種ごとに製氷機や給水タンクの掃除方法および分解方法が異なるので、必ず掃除をする前に取扱説明書を読んで分解方法ややってはいけないことなどを確認しましょう。
①取扱説明書を読んで給水タンクや製氷機などの分解方法をチェックする
②製氷機の中に製氷皿といったパーツを可能な限り取り外す
③凍っている可能性があるので、水で全体を洗って氷を溶かす
④食器洗い用中性洗剤とスポンジを使って、取り外したパーツ全体をこすり洗いしていく
⑤全体を水で洗い流す
⑥かびの臭いや薬品の臭いが残っているかどうかをチェックする、嫌な臭いが残っているのならキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を水で希釈したものに、嫌な臭いがするパーツを浸け置きして洗い流す
➆洗い終わったパーツを元に戻すが、フィルターだけは取り外す
⑧冷蔵庫にある給水タンクを取り出す
⑨給水タンクのパーツを可能な限り分解する
⑩パーツを細かく分解したら、中性洗剤とスポンジを使って丁寧に洗っていく
⑪カビの臭いがする時はキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を希釈して、洗浄していく
⑫給水タンク全体を洗浄したら、バラバラにしたパーツを元に戻す
⑬給水タンクに水とお酢を2:1に入れて、食紅を少量入れてかき混ぜる
⑭食紅が混じった酢水入りの給水タンクを冷蔵庫に設置して氷を作る
⑮色つきの氷ができたら、給水タンクにフィルターを元に戻し通常の水で氷を作って、色つき氷が出なくなるまで繰り返す
⑯氷の受け皿が着色する可能性があるので、そちらも水で洗っておく
注意点
掃除で使うお酢の種類は?
掃除で使うお酢は基本的に砂糖が入っていないお酢が推奨されています。
具体的には『醸造酢』などの糖分が入っていないタイプです。
日常的な掃除に糖分入りのお酢を使って掃除するとベタベタになってしまうので非常に危険です。
これが今回の掃除にも当てはまるかと言われるとちょっと難しいかもしれませんが、絶対に手が出せないパイプ内部にベタベタが発生するのは正直かなりキツいので、使わない方がいいでしょう。
あと、個人的に推奨したいのは賞味期限が切れたお酢です。
今回の掃除で使ったお酢の量は水とお酢を2:1でしたが、具体的にお酢は100ml程度は使うことになります。
正直いつも使っているお酢でこの量を用意するのはもったいないので、使うのなら賞味期限切れのお酢にしてください。
新しいお酢だとお値段的にもったいないですし、それならクエン酸を使った方が経済的にましです。
製氷機の掃除頻度はどのくらい?
製氷機の掃除頻度は給水タンクの掃除は1週間に1回、ある程度本格的な製氷室を加えた掃除を1ヶ月に1回行って、大掃除のタイミングなどでめったに掃除しない本体側もセットで掃除するという形になります。
ただし、使用頻度が多いと汚れるスピードも速くなるので要注意です。
特に、嫌な臭いがするといった実害が出たときは早めに動いて掃除しましょう。
製氷機にはどんな汚れがつく?
製氷機にはどういった汚れが発生するかを見ていきましょう。
カビや菌
製氷機は水が絶えず循環しているため、湿った環境となりやすく、カビや菌の繁殖が起こる可能性があります。
特に排水パイプや氷槽、水供給部分などがカビや菌の温床となりやすいので要注意です。
埃などの空気中の汚れ
頻繁に冷蔵庫や冷凍庫を開け閉めしていると、空気中の汚れが入り込んで蓄積する可能性があります。
特に、換気をしていない人は要注意です。
水アカ
製氷機に供給される水に含まれるミネラルや不純物が蓄積し、水アカや水垢の発生の原因となります。
これにより、製氷機の部品や氷に汚れが付着することがあるので気をつけましょう。
オーガニックな汚れ
製氷機には水に混じった微量の食品や異物が入り込むことがあります。
これらのオーガニックな汚れは、時間とともに腐敗し、悪臭やバクテリアの繁殖の原因となることがあるのです。
オイルや脂肪
冷蔵庫内での調理や食材の保管時にオイルや脂肪が製氷機に付着することがあります。
これらの汚れは、製氷機の部品や排水パイプを詰まらせる原因となるでしょう。
お酢以外でも掃除はできる?
お酢以外でも掃除に使えますが、製氷機の掃除としてオススメな洗剤は食器洗い用中性洗剤とクエン酸です。
重曹やセスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤などの高確率でお世話になっているものは、樹脂との相性などの問題もありますのでオススメできません。
基本的に口にするもの近辺の掃除となりますので、強すぎる洗剤を使うのはちょっと難しいでしょう。
あまりにも汚れがひどい時は塩素系漂白剤を使うことになりますが、これは最終手段です。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回はお酢で冷蔵庫の製氷機の頑固な汚れを落とす掃除方法についてまとめました。
○お酢を使ったやり方はクエン酸を使ったやり方に酷似している
○使うお酢は糖分が入っていないタイプがオススメ
○お酢以外の洗剤はクエン酸や食器洗い用中性洗剤がオススメ
洗剤もいろいろと種類がありますが、口にする氷を扱う場所なので強力な洗剤は使えません。
樹脂なので元々アルカリ性洗剤をあまり使えないという問題もありますので、使う洗剤には注意しましょう。
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