友引は結婚式などのイベントにおいて吉日とされることがありますが、お店の開業との相性はどうでしょうか?
本記事では、友引に開業することが縁起が良いのかどうかを探求し、また、現代における開業日の選び方や避けるべき日についても検討します。
さらに、開業と六曜の関係性についても考察していきましょう。
そもそも、開業日はいつでもいいのかもチェックして行きます。
友引を開業日にするのは縁起がいい?
結論から言うと、開業日には大安が圧倒的に人気です。
友引も吉日ではありますが、多くの人が大安を選ぶため、次点という位置づけになります。
大安は契約事などにもよく使われるため、どうしてもその日にできない場合もあるでしょう。
しかし、自分たちの意志で選べる場合は、多くの人が最も吉とされる大安を選ぶ傾向があります。
もちろん、友引も縁起の良い日です。
しかし、最優先はやはり大安という認識で考えておくと良いでしょう。
以下、それぞれの曜日の特徴と、開業日を選ぶ際のポイントをまとめます。
開業日に向いているオススメの六曜は?
開業日に適した六曜としては、基本的には大安が最適です。
次に、友引や先勝も考慮されます。
先勝は勝負事に強い日であり、午前中に開業の準備が整うのであれば、友引よりも先勝を選ぶこともあります。
ただし、先負、赤口、仏滅は避けるべき日ですので、基本的には大安を優先し、それが難しい場合に友引や先勝を検討すると良いでしょう。
開業に縁起のいい吉日まとめ
開業にまつわる縁起のいい日はいろいろとあります。
その中でも比較的有名なものを抜粋して紹介しましょう。
大安
大安吉日、とにかく1日吉なので迷ったらこれ
友引
大安に次ぐ吉日なので安パイ
先勝
午前中が吉の六曜、開業とは勝負事でもあるのでそういう意味で相性が良い
天赦日
日本の暦の上で最高の吉日で、1年に5回か6回程度しか発生しない。
何をやってもプラスの日なので、金運を含めた総合的な運気がアップ
一粒万倍日
『一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、立派な稲穂になる』という意味があり、新しいことやプラスになることが倍になって帰ってくると言われている吉日。
ただし、借金も倍になるので注意が必要
寅の日
寅は『千里行って千里戻ることができる』という故事やその柄から金運アップの象徴とされている。
そのため、お金を使っても戻ってくるとか旅をしても安全に戻ってこられると考えられている
巳の日
いわゆる蛇の日、蛇は財運の神である弁財天の使いなので、その力にあやかって金運が上がる日とされている
己巳の日
巳の日の力がよりパワーアップした吉日
天一天上
天一神という方角を司る神様が天へ帰っているため運気が上昇している日、目的に向かって真っすぐ進んでいく運が上昇すると言われている
大明日
暦には『大みやう』と書かれる吉日、全ての吉事・善事に用いて大吉だが特に建築・移転・旅行に相性が良い。
移転や建築が伴うような開業とは相性がいいだろう
このように、吉日はたくさんあるので、気になった暦注を選ぶといいでしょう。
個人的に開業日は記念日になるため、覚えやすい日を選ぶと思っています。
そういった日にこういった吉日が重なったら「ラッキー!」といった見方をしてみてはいかがでしょうか。
開業に縁起の悪い凶日まとめ
逆に、開業日にするには縁起が悪いと言えそうな凶日をまとめましょう。
凶日もいろいろと種類がありますが、その中でも比較的有名なものをいくつか紹介します。
赤口
仏滅に次ぐ凶日。
何かを始めるのに適さない日
仏滅
1日凶。
何をやっても凶とされる日
受死日
一部のカレンダーでは『●』の印で表される凶日。
黒日とも呼ばれ、最悪の大凶日とされる。
買い物もお出かけも避けるべき日
十死日
受死日に次ぐ凶日で万事に凶とされる
五墓日
五墓とは五つの墓を意味する凶日、動土・地固め・葬式・墓作り・種まき・旅行・祈祷などが特に凶となる
往亡日
『往(ゆ)きて亡ぶ日』という意味があり遠出がとくにNGの日、移転や婚礼もNGとなるため、移転を伴う開業だと要注意
不成就日
何をしてもうまくいかないとされる凶日
凶日も大量にありますが、凶日ばかりチェックしてしまうとほとんどの日が動けなくなってしまうので、こういったものも一応存在するという認識でいいと思います。
開業日の選び方のポイント!
開業日は、店舗オープンや事務所開設など、事業開始日を指すことが多いですが、厳格なルールはありません。
記念日としてイベント開催を予定している場合は、開催しやすい日を選ぶことも重要です。
例えば、2月は閑散期なので、売上影響を抑えながら記念イベントを開催できます。
開業にかかる費用は、開業日より前に発生しても必要経費として計上できるのです。
しかし、開業前の費用は「開業費」として扱われ、「※繰延資産」として計上されます。
これは、開業当初に費用を集中させず、一定期間に分散させるためです。
また、開業前に大きな設備投資を行う場合は、開業日を遅らせて費用を翌年度に計上することで、節税効果を得られます。
年末ギリギリに開業すると、その年の所得が少なくなるため、翌年度の住民税負担を軽減できます。
さらに、開業届の提出期限は開業日から1ヶ月以内であること、そして法人設立の場合は登記申請日が会社設立日となることも覚えておきましょう。
まとめると以下の通りになるでしょう!
※繰延資産:開業前に発生した費用を一定期間に費用として計上するために計上する資産
開業日はいつでもいいの?
答えはYESですが先ほどの選び方を理解していることが条件です。
でも、スムーズな船出を切るためには、事前に準備しておきたいことがいくつかあります。
会社名(商号)
ブランディングと法的な観点から、響きや表記を検討しましょう。
会社の住所
事業展開に最適な場所を選び、正確な住所を確定させましょう。
事業目的
明確で具体的な目的を定め、方針を明確にしておくことが重要です。
発起人
経営陣や主要な関係者を明確にし、リーダーシップを確立させましょう。
資本金
資金調達や経営基盤を築くために必要な額を検討し、決定しておきます。
事業年度
事業計画や予算策定のために、事業年度を確認しておきましょう。
会社印
法的な手続きや契約などで使用する印鑑を用意し、登録手続きを進めます。
これらの準備を事前にしっかりと整理・決定しておくことで、開業日のスムーズなスタートダッシュが可能になります。
各項目において、法的な規定や業界の慣習にも留意しつつ進めることが大切です。
準備を進める過程で、不安な点や疑問点があれば、税理士や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
専門家のアドバイスを活用することで、よりスムーズに進めることができます。
友引に関するよくある質問まとめ
「友引」とはどのような意味がありますか?
「友引」は日本の伝統的な暦の中で使われる六曜の一つで、文字通り「友を引く」、すなわち「友達を引き寄せる」日という意味があります。
この日は吉凶が半分ずつとされ、特に結婚式などのお祝い事や葬儀などの弔事を行うには避けた方が良いとされています。
午前中は吉、午後は凶とされる日もあれば、その逆の場合もあります。
友引の日に避けるべきことは何ですか?
友引の日には、結婚式や葬儀などの大きな行事を避けることが一般的です。
これは、友引の日に行われると、その人の縁が引き寄せられすぎてしまい、良くない影響を及ぼすと考えられているためです。
しかし、日常生活における小さな決断や行動については、特に避ける必要はありません。
友引の日におすすめの活動はありますか?
友引の日は、新しい出会いや友達との交流に良い日とされています。
友人との食事会や小規模な集まりを楽しむのに適していると言えます。
また、この日は吉凶が半々とされるため、大きな決断や重要な行事以外の日常的な活動には特に問題はありません。
「友引」はどのようにして日付が決まりますか?
「友引」の日付は、旧暦に基づいて決定されます。
六曜は、旧暦の日数に応じて周期的に繰り返されるため、毎月の友引の日は変動します。
具体的な日付を知りたい場合は、六曜が記載されたカレンダーや専門のアプリを参照する必要があります。
友引の日は毎月ありますか?
はい、友引の日は毎月あります。
六曜は古来より使われている暦の体系の一部であり、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六つが順番に繰り返されます。
そのため、毎月少なくとも一度は友引の日が訪れ、年間を通して複数回あります。
具体的な日付は旧暦に基づいて決定されるため、事前にカレンダーで確認すると良いでしょう。
友引の日に良いとされる運勢の時間帯はいつですか?
友引の日に良いとされる運勢の時間帯は、友引が「午前中は吉、午後は凶」とされる場合とその逆の場合があります。
具体的な吉の時間帯は、その日の暦や六曜を記載したカレンダーを参照する必要があります。
一般的には、友引の日は日中の特定の時間帯に小さな吉事を行うのに適しているとされますが、大事な行事や決断は避けるべきとされています。
友引の日に会社や学校へ行くことに特に注意が必要ですか?
友引の日に会社や学校へ行く際に特に注意が必要なわけではありません。
友引はあくまで伝統的な暦の一部であり、日常生活において大きな影響を及ぼすものではないと考えられています。
ただし、友引の日に大切なプレゼンテーションやテストがある場合は、前もって準備をしておくと良いでしょう。
友引の日に旅行を計画することはおすすめですか?
友引の日に旅行を計画すること自体は特に問題ありませんが、友引の日は吉凶が半々とされるため、新しい場所への旅行や冒険よりも、親しい人々とのコミュニケーションやリラックスを目的とした旅行がおすすめです。
また、友引の日は人との繋がりを意味するため、友人や家族との旅行には良い日とも言えます。
友引の日に特に運気を高めるための行動はありますか?
友引の日は特に、人との繋がりを大切にすることで運気を高めることができるとされています。
友人や家族とのコミュニケーションを取る、感謝の気持ちを伝える、小さなプレゼントを交換するなど、人間関係を育む行動がおすすめです。
また、この日は新たな出会いにも期待できるため、社交的な活動に積極的に参加することも良いでしょう。
友引の日に避けた方が良い食べ物や飲み物はありますか?
友引の日に特に避けた方が良い食べ物や飲み物というものはありません。
友引に関する伝統や風習は主に行動や行事に関するものであり、食事内容に具体的な制限は設けられていません。
しかし、いつもと同じように健康的な食生活を心がけ、バランスの取れた食事をすることが推奨されます。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は“友引を開業日にするのは縁起がいい?避けたほうがいい日はある?”というタイトルで、開業日と友引の関係についてまとめました。
開業日という一生に1度あるかどうかのイベントはできるだけ吉日に行いたいものです。
それを考えると大安が理想となりますが、覚えやすい記念日にしたいという方はどうしてもずれてしまうでしょう。
そういう人は次点で友引や先勝ならばOKという発想で動くといいと思います。
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