今回は、冷蔵庫の製氷機を綺麗にする掃除方法とポイントを紹介するのですが、その機種は東芝のものとしてお話ししていきます。
家電はメーカーによって仕様がことなり、掃除方法も異なっているというケースは多いので、東芝とあえて宣言した上での掃除方法紹介です。
具体的に東芝の冷蔵庫の説明書や公式サイトなどの情報をチェックした上で、どういったやり方が示唆されているのかを見ていきましょう。
【東芝】冷蔵庫の製氷機の掃除方法!
参照URL:http://www.toshiba-living.jp/manual.pdf?no=78863&fw=1&pid=8726
上記の画像は東芝の冷蔵庫である『GR-K37P』と『GR-K37PL』の説明書に記載されていた、製氷機部分の掃除で重要な給水タンクです。
製氷機掃除とはだいたいこの部分を掃除することを意味していますので、掃除をする時にはこの給水タンク周りのパーツ名が頻繁に飛び交います。
この図があると、パーツ名が何を指しているのかが一発でわかるようになるので、参考にしてください。
準備するもの
・マイクロファイバークロス
・掃除用ブラシ
・ゴム手袋
・取扱説明書
やり方
基本的なやり方はマニュアルに記載してあるとおりに進行します。
今回参照する説明書には、1週間に1回の掃除・1ヶ月に1回の掃除・1年に1回か2回程度の掃除の3種類に分かれて記載してあったので、ここでもそのやり方に則して解説しましょう。
1週間に1回のお手入れ
①すでに冷凍室にある氷を別の場所に移し、タンクの中に溜まっている水も全部捨てる
②タンクの蓋をレバーを操作して外す
③フィルターケースを挟み込んで力をちょっと入れながら引き抜きフィルターを外す
④外した浄水フィルターを柔らかいスポンジなどで水洗いし、タンクも柔らかいスポンジで軽く水洗いするフィルターを元に戻し、蓋をしっかりとして製氷機に戻す
1ヶ月に1回のお手入れ
①すでに冷凍室にある氷を別の場所に移し、タンクの中に溜まっている水も全部捨てる
②給水パイプを反時計回りに回して蓋から外す
③給水パイプから給水ポンプを引き抜く
④ポンプケースのフタを回して外し、中に入っているインペラを取り出す
⑤給水パイプ・インペラ・ポンプケース・ポンプケースフタなど取り外したもの全部を柔らかいスポンジで水洗いする
⑥掃除が終わったら、ポンプケースにインペラを設置してポンプケースフタを取り付け元に戻す
➆給水パイプに給水ポンプを取り付ける、給水ポンプの突起がきちんと給水パイプの角穴に入るまで押し込む
⑧給水パイプを蓋に取り付ける、蓋にパイプを差し込んで時計回りに止まるまで回して設置する
⑨取り外した給水タンクなどを元に戻して終了
1年に1~2回のお手入れ
①給水タンクと冷蔵庫をつなぐ位置にある水受けケースを引っこ抜く
②冷蔵庫本体側はマイクロファイバークロスで拭き取って綺麗にする
③水受けケースを掃除用ブラシでこすり洗いして綺麗にする
④給水ホースを冷蔵庫本体側の穴に入れて、止まるまで押し込んで固定する
注意点
製氷機のカビを防止する方法は?
製氷機のカビが発生する原因は汚れた水が放置されていることです。
何らかの原因で水が汚れるとカビが発生するという解釈でもいいでしょう。
この状態を防止するには以下のやり方が推奨されています。
定期的に清掃する
製氷機の定期的な清掃が重要です。
適切な間隔で製氷機を解体し、氷槽や排水パイプ、フィルターなどの部品を洗浄して綺麗にしてください。
掃除する時は中性洗剤や専用の洗浄剤を使用し、水でしっかりと洗い流します。
水質管理
製氷機に供給される水の質を管理することも重要です。
水道水に含まれる微生物や不純物がカビの原因になる場合があるので、水を使うときはきちんとした細菌がいないアルカリ天然水などを使いましょう。
必要に応じて浄水器を使用し、水の質を改善することがおすすめです。
衛生的な取り扱い
製氷機を取り扱う際には、清潔な手や器具を使用しましょう。
汚れた手や汚れた容器で氷を取り扱うと、細菌やカビの繁殖を促すことになるので要注意です。
定期的な点検
製氷機の動作や部品の状態を定期的に点検しましょう。
異常な音や臭い、水漏れなどがある場合は、早めに修理やメンテナンスを行うことが重要です。
メンテナンスについては取扱説明書などに記載されていることがほとんどなので、異変を確認したらメンテナンスのやり方を調べて実行しましょう。
製氷機の適切な掃除頻度は?
製氷機の掃除頻度は、公式の説明書を見た限りだと1週間に1回がまずは基本となります。
そしてある程度本格的な掃除を1ヶ月に1回行って、大掃除のタイミングなどでめったに掃除しない本体側もセットで掃除するという形になります。
冷蔵庫の掃除クリーニングの料金相場
冷蔵庫のクリーニングは冷蔵庫のサイズによってかなり変わるようです。
筆者が調べた限りだと、小さめな1ドアタイプなら約1万円、ノーマルの2ドアタイプなら約1万3千円、大きめの3ドアタイプなら約1万6千円となっていました。
もちろん、依頼する業者や依頼する地域によって値段は大きく変わってくるので、あくまでも目安として認知しておいてください。
製氷機で氷ができない時の対処法!
製氷機でよくあるトラブルが氷ができないことです。
このトラブル解決方法はいくつかあったので、順番に試していきましょう。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は東芝の冷蔵庫の製氷機を綺麗にする掃除方法とポイントを紹介しました。
○掃除の仕方は1週間に1回、1ヶ月に1回、1年間に1回か2回とパターンがある
○製氷機は使い方によってカビが生えるので要注意
○氷ができないときはいろいろと原因が考えられるので、順番に対処する
製氷機がうまく作動しないときは、取扱説明書に記載がある項目を順番にチェックしてみると高確率で氷ができるようになります。
まずは、取扱説明書を読んでください。
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