洗濯機の下は掃除がしにくく、しばしば見落とされがちなスポットですが、ここが汚れると様々な問題を引き起こす可能性があります。
本記事では、洗濯機の下の掃除方法に焦点を当て、その手順とコツを丁寧にご紹介します。
また、このエリアの汚れを放置した際のリスクと、掃除を容易にする便利なグッズについても詳しく解説します。
さらに、洗濯機の下の汚れを未然に防ぐための予防策にも触れ、綺麗な状態を長く維持する方法についてもご案内します。
洗濯機の下の掃除は面倒な作業かもしれませんが、適切な方法を知り、適切なグッズを活用すれば、はるかに手軽かつ効率的に行うことができます。
この記事を通じて、洗濯機の下の清潔を保つための実践的な知識を得ていただければ幸いです。
洗濯機の下を掃除するやり方と注意点!
洗濯機下の掃除のしやすさはその人の状況や環境によって大きく異なります。
ここではいくつかの道具を使ったやり方を紹介いたしますので、自分の環境に合ったやり方を見つけて取り入れるようにしてください。
準備するもの
・塩素系漂白剤
・コップ
・歯ブラシ
・バケツ
・ゴム手袋
・掃除機
・掃除機用の隙間ノズル
・雑巾
・ハンディモップ
・針金ハンガー
・いらなくなったストッキング
・ラップ
・輪ゴム
・かさ上げ台や洗濯機置台
掃除のやり方
こちらの動画は『【洗濯機のかさ上げ】【ガタつき】の改善方法!お掃除ルーティン動画』というタイトルで、洗濯機の下の掃除のやり方やかさ上げのがたつきの抑え方について紹介しています。
かさ上げ台を使っている方にとっては役立つ情報がありますので、12分程度の動画ですが飛ばさずに見てもらいたいです。
毎日行うような簡単な掃除のやり方について
①洗濯機の周りの目に付く埃を掃除機を使ってとる
②ハンディモップや針金ハンガーをダイヤ型に伸ばしてそこにストッキングを被せたものを用意する
③ハンディモップならそのまま間に差し込むように埃取りを行う、ハンガーストッキングの場合は太ももで擦って静電気を発生させてから間に差し込む
④排水口周りを水拭きする
洗濯機をどかして行う本格的な掃除のやり方について
①洗濯機の蛇口を締めて、アース線を外し電源を切ってコンセントを抜く
②給水ホースと排水ホースを外す、水が出てくるのでバケツや桶で抑えながら外すこと
③洗濯機を動かす
④排水口の蓋と中にある部品を取り外す
⑤取り外した部品を漂白剤に30分程度漬ける
⑥洗濯パンの乾いたごみを除去する、乾いたごみを除去し終わったら漂白剤を使ってスポンジで拭きあげ、最後に塗れタオルで拭く
⑦排水口にパイプユニッシュといったパイプクリーナーを入れる
⑧外したホースに水を入れてラップと輪ゴムを使って蓋をする、汚れがひどい場合は洗剤も混ぜる
⑨振り洗いする
⑩汚水を流して片付けをする
⑪放置が終わったら雑巾や歯ブラシなどを使って部品も綺麗にする
⑫バラバラにしたパーツを元に戻す
⑬かさ上げ台や置台の設置位置を確認して洗濯機を元に戻す
注意点
洗濯機の下の汚れをそのままにしていると?
洗濯機の下の汚れを放置するということはそれだけ排水口の掃除も放置しているということです。
排水口を放置するということは水漏れトラブルをまねき、排水トラブルにつながってしまうでしょう。
排水で何らかのトラブルが発生している場合は、うまく排水ができなくなるので高確率で洗濯機側で何らかのエラーが発生するでしょう。
このエラーが表示されたら赤信号だと考えたほうがいいです。
洗濯機のかさ上げの仕方とメリット
洗濯機の下部を掃除する際、洗濯パンがあるとそのスペースが狭くなって作業が困難になる場合があります。
この問題を解決するために、洗濯機を高く設置する(かさ上げする)オプションがおすすめです。
かさ上げのメリット
排水ホースの保護
圧迫された排水ホースは損傷するリスクが高く、これが漏水の原因にもなり得ます。
かさ上げにより、ホースに掛かるストレスを減らせます。
メンテナンスの容易性
かさ上げによって排水ホースの取り外しが簡単になり、その結果、掃除やメンテナンスも容易になります。
カビと臭いの削減
スペースが確保されることで、湿気がこもりにくくなります。
これがカビや悪臭の発生を抑えます。
振動と騒音の低減
洗濯機を専用の台やブロックに乗せることで、振動が床に直接伝わるのを防ぎ、騒音も減らせます。
かさ上げの方法
洗濯パン自体も「平面型」と「高床型」の2種類が存在します。
高床型の場合は既にかさ上げされている形になっていますが、平面型でも後から高くすることは可能です。
多くのメーカーからは、このためのかさ上げ用アクセサリーが販売されています。
作業に取り掛かる前に、次の点に注意してください。
洗濯機を動かす際は、必ず2人以上で行いましょう。
電源コードや排水ホースは外してから作業を始めるようにしてください。
このように、洗濯機を高く設置することで、多くの利点があります。
特に掃除とメンテナンスが容易になる点は、日常生活において非常に便利です。
洗濯機の下の掃除に役立つアイテム!
今回推奨される洗濯機のかさ上げ台は『hmd-5515 高さ調整・防音・防振ゴムマット』や『因幡電工ワンプラス ふんばるマン (1セット4個入り)OP-SG600洗濯機用防振かさ上げ台』や『洗濯機 台 冷蔵庫 置き台 かさ上げ キャスター付き』などです。
これらのかさ上げ台は楽天やAmazonなどのネット通販サイトに多数取り扱っているので、気になるという方はそちらをご覧ください。
それ以外にも『ほこりんぼう!』のような細い隙間にも使えるようなグッズがあると便利ですし、今回紹介したハンガーストッキングを有効活用するのも効果的な手段となっています。
用意したストッキングの効力を発揮しやすくするためにも、太ももで擦って静電気を発生させるようにしてください。
ある程度の隙間がある場合はハンディモップを使った掃除もできますが、隙間が非常に小さい場合はハンガーストッキングのような細いものを活用するようにしましょう。
洗濯機の下の汚れを防ぐ対処法!
洗濯機の下の汚れが出にくい状況にするには定期的に掃除することが重要となっています。
洗濯機は家庭環境によって使用頻度が変わってきますが、洗濯機が置いてある場所は基本的に浴室や洗面台とリンクしていますので必ず人が出入りする場所と言えるでしょう。
つまり、洗濯機をそこまで使っていないという人でも高確率で汚れる場所となっているのです。
基本的には洗濯機をそこまで使っていなくても汚れやすい場所であるという認識をして、ハンガーストッキングやハンディモップを使った掃除を行ってください。
洗濯機の下の排水口も一緒に掃除しよう!
洗濯機の下部を清掃する際には、排水口も綺麗にすることが重要です。
一部の洗濯パンは、機械を動かさずに掃除ができるように設計されています。
事前に排水口の位置を確認しておくことをお勧めします。
排水口の清潔さは臭い防止に役立つ
排水口は日常的に見る場所ではないですが、洗濯機を頻繁に使用していると徐々に汚れが蓄積します。
放置すれば、これが臭いや詰まりの原因になりえます。
月に一度の清掃が理想
排水口は、洗濯時に排水される毛髪、糸くず、その他の汚れがたまる場所です。
したがって、少々面倒でも、月に1回は清掃するように心がけましょう。
また、洗濯機に糸くずフィルターを取り付けることで、排水口に流れる汚れを減らすことが可能です。
パイプクリーナーでより効果的な掃除
排水口は数つの部品で構成されているので、分解して細かく洗うのが最善です。
手の届かない場所には、パイプクリーナーが役立ちます。
洗面所で洗浄して、旧式の歯ブラシでスクラブ
パーツには黒いカビやぬめりが付着する可能性があります。
これらの部分は、古い歯ブラシを使用して念入りにスクラブします。
排水ホースの内部も見逃さない
排水ホースも汚れが蓄積しやすい場所なので、排水口と同時に洗浄が必要です。
洗剤や液体漂白剤でつけ洗い
洗濯機から取り外した排水ホースには、水で希釈した洗剤や液体漂白剤を入れ、端にプラスチックラップとゴムバンドを使って密封します。
しばらく揺すった後、ラップを取り除いて液体を捨て、水を通して確認すれば清掃は完了です。
これらの掃除作業を行うことで、洗濯機をより効率的に、そして衛生的に使用することができます。
洗濯機の掃除に関するよくある質問
洗濯機の掃除の頻度はどれくらいが理想ですか?
洗濯機の掃除の理想的な頻度は、使用状況にもよりますが、一般的には1か月に1回がおすすめです。
特に、高温での洗濯をあまりしない場合や湿度が高い場所に置いている場合は、カビが発生しやすいため、こまめな掃除が必要です。
洗濯機の掃除に何を使うのが最も効果的ですか?
洗濯機の掃除には市販の洗濯槽クリーナーが効果的です。
しかし、自宅にあるもので掃除をしたい場合は、重曹や酢も良い選択肢です。
これらは自然な成分なので、洗濯機にも優しく、除菌・消臭効果もあります。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機、どちらの掃除が手間ですか?
ドラム式洗濯機は設計が複雑で、多くの部品が取り外し可能なので、掃除が少し手間取ることがあります。
一方、縦型洗濯機は比較的シンプルな構造なので、掃除は容易です。
ただし、どちらも定期的な掃除が必要です。
洗濯機のフィルターはどうやって掃除すればいいですか?
洗濯機のフィルターの掃除は、まずフィルターを取り外して、ぬるま湯でしっかりと洗いましょう。
固く絞った布で拭くか、柔らかいブラシを使って軽くこすります。
その後、しっかりと乾かしてから再度取り付けます。
洗濯機の掃除で特に注意すべきポイントは何ですか?
洗濯機の掃除で特に注意すべきポイントは、水分をしっかりと拭き取ることです。
掃除後、水や洗剤が残っていると、それが原因でカビや臭いが発生する可能性があります。
特にドラムやゴムパッキン部分は、水分が溜まりやすいため、しっかりと乾燥させることが重要です。
洗濯機の排水口の掃除はどうやって行うべきですか?
洗濯機の排水口の掃除は非常に重要です。
排水口が詰まると、不快な臭いが発生する可能性があります。
排水口は、専用のブラシを使用して丁寧に掃除することをお勧めします。
また、月に一度は水と酢を等量に混ぜた液で流し、汚れをきれいにすると良いでしょう。
洗濯機のカビ取りにはどのような製品がおすすめですか?
洗濯機のカビ取りには、専用のカビ取り剤が効果的です。
市販の洗濯槽クリーナーにはカビ取り成分が含まれているものも多く、これらはカビの発生を防ぐために非常に有用です。
自然派の方は、酢やティーツリーオイルを使う方法もあります。
洗濯機の掃除で使った酢や重曹の残りはどう処理すればいいですか?
酢や重曹で掃除をした後は、必ず洗濯機を水で数回すすぐことが重要です。
これにより、酢や重曹の残留物が洗い流され、次の洗濯に影響を与えることがありません。
すすぎが不十分なときは、洗濯物に臭いが移る可能性があるため、注意が必要です。
乾燥機能付きの洗濯機は、掃除方法が特別に必要ですか?
乾燥機能付きの洗濯機は、通常の洗濯機よりも多くの部分が湿気を帯びるため、特にこまめな掃除が必要です。
乾燥機能を使った後は、ドラム内部をよく乾燥させることが大切です。
また、フィルターの掃除も頻繁に行い、ほこりやゴミが溜まらないように注意しましょう。
長期間洗濯機を使わない場合、事前に何か掃除をしておくべきですか?
長期間洗濯機を使用しない場合は、事前にしっかりと掃除をしておくことがおすすめです。
特に、水分をしっかりと拭き取り、排水口やフィルターもクリーンにしておくと、長期間の間にカビや臭いが発生するリスクを低減できます。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は洗濯機の下の掃除のやり方について紹介しました。
洗濯機の下の掃除のしやすさはかさ上げ台などが設置してあるかどうかで大きく変わります。
このかさ上げ台を設置するにも一度は洗濯機を動かさないといけないので、必ず2人がかりで作業するか力持ちの男性に移動してもらうようにしてください。
がたつきが発生するという人は洗濯機の手前にあるねじを使って高さを調節するようにしましょう。
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