今回は、お見舞いの日取りは友引が良いのか、オススメされているのかを調べ、避けるべき六曜についてもまとめます。
六曜のような暦注は、基本的にその人が信じているかどうかが重要ですが、厄介なのは相手が信じているかどうかという場合です。
お見舞いはまさに「お見舞いされる側がどのように考えているのか」が重要なパターンです。
それを踏まえた上で、お見舞いの日取りはどうすれば良いのかをチェックしていきましょう。
ぜひ最後までご覧ください。
お見舞いの日取りは友引がオススメ?
結論を先に記載すると『お見舞いで友引を選ぶのは縁起が悪いという解釈が存在しているので、可能であれば避けた方がいい。ただし相手がそういった吉凶を全く気にしていないのなら大丈夫』となります。
友引にお見舞いに行っても良いケース
①入院相手が六曜を気にしていない場合
・相手が吉凶を気にしていないなら問題なし。
②お見舞い相手がお見舞いよりも友引を喜んでいる場合
・相手が六曜よりも、お見舞いを喜んでくれると判断できる場合ならOK。
③お見舞い相手が直接会うことを重視している場合
・六曜よりも直接の交流を大切にすると考えられる場合はOK。
④お見舞い相手が友達か親兄弟である場合
・親しい仲である場合、六曜よりも気軽に訪れることができるからOK。
⑤お見舞い相手が若い場合
・若い世代では、六曜にこだわる傾向が少ないからOK。
友引にお見舞いに行くべきでないケース
①お見舞い相手が六曜を気にしている場合
・相手が六曜に敏感な場合、避けた方が良い。
②お見舞い相手がビジネス上の付き合いをしている場合
・ビジネス上の相手に対しては、六曜に注意が必要だから避けた方が良い。
③お見舞い相手が比較的年配の方である場合
・年配の世代では、六曜への配慮が求められることがあるから避けた方が良い。
友引にお見舞いがNGとされる理由
友引にお見舞いがNGとされる理由は、六曜の意味が影響しています。
友引は『慶事には幸せを、凶事には不幸を引き寄せる』とされ、特に病気や怪我の場合は友引の意味である「引き分け」の日とされることから、回復が遅れるとの考え方があるのです。
そのため、避けるべきという風潮が残っています。
注意点とまとめ
お見舞い相手の六曜への信仰やマナーの必要性に注意が必要です。
気心の知れた友人へのお見舞いであれば、六曜に気を使わなくても問題ないですが、ビジネス関係や年配の相手には慎重に行動するべきです。
友引にお見舞いへ行く際は、相手の立場や信念を尊重し、無理に避ける必要はありませんが、注意深く行動することが大切でしょう。
六曜などの吉凶は自分本位で動くような事柄ならば好きに受け取って動けばいいのです。
しかし、このように相手側がそもそも六曜をどのように考えているのかわからないという状況で考慮しなければいけない状態になってしまったのなら、いろんな知識を総動員して結論を出さないといけないので注意しましょう。
お見舞いと相性のいい六曜は?
こちらも結論から書くと終日吉となっている大安が安心できるでしょう。
大安ならばどの時間帯に行っても問題ないので、六曜を気にしている相手でも問題なく対応できます。
他の日はちょっといろいろとマイナス面となる考え方があるので、六曜に限定した場合は推奨できません。
お見舞いを避けた方がいい六曜は?
相手側が六曜を意識しているという事を前提でお話しすると、大安以外の六曜は全部避けた方がいいという結論になります。
簡単にその理由を記載すると以下の通りです。
友引
友引は『引き分ける』という意味があることから、『病気や怪我を長引かせる』や『病気や怪我に友を引っ張る』という考え方ができるのでNG
先勝
午前中が吉の日で、午前中にお見舞いして問題ないのならばOK。ただし、入院患者は基本的に午前中に診察や検査などが入っているケースが多いので避けた方がいい
先負
午後が吉の日だから推奨しやすい。ただし、六曜的に考えてそこまで吉日とは言えない日でもあるため推奨できない。そもそもあまり行動しない日と言われているため、その点でも推奨できない
赤口
凶日に属するのでシンプルにNG。また、『赤』を連想させる物全般がNGなので、『血液』を連想させる病院とも相性が悪い
仏滅
終日凶だからNG
このように、いろんな理由をつけてNGにできてしまうのです。
こうなると、消去法で大安以外選べなくなります。
お見舞いに適したベストなタイミングは?
お見舞いに適したベストなタイミングは、お見舞い相手が体調が回復に向かい、気持ちも前向きになり始めた頃です。
具体的には、入院してから3日~5日が経った頃、または手術から数日が経った頃が適しているでしょう。
入院直後は、体調が不安定で、精神的にも落ち着かないことが多いです。
また、手術後も、術後の経過観察やリハビリなどで、体力的にも精神的にも負担がかかります。
そのため、これらの時期に無理にお見舞いに行くと、相手に負担をかけてしまう可能性があるのです。
一方、体調が回復に向かい、気持ちも前向きになり始めた頃であれば、お見舞いに行くことで、相手が嬉しく感じ、前向きな気持ちになれることでしょう。
また、お見舞いに行くことで、お見舞い相手と直接会って、その様子を見ることができ、安心できます(これが個人的には大きいと思う)。
もちろん、お見舞いに行くタイミングは、お見舞い相手との関係性やその人の考え方によっても変わってきます。
気心の知れた友人や親兄弟であれば、無理にお見舞いに行くタイミングを気にする必要はありません。
しかし、ビジネス上の付き合いをしている相手や、比較的年配の方であれば、相手の考え方を尊重して、配慮したほうがよいでしょう。
なお、お見舞いに行く際は、時間帯にも注意しましょう。
午前中は診察や検査などで忙しいことが多いため、午後2~4時頃がおすすめです。
お見舞いへ行くオススメの時間帯は?
お見舞いへ行く際は、時間帯を午後2~4時頃にするのがおすすめです。
午前中は診察や検査などで忙しいことが多いため、お見舞い相手に負担をかけてしまう可能性があります。
また、食事や入浴などの時間も重なるため、会話に集中できないこともあります。
午後2~4時頃であれば、診察や検査が終わった後で、食事や入浴も済んでいるため、ゆっくりと会話を楽しむことができます。
また、お見舞い相手が体調が回復に向かい、気持ちも前向きになり始めた頃であれば、お見舞いをしている側もされた側も晴れやかな気持ちで会うことができます。
具体的には、入院してから3日~5日が経った頃、または手術から数日が経った頃が適しているでしょう。
もちろん、お見舞いに行くタイミングは、お見舞い相手との関係性やその人の考え方によっても変わってきます。
気心の知れた友人や親兄弟であれば、無理にお見舞いに行くタイミングを気にする必要はありません。
しかし、ビジネス上の付き合いをしている相手や、比較的年配の方であれば、相手の考え方を尊重して、配慮したほうがよいでしょう。
お見舞いの日取りを決めるポイントは?
お見舞いの日取りを決めるポイントは、以下の3つです。
①お見舞い相手との付き合い方
お見舞い相手との関係性によって、日取りの決め方も変わってきます。
・気心の知れた友人や親兄弟であれば、六曜や時間帯を気にする必要はありません。
・ビジネス上の付き合いをしている相手や、比較的年配の方であれば、六曜や時間帯に配慮したほうがよいでしょう。
②お見舞い相手の気持ち
お見舞い相手が体調や気持ちの面で、お見舞いに来てもらうことを望んでいるかどうかも考慮しましょう。
・入院直後や手術後など、体調が不安定な時期は、お見舞いを控えた方がよい場合もあります。
・体調が回復し、気持ちも前向きになり始めた頃であれば、お見舞いに喜んでくれるでしょう。
③自分の都合
自分の都合も考慮しましょう。
・仕事や学校、プライベートの予定と重ならない日を選びましょう。
・遠方からお見舞いに行く場合は、交通機関や宿泊などの予約も必要です。
具体的には、以下の点を参考にしてみてください。
気心の知れた友人や親兄弟
・六曜や時間帯は気にする必要はありません。
・入院から3日~5日後、または手術から数日後に、午後2~4時頃に行くのがおすすめです。
ビジネス上の付き合いをしている相手
・六曜は避け、時間帯は午後2~4時頃に行くのがおすすめです。
・入院から1週間~10日後に、午後2~4時頃に行くのがおすすめです。
比較的年配の方
・六曜は避け、時間帯は午後2~4時頃に行くのがおすすめです。
・入院から1週間~10日後に、午後2~4時頃に行くのがおすすめです。
もちろん、これらのポイントはあくまでも目安です。お見舞い相手との関係性や状況に合わせて、最適な日取りを決めましょう。
友引に関するよくある質問
友引とは何ですか?
友引(ともびき)は、六曜の一つで、一般的に午前と午後が吉、中午(昼)が凶とされる日です。
「友を引く」という意味があり、友人を助けることに良い日とされています。
しかし、友を「引く」という意味から、葬儀には友人を連れて行ってしまうとして避けられることが多いです。
逆に、結婚式や引っ越しなど、祝い事や良いことが友人に広がると解釈されるため、良い日とされています。
友引の日に引っ越しをするのは良いですか?
はい、友引の日に引っ越しをするのは良いとされています。
「友を引く」という意味から、良いことが友人や家族に広がると解釈されるためです。
新しい生活を始めるにあたって、友引の日に引っ越すことで、幸運や良いエネルギーを引き寄せると信じられています。
ただし、引っ越し業者の予約も早めに行うことをお勧めします。
友引の日にしてはいけないことは何ですか?
友引の日には、葬儀を行うことは避けるべきです。
前述の通り、「友を引く」という意味から、友人を連れて行ってしまうと考えられているためです。
その他の日常生活において、特に避けるべきことはありませんが、葬儀に関しては注意が必要です。
また、友引の日には祝い事や新しいスタートを切ることが良いとされていますので、その点を意識して予定を組むと良いでしょう。
友引の日に開業するのは良い日ですか?
はい、友引の日に開業するのは良いとされています。
「友を引く」という意味から、ビジネスの成功や繁栄が友人や顧客に広がると解釈されます。
多くの企業や店舗が開業日として友引を選びます。
特に顧客との関係が重要なビジネスにおいて、友引の日に開業することで、良い縁や関係が築けると信じられています。
友引の日に旅行を計画するのは良いですか?
はい、友引の日に旅行を計画するのは良いとされています。
「友を引く」という意味から、旅行中の安全や楽しい経験が友人や家族にも広がると考えられています。
また、友引の日は吉日とされるため、旅先での運気も良くなると信じられています。
旅行の計画を立てる際には、友引の日を選ぶことで安心感を得ることができます。
友引の日に出産を計画するのは良いですか?
はい、友引の日に出産を計画するのは良いとされています。
「友を引く」という意味から、赤ちゃんの誕生が家族や友人に幸せをもたらすと考えられています。
ただし、出産は自然の流れに任せるべきですが、予定日や帝王切開などで選べる場合には、友引の日を選ぶことも一つの選択肢です。
家族にとって記念すべき日になることでしょう。
お見舞いに関するよくある質問
お見舞いに行く際の適切なタイミングはいつですか?
お見舞いに行く際の適切なタイミングは、患者さんの体調や病院の面会時間に配慮することが重要です。
多くの病院では面会時間が決められているため、事前に確認してから訪問するようにしましょう。
一般的には、午前中や早い午後が適していますが、患者さんの休養を妨げないよう、面会時間内でも短時間で済ませるよう心がけましょう。
また、家族や看護師に事前に連絡し、患者さんの体調や予定に合わせて訪問するのが望ましいです。
お見舞いの際に持参するお土産は何が良いですか?
お見舞いの際に持参するお土産としては、患者さんの負担にならないものが適しています。
フルーツや軽食、花などが一般的ですが、花の場合は香りが強すぎないものを選びましょう。
また、病院によっては花の持ち込みが禁止されている場合もあるので、事前に確認しておくことが大切です。
その他にも、雑誌や本、パズルなどの気軽に楽しめるものや、保湿クリームやリップバームなどのケア用品も喜ばれます。
お見舞いの際に避けるべき言葉や行動はありますか?
お見舞いの際には、患者さんの気持ちを配慮し、避けるべき言葉や行動があります。
例えば、「大丈夫?」や「早く治ってね」といったプレッシャーを与える言葉は避け、「無理しないでね」や「応援しているよ」といった励ましの言葉を使うようにしましょう。
また、長時間の滞在や、病状を詳しく尋ねることも避けるべきです。
患者さんのプライバシーを尊重し、短時間で適切な言葉をかけて帰ることが大切です。
お見舞いに行けない場合、代わりにできることは何ですか?
お見舞いに行けない場合、電話やメッセージカード、メールで気持ちを伝えることができます。
特にメッセージカードは、患者さんが後で見返して元気をもらえるので、おすすめです。
また、インターネットでお見舞い品を注文し、病院に直接届けてもらうサービスも利用できます。
遠方にいる場合でも、患者さんの体調を気遣う気持ちを伝えることで、安心してもらうことができます。
お見舞いの際に注意すべきマナーはありますか?
お見舞いの際には、いくつかのマナーに注意する必要があります。
まず、清潔な服装で訪問し、病院内では静かに行動することが大切です。
また、面会時間を守り、短時間で済ませるように心がけましょう。
手洗いや消毒を行い、感染症対策にも注意を払います。
さらに、食べ物や飲み物を持ち込む場合は、患者さんの飲食制限に注意し、看護師に確認することが重要です。
これらのマナーを守ることで、患者さんにとって負担の少ないお見舞いを実現できます。
友引のお見舞いまとめ
以上、いかがでしたか。
今回はお見舞いの日取りは友引がオススメなのかを調べつつ、避けた方がいい六曜についても調べました。
このように、相手がどのように考えているのかを考慮しつつ動かないといけない状態だと、かなり大変なのです。
普段から六曜などの吉凶には興味が無いという方でも、相手に考慮しだいで六曜について学ばないといけない状態というのは現代日本でもけっこうあります。
日常的には使わない知識かもしれませんが、状況次第で役立つ知識ではありますので、覚えておくといいですよ。
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