節分の際に用いる豆まき箱、すなわち「升」を折り紙で作る方法をいくつかご紹介します。
昔の家庭ではよく見られた升ですが、現代ではなかなか見かけることが少なくなっています。
そのため、節分の豆まきの際には代用品として折り紙で作る豆まき箱が役立ちます。
この豆まき箱は、簡単に折ることができ、豆まきに欠かせないアイテムになります。
今回は、折り紙を使って簡単に作れる豆まき箱の作り方をいくつか紹介しますので、節分の準備の際にお役立てください。
自作の豆まき箱で節分をより楽しく過ごしましょう。
節分で使う豆まき箱を折り紙で作る簡単なやり方とポイント!
節分の恒例行事と言ったら豆まきです。
節分には健康祈願などのプラスの意味を持ったものを食べるとか、体に溜まった毒素を出すといったマイナスを消すためのものを食べるという風習もありますが、全国区として明確に残っている文化と言ったら『豆をまく』という行為そのものでしょう。
本来ならば升を使って対応するのが基本ですが、今のご時世升を持っている人の方がまれなので、折り紙で簡単な豆まき箱を作ってうまく活用してください。
ただし平面豆まき箱といったも飾り(いわゆる2D)になるタイプもありますので、作る時には飾るタイプか本当に豆を入れられるタイプなのかを見極めてからにしてください。
折り紙 「豆入れ箱(枡)」 の折り方|節分飾り
こちらの動画は16万回再生を超えている箱の作り方解説動画です。
非常にシンプルな動画となっているので、動画を見ながら作りたいと言う方はまずこちらの動画からスタートしてみてください。
文字にも起こしていますが、基本的に折り紙は動画や解説画像などがセットでないと非常に作業が難しいので、必ず動画を見ながら作業をしてください。
準備するもの
やり方
①折り紙を縦と横に折り目をつける
②中心に合わせるように、それぞれ角を折っていく
③中心にまた合わせるように折って、さらに反対側も折っていく
④この状態になったら、動画のように左右に広げてこのまま上下の面半分のところまで折る
⑤動画のように少し立ち上げて、升になるように折り筋を使って折りたたんでいく
⑥動画の3:20あたりにあるように折りたたんで升の形状に整えていく
⑦反対側も同じよう折りたたんでいく
⑧最後は上のところなどの折り筋を整えて完成
ポイント
折り紙で節分の豆まき用の箱の折り方・作り方 Origami Box【かんたん2分】
こちらの動画はなんと2分で豆まきようの箱を作るという短時間作成動画となります。
サクッと作りたいという方にとってはありがたい動画となっているので、参考にしてください。
準備するもの
・ハサミ
・マッキー
やり方
①半分に折る
②さらに半分に折る
③先ほど作った折り目に沿ってハサミで切る
④長い方を半分に折る、そこからもう一度半分に折る
⑤折り目を作ったら開いて三角に折る
⑥動画のように位置を調整したら端から真ん中に合わせて折る
⑦白い部分を2つ折りにする
⑧折り紙にマッキーなどで模様を描く
⑨升になるように開いて形を調整したら終了
ポイント
節分折り紙 豆入れの箱 平面ます箱の作り方 (カミキィ )
こちらの動画は升の平面飾りとなりますので、豆まきのために豆を入れて使うことはできません。
あくまでも平面飾りとなっています。
準備するもの
・マッキー
・色鉛筆など
やり方
①動画のように縦横に追っており筋をつける
②左右の端を真ん中に合わせて折る
③次に下のフチを真ん中に合わせて折って元に戻す
④下の真ん中のところを基点にして角を折り線にしっかり重なるように折る、反対側も同様
⑤折り目の交点を起点にして斜めに折り、フチに平行になるようにする(角は折り筋の少し外側になる)
⑥動画のように下側の交点を起点にして折り、左右対称に見えるように整える
⑦表裏をひっくり返して縁を下の斜めの縁にあわせて折る、反対側も一緒
⑧また表裏をひっくり返して、動画のように角の部分を見えなくなるように折る
ポイント
【折り紙】枡・豆まきの箱の作り方
こちらの動画はいわゆる豆まきで使えるタイプの升(豆まきの箱)を作っている動画です。
7分とちょっと長めですが、そこまで難しくはないので安心してください。
準備するもの
・のり
やり方
①折り紙の色の面を上にして置いて、右下と左上の端を合わせるように折り筋をつけ、同じように左下と右上の端を合わせて折り筋を作る
②裏返して、下の角と上の角を合わせるように折り筋を作り、左右の角を合わせて折り筋を作る
③上下の角を中心に合わせて折り、左右の角も同じように中心に合わせて折る
④正方形ができたら、上下の端を中心に合わせて折って折り筋を作る
⑤上下の角を広げる
⑥左右の端を中心に合わせるように折り筋を作る
⑦親指で中心の角を押さえて人差し指で左右の角を内側に倒す
⑧起き上がってきた上の角を折り筋に沿って折る
⑨上の角を中心に合わせるように内側に折り込む
⑩上下の向きを変えて、先ほどと同じように親指で中心の角を押さえて人差し指で左右の角を内側に倒す
⑪起き上がってきた上の角を折り筋に沿って折る
⑫形を整えたら完成、中心が浮くのが気になる方はのりで動画のように角の三角部分に塗って貼り付けておさえる
ポイント
節分に関するよくある質問まとめ
節分とはどのような意味がありますか?
節分は、日本の伝統行事で、季節の変わり目、特に冬から春への移行を象徴する日です。
もともとは立春の前日を指し、新しい季節の到来を祝い、悪い霊を追い払い福を呼び込むための行事とされています。
現代では、特に豆まきや恵方巻きを食べることで知られています。
豆まきの正しいやり方はどのようなものですか?
豆まきでは、まず家の中で、福は内、鬼は外と唱えながら豆(大豆)をまきます。
これは、福を家に招き入れ、悪い霊を追い払う意味があります。
一部の地域では、家族の年齢の数だけ豆を食べる習慣があり、これには一年の健康を願う意味が込められています。
恵方巻きとは何ですか、また、どのように食べるのが正しいのですか?
恵方巻きは、節分に食べる太巻きのことで、その年の恵方(吉方位)を向いて、無言で一本まるごと食べると良いとされています。
恵方は毎年変わるため、事前にその年の恵方を調べておく必要があります。
この習慣は、無言で食べることにより、願い事が叶うという信仰に基づいています。
節分の日に食べるものとして他にどのようなものがありますか?
節分の日には、豆まきの後にその豆を食べるのが一般的です。
また、恵方巻き以外にも、その年の恵方を向いて食べると縁起が良いとされる各種の料理やスイーツがあります。
地域によっては独自の節分料理があり、例えば関西地方では節分の日にお神酒やイワシの頭を飾った料理を食べる習慣があります。
節分にはどのような飾り付けをするのが一般的ですか?
節分には、家の入り口にイワシの頭とヒイラギの葉を飾ることが一般的です。
これは、悪い霊がイワシの頭のにおいやヒイラギの葉の尖った形に怯えて近づかないという古い信仰に基づいています。
また、一部の地域では、福豆や恵方巻きなどを飾ることもあります。
これらの飾り付けには、家族の健康や一年の幸運を願う意味が込められています。
節分の豆まきで使う豆はどのような種類が適していますか?
節分の豆まきには、一般的に乾燥した大豆を使用します。
これは「福豆」とも呼ばれ、収穫した豆を翌年の節分まで保管して用います。
市販の節分用の豆もあり、これらは通常、焙煎されているため食べやすくなっています。
豆まき後に豆を食べる習慣があるため、食用に適したものを選ぶことが重要です。
節分における豆まきの由来は何ですか?
豆まきの由来は古く、鬼や悪霊を払い、福を呼び込むための儀式として行われてきました。
豆はその生命力の強さから「魔除け」の意味を持ち、これをまくことで邪悪なものを追い払い、家庭に福をもたらすとされています。
また、豆を食べることで健康や福を身につけるという意味合いも込められています。
節分で恵方巻きを食べる風習はいつ頃から始まったのですか?
恵方巻きを食べる風習は、もともと関西地方の特定の地域で行われていたものが、1990年代にコンビニエンスストアの販促活動を通じて全国に広まりました。
恵方巻きはその年の「恵方」を向いて無言で食べることで、その年一年の幸福を願うという意味が込められています。
子供に節分の意味を教える良い方法はありますか?
子供に節分の意味を教えるには、実際に豆まきの儀式に参加させることが効果的です。
また、節分に関する絵本や物語を読むことで、楽しく学べます。
子供たちが参加する豆まきイベントや、地元の神社での節分祭りへの参加も、節分の意味を理解するのに役立ちます。
節分の日に特別な祈りや儀式を行うことはありますか?
節分の日には、豆まき以外にも特別な祈りや儀式が行われることがあります。
多くの神社では節分祭が開催され、福を呼び込むための祈祷やお祓いが行われます。
また、家庭内で節分の日に特定の祈りを捧げる習慣を持つ家庭もあり、家族の健康や幸福を願う言葉を唱えることが一般的です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は節分の豆まき箱を折り紙で作る簡単なやり方を紹介しました。
○基本的に文字だけだと完成形が見えないので、必ず動画を見ながら作業をすること
○折れ線を作るぐらいは文字だけでも追いかけるけど、複雑な折り込みが入るとわからなくなるので必ず動画を見ながら作業をすること
折り紙の作業は文字だけではかなり追いかけるのはキツいです。
ある程度何をやったいいのか、具体的な動作および完成形を目で見て作業を進めないと高確率で詰まりますので、今回は参照した動画をガッツリと見ながら作業をしてください。
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