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お彼岸の期間はいつからいつまで?どのようにして決まるの?

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今回はお彼岸の期間はいつからいつまでなのか、どのようにして決まるのかについてお話しします。

お彼岸は春と秋の2回ありますが、そのタイミングについてはちょっとわかりにくいですよね。

なので、最初はこの春のお彼岸と秋のお彼岸が一体いつからいつまでなのかを解説しつつ、お彼岸の期間はどのように決められているのか、お彼岸に墓参りをする理由はなんなのか、お彼岸の花は何がいいのかをまとめて行きましょう。

他にはお彼岸にやるべきことをまとめつつ、逆にやったらいけないことも調べていきます。

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お彼岸の期間はいつからいつまで?

お彼岸のタイミングはいつからいつまでなのかをまずはまとめて行きましょう。

春のお彼岸

春のお彼岸は『春分の日』を中日として前後3日間の合計7日間のことで、この期間が春のお彼岸となります。

具体的にいつなのかを示すと以下のようになるでしょう。

2023年:3月18日~3月24日
2024年:3月17日~3月23日

秋のお彼岸

秋のお彼岸は『秋分の日』を中日として前後3日間の合計7日間のことで、この期間が秋のお彼岸となります。

2023年:9月20日~9月26日
2024年:9月19日~9月25日

お彼岸の期間はどのように決められているの?

お彼岸の期間の決め方は先ほど記載したように『春分の日』と『秋分の日』を中日として前後3日間となります。

つまり、『春分の日』と『秋分の日』がわかればお彼岸のタイミングもわかるという事になります。

そこからさらに掘り下げると星の位置の話になってくるのです。

ここからはちょっと難しい話になるので、『春分の日』と『秋分の日』がわかればお彼岸のタイミングもわかるという部分だけわかればOKという方は飛ばしてください。

春分と秋分の決め方

まず、春分や秋分という考え方は古代中国の洛陽が発祥である二十四節気から来ています。

そしてこの二十四節気は太陽の位置や角度によって明確に定まっているのです。

ここからかなりややこしい話になるので注意してください。

まず、地球から見た空を一つの球体として考えると太陽はこの球体を一年かけて一周する軌道を描きます。

この太陽が移動する軌道を黄道として、その黄道を360度に分割した黄経の起点が春分点でありその日が春分の日となり、そこから90度進むごとに夏至⇒秋分⇒冬至と変わってきます。

つまり、秋分の日は黄経の起点が春分点から180度反対側の点ということです。

また、二十四節気はこの黄経が15度ほど動くたびに変わるので、秋分点から15度移動したら春分が終わり、180度の点から15度移動したら秋分も終わるという事になります。

今回のお彼岸の話をすると春分点と秋分点となる瞬間が春分の日や秋分の日の0時になるので、そこから前後3日がお彼岸ということです。

お彼岸に墓参りをする理由は?

これもちょっと難しいお話になるのですが、太陽信仰が古代日本からあったため、日本人は昔から太陽が真東から登って真西に沈む春分や秋分は特別な日という扱いをしていたからです。

そこに仏教が伝来して『彼岸は西で此岸は東』という考え方が浸透することで、太陽が真東から登って真西に沈む春分や秋分はあの世である彼岸とこの世である此岸が通じやすくなる特別な日という考え方が誕生します。

この考え方が今の春と秋のお彼岸に通じます。

彼岸と此岸とが通じやすい日こそが、先祖供養をしてご冥福をお祈りするのに最適な日という考え方になったのです。

また、天皇が春分の日には皇霊殿で行われるご先祖祭の『春季皇霊祭』と神殿で行われる神恩感謝の祭典である『春季神殿祭』を行っていたこと、秋分の日は皇霊殿で行われるご先祖祭の『秋季皇霊祭』と神殿で行われる神恩感謝の祭典『秋季神殿祭』をやっていたというのも大きいでしょう。

そこから天皇のやっていることを自分たちもやってみたいという考え方を民衆が持ち始めたことで広まったというお話も聞いたことがあります。

お彼岸の花は何がいいの?

お彼岸の花はその地域によってローカルルールがいろいろあるので一概には言えませんが、一般的な考え方は以下のようになっていることが多いです。

○彼岸の花の意味は『お供え花』であり、ご先祖様をうやまう花となる

○亡くなった故人を偲ぶという意味も込められているので、その人が明確に好きな花を用意するのも十分にあり

○故人が亡くなってから日が浅いときはできれば白色メインの色合いのお花が推奨される

○花を贈るときは彼岸入り前日までは手に入るように手配すること

○トゲがある花やツルがある花、毒がある花はタブーとされている事が多い

これらが彼岸における花は何を選べばいいのかを考えさせてくれるルールおよび風習となっているので、参考にしてください。

厄介なのが、その故人が好きな花がトゲがあったりツルがあったりするパターンなので、そのときは周りの人と相談した方がいいかもしれません。

お彼岸にやるべきことまとめ!

お彼岸にやるべき事はいろいろとあるのですが、簡単にまとめると以下のようになるでしょう。

・春のお彼岸ならば『ぼたもち』、秋のお彼岸であれば『おはぎ』といったお供え物を用意する

・お供え物を送る必要がある相手がいるのならお彼岸前に送る

・お墓参りで必要になる花や掃除道具を用意する

・お墓参りをする、必要ならば墓周辺の掃除もする

・地域によってはこの時期に独自の行事があるので、必要ならば参加する

このようにお墓参りをすること前提にいろいろと用意するぐらいしか明確にやることはありません。

お彼岸はそこまで複雑ではないのです。

お彼岸にやってはいけないことは?

先ほどはやらなければいけないことをまとめましたが、逆にやってはいけないことは何なのでしょうか。

これ筆者もいろいろと探したのですが、特に見つかりませんでした。

明確に『お彼岸だから○○をしてはいけない!』という教えがなかったのです。

結婚・引っ越し・お参りなどいかにもセットでやってはいけないことがあると考えていたのですが、それらがNGという意見はほとんどありませんでした。

むしろ、お家によってはお彼岸になるといろいろと忙しくなるので、慌ただしくならないようにそういった行事と被せるのはNGと指摘する人がいたぐらいです。

あまりにもまっとうなご指摘なので、多忙にならないようにスケジューリングしてください。

彼岸に関するよくある質問まとめ

彼岸とは何ですか、その意味や由来は何ですか?

彼岸は、日本の仏教行事の一つで、春分の日と秋分の日を中心に、それぞれ前後3日間を含む一週間を指します。

この期間は、先祖を敬い、亡くなった人々を偲ぶために特別な法要を行う時期です。

彼岸の由来は仏教にあり、日本では春彼岸と秋彼岸の年に二回行われます。

春分と秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日で、自然界のバランスと調和を象徴します。

彼岸に行われる主な行事や風習は何ですか?

彼岸に行われる主な行事や風習には、お墓参りや仏壇への供養、法要があります。

多くの人々がこの期間に墓地を訪れ、墓石の清掃や花を供え、先祖の霊を弔います。

また、自宅の仏壇にもお供え物をして、先祖の霊を迎える儀式が行われます。

彼岸には、おはぎやぼたもちといった特別な食べ物を作る家庭も多いです。

彼岸中のお供え物にはどのようなものが適していますか?

彼岸中のお供え物には、おはぎやぼたもちなどの甘味、季節の果物、野菜、または故人が生前好んでいた食べ物が適しています。

おはぎやぼたもちは、小豆の甘い煮豆をもち米にまぶした和菓子で、先祖の霊に供える伝統的な食品です。

また、清涼飲料水やお茶などの飲み物も一緒に供えられることがあります。

彼岸にお墓参りをする際のマナーや作法はありますか?

彼岸にお墓参りをする際のマナーや作法には、まずお墓を清掃することが含まれます。

墓石を水で清め、周囲の草を取り除くなどして、故人に敬意を表します。

供え物を墓前に置き、手を合わせてお祈りを捧げます。

墓参りは静かで敬意を持って行うことが重要で、大声で話すことや不適切な振る舞いは避けるべきです。

彼岸を迎える際に家庭で行うべき準備や習慣はありますか?

彼岸を迎える際に家庭で行うべき準備や習慣には、仏壇の清掃やお供え物の準備があります。

仏壇には新しいお花を飾り、お線香やロウソクを用意します。

また、おはぎやぼたもちなどの伝統的な食品を作り、家族でそれを分かち合うことも一般的です。

家庭内で先祖に感謝し、家族の絆を確認する時間として、彼岸は大切にされています。

彼岸の期間中に特別なお経や祈りを唱えるべきですか?

彼岸の期間中、特に仏教徒の家庭では、先祖のためにお経を唱えたり、特別な祈りを捧げたりすることが一般的です。

多くの場合、家庭の仏壇で「般若心経」などのお経を読むことがありますが、これは家庭や個人の信仰によって異なります。

お経を唱えることは、先祖への敬意を表し、彼らの冥福を祈る行為とされています。

彼岸にはどのような食べ物が一般的に食べられますか?

彼岸には、おはぎやぼたもちといった伝統的な和菓子が一般的に食べられます。

これらの和菓子は、餅米にあんこをまぶしたもので、先祖への供え物として用いられることも多いです。

また、季節の果物や、野菜を使った料理も彼岸の食卓によく見られます。

これらの食べ物は、先祖への感謝と家族の絆を象徴するものとして重視されています。

彼岸のお墓参りでの適切な服装はどのようなものですか?

彼岸のお墓参りでの適切な服装は、一般的には控えめで、格式ある服装が望ましいです。

男性の場合は、暗色のスーツや和服が適しており、女性の場合は、地味な色のワンピースやスカート、和服が良いでしょう。

派手な色やカジュアル過ぎる服装は避け、静かで尊重の念を示す服装を選ぶことが重要です。

彼岸中に仏壇の前で行うべき儀式や習慣はありますか?

彼岸中に仏壇の前で行うべき儀式や習慣には、仏壇の清掃、新しい花やお供え物の供え、ロウソクやお線香の点火が含まれます。

仏壇の前で手を合わせ、静かに先祖の霊に祈りを捧げることが一般的です。

また、家族が集まり、先祖に感謝の言葉を述べたり、その年の家族の幸福を祈ったりすることも行われます。

彼岸に地域やコミュニティで行う行事や催し物はありますか?

彼岸には、地域やコミュニティで様々な行事や催し物が行われます。

例えば、寺院での特別な法要、地域の集会所でのおはぎ作りや先祖を偲ぶ集まり、また地域ごとに特有の伝統行事などがあります。

これらの行事は、地域コミュニティの結びつきを強化し、共同で先祖を敬う意味を持ちます。

まとめ

以上、いかがでしたか。

今回はお彼岸の期間はいつからいつまでなのか、どのようにして決まるのかをまとめました。

お彼岸の期間は春分の日と秋分の日がいつなのかで大きく変わってくることがわかったでしょう。

基本的にこの春分の日と秋分の日を中日にした前後3日がお彼岸となっているので、カレンダーなどで春分の日と秋分の日がいつなのかをチェックしておくのがオススメとなっています。

そもそもの春分の日と秋分の日をどのように決めるのかという話になると、太陽の位置の話になってスケールが大きくなりますので、詳しく知りたいという方は太陽の動きや角度などを勉強するといいでしょう。

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