引っ越しシーズンが終わると挨拶をされまくることもなくなりますが、この引っ越しに挨拶について色々と考えていると次々と疑問符がつく場面があることに気がついてしまいます。
そこで、今回は賃貸の場合で引っ越し挨拶をしないのはマナー違反という考え方はどうなっているのかについて見ていきましょう。
昔は挨拶をしないのはマナー違反という考え方が当たり前でしたが、現代はどうなっているのでしょうか。
した方がいい時としない方がいい時、それぞれの状況や場面からも考えていきます。
賃貸の場合で引っ越し挨拶をしないのはマナー違反?
賃貸の場合での引っ越し挨拶をするかどうかですが、これはその引っ越し先がどうなっているのか、そして引っ越しをする人達の家庭環境及び状況がどうなっているのかで大きく変わります。
詳しくは後述しますが、引っ越し挨拶をしない方がいい状況や環境、そして挨拶をした方がいい状況や環境があるのです。
なので、自分がどういった状況で引っ越しをするのか、引っ越し先はどうなっているのかを調べてから挨拶回りをするかどうかを考えてください。
そもそも引っ越し挨拶をする理由は?
そもそも引っ越しの挨拶をする理由は大きく分けて2つです。
それは『引っ越しにおいて色々とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした』という意味と、『ご迷惑をおかけするかもしれませんが、これからよろしくお願いします』という意味です。
これからよろしくお願いしますという意味があるのは多くの方が理解しているのですが、この『引っ越しにおいて色々とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした』という部分はすっぱりと頭の中から抜けているケースがあるのです。
こういった意味があるため、昔から引っ越しの挨拶は必須であるという考え方が根付いていました。
しかし、現在ではこういった理由があったとしてもしない方がいい状況にある人が存在しているのです。
引っ越し挨拶をしない方がいい時
引っ越し挨拶をしない方がいい時についてまとめていきましょう。
その状況や環境は『女性の一人暮らしで引っ越しをするケース』『人の出入りがとっても多い場所に引っ越しをするケース』です。
また、『一人暮らしの方が圧倒的に多い場所に引っ越すケース』や『新型コロナウイルス感染症がすさまじく猛威を振るっているケース』も当てはまります。
一つ一つの状況を解説していきましょう。
女性の一人暮らしで引っ越しをするケース
女性の一人暮らしでは自分の身を守ることが最優先なので、『自分の身を守るために不特定多数に女性の一人暮らしであることをアピールしないことが一番大切なのでやらなくていい』が答えとなります。
女性の方が自分の身を守るための手段の一つが、一人暮らしであることをアピールしないことですので、しない方がいいという意見が主流となっています。
女性の一人暮らしであることがバレると、住人を装って建物内に侵入する手口の『共連れ』被害が発生する危険性があるので注意してください。
人の出入りがとっても多い場所に引っ越しをするケース
あまりにも出入りが激しい地域ではこういった挨拶そのものが煩わしいという考え方ができあがっている可能性があるので、挨拶回りはしなくてもOKです。
これは引っ越し先がどうなっているのかを大家さんや管理人さんに確認してみないとわからない部分でもありますので、事前に調べておくといいでしょう。
出入りが激しすぎる場所は挨拶されても迷惑に思われるケースもありますので注意しましょう。
一人暮らしの方が圧倒的に多い場所に引っ越すケース
一人暮らしの方が圧倒的に多い地域ではこういった引っ越し挨拶を迷惑に感じている方がかなり多いので、そんな場所では挨拶回りをしない方がいいと思います。
実際にされた側が迷惑に思っているのならばしない方がいいです。
お互いがお互いを不干渉であることすら求めている可能性すらありますので、そういった場所では挨拶回りをしない方がいいでしょう。
新型コロナウイルス感染症がすさまじく猛威を振るっているケース
2022年になっても未だに大暴れしている新型コロナウイルス感染症ですが、感染者があまりにも増えすぎてまん延防止等重点措置とか緊急事態宣言が発令されている地域では挨拶回りをしない方がいいです。
挨拶回りは感染を拡大させてしまう原因となりかねないので、そういった状況になってしまっている地域に引っ越す方は挨拶回りをストップしてください。
自分のせいで感染が拡大したらそれはそれで大問題となってしまいます。
引っ越し挨拶をした方がいい時
次は引っ越しの挨拶をしたときがいいのはどういう状況及び環境なのかを見ていきましょう。
それは『社宅に引っ越しをするケース』と『ファミリー向けの集合住宅に引っ越しをするケース』と『新築一戸建てに引っ越しをするケース』です。
社宅に引っ越しをするケース
社宅となっている場所に引っ越しをするときは絶対に挨拶をした方がいいです。
というのも、同じエリアに会社の同僚や上司がいる可能性がとっても高いので、そういった人達へはきちんと挨拶をしておきましょう。
挨拶をしないとむしろ悪印象を与えてしまい会社でも色々とやりにくい状況になりかねないので危険です。
挨拶の範囲についてはちょっと難しい部分がありますので、社宅に入る前に先輩や管理人さんなどに確認しておいた方がいいでしょう。
ファミリー向けの集合住宅に引っ越しをするケース
ファミリー向けの集合住宅への引っ越しを考えている方は、同じように家族連れで引っ越しを予定しているのではないでしょうか。
そんな人達は家族ぐるみでの付き合いが発生する可能性が高いので、挨拶回りをして繋がりを形成した方がいいです。
学校行事や町内会などの行事で行動を共にすることが多くなりがちなので挨拶しておきましょう。
新築一戸建てに引っ越しをするケース
新築一戸建てに引っ越しをするケースではどうしても騒音などで周辺住民に迷惑をかけている可能性が高いので、挨拶しておいた方がいいでしょう。
特に、その地域に長く住む予定の方はご近所付き合いが絶対に発生するので、印象を良くしておいた方がいいです。
引っ越し挨拶をしないデメリットは?
引っ越し挨拶をしないデメリットは以下のとおりです。
こういったデメリットがあることは覚えておきましょう。
引っ越し挨拶をする時のタイミングは?
引っ越し挨拶をする時のタイミングは理想は引っ越しをする前日です。
時間帯は10時~12時、そして13時から17時となります。
前日が無理という方は、引っ越し作業が始まる前に現地入りして挨拶回りをしておくといいでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は賃貸の場合で引っ越し挨拶をしないのはマナー違反なのかどうかを調べてきました。
このように状況や環境によって挨拶をするべきかどうかも変わってきますので、自分がどんな立場にいるのかを理解した上で対応を考えましょう。
特に社宅に入る方はきちんと挨拶をしておかないと本当に面倒くさいことになるので気をつけてください。
家族と一緒に社宅に入る方は家族にまで色々と飛び火する危険性があるので、意識して行動すべきです。
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