引っ越しの挨拶でタオルや洗剤などの粗品をもらったことがある人は多いでしょう。
今回はそういった粗品付きの挨拶をしてもらった時に、どのような応対をすれば良いのか、お返しはいらないと言われているがその考え方は正しいのかを見ていきましょう。
予想以上に高価な物をもらった時のお返しの必要性についても考察していきたいと思います。
新築分譲型マンションの一斉入居の時の対応も見ていきます。
引っ越し挨拶でもらった粗品や手紙にお返しはいらない?
基本的に引っ越し挨拶でもらった手紙や粗品への返事は不要ですし、返礼も不要です。
直接会って粗品を渡してもらった時は『ご丁寧にありがとうございます』といった言葉を述べながら受け取ればOKですし、不在で手紙と一緒に粗品がドアノブにかけてあったりポストに投函してあったのならば次に会ったタイミングでお礼を言えばOKとなります。
というのもこういった挨拶や粗品は『これからよろしくお願いします』という意味と『引っ越し作業で色々と騒がしくして迷惑を変えてしまい申し訳ない』という意味もあるのです。
要するにお詫びの印として粗品を配っています。
お詫びに対して返礼するというのがそもそもおかしい状態にありますので、お詫びはお詫びとして受け取って受け取るタイミングで口頭でお礼を述べるというスタイルが一般的となっているのです。
この引っ越し挨拶で粗品をもらっても基本的にお返しはいらないという基本をまずは抑えてください。
高価なものをもらってもお返しはしなくてもいい?
引っ越し挨拶の粗品として配られるのは一般的に500円から1,500円程度の粗品で、もらった側が困惑しない低予算な金額で抑えられています。
この安い金額で抑えられているというのがミソで、この金額ならもらっても返礼する気持ちにならないのです。
しかし、こういったセオリーを無視して高価な物が引っ越しの挨拶で渡されたときは例外となってしまいます。
これはかなり難しいですし、ただの引っ越しでは稀なケースなので明確な回答がありません。
新居祝いや引越祝いでかなり高額な品でお祝いをしてもらったのなら、もらったお祝いの品の半額程度を目安としてお返しすると良いかもしれません。
逆にやってはいけないのが『もらったお祝いの品よりも高額な品での返礼』であり、これは嫌味として認識される可能性があります。
親族などからお祝いとして高額な何かをもらうというケースはよくあるのですが、近所に引っ越してきただけの人がいきなり高額な品を配るというのはあんまりないケースです。
お返しは言葉や手紙で贈ろう!簡単な例文を紹介!
お返しをする時にはどういった言葉を使ったら良いのかをまとめていきます。
まず、実際にあったときにお礼をするにはどのような言葉を用いたら良いのかからスタートしましょう。
そのときに使う言葉は色々とありますが『これからよろしくお願いします』と言われたら『こちらこそよろしくお願いします』と言えば自然の流れとなるでしょう。
このお返しの言葉を述べるタイミングはこちらの家庭事情を多少なりとも伝えられるタイミングでもありますので、小さなお子さんやペットがいる家庭ならば『子供(ペット)がいるので、ご迷惑おかけするかもしれませんが、よろしくお願いします』とすればいいでしょう。
他には地域ごとのゴミ捨てルールなどがありますのでそれらを伝えるために『ゴミ捨てといったちょっとした地域ルールなどで困ったことがあれば遠慮なく聞いてください』といった声をかけてあげると言われた側はかなりうれしいです。
こちらが不在で手紙と粗品をいただき、お礼の返事を書くときは以下のルールを守りましょう。
これらのルールを守って短く簡潔な文章にまとめれば返事としては問題なしです。
具体的には『○○号室の××と申します。わざわざ御挨拶していただきありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします』といった書き方をしてください。
不在のときにドアノブに粗品がかかっていた時の対処法
不在の時にドアノブに粗品がかかっていた時の対処法は受け取った側の意志によります。
基本的にこの時は特に対処する必要がなく、もらった中身を確認した後はどこかで直接会ったタイミングで粗品をもらったことに対する返礼を言葉ですれば十分でしょう。
どうしても気になるという方は顔を合わせて挨拶するために引っ越してきた人の部屋を訪ねてお礼を言うというやり方もあります。
ここで相手が不在だったのならばお礼の手紙を用いるというやり方もあるのです。
ただし、2022年になっても新型コロナウイルス感染症の猛威は全く収まっていないので、直接会う機会を減らすためにも手紙でやりとりすることを意識した方が良いという指摘もあります。
筆者的にも新型コロナウイルス感染症は色々と気になる部分ではありますので、あえて返事は手紙で済ませるというやり方もありだと思っています。
お返しをした方がいい場面はどんな時?
基本的にお返しは不要ではあるのですが、状況次第でお返しをした方が良い場面もあるでしょう。
それはその地域に長く住む予定がある方や、引っ越してきた人と長く付き合っていくことがある程度予想できている方です。
そういった状況にある方は、引っ越してきた人と関わることも多くなりやすいので印象を良くすべくお返しをした方がいいかもしれません。
逆に、頻繁に引っ越しをする地域では出入りが激しすぎることでそもそもこういった挨拶がない所すらあります。
新築分譲マンションの一斉入居の場合はどうする?
これは結構意見が割れています。
新築分譲型マンションの一斉入居となるとお互い様という意識がかなり芽生えているので、引っ越しの挨拶をしない人が多いです。
ただし、小さなお子さんがいるという家庭の人達は迷惑をかけてしまうかもしれないという事で意識して挨拶回りをしている人が多い印象を受けます。
そもそも新築分譲型マンションでは挨拶をするタイミングがないという指摘もあったので、ちょっと難しいです。
また、大規模なマンションの一斉入居だと管理会社主催で入居者同士が顔合わせできるちょっとしたイベントが開催されることがあるので、それが実質的な挨拶の場所となっているというパターンもあります。
このケースでも、このタイミングで挨拶をしているので改めて引っ越しの挨拶をすることは稀となるようです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越し挨拶でもらった粗品や手紙のお返しについてまとめていきました。
色々と状況次第で対応が変わってくるのがこの引っ越しの挨拶におけるお返しなので、自分がその地域でどのように過ごす予定なのかも踏まえて考えていきましょう。
住んでいるマンションが出入りが激しい場所ならば、引っ越しの挨拶をすることが稀というパターンもありますので、管理人や不動産会社の人に出入りがどうなっているのかを確認することも重要です。
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