引っ越しで必ずお世話になるのが段ボールですが、この段ボールには色々とサイズがありサイズによる使い分けを理解しておかないと荷物運びでちょっと面倒なことになってしまいます。
そこで、今回は引っ越しで使う段ボールのサイズとその使い分けについて解説致します。
そもそも、引っ越しではどれぐらい段ボールを使うことになるのか、そもそも引っ越しで使う段ボールは無料で手に入るのか、段ボールを組み立てるときに意識すべき事は何か、荷物を入れる時のやり方は存在するのかも見ていきましょう。
引っ越しで使う段ボールのサイズとその使い分け
まずは段ボールの規格やサイズについて学んで行きましょう。
そこから、引っ越し業者で用いる段ボールのサイズについても掘り下げやすくなります。
段ボール界隈のサイズってどうなっているの?
まず、段ボールのサイズ規格は『幅+奥行き+高さの合計サイズ』によって決まります。
センチメートルで統一されていることが多く、表示としては80サイズとか100サイズといった形で用意されているのです。
なので、市販されている段ボールでそういった記載があったのなら、辺の合計がそのサイズになっていると考えましょう。
この数値からもわかるように、合計値は決まっていても辺の長さに指定がありませんので、同じサイズの段ボールでも辺の長さはバラバラになります。
次に引っ越し業者における段ボールサイズについてですが、これは100サイズと120サイズと140サイズを使っているところが多いです。
このサイズについての表記もマチマチですが、小中大とかSMLと3段階を設けている所ならそれは100サイズと120サイズと140サイズの可能性が高いです。
小大とかSMといった表記をしている業者の場合は100サイズと120サイズの段ボールにしている可能性が高くなっています。
業者によっては140サイズの段ボールを扱っていないことがありますので、この点は注意しておきましょう。
どういった使い分けをしているの?
ここでは業者が用いている100サイズと120サイズと140サイズの具体的な使い分けについて見ていきましょう。
まず一番小さい100サイズの段ボールは本とか雑誌といった重いものを中心に搭載していきます。
他には食器類も小さな段ボールに入れましょう。
基本的な考え方として小さくて重いものは全部小さい段ボールに入れるという考え方を持ってください。
次に120サイズの段ボールですがこちらは比較的かさばらないで重くはないものを入れていきましょう。
具体的には夏服や薄手の服などが該当します。
最後の140サイズになるとかさばるものを中心に入れていきます。
具体的には厚手の衣類や冬服が該当するでしょう。
こういった使い分け方が基本なので覚えておきましょう。
段ボールはいくつ必要になる?
段ボールが必要になる総数は一人暮らしならば10枚から20枚、2人から3人程度の家族ならば25枚から35枚程度、4人家族ならば40枚から50枚程度必要になります。
ただし、業者によっては段ボールの代わりになるような専用の引っ越し用のケースが設けられているところもあるので、そちらを利用すると必要になる段ボールの総数もかなり変わってきます。
よくあるのが衣類用の特殊なラックとか食器用の特殊なケースです。
クロネコヤマト
引っ越しは日通
アート引越センター
サカイ引越センター
段ボールは無料で用意することができる?
段ボールは無料で用意できることが多いです。
業者に依頼して正式に契約を結んだタイミングでそのコースによって段ボールを無料で提供して貰えるでしょう。
ただし、単身者向け引越サービスの場合は段ボール代が別料金になっているケースがあるので、段ボール代が無料かどうかは改めてチェックした方がいいでしょう。
一部のホームセンターやドラッグストアでは無料で段ボールを配布しているところもありますので、そこから貰ってくるという方法もあります。
引っ越しで使う段ボールの組み立て方
引っ越しで使う段ボールの組み立て方も実はちょっとした守るべき事があります。
それが、底の部分は絶対にガムテープをI張りやH張りにしないで、十字に貼り付けるということです。
このI張りやH張りは重い荷物を大量に積んでいる段ボールだと抜けてしまう可能性が高いので引っ越しにおいてはNGとなります。
十字にすると抜ける確率がかなり下がりますので、組み立てるときは絶対に底は十字にしてください。
引っ越しのために段ボールを運んでいる最中に底が抜けると色々と面倒なので、これだけは意識しましょう。
また、大きい段ボールに本などの重いものを集中して入れてしまうと底が抜ける確率が上がってしまうので、小さい段ボールに入れて底を十字にしてください。
段ボールに荷物を入れるときのオススメの詰め方
段ボールに荷物を入れる時のお勧めの詰め方は先ほどの組み立て方でもちょっと触れたように、小さい段ボールに重い物を入れるというやり方が基本となります。
このとき、ついつい本なら本だけを入れてしまいたくなりますが小さい段ボールでも本だけをひたすら集中して入れるとめちゃくちゃ重いです。
いわゆる持ち運びに苦戦する重さになってしまいますので、本が多いという人はある程度本を詰めたらその上には新聞紙やタオルなどの緩衝材を入れてしまい封をしてください。
また、重くて形も安定しないようなものが多いという人は先に重い物から詰めてできた隙間に緩衝材となる物を詰めていくというスタンスにしましょう。
実際に段ボールを移動させる時には重い段ボールほど下にして軽い段ボールを上にするというやり方を意識しましょう。
使い終わった段ボールの処分方法
使い終わった段ボールは大量に発生するので正直家に保管する気は無いという方がほとんどでしょう。
この段ボールが不要なら何らかの手段で処分する必要があります。
一般的な方法としては業者に引き取ってもらうことですが、これは有料となってくることが多いので引っ越し業者に依頼をする前に回収はどうなっているのか確認した方がいいでしょう。
選んだコースによっては無料となっているケースも存在します。
引っ越し業者に依頼しないという方は古紙回収業者や不用品回収業者といった別の業者に依頼して回収をしてもらうという方法もあります。
これも有料での買取りが基本となるので注意しましょう。
あとは、その地域のゴミとしてルールを守って捨ててしまうとか、その地域にあるスーパーなどで無料で引き取っているタイミングに持っていくとか、メルカリなどのオークションサイトで売るという方法もあります。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は引っ越しで使う段ボールのサイズとその使い分けについて解説しました。
段ボールのサイズは小さいサイズに重い物を入れて、大きいサイズに軽いものを入れるという考え方で大丈夫です。
そして組み立てるときは底を抜けないように十字にする、荷物を実際に入れる時は重い物から入れて隙間を軽いものかつ壊れないもので埋めるという意識を持ちましょう。
本などは一箇所にまとめたいという意識から限界まで詰めてしまいがちですが、そうすると本当に重くなるので持って移動させるという事も意識してください。
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