お雑煮の出汁には、伝統的にかつおだしや昆布だしがよく使われますが、白だしを用いたレシピもあります。
白だしはそのまま使用するだけでなく、薄口醤油を少量加えることもあります。
これにより、かつおだしや昆布だしを使うより手軽に味付けできます。
今回は、そんな白だしを活用した簡単でおいしいお雑煮のレシピをご紹介します。
白だしを使うことで、手間を減らしつつも、美味しいお雑煮を楽しむことができます。
白だしを使ったおいしいお雑煮のレシピ・作り方!
白だしを使ったお雑煮のレシピでは基本的に市販の白だしが使われています。
そのため、出汁を取る過程を短縮することが可能になります。
味付けも白だしのみでつけることもできますが、メーカーや種類によっては薄口醤油などを加えて味を調えなければならないこともあります。
また、メーカーや種類ごとに希釈しなければならない量も変わってくるので気を付けなければなりません。
材料
材料は以下の通りです。
2人前
・鶏もも肉…100g
・人参…1cm幅に輪切りにしたものを2枚
・ほうれん草…1/6束
・かまぼこ…4cm
・三つ葉…適量
・柚子の皮…適量
・お湯…350㏄
・白だし…大さじ2と1/2
・醤油…大さじ1
・お酒…小さじ2
こちらのレシピではお酒も一緒に使い、醤油で味付けもするようですね。
作り方
白だしを使ったお雑煮の作り方です。
・ほうれん草をサッと塩ゆでして水気を切り、4cmの長さに切る。
・人参は1cm幅に二枚だけ輪切りにし、かまぼこも1cm幅に切っておく。
・鶏もも肉は一口大の大きさに切る。
・鍋に水を入れて沸騰させ、白だし・醤油・お酒と切った具材を加え、鶏もも肉に火が通り、人参が柔らかくなるまで煮る。
・鶏もも肉に火が通り、人参が柔らかくなってきたら火を止めて人参を取り出し、花の型で型抜きにして飾り切りにする。
・角餅は両面に焼き目が付くまで焼く。
・お椀に焼いた角餅とほうれん草・かまぼこ・鶏もも肉・人参の順に具材から先に盛り付けていき、汁は最後に注ぐ。三つ葉と柚子の皮を添えて出来上がり。
白だしを使ったお雑煮の作り方は以上です。
希釈する量は白だしの濃縮率ごとに異なりますのでご注意ください。
注意点・ポイント
何度も言うようですが、白だしを使ったお雑煮を作る時の注意点は白だしの種類です。
このようなタイプの調味料は種類によって濃縮率が異なり、それに合わせて希釈(水などを加えて薄めること)する量も変わってきます。
希釈する量が充分でないと味が濃くて食べられなかったり、逆に希釈しすぎると味が薄くなってしまったりするので、希釈の調整には気を配らなければなりません。
この他の作る時の注意点はお雑煮の味付けです。
白だしを使う場合は基本的にはすまし煮が推奨されているようです。
白だしには塩分が含まれているので味噌仕立てで作るお雑煮とは相性が悪いようです。
醤油仕立てのすまし煮で作るにしても醤油を入れすぎてしまうと、途端にしょっぱくなってしまうことも考えられるので、白だし仕立てで作る際はその種類ごとにレシピを合わせる必要があります。
その他の白だしを使った絶品お雑煮レシピ5選!
それではここから先は、白だしを使ったお雑煮のレシピの中から五つピックアップしたものをご紹介していきます。
すまし煮や味噌仕立てなどのお雑煮のレシピが一通りでないように、白だしを使ったお雑煮のレシピも複数あります。
白だしの場合はその濃縮率に希釈や味付けに他の調味料を使うのかどうかが左右されることがほとんどのようです。
白だしのみで味付けするものや醤油などで味を調える場合もあります。
白だしを使った海老入りのお雑煮レシピ
お正月に 白だしで簡単 お雑煮 レシピ Ozoni (Rice Cake) Recipe[ASMR有]【パンダワンタン】
材料(4人前)
・有頭海老…4尾
・鶏もも肉…100g
・大根…50g
・人参…30g
・ほうれん草…1束
・手毬麩…8個
・水…800ml
・白だし…100ml
・料理酒…適量
・塩…適量
・かつお節…適量
作り方
・大根と人参は皮を剥いて輪切りにする。人参は花型の型で型抜きにする。
・お湯に塩を振り、沸騰したらほうれん草を入れて茹でる。
・30秒程茹でたらほうれん草を鍋から取り出して、適度な大きさに切る。
・海老の背ワタを竹串で取る。
・お湯に塩を加え、沸騰したら海老を入れて2~3分茹でたら鍋から出しておく。
・鶏もも肉を適度な大きさに切る。
・切った鶏肉はボウルに入れて料理酒をかけ、15分程度置いておく。
・鍋に水と白だしを入れて火にかけ、大根と人参を加える。
・料理酒に浸けておいた鶏もも肉を水で洗う。
・鍋が煮立ってきたら鶏もも肉を加えて灰汁を取る。
・手毬麩を加え、ひと煮立ちさせる。
・切り餅はトースターで5分程焼く。
・お椀に切り餅・ほうれん草・煮た具材・海老を先に盛り付ける。
・お椀に盛り付けた切り餅や具材の上に汁をかけ入れ、最後にかつお節を振りかけて出来上がり。
料理の特徴
すまし煮のお雑煮に手毬麩と有頭海老をプラスしたお雑煮のレシピです。
ちなみに手毬麩とは毬の形をしたお麩のことを言います。
このレシピは有頭海老を使用しているので見た目も華やかに仕上がりそうなのが特徴です。
味付けは白だしのみとなります。
ブリを使った白だしのお雑煮レシピ
白だしでぶり雑煮
材料(2人前)
・ぶり(切り身)…2切れ
・大根…少々
・人参…少々
・生シイタケ…2枚
・ほうれん草…1株
・かまぼこ(板付き)…4cm程度
・水…360cc
・ヤマキ 割烹白だし…40cc
作り方
・ほうれん草は茹でて水気を絞り切る。
・大根と人参は半月切りにする
・かまぼこはジグザクに動かしながら4cm程度に切り、かまぼこと板との間に包丁を入れて切り離す。
・生シイタケは軸を取り除いておく。
・ぶりに塩を全体に振ってしばらく置く。
・ぶりの水気を拭き取り、半分に切ってグリルで焼く。
・鍋に水と割烹白だしを入れ、大根・人参・生シイタケを加えて中火にかけ、具材に火が通るまで煮る。
・丸餅は別の鍋で茹でる。
・茹でた丸餅をお椀に入れてぶりを盛り付け、具材と一緒に汁を入れ、ほうれん草とかまぼこを加えて出来上がり。
料理の特徴
ぶりを使ったお雑煮のレシピです。
ぶりは出世魚として縁起がいいと言われている魚で、お祝いの席でよく出される魚でもあります。
お雑煮にぶりを使っている地域は福岡県や長野県などに見られるようです。
こちらのレシピも味付けは白だしのみで行っています。
白だしで作る具だくさんのお雑煮
白だしで簡単!具だくさんお雑煮
材料(4人前)
・人参…100g
・ほうれん草…100g
・ゴボウ…50g
・ベーコン…4枚
・小揚げ…2枚
・水…5カップ
・白だし…1/2カップ
・和風顆粒だし…小さじ1
・醤油(味を見ながら)…大さじ1
・おろし生姜…小さじ1
作り方
・にんじんは輪切りにして花型の型で型抜きする。
・ほうれん草はざく切りにする。
・ゴボウはこそぎ落としささがかきにする。小揚げはサッと湯通しして短冊切りにし、ベーコンは細切りにする。
・鍋に水と白だしを入れて和風顆粒だしを加え、火の通りにくい人参とゴボウから煮る。
・人参とゴボウに火が通ってきたらほうれん草と小揚げ、ベーコンを投入し、更にひと煮立ちさせる。
・汁を煮立たせている間にお餅をグリルで弱火で7分焼く。
・汁をひと煮立ちさせたら、醤油で味を調え、おろし生姜を少し加える。
・お椀にお餅と汁を盛り付けて出来上がり。
料理の特徴
お雑煮には珍しいベーコンを使ったレシピとなります。
こちらのレシピでは醤油とおろし生姜で味付けをするようです。
このレシピのポイントはおろし生姜でしょう。
生姜は薬味に使える上に体も温まるので、寒さの続くお正月にはピッタリの材料かもしれません。
「12ヶ月の食卓 白だし」を使ったお雑煮のレシピ
1品.com 12ヶ月の食卓白だしでお雑煮♪
材料
・鶏むね肉…100g
・大根…50g
・人参…30g
・水菜…1株
・12ヶ月の食卓 白だし…大さじ1
・出汁(12ヵ月の食卓 白だし大さじ1に対し浄水13として)…400ml
作り方
・鶏むね肉は2cm角に切る。
・大根と人参は半月切りにし、厚みを3~4mmにする。
・水菜は洗って4cm幅に切る。
・白だし大さじ1に対し浄水13で、出汁400mlを作る。
・鍋に出汁を入れて中火にかける。
・煮立ってきたら火を少し弱めて、鶏むね肉・大根・人参を入れて煮る。
・フライパンにクッキングシートを敷いて切り餅を焼く。
・煮立たせた出汁に灰汁が出たら取り除く。
・鶏むね肉に火が通り、具材が柔らかくなってきたら醤油を回し入れて水菜を加える
・お餅をお椀に乗せ、汁を盛り付けて出来上がり。
料理の特徴
「12ヶ月の食卓」という食品デリブランドの白だしを使ったお雑煮のレシピです。
こちらのレシピでは鶏むね肉と水菜が使われていることが特徴になります。
レシピに白だしと水の割合が説明してあるので助かりますね。
こちらのレシピでは白だしのみの味付けとなっています。
シンプルで簡単に作れる白だしお雑煮のレシピ
調理時間:30分
材料(2人前)
・鶏もも肉…80g
・大根…60g
・金時人参…30g
・かまぼこ…20g
・水…600ml
・白だし…大さじ2
・薄口醤油…大さじ1
・三つ葉…適量
・柚子の皮…適量
作り方
下準備
・三つ葉は根元を切り、柚子の皮は千切りにする。
調理方法
・大根は皮を切り、薄くいちょう切りにする。
・金時人参は皮を剥いて薄い輪切りにする。
・かまぼこを薄切りにし、三つ葉は2cm幅に切る。
・鶏もも肉は2cm角に切る。
・鍋に水・白だし・薄口醤油・鶏もも肉を入れ中火にかけ、沸騰したら灰汁を取り3分ほど煮る。
・大根・金時人参・かまぼこを加えて中火で煮込み、大根と金時人参に火が通ったら火を止める。
・アルミホイルを天板に敷いて切り餅を乗せ、オーブントースターで焼き目が付くまで5分焼く。
・お椀に焼いた切り餅を入れ、具材と一緒に汁を盛り付け、三つ葉と柚子の皮を添えて出来上がり。
料理の特徴
すまし煮の具材で作る白だしを使ったお雑煮のレシピです。
味付けに使うのもシンプルに薄口醤油のみになっています。
お雑煮に関するよくある質問まとめ
お雑煮とは具体的にどのような料理ですか?
お雑煮は、日本の伝統的なお正月料理で、主に餅を煮込んだ汁物です。
地域によって異なりますが、一般的には餅の他に野菜や魚介類などが入り、出汁で味付けされます。
新年を祝う特別な食事として、家族で楽しまれます。
お雑煮の具材にはどのようなものが使われますか?
お雑煮の具材は地域によって大きく異なります。
例えば、関東では醤油味のスープに煮込んだ餅や野菜が使われることが多いですし、関西では白味噌ベースのスープに焼いた餅を入れることが一般的です。
具材としては、鶏肉、大根、人参、かまぼこなどがよく用いられます。
お雑煮の由来や意味は何ですか?
お雑煮は、新年を祝う行事食として古くから日本に存在しています。
もともとは神々への供物として作られたものが、次第に一般の家庭でも食されるようになりました。
お雑煮には、新年の祝福や家族の健康と繁栄を願う意味が込められています。
お雑煮の作り方にはどのようなバリエーションがありますか?
お雑煮の作り方は地域によって大きく異なります。
関東風のお雑煮は、醤油ベースのスープに煮込んだ餅を使い、関西風では白味噌ベースのスープに焼いた餅を入れます。
また、東北地方では、醤油味の澄まし汁に餅を入れることが多いです。
さらに、具材や出汁の種類によっても味わいが変わります。
お雑煮はいつ食べるのが一般的ですか?
お雑煮は通常、お正月の期間、特に元日に食べられることが一般的です。
この時期には、家族が集まり、新年の幸運を祝って一緒にお雑煮を楽しむのが日本の伝統です。
地域や家庭によっては、お正月の前後にもお雑煮を食べることがあります。
お雑煮に使用する餅は、どのような種類が適していますか?
お雑煮に使用する餅は、基本的にはどのような種類でも適しています。
しかし、地域によっては丸餅や角餅を好む場合があります。
丸餅は一般的に関西地方で好まれ、角餅は関東地方でよく使われます。
餅の種類によって食感や見た目が変わるため、お雑煮のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
お雑煮のスープの味付けにはどのようなバリエーションがありますか?
お雑煮のスープの味付けは、地域によって異なります。
関東では醤油ベースが主流ですが、関西では白味噌や赤味噌ベースのスープが一般的です。
また、東北や九州では、出汁のみで味付けをし、シンプルな味わいにすることもあります。
各地の食文化や好みに合わせて、さまざまな味付けが楽しまれています。
お雑煮の具材で、伝統的なものと現代的なものの違いはありますか?
伝統的なお雑煮の具材には、鶏肉、大根、人参、かまぼこなどがありますが、現代ではバリエーションが広がっています。
例えば、シーフードや豆腐、根菜類などが加わり、より多様な味わいが楽しまれています。
また、健康志向の高まりにより、野菜を多く使ったレシピも人気を集めています。
お雑煮を美味しく作るためのコツはありますか?
お雑煮を美味しく作るコツは、まず良質な出汁を取ることです。
昆布やかつお節、鶏ガラなどを使って丁寧に出汁をとることで、深みのある味わいが生まれます。
また、具材は大きめに切り、食感を楽しめるようにするのもポイントです。
餅を入れるタイミングにも注意し、煮過ぎないようにすることが大切です。
お雑煮は地域によってどのように異なりますか?
お雑煮は日本全国で食べられていますが、地域によって大きく異なります。
例えば、関東では醤油ベースのスープに煮込んだ餅を使い、具材には野菜や鶏肉が入ります。
関西では白味噌や赤味噌を使ったスープに焼いた餅が特徴です。
まとめ
白だしを使ったお雑煮のレシピでしたが、レシピを見る限り基本的にはすまし煮のお雑煮を作る要領で作るのでそれほど難しくはありません。
出汁をとる必要がないので時短にもなりますし、「お正月は料理に手間をかけずにのんびりしたい」という人にピッタリかもしれません。
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