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しめ縄の正しい飾り方や飾る場所を教えて!いつまで飾るの?

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しめ縄を飾ってはいけない日がある?処分はどうしたらいい?

正月にしめ縄を飾る方も多いですよね。

日本を感じさせるしめ縄ですが、正しい飾り方やいつからいつまで飾っていればよいかなど、実はちょっと決まりごとが多いんです。

なんとなくで飾ってしまうとせっかくの日本の伝統がもったいない!

ぜひしめ縄について正しい知識を身に着け、より厳かな気持ちで正月を迎えてみてくださいね。

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しめ縄の正しい飾り方や飾る場所は?

しめ縄を飾る際、まずはどこに飾ろうか悩みますよね。

それを決めるにはしめ縄の種類を把握しておく必要があります。

そもそもしめ縄とは一体どんなものなのでしょうか。

年末近くなるとスーパーなどでよく見かける飾りはとても華やかですよね。

あれはしめ縄に縁起の良い飾り物をつけた「しめ飾り」です。

本来のしめ縄とは神社などで見られるととてもシンプルなものになります。

わらを編み、神様の降臨を意味する「紙垂(かみしで)」をつけます。

一般家庭ではこのしめ縄を飾る方は少ないです。

しめ縄を家庭で飾る場合、「ごぼう注連(ごぼうじめ)」を使うことが多いです。

ごぼう注連はごぼうのように太いしめ縄のことです。

これは神棚向きのしめ縄で神棚につける時に紙垂を一緒に飾ります。

正月に飾るしめ縄は左にねじって作られる特別な「左綯い(ひだりない)」というものになります。

古来より左は神聖なものを意味していたため、神棚から見て太い部分が左側に来るように飾ります。

少しややこしいのですが、人間から見ると右側に太い部分がくるようになります。

また、玄関にしめ縄を飾ることもあります。

特に関西ではごぼう注連に「前垂れ」というわらの垂を一緒に飾る家庭が多いです。

ごぼう注連と前垂れに縁起の良い「裏白」「紙垂」「譲り葉」「橙」などを一緒に飾ります。

一方関東ではしめ縄を輪にした「玉飾り」を付けることが多いです。

これは太しめ縄を輪にし、縁起物を一緒に飾る飾り方です。

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しめ縄はいつからいつまで飾る?

しめ縄の飾る場所と飾り方を理解いただいた上で、忘れてはいけないのがいつからいつまでの期間、飾るかということです。

これは飾り方や飾る場所と同じくらい重要なことになります。

しめ縄を飾る期間を日本では「松の内」といいます。

松の内とは門松を飾っている期間、つまり正月を意味します。

松の内は12月13日より始まります。

昔の人々が大掃除のルーツとした「すす払い」が12月13日だったため、その日から正月の準備をしてよい期間に入ります。

とはいえ、現在の日本ではクリスマスを祝う家庭が多いので、一般的にクリスマスが終了してから飾る家庭が多くなっています。

クリスマスをお祝いしない場合は、12月13日から飾り付けても問題ありません。

飾り付けを行う際、12月29日と30日、31日は飾るのを避けるようにしてください。

29日は「二重苦」を意味し、正月の飾りをつけるにはよくない日とされています。

また、旧暦の大晦日であった30日と現在の大晦日である31日は「一夜飾り」と呼ばれ、1日しか飾っていないもので神様を迎えるのは不適切とされています。

飾りを外すのは松の内が明ける1月7日、または1月15日です。

日が2パターンあるのは、地方差があるためです。

これは後程詳しくご説明しますね。

しめ縄を飾る意味について

そもそもなぜ日本ではしめ縄を飾るのでしょうか。

これは日本の神話に由来があります。

太陽の神である天照大神が弟の須佐之男命のいたずらに腹を立て、天の岩戸という場所に隠れてしまいます。

天照大神が隠れてしまうと太陽は現れません。

多くの神々がこれに慌て、踊りを踊り天照大神の気を引いて、天照大神を岩戸から出します。

そして再び岩戸に隠れられないよう、岩戸にしめ縄をつけ、結界を施したと言われていることから、しめ縄には結界を張る役割があります。

この結界を張ることが正月にはとても大切なことになります。

正月は年神様を迎え、一年の無病息災などを祈ります。

年神様に「ここは安全な場所ですよ」「不浄なものはありませんよ」と示すためにもしめ縄を飾り、年神様にふさわしい場所であることを示す必要があるのです。

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しめ縄の処分の方法

では、正月が終わり、役目を果たしたしめ縄ですが、どう処分していいか悩みますよね。

処分の仕方がよくわからなくて一年前のしめ縄がそのまま家にあるという方も多いのではないしょうか。

しめ縄の処分方法として最も適しているのが神社などで行われる「どんど焼き」に出すことです。

どんど焼きは正月飾りを焼き、空に年神様を見送る行事です。

そのため、しめ縄を処分させていただくには最も適した方法になります。

ただし、どんど焼きはいつも行われているとは限りません。

一般的に1月15日に行われる場合が多いですが、その日に都合が悪かったり過ぎてしまっていた場合は神社で定期的に行われる「お焚き上げ」で処分させていただく方法もあります。

ただし、お焚き上げもいつ行われるかは神社によって異なるので、事前に問い合わせをしておくことが大切です。

神社によってはいつ持ち込んでも大丈夫なところもありますよ。

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関東と関西で飾る期間が違う?

先ほど、しめ縄を飾る松の内は1月7日と1月15日までで地方によって異なるとご紹介しましたが、これは関東と関西で異なる場合が多いということです。

地方差はありますが、一般的に関東では松の内は1月7日まで関西では1月15日までとされています。

なぜ地方差があるかというと、徳川家光が死去した日が大きく関わっています。

昔は松の内は全国共通で1月15日でした。

そして1月20日に鏡開きが行われていたのですが、徳川家光が4月20日に死去します。

この20日を鏡開きをするには忌日とし、1月11日に変更しました。

そのため、正月飾りも早く片付けたほうが良いと松の内の期間も1月7日までに変更しました。

このことがうまく関西には伝わらず、関西には古来からの1月15日までの風習が残っているとされています。

とはいえ、もし自分の住んでいる地域がどちらに当たるかよくわからないという場合は、1月7日に外しておけば問題はありません。

そして周りの家がいつ外しているかをチェックして、翌年地域の習慣に合わせてみると安心ですよ。

まとめ

しめ縄についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

しめ縄に結界の役割があること、日本の神話から由来されていることなど日本ならではの考え方があり、とても美しい行事ですよね。

今度の正月はぜひしめ縄を飾り、年神様に安心してきていただけるようにしてみてくださいね。

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