今回は“先負の午後に契約をするのは縁起がいい？車や不動産は？”と題して、先負と契約に関するお話をまとめて行きます。
契約事と言えば車の契約や不動産関連の契約などかなりの金額が動くものが多いのですが、そういったやりとりと先負は相性がいいのでしょうか。
さまざまな契約にオススメの吉日や契約に向いていない凶日についてもまとめ、そもそも六曜やその日の吉凶をどれだけの人が気にしているのかもチェックしていくので、気になる部分があったのならそこだけでも見てもらいたいです。
先負の午後に契約をするのは縁起がいい？
先負は午前中が凶で午後が吉とされる六曜です。
先勝とは吉凶の時間帯が真逆になります。
先勝は勝負事との相性が良い一方、先負は勝負事や急ぎ事との相性が悪いとされているのです。
このような意味で先勝とは真逆の性質を持っています。
また、先負は勝負事や裁判、急用などを避けるべき日ともされているので覚えておきましょう。
これらの情報を踏まえて、車や不動産との契約に関して考えていきます。
車の契約
車の契約における先負の解釈は2つあります。
一つは「契約は勝負事の一つなので、先負の午後であっても相性が悪い」という意見です。
もう一つは「車の購入は勝負事ではないので、先負の午後でも相性が良い」という意見になります。
個人的には、車の購入はあまり勝負事とは思えないので、先負の午後でも問題ないと考えています。
不動産の契約
不動産の契約も車の場合と同様に、考え方が2つあります。
一方は「契約は勝負事の一つなので、先負の午後であっても相性が悪い」という意見です。
もう一方は「不動産購入は勝負事ではないので、先負の午後でも相性が良い」という意見になります。
自宅としての購入であれば勝負事ではないと考えられますが、投資目的での購入は勝負事になる可能性があるため、注意が必要です。
これらは個人の見解によって異なるため、考慮してみてください。
契約に向いている六曜は？
車の契約や不動産の契約に最適な六曜はやはり大安でしょう。
車以外の契約ならば友引も使えると思います。
友引は「友を轢く」という意味でも受け止めることが可能ということで、自動車関連の行事全般と相性が悪いとされているのです。
さまざまな契約にオススメの吉日まとめ
次は契約にオススメな吉日をいくつか紹介していきましょう。
数が膨大にあるので、ある程度は絞って紹介していきましょう。
以下、吉日の一覧を簡潔にまとめます。
大安
1日全体が吉日で、新しいことを始めるには最適。
友引
大安に次ぐ吉日で、11時から13時が凶だがそれ以外は安心して行動できる。
先勝
午前中が吉の六曜で、うまく時間調整すれば良い相性。
天赦日
年に5回から6回しかない最高の吉日。
金運含め全体的な運気がアップ。
一粒万倍日
新しいことが倍になる吉日。
ただし、借金も倍になる可能性があるため注意が必要。
他の吉日と重なることで効果がより高まる。
金運なら寅の日や巳の日と重なると面白い。
寅の日
金運アップの象徴で、お金を使っても戻ってくるとされる。
巳の日
財運の神である弁財天と関連し、金運が上がる日。
己巳の日
巳の日の力がパワーアップした吉日。
大明日
暦には『大明』と書かれる暦注下段。
隅々まで太陽の日が照る日という意味があって吉事全般と好相性
天恩日
暦には『天おん』と書かれる暦注下段。
天の恩恵を受ける日という意味があり、吉事全般と好相性
復日・重日
吉日と重なることで吉日の効果が増し、凶日と重なることで凶日の効果が増す日。
一粒万倍日と似ている
いろいろと慶事を並べましたが実はもっといろいろとあります。
これ以上数が多くても混乱すると思いますので、こういったものがあるという一例としてご覧下さい。
契約に向いていない凶日まとめ
次は契約に向いていない凶日を見ていきましょう。
赤口
仏滅に次ぐ凶日。何かを始めるのに適さない日。
仏滅
1日凶。
何をやっても凶とされる日。
受死日
一部のカレンダーでは『●』の印で表される凶日。
黒日とも呼ばれ、最悪の大凶日とされる。
買い物もお出かけも避けるべき日。
十死日
受死日に次ぐ凶日で万事に凶とされる。
五墓日
五墓とは五つの墓を意味する凶日、動土・地固め・葬式・墓作り・種まき・旅行・祈祷などが特に凶となる。
不成就日
何をしてもうまくいかないとされる凶日。
これ以外にも凶日はありますが、凶日ばかりを気にしたら行動しにくくなります。
なので、こういったものが一応は存在するという認識でいるのが、凶日との都合のいいお付き合い方法と言えるでしょう。
六曜や吉凶日を気にしている人はどのくらいいる？
昨今はこういったその日の吉凶を一切気にしない人も多いです。
しかし、どれだけの人達が気にされているのか数値で見たことがあるという人は少ないと思います。
ここで参考にするのはどれぐらいの人が気にしているのかをアンケートを採ったサイトです。
それは『【“六曜”気にしますか？】47.7％が、大安や仏滅などを普段から「気にしている」 | 株式会社NEXERのプレスリリース』ページです。
そこで大安などの六曜をどれぐらい気にしているのかを調査した結果が以下の通りになります。
※引用元「日本トレンドリサーチと斎奉閣・家族葬会館 和ごころによる調査」と「日本トレンドリサーチ」
これを見るとわかるように、47.7%の人が大安や仏滅などの「六曜」を「とても」もしくは「やや気にしている」と回答していました。
吉凶全般をどれだけ意識しているのかという回答ではありませんが、一番身近にある吉凶を表すのが六曜なので、この数字はかなり参考になるでしょう。
約半数の人が多少なりともその日の吉凶が気になっているのです。
そもそも先負の意味と由来は？
先負について、その意味や由来について考えてみましょう。
先負の意味
「せんぶ」と読む先負は、「負」という字が含まれていることから縁起が悪いと思われがちですが、実際には午後は吉とされた比較的安全な日とされています。
ちなみに、「さきまけ」や「せんまけ」でも正しい読み方です。
先負は「静かに過ごせば、幸運が舞い込む」とされ、午前中は凶で午後は吉の日となっています。
この意味からも、午後はゆったりと過ごすのが吉とされる日なのです。
先負の由来
先負を含む六曜は、中国で生まれた時間の吉凶を占う「小六壬（しょうろくじん）」という占術に由来します。
これは陰陽五行思想に基づき、易経の考えを取り入れたものです。
日本に伝来した際には、日本の陰陽道の影響を受け、名称や解釈が変化しました。
かつては小六壬では「大安・留連・速喜・赤口・将吉（小吉）・空亡」が使われていましたが、日本では「大安・友引・先勝・赤口・先負・仏滅」という形に変化したのです。
先負に関するよくある質問まとめ
「先負」とは具体的にどのような意味がありますか？
「先負」は六曜の一つで、この日は午後は吉とされますが、午前中は凶とされる日です。
したがって、重要な行事や仕事、決断をする場合は午後を選ぶと良いとされています。
文字通り、「先んずれば負け」という意味を持ちます。
先負の日に避けるべきことはありますか？
先負の日は午後から運勢が上昇するとされるため、特に新しいことを始める、重要な契約を結ぶ、大きな買い物をするといった行動は午後にした方が良いとされています。
午後に行動計画を立て、午前中は控えめに過ごすのがおすすめです。
結婚式や入籍は先負の日に避けるべきですか？
伝統的な意味合いでは、先負の日は午後から運が上がるとされているため、結婚式や入籍などの重要なイベントは午後が無難とされています。
ただし、現代では六曜を重視しない人も多く、最終的には個人の判断に委ねられます。
先負の日に良いとされる行動はありますか？
先負の日の午後は比較的良い時間帯とされているため、日々のルーティンワークや準備作業、計画立案などは有効に行えるとされています。
また、午前中はリラックスするための時間として使うのも良いでしょう。
先負の日は他の六曜とどのように関係していますか？
六曜は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」という6つの日の周期で構成されており、それぞれに特有の意味があります。
「先負」はこのサイクルの中で、行動をする際に時間帯を考慮する必要がある日として位置付けられています。
六曜は日本の暦の中で古くから人々の生活に密接に関わってきた文化の一つであり、各日が持つ意味を理解することで、より良い日々を送るための指針とされています。
先負の日には、旅行を始めるのは避けるべきですか？
伝統的には、先負の日の午後は運勢が上昇するとされているため、新しいことを始めるのは午後からが良いとされます。
そのため、理想的には旅行を始めるのも、特に重要な出発や決定事項は午後に行うか、または先負の日を避けて計画することが勧められます。
しかし、現実にはスケジュールの都合上避けられない場合も多く、最終的には個人の判断によります。
先負の日に重要な商談を行うのは不利ですか？
先負の日は午後から運勢が上昇するとされるため、理想的には重要な商談は避けるか、または午後に行うのが良いでしょう。
しかし、商談の成功は日選びだけでなく、準備や相手との関係性など多くの要因に左右されます。
従って、六曜を参考にしつつも、十分な準備と自信を持って臨むことが最も重要です。
先負の日に生まれた人には特別な意味がありますか？
六曜は主に行事や日々の活動を計画する際に参考にされるものであり、個人が生まれた日に特別な意味を持つ文化的背景はありません。
先負の日に生まれた人が特別な運命を持つという考え方は一般的ではなく、誰もが自身の努力や選択によって未来を切り開いていくことができます。
先負の日には何をするのがベストですか？
先負の日の午後は比較的良い時間帯とされているので、日常業務や計画を立てるなど、すでに進行中の活動を進めるのに適しています。
午前中は新しいことを避け、既存の業務の整理や準備、翌日以降の計画を考えるのに適した時間と考えると良いでしょう。
また、個人的な時間を大切にし、リラクゼーションや趣味の時間を過ごすのもおすすめです。
先負の日の過ごし方で運気を向上させる方法はありますか？
先負の日に運気を向上させるためには、午前中にポジティブな行動を起こし、明るい気持ちで一日をスタートさせることがおすすめです。
また、運気が上がるとされる午後には、積極的に行動を行うと良いでしょう。
自然に触れる散歩や、好きな音楽を聴くなどして、心を穏やかに保つことも運気向上に繋がります。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は“先負の午後に契約をするのは縁起がいい？車や不動産は？”と題して先負と契約の関係性を掘り下げました。
先負は勝負事との相性が悪いとされているので、こういった契約が勝負事とカウントされるかどうかが鍵となってきます。
個人的に投資目的の不動産売買は明確な勝負事のような気がしますので、相性はよろしくないと考えているのです。
やっぱり使いにくい六曜なので、大々的に活動するときは大安や友引を意識した方がいいでしょう。
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