冷蔵庫の頑固な汚れを徹底的に取り除くための効果的な掃除方法と、その際に気を付けるべきポイントを詳しく解説します。
固着した食品の残渣や汚れは見た目だけでなく衛生面でも問題となりますが、幅広いタイプの汚れに対応できる掃除手法をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
また、掃除の頻度や、そもそもなぜ冷蔵庫を定期的に清掃する必要があるのかという基本的な理由、そして冷蔵庫の掃除をより手軽で効果的に行うための便利グッズも一緒に紹介します。
この情報を活用して、あなたの冷蔵庫をいつも清潔で使いやすい状態に保ちましょう。
衛生面のみならず、食品の保存状態を最適化し、快適なキッチンライフを実現するための一助となります。
冷蔵庫の頑固な汚れをゴッソリ落とす掃除のやり方
それでは頑固な汚れを落として綺麗にしていく方法を紹介します。
準備するもの
・クイックルワイパー
・ハンディモップ
・ゴム手袋
・マスク
・エプロン
・重曹
・塩素系漂白剤
・ウタマロクリーナー
・クリームクレンザー
・空のスプレーボトル
・バケツ
・スポンジ
・薄手のスポンジ
・メラミンスポンジ
・給水スポンジ
・古歯ブラシ
・割り箸
・竹串
・先端の柔らかいブラシ
・セルロースタオル×たくさん
・タオル
・綿棒
・キッチンペーパー
・ラップ
・新聞紙
・脚立や台座
・掃除機
・エアブロー
・古歯ブラシ
・脚立か台座
・ドライバーなどの必要な工具
やり方
今回の掃除方法はこちらの動画に即したものとなっています。
ガッツリと冷蔵庫の中を掃除するので、中身をしっかりと取り出して作業をしてください。
①取扱説明書を確認し、パーツの取り外し方や素材や使っていい洗剤は何なのかを調べておく
②掃除のために邪魔になる冷蔵庫の中に入っているものを全部取り出し、常温だと危ないものは冷えているクーラーボックスや別の冷蔵庫に移動させる
③冷蔵庫そのものを軽くしたら、ゴム手袋を着用して冷蔵庫の一番下側にあるそこのカバーを取り外す
④両サイドの足が調整ネジになっているので、これを緩める
⑤ネジを同じ高さになるように緩めたら、冷蔵庫全面が浮き上がるのでゆっくり慎重に手前に引き出す
⑥掃除をするために自分が入れるスペースを確保する
⑦衣類を汚さないようにエプロンを着用して、塩素系漂白剤を使うのでゴム手袋やゴーグルやマスクを着用する
⑧スプレーボトルに水200mlに重曹小さじ1杯lの割合で混ぜて洗剤を作り、それとは別の空のスプレーボトルに水だけを入れたものを用意する
⑨冷蔵庫の掃除をしやすくするために冷蔵庫の電源を抜く
⑩空気の流れを良くするために換気扇を回す
⑪掃除をするためのパーツを置く場所や自分の通り道に新聞紙を敷いて養生する
⑫バケツに水を入れて、スポンジで冷蔵庫の表面や上面を1回吹き上げる、境目部分も水拭きする
⑬汚れがひどい場所は水で濡らしたメラミンスポンジでこすり洗いする
⑭給水スポンジで全体を拭いて水気を飛ばす
⑮取扱説明書で確認してから、取り外せる棚やトレイやケースを外して養生したスペースに置く、かなりパーツ点数が多い冷蔵庫ならばバラバラにする前に写真を撮る
⑯冷蔵庫内部の汚れをかき出すために先端の柔らかいブラシで汚れをかき出す
⑰水だけ噴射して冷蔵庫内部をセルロースタオルで上から下へと丁寧に拭く
⑱隙間の汚れは竹串も使って落としていく、カビが発生しているのなら入念にセルロースタオルとセットで落としていく
⑲使っていない桶に3リットルの水と重曹5gを混ぜて重曹水を作って取り外したパーツを丁寧にスポンジでこすり洗いする、汚れが落ちにくいところは竹串やメラミンスポンジなどでこすり洗いする
⑳しつこい汚れはスポンジに直接重曹の粉をまいて拭き取っていく、隙間の汚れは薄手のスポンジと竹串で落としていく
㉑取り外したパーツは丁寧に水で注いで洗剤成分を落としていく
㉒ゴムパッキンの部分にはカビが発生している確率が高いので綿棒などに塩素系漂白剤を噴射してこすり洗いしていく
㉓パーツ全体を洗ったら乾いたタオルで拭いて水気を飛ばす
㉔冷蔵庫の外観を確認する、ざらざらした部分があるのならまだ汚れが残っているのでクリームクレンザーと薄手のスポンジを使ってこすり洗いする
㉕とにかく裏側はホコリだらけなので脚立を使って上側から掃除機を使ってできるだけホコリを吸い込む、排気口や吸気口の場所もホコリまみれなのでしっかりと掃除機で綺麗にする
㉖ある程度ホコリを吸い終わったら水で濡らしたマイクロファイバークロスにウタマロクリーナーを含ませて冷蔵庫のコードを含めて裏側全体を拭き掃除する、天井などの届かない場所はクイックルワイパーなどの伸縮するタイプのモップを使って掃除する
㉗洗剤を含ませたマイクロファイバークロスで水拭きしたら、乾いたマイクロファイバークロスで乾拭きする
㉘取扱説明書を読んで、コンプレッサーの位置と裏側のパネルの外し方を確認する
㉙取扱説明書の通りに裏側のパネルを外す、必要なら工具も使う
㉚取り外したらパネルそのものとコンプレッサー周りを掃除機で綺麗に掃除する、ホコリが取りにくい場所はエアブローで吹き飛ばしつつ掃除機で吸い込む
㉛ある程度ホコリを除去したら、水で濡らしたマイクロファイバークロスにウタマロクリーナーを塗布してコンプレッサー付近を丁寧に拭き取っていく、
㉜乾いたマイクロファイバークロスで拭き取って水気をとばす
㉝綺麗にしたら裏面カバーを取り付けてネジを取り付ける
㉞冷蔵庫の中身を掃除するために用意した重曹水を使って全体を拭いていく、掃除しにくいところは竹串も併用して拭いていく
㉟同じように外側も重曹水とタオルで全体を拭いていく、このタイミングでケーブルなども丁寧に拭いていく
㊱水で濡らしたタオルで拭き取って洗剤成分を内側をしっかりと飛ばす、外側はセルロースタオルを使って水拭きする
㊲乾いたタオルで全体を乾拭きする
㊳冷蔵庫の電源を元に戻し、冷蔵庫の位置も元に戻す
㊳洗浄して綺麗になったトレイやケースを冷蔵庫に戻す
㊴冷凍室や野菜室も同じように掃除していく
㊵養生に使った新聞紙を片付ける
㊶冷蔵庫の中が冷えたら中身を元に戻す
注意点
冷蔵庫の掃除が必要な理由は?
冷蔵庫の掃除が必要な理由はいろいろとありますが、その中でも大きな理由はカビが発生してしまうからです。
カビは高温だと死滅しますが、冷蔵庫程度の低温だと動きはゆっくりになりますが死にません。
これが非常に厄介で、冷蔵庫内部は汚れが集まっているとカビが発生するようになります。
カビが発生した冷蔵庫は、カビ菌に汚染された食材を保管することになるので、そこで作られる料理は全部カビに汚染されたものとなるでしょう。
これは非常に危険な状態なので、そうならないように綺麗にしておく必要があるのです。
冷蔵庫の掃除頻度は?
冷蔵庫の掃除頻度は筆者がまとめたものがありますので、こちらを参考にしてください。
冷蔵庫の外観:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は3ヶ月に1回
冷蔵庫の中:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
製氷機:給水タンクや製氷皿は1週間に1回、貯氷ケースやパイプ内部は1ヶ月に1回
野菜室:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
ドア内側やパッキン:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
冷蔵庫の裏側:簡単な掃除は1週間に1回、1年に1回ぐらい本格的な掃除をする
あくまでも参考となる頻度なので、汚れ具合によって自分で調整してください。
冷蔵庫を清潔に保つコツは?
冷蔵庫を清潔に保つには、いろいろとありますがその中でも特に意識してもらいたいのが食材の扱いです。
筆者が推奨しているのは直接冷蔵庫内も冷蔵庫の上にものを置かない状況を作ることです。
具体的には以下のようなやり方を意識しましょう。
やり方はいくつかありますが、このように直接置かないような状況を作ってください。
冷蔵庫の掃除に役立つ便利グッズ!
冷蔵庫の掃除に役立つ便利グッズはいくつかありますが、個人的にオススメなのは給水タンクを簡単に掃除できる『自動製氷機洗浄クリーナー』です。
これがあると給水タンクの掃除が非常に簡単になるので、頻繁に氷を作るという方は常備しておきたい掃除グッズとなります。
他にはクイックルワイパー・重曹・塩素系漂白剤・メラミンスポンジ・クリームクレンザーなどよくある道具でなんとかなりますのでこのグッズは本当に便利ですよ。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は冷蔵庫の頑固な汚れをゴッソリ落とす具体的な掃除のやり方と注意点をまとめました。
○本気で冷蔵庫掃除をする時は、中身を取り出して電源を切った掃除になる
○細かい部分は竹串などがないと掃除できない
○掃除をしていないと動画にあるようにカビが発生する
今回の掃除はかなりいろいろな手順を踏んでいて一見複雑に見えますが、動画を見てもらうと複雑なことはほとんどしていません。
順番がわからなくなったという方は動画をそのままなぞるように行動するといいでしょう。
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