今回のテーマは、冷蔵庫に組み込まれている浄水フィルターの適切な掃除方法についてです。
この部分は日常的にはあまり注目されがちでないため、意外と手入れを怠りがちですが、定期的なお手入れが重要です。
この掃除方法については、フィルターの交換時期や掃除の頻度、汚れを放置した場合に生じる問題点、そしてフィルターを長期にわたり綺麗な状態に保つためのヒントを包括的に検討します。
フィルターの汚れが進むと、水の味や安全性にも影響を与える可能性があるため、定期的なメンテナンスが大切です。
また、掃除の難易度はそれほど高くないため、この機会に浄水フィルターの掃除方法を身につけて、いつでも安心して利用できるようにしましょう。
冷蔵庫の汚れた浄水フィルターの掃除方法!
冷蔵庫の汚れた入水フィルターは氷を作る給水タンクにあります。
今回の掃除はこの給水タンク掃除の一環となりますので注意してください。
また、『給水タンクや浄水フィルターのお手入れ方法を知りたいです。:日立の家電品』に画像付きで紹介しているので、こちらの画像を使って解説しましょう。
準備するもの
・交換用フィルター
・ゴム手袋
・食器洗い用中性洗剤
・スポンジ
・綿棒
・マイクロファイバークロス
やり方
それでは具体的に浄水フィルターの掃除方法を解説します。
機種によって異なりますが、今回は日立のものを使っての解説です。
①取扱説明書を読んでどのようなパーツ構造になっているのかなどを確認する
参照URL:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/rei/q_a/a117.html
②ふたを下の図のように傾けて外す
参照URL:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/rei/q_a/a117.html
③下図のようにふたの全面を持ち上げる
参照URL:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/rei/q_a/a117.html
④ふたからパッキングとケースを取り外す
参照URL:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/rei/q_a/a117.html
⑤下の画像にあるように、浄水フィルターのつまみ部分を指で引っかけてケースから浄水フィルターを取り外す
参照URL:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/rei/q_a/a117.html
⑥取り外した部品を水洗いする、部品を洗うときは柔らかいスポンジで洗って汚れが落ちないのなら食器洗い用中性洗剤も使って洗う、ただしフィルターはプラスチックの部分をやさしくこするよう洗うこと
参照URL:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/rei/q_a/a117.html
⑦パッキングがあった場所にはゴミが溜まりやすいので、綿棒などを使って丁寧に洗っていく
⑧取り外した部品を、分解したときとは逆の手順で元に戻して作業終了
参照URL:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/rei/q_a/a117.html
注意点
浄水フィルターの交換時期の目安
浄水フィルターの交換時期は機種やメーカーによって異なりますが、基本的に3年から4年に1回程度と考えてください。
こちらの『自動製氷機のお手入れ – 冷蔵庫/ワインセラー – Panasonic』というパナソニックのページでは、約3年を目安とはっきりと書いてありますし、冷蔵庫の取扱説明書にも書いてあることが多いので、チェックしておくといいでしょう。
掃除頻度はどのくらい?
掃除の頻度についてはいろいろとまとめていますので、筆者がまとめた冷蔵庫関連の掃除頻度を見ていきましょう。
冷蔵庫の外観:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は3ヶ月に1回
冷蔵庫の中:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
製氷機:給水タンクや製氷皿は1週間に1回、貯氷ケースやパイプ内部は1ヶ月に1回
野菜室:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
ドア内側やパッキン:簡単な掃除は1週間に1回、本格的な掃除は1年に1回
冷蔵庫の裏側:簡単な掃除は1週間に1回、1年に1回ぐらい本格的な掃除をする
今回の掃除は給水タンク関連の掃除となっているので、1週間に1回は掃除するのがベストとなるでしょう。
ただし、どれだけ氷を作っているのか、どれだけ使っているのかでも大きく変わってくるので、自分で調整した方がいいでしょう。
逆に、古い水を入れたままずっと放置しているというパターンも要注意です。
正直、嫌な臭いがした後に掃除をするのでは遅いので、給水タンクを使っている数が多い方は意識して掃除してください。
汚れを放置していると大変なことに?
浄水フィルターの汚れを放置、つまり給水タンクの汚れを放置するという事です。
この部分を放置するということは、水回りの汚れを放置していることなのでカビが発生します。
カビが発生する場所はフィルター内部で、カビだらけの茶色いフィルターを見ることができるでしょう。
こうなると、作られる氷がカビに汚染されたものとなるので、カビ菌が含まれた氷を口にすることになるのです。
冷蔵庫を綺麗に保つコツは?
冷蔵庫を綺麗に保つにはいくつかの方法がありますが、とにかく意識してもらいたいのが直接冷蔵庫内も冷蔵庫の上にものを置かない状況を作ることです。
具体的には以下のようなやり方があります。
やり方はいくつかありますが、このように直接置かないような状況を作ることで冷蔵庫を綺麗に保ちやすくなるのです。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は冷蔵庫の汚れた浄水フィルターの掃除方法についてまとめました。
○浄水フィルター掃除は給水タンク掃除の一環となっている
○掃除難易度はそこまで高くはない
○交換時期はだいたい3年に1回
いろんな情報をまとめてきましたが、給水タンク周りのカビはどれだけ使っているのかで結構変わってきますし、全く使っていない状況でもカビが発生するので要注意となっています。
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