お雑煮は地域や家庭によって様々なレシピがありますが、作る際には手間がかかることも。
そこで、今回は簡単に作れるお雑煮のレシピをいくつか紹介します。
特に、時間のかかる大根と人参の飾り切りは省いたものを選びました。
これらのレシピは、忙しい時期でも手軽にお雑煮を楽しめるように工夫されています。
短時間で美味しいお雑煮を作るコツをお伝えしますので、ぜひ試してみてください。
簡単で美味しいお雑煮の作り方・レシピの紹介!
それでは早速、簡単で美味しく作れるお雑煮のレシピをご紹介したいと思います。
お雑煮にはご存知の通り醤油仕立てのすまし煮と白味噌仕立て(あるいは赤味噌仕立て)がありますが、市販のめんつゆや白だしを使ったレシピになります。
「え?市販のめんつゆや白だしでお雑煮って作れるの?」と思われるかもしれませんが、意外なことに市販のめんつゆや白だしなどを使ったお雑煮のレシピは多く存在します。
やはりお雑煮は奥の深い料理のようですね。
準備するもの
準備するものは他のお雑煮を作る時のものと大差ありません。
お雑煮を作るための材料と調理器具、食べるためのお椀とお箸で充分です。
調理器具に関してはお餅を焼くレシピか煮るレシピかによって変わりますので、お餅を焼くレシピの場合はオーブンかトースターを用意してください。
また、お餅を煮るレシピの場合はお餅を具材と一緒に煮るパターンと別途で煮るパターンの二種類ありますので、別途で煮るパターンの時はお餅を煮る用の鍋も用意する必要があります。
材料
用意する材料は以下の通りになります。
2人前分
・鶏もも肉…100g
・大根…4cm
・人参…4cm
・小松菜…2株
・シイタケ…2個
・水…360ml
・酒…大さじ1~2
・割烹白だし
市販の白だしを使ってお雑煮を作る場合は以上の材料となります。次は作り方の解説です。
作り方
市販の白だしを使ったお雑煮の作り方は次の通りです。
・鶏もも肉を一口大に切り、酒を振りかけて少し置いておく。
・大根と人参は薄切りにして花型の型で型抜きにして、シイタケは笠の部分を飾り切りにする。
・小松菜はサッと塩ゆでにして水にさらし、水気を切って4cmの大きさに切る。
・鍋に水を入れ大根と人参を茹でる。
・鍋に白だしを加えて煮立たせてから、鶏もも肉とシイタケを入れて煮る。
・角餅は焼いてお椀に先に入れ、その次に具材から入れていき、最後に汁を盛り付けて出来上がり。
以上が市販の白だしを使ったお雑煮のレシピになります。
出汁を取る手順が省略されているので、その分時間短縮になっているのではないでしょうか。
味付けの方も白だし自体が料理の味付けに使われている調味料なので、他のレシピのように醤油や塩で味を調える必要もないかと思われます。
注意点
市販の白だしでお雑煮を付く際の注意点は水の量に気を付けることがポイントとなります。
市販のめんつゆには使う場面に合わせてどのくらい薄めればいいのかの目安が表記されていますが、白だしの方はその目安が表記されていないことがほとんどです。
白だしを販売しているメーカーによってどのくらい薄めなければならないかが変わってきますので、市販の白だしを使ったレシピでもどのメーカーの物をつかっているのかに注意を払わなければなりません。
その他の簡単で美味しいお雑煮レシピ5選!
ここからは、上記でご紹介した以外の簡単に作れるお雑煮のレシピを五つ紹介したいと思います。
すまし煮・味噌仕立て問わず簡単に作れそうなものをピックアップしてみました。
この「簡単に作れそう」という部分が、個人的な主観となっている可能性が高いかもしれませんが、できるだけ簡単そうなものを選んだつもりなので、よろしければ参考にしてみてください。
小松菜とお餅だけで作るお雑煮レシピ
簡単・時短 雑煮
材料
・小松菜…1/4束
・だし汁…400㏄
・醤油…小さじ2
作り方
・小松菜をざく切りにする。
・だし汁に醤油小さじ2を加え、小松菜を入れる。
・角餅を入れて火にかける。
・具材に火が通ったら出来上がり
料理の特徴
参考動画や作り方を見ての通り、簡単かつ時短になるお雑煮のレシピとなります。
使う具材もお餅と小松菜のみという非常にシンプルなものとなっていますね。
こちらはお餅を焼くのではなく煮て食べるタイプのレシピのようです。
小松菜以外の青菜でも応用できるのではないでしょうか。
簡単なお雑煮のレシピ
超簡単お雑煮の作り方
調理時間:(慣れれば)10分以内
材料
・鶏肉
・大根
・人参
・かまぼこ
・三つ葉
・花のお麩
・柚子の皮
・水
・白だし醤油
・薄口醤油
作り方
・人参と大根は皮を剥いて短冊切りにする。
・シイタケは軸を取り除いて飾り切りにする。
・かまぼこは薄切りにし、三つ葉は切らずに軽く結ぶ。
・柚子の皮は千切りか三角形に切る。
・鶏肉は薄めに切る。
・鍋に水を入れ、白だしを加えて下味をつけて薄口醤油を少し足す。
・大根・人参・シイタケ・鶏肉・花のお麩を鍋の中に入れて煮る。
・フライパンに油を少し引いて、お餅を焼いて焼き目を付ける(トースターで焼いてもOK)。
・お餅に焼き目が付いたら火を止めてお椀に移して三つ葉を入れる。
・汁は鶏肉とシイタケに火が通ればだいたいOK
・最後にかまぼこを加えて温める。
・お餅と三つ葉を入れたお椀に具材から先に入れていき汁を掛けて、最後に柚子の皮を添えて出来上がり
料理の特徴
市販の白だしを使ったレシピですね。
出汁を取る手間が省けるので時短にも繋がると思います。
上記のレシピではすまし煮の具材になっていますが、具材はお好みのものを使ってもいいそうです。
シイタケの飾り切りの仕方や三つ葉の茎が固い時の対処法などが、動画内で説明してくれているので参考になりますね。
「味噌汁の具」をつかった時短のお雑煮レシピ
【簡単レシピ】お雑煮【余った餅を活用】 【New Year dish】
材料
・鶏もも肉…1枚
・味噌汁の具…1袋
・水…500ml
・かつおだしの素…小さじ1/2
・酒…大さじ1
・みりん…大さじ1
・醤油…大さじ2
作り方
・鶏もも肉を一口大の大きさに切る。
・鍋に水を入れ、かつおだしの素・酒・醤油・みりんを加える。
・味噌汁の具を軽く水洗いしてから鍋に入れて煮る。
・味噌汁の具が煮えたら灰汁を取り、鶏もも肉を加える。
・鶏肉に火が通ったらお餅を加えて柔らかくなるまで煮込む。
・器に盛り付けて出来上がり。
料理の特徴
加熱調理したカット野菜タイプの味噌汁の具を使ったお雑煮のレシピです。
カット野菜を使っているので時短テクニックには最適のレシピかと思われます。
具材を飾り切りにしたり、小松菜などの青菜を事前に塩茹でしたりなどの過程もないので料理が少し苦手だという人や作ってる暇はないけどお雑煮は食べたいという人にはピッタリのレシピだと思います。
家庭で簡単に出来る京風お雑煮のレシピ
お雑煮・家庭でプロ飯
材料(1~2人前)
・大根…1/3本
・京人参…1/2本
・里芋…2~3個
・ほうれん草…1束
・出汁(一番出汁)…600cc~700cc
・白味噌(甘口)…(出汁600cc~700ccに対して)約70g
・塩…少々
・薄口醤油…少々
・かつお節…少々
作り方
・里芋は皮を剥いて水にさらし、六角形に切る。
・大根は皮を剥いて六角形の型で型抜きする(型抜きがなければ乱切りにする)。
・ほうれん草は根っこの部分を切り、砂を洗い流して調理用の糸もしきは輪ゴムですぐ外せるようにまとめておく。
・京人参は皮の部分を切り取って、六角形の形に切る。
・鍋に水を入れ、里芋・大根・人参を15分~20分くらい煮る。
・お湯が沸いてきたら弱火か中火位の間の温度に調整する。
・具材に竹串が通るようになったらお湯は捨てて、次は出汁で煮込んでいく。
・沸騰してきたら塩を加えて5分間煮込む(この時に薄口醤油を加えてもOK)。
・別の鍋でお湯を沸かし、ほうれん草を茎の方から入れて茹でていき冷水で冷やす。
・出汁(一番出汁)を入れた鍋に白味噌を30~40gくらいから少しずつ入れて始め、味を見ながら溶き入れていく。
・白味噌を溶き入れ終わったら沸騰させないように注意し、薄口醤油を小さじ1/3程度加える。
・丸餅は別の鍋で煮て、キッチンペーパーで水分を拭き取ってからお椀に入れる。
・丸餅を入れたお椀に具材を盛り付けていく。ほうれん草は入れる前に出汁で地洗いをしておく。
・具材に味噌汁をかけるように入れ、かつお節を添えて出来上がり。
料理の特徴
こちらは白味噌仕立てのお雑煮レシピになります。
こちらのレシピでは花の形に飾り切りはしないので、それほど難しくは無いかと思われます。
具材を煮る手順が水と出汁との二回あるのが特徴です。
丸餅は煮ても焼いてもOKだそうなので、自分の好みで調理できるのがいいですよね。
白だしで作るお雑煮のレシピ
超簡単で美味しい お雑煮
材料(4~5人前)
・鶏肉…1/2枚
・大根…1/3本
・人参…1/2本
・長ネギ…2本~お好みで
・しめじ…1パック
・水…1000ml
・白だし…150ml
・薄口醤油(または醤油)…少々
・塩…少々
・七味…お好みで
作り方
・大根と人参はいちょう切りにする。
・長ネギは斜め薄切りにして、しめじはばらす。
・鶏肉は小さめの一口サイズに切る
・切った具材を水・白だしと一緒に鍋に入れて火にかける。
・煮立ってきたら灰汁を取り除く。味見をして味が薄いようなら醤油と塩を加えて調える。
・お餅を加えてくたっとなるまで煮込む(時間を短縮したい場合はお餅をトースターで焼いてお椀に盛り付ける)。
・器に盛り付けて出来上がり。
料理の特徴
これも白だしを使ったレシピですね。
なので、出汁を取るという手間を省くことができます。
味付けを見る限りすまし煮のようですが、こちらはお餅を具材と一緒に煮て食べてもOKなようです。
小松菜などの青菜を使用していないので、下茹でや塩茹でをする必要がないので、それだけでも充分に時短に繋がりそうです。
お雑煮に関するよくある質問まとめ
お雑煮とは具体的にどのような料理ですか?
お雑煮は、日本の伝統的なお正月料理で、主に餅を煮込んだ汁物です。
地域によって異なりますが、一般的には餅の他に野菜や魚介類などが入り、出汁で味付けされます。
新年を祝う特別な食事として、家族で楽しまれます。
お雑煮の具材にはどのようなものが使われますか?
お雑煮の具材は地域によって大きく異なります。
例えば、関東では醤油味のスープに煮込んだ餅や野菜が使われることが多いですし、関西では白味噌ベースのスープに焼いた餅を入れることが一般的です。
具材としては、鶏肉、大根、人参、かまぼこなどがよく用いられます。
お雑煮の由来や意味は何ですか?
お雑煮は、新年を祝う行事食として古くから日本に存在しています。
もともとは神々への供物として作られたものが、次第に一般の家庭でも食されるようになりました。
お雑煮には、新年の祝福や家族の健康と繁栄を願う意味が込められています。
お雑煮の作り方にはどのようなバリエーションがありますか?
お雑煮の作り方は地域によって大きく異なります。
関東風のお雑煮は、醤油ベースのスープに煮込んだ餅を使い、関西風では白味噌ベースのスープに焼いた餅を入れます。
また、東北地方では、醤油味の澄まし汁に餅を入れることが多いです。
さらに、具材や出汁の種類によっても味わいが変わります。
お雑煮はいつ食べるのが一般的ですか?
お雑煮は通常、お正月の期間、特に元日に食べられることが一般的です。
この時期には、家族が集まり、新年の幸運を祝って一緒にお雑煮を楽しむのが日本の伝統です。
地域や家庭によっては、お正月の前後にもお雑煮を食べることがあります。
お雑煮に使用する餅は、どのような種類が適していますか?
お雑煮に使用する餅は、基本的にはどのような種類でも適しています。
しかし、地域によっては丸餅や角餅を好む場合があります。
丸餅は一般的に関西地方で好まれ、角餅は関東地方でよく使われます。
餅の種類によって食感や見た目が変わるため、お雑煮のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
お雑煮のスープの味付けにはどのようなバリエーションがありますか?
お雑煮のスープの味付けは、地域によって異なります。
関東では醤油ベースが主流ですが、関西では白味噌や赤味噌ベースのスープが一般的です。
また、東北や九州では、出汁のみで味付けをし、シンプルな味わいにすることもあります。
各地の食文化や好みに合わせて、さまざまな味付けが楽しまれています。
お雑煮の具材で、伝統的なものと現代的なものの違いはありますか?
伝統的なお雑煮の具材には、鶏肉、大根、人参、かまぼこなどがありますが、現代ではバリエーションが広がっています。
例えば、シーフードや豆腐、根菜類などが加わり、より多様な味わいが楽しまれています。
また、健康志向の高まりにより、野菜を多く使ったレシピも人気を集めています。
お雑煮を美味しく作るためのコツはありますか?
お雑煮を美味しく作るコツは、まず良質な出汁を取ることです。
昆布やかつお節、鶏ガラなどを使って丁寧に出汁をとることで、深みのある味わいが生まれます。
また、具材は大きめに切り、食感を楽しめるようにするのもポイントです。
餅を入れるタイミングにも注意し、煮過ぎないようにすることが大切です。
お雑煮は地域によってどのように異なりますか?
お雑煮は日本全国で食べられていますが、地域によって大きく異なります。
例えば、関東では醤油ベースのスープに煮込んだ餅を使い、具材には野菜や鶏肉が入ります。
関西では白味噌や赤味噌を使ったスープに焼いた餅が特徴です。
まとめ
簡単なお雑煮レシピということで、時短テクニックを使ったレシピも一緒にご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
お雑煮はレシピによっては具材が増えて、その分調理過程も多くなってしまいがちですが、このように時間が短縮できて簡単に作れるレシピが沢山あります。
地域差が大きく出る料理でもあり、作る人が時短テクニックやアレンジを加えてもいい幅広く作れる料理。
それがお雑煮だと思います。
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