今回は開業に関してのお話です。
ずばり、六曜の先負と開業の相性はどうなっているのか、縁起的に大丈夫なのか、そもそも開業日と相性のいい日はいつなのかを見ていきましょう。
やっぱり、開業というのはめったにあるものではないので、願掛けはしたい物です。
そこで、今回は願掛けにおける最も身近な六曜を使ってお話しつつ、逆に避けるべき凶日はどんな日なのかをもお話しましょう。
先負に開業をしても縁起的に大丈夫?
開業の吉日を選ぶ際には、大安が一般的に人気です。
先負も午後は吉とされていますが、多くの人が大安を選ぶため、あえて選ぶ人は少ないでしょう。
大安は契約事などにも利用されるため、都合が合わないこともあります。
しかし、自分たちの意志で選べる場合は、多くの人が最も吉とされる大安を選ぶ傾向があります。
以下に、各曜日の特徴と開業日を選ぶ際のポイントをまとめます。
開業日に先負を気にしたほうがいい?
これはなんとも言えませんが、六曜が気になるという方ならば意識すればいいと思います。
個人的には開業日は大事な日になるので、六曜よりも優先すべき事があると考えており、先負かどうかはおまけとした方がいいと考えているのです。
詳細は後述しますが、開業日は売上に直結するので、そこら辺もしっかり加味して選んで下さい。
開業日と六曜との関係性は?
六曜は大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6つを一日ごとに割り振った暦注の一種です。
その日の吉凶がどうなっているのかを簡単に表す指標として、縁起を気にする場合は、六曜をベースに会社設立日を決めることができます。
ただし、開業日は六曜よりも優先されるべきです。
開業日を決定した後で、六曜を考慮するという方法が適切です。
開業日の決め方はどうしたらいい?
開業日は、事業のスタートを象徴する重要な日です。
しかし、多くの場合、開業日をどのように決めれば良いのか悩むものです。
ここでは、開業日を決定する際に考慮すべきポイントについて解説します。
①経理上の影響
開業日は、経理処理に大きな影響を与えます。
まず、開業日より前に発生した費用は、『開業費』として扱われ、『繰延資産』として計上されるのです。
繰延資産は、一定期間内に費用として計上することができないため、節税効果が得られにくくなります。
逆に、開業日より後に発生した費用は、必要経費として計上することができ、節税効果が得られるようになります。
②記念日やイベント開催
開業日を記念日としてイベントを開催する場合は、開催しやすい日を選ぶことも重要です。
閑散期に開業日を設けることで、売上低迷期にイベントを展開し、顧客獲得に繋げることができます。
③従業員のモチベーション
縁起の良い日を選定することで、従業員のモチベーション向上に繋がる可能性があります。
④その他の考慮事項
それ以外にも考慮すべき点はいくつかあります。
店舗のオープン日や事務所の開設日はどうするのか、資金調達状況はどうなっているのか、スタッフの確保状況はスムーズに進んでいるのか、競合状況はどうなっているのか、自身のスケジュールは大丈夫なのかなどいろいろと考慮して動いて下さい。
上記のポイントを踏まえ、以下の手順で開業日を決定することをおすすめします。
1.候補日を複数ピックアップする
2.各候補日のメリットとデメリットを比較検討する
3.経理担当者と相談し、税務上の影響を確認する
4.最終的な決定を行う
開業日は、様々な要素を考慮した上で慎重に決定する必要があります。
特に、経理上の影響は非常に重要です。事前に専門家と相談し、最適な開業日を選ぶようにしましょう。
※繰延資産:開業前に発生した費用を一定期間に費用として計上するために計上する資産
開業日と相性のいい吉日まとめ
開業にまつわる縁起のいい日はいろいろとあります。
その中でも比較的有名なものを抜粋して紹介しましょう。
このように、吉日はたくさんあるので、気になった暦注を選ぶといいでしょう。
個人的には開業日は記念日になるので、覚えやすい日を選ぶのが基本だと思っています。
その日がたまたまこういった吉日であったら付いていると考えた方がいいです。
開業日を避けたほうがいい凶日まとめ
逆に、開業日にするには縁起が悪いと言えそうな凶日をまとめましょう。
先負に関するよくある質問まとめ
「先負」とは具体的にどのような意味がありますか?
「先負」は六曜の一つで、この日は午後は吉とされますが、午前中は凶とされる日です。
したがって、重要な行事や仕事、決断をする場合は午後を選ぶと良いとされています。
文字通り、「先んずれば負け」という意味を持ちます。
先負の日に避けるべきことはありますか?
先負の日は午後から運勢が上昇するとされるため、特に新しいことを始める、重要な契約を結ぶ、大きな買い物をするといった行動は午後にした方が良いとされています。
午後に行動計画を立て、午前中は控えめに過ごすのがおすすめです。
結婚式や入籍は先負の日に避けるべきですか?
伝統的な意味合いでは、先負の日は午後から運が上がるとされているため、結婚式や入籍などの重要なイベントは午後が無難とされています。
ただし、現代では六曜を重視しない人も多く、最終的には個人の判断に委ねられます。
先負の日に良いとされる行動はありますか?
先負の日の午後は比較的良い時間帯とされているため、日々のルーティンワークや準備作業、計画立案などは有効に行えるとされています。
また、午前中はリラックスするための時間として使うのも良いでしょう。
先負の日は他の六曜とどのように関係していますか?
六曜は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」という6つの日の周期で構成されており、それぞれに特有の意味があります。
「先負」はこのサイクルの中で、行動をする際に時間帯を考慮する必要がある日として位置付けられています。
六曜は日本の暦の中で古くから人々の生活に密接に関わってきた文化の一つであり、各日が持つ意味を理解することで、より良い日々を送るための指針とされています。
先負の日には、旅行を始めるのは避けるべきですか?
伝統的には、先負の日の午後は運勢が上昇するとされているため、新しいことを始めるのは午後からが良いとされます。
そのため、理想的には旅行を始めるのも、特に重要な出発や決定事項は午後に行うか、または先負の日を避けて計画することが勧められます。
しかし、現実にはスケジュールの都合上避けられない場合も多く、最終的には個人の判断によります。
先負の日に重要な商談を行うのは不利ですか?
先負の日は午後から運勢が上昇するとされるため、理想的には重要な商談は避けるか、または午後に行うのが良いでしょう。
しかし、商談の成功は日選びだけでなく、準備や相手との関係性など多くの要因に左右されます。
従って、六曜を参考にしつつも、十分な準備と自信を持って臨むことが最も重要です。
先負の日に生まれた人には特別な意味がありますか?
六曜は主に行事や日々の活動を計画する際に参考にされるものであり、個人が生まれた日に特別な意味を持つ文化的背景はありません。
先負の日に生まれた人が特別な運命を持つという考え方は一般的ではなく、誰もが自身の努力や選択によって未来を切り開いていくことができます。
先負の日には何をするのがベストですか?
先負の日の午後は比較的良い時間帯とされているので、日常業務や計画を立てるなど、すでに進行中の活動を進めるのに適しています。
午前中は新しいことを避け、既存の業務の整理や準備、翌日以降の計画を考えるのに適した時間と考えると良いでしょう。
また、個人的な時間を大切にし、リラクゼーションや趣味の時間を過ごすのもおすすめです。
先負の日の過ごし方で運気を向上させる方法はありますか?
先負の日に運気を向上させるためには、午前中にポジティブな行動を起こし、明るい気持ちで一日をスタートさせることがおすすめです。
また、運気が上がるとされる午後には、積極的に行動を行うと良いでしょう。
自然に触れる散歩や、好きな音楽を聴くなどして、心を穏やかに保つことも運気向上に繋がります。
先負の開業まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は先負に開業をしても縁起的に大丈夫なのか、開業日と相性のいい日はどれかを解説しました。
個人的に開業は売上げなどにも直結する部分なので、六曜は最優先にならないと思います。
それ以外に経理的な意味でも人員確保などの面からも、OKが出たらゴーサインが出る物でしょう。
あとは、そういった開業日は記念日になるので、覚えやすい日にしてなんらかのセールを毎年できるようにするといった考え方もあります。
あくまでも、開業に関しては六曜はおまけ程度に考えた方がいいです。
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