今日のテーマは、使用を休止していた冷蔵庫内の強固なカビ取りテクニックをご紹介します。
長期間放置された冷凍庫では、氷の厚い層が形成されて除去が難しいこともありますが、それを含めた固執するカビの徹底的な除去法をお伝えします。
対象が頑固なカビであると特定しているため、このセッションでは塩素系の漂白剤がメインの役割を担います。
効果的な使用方法から安全な取り扱いまで、カビ退治のための戦略的なアプローチを具体的に解説していきます。
使い勝手を再び取り戻すための一歩一歩の処理プロセスを披露することで、あなたの冷蔵庫も新たな息吹を得ることでしょう。
使ってない冷蔵庫の放置されたカビを落とす掃除方法!
しばらく使わずに放置していた冷蔵庫でカビ掃除をする時にやるべき事は、徹底的に掃除することです。
というのも、放置されていた状態でカビが発生しているのならカビが繁殖してしまって普通の掃除では手が届かない場所に発生している可能性すらあります。
また、ずっと放置しているような古いタイプの冷蔵庫だと冷凍室が凍ってしまい氷が邪魔という状態になりかねないので、氷の対処法も覚える必要があるでしょう。
準備するもの
・スマホ
・ゴム手袋
・マスク
・エプロン
・ウタマロクリーナー(効果が高い中性洗剤ならなんでもOK)
・塩素系漂白剤
・空のスプレーボトル
・タオル
・マイクロファイバークロス
・スプーン
・スポンジ
・古歯ブラシ
・綿棒
・キッチンペーパー
・ラップ
・新聞紙
・脚立や台座
・掃除機
・ハンディモップ
・エアブロー
・ドライバーなどの必要な工具
やり方
今回の掃除方法は以前紹介したカビ対策に特化した掃除方法をさらに改良したバージョンです。
こちらの動画は掃除方法の動画ではなく氷を砕くための動画です。
実査に筆者も試してみたら分厚い氷も綺麗に割れたので、氷が邪魔という状況になってしまった方は試してください。
また、放置されていた冷蔵庫ということで基本的に食材が全く入っていない状態として掃除工程を進めていきます。
使ってない冷蔵庫についたカビ掃除のやり方!
①取扱説明書があるかどうかをまずは確認する、放置された古い冷蔵庫だとすでに説明書がないケースが多いので、パソコンやスマホなどでネット検索をして公式ホームページなどからも探ってみる
②見つけた取扱説明書でパーツの取り外し方やパーツの素材、使っていい洗剤は何なのかを調べる
③掃除のために邪魔になる冷蔵庫の上に置いてあるもの、貼っているシールなど全部取り外すかどかす
④衣類を汚さないようにエプロンを着用して、塩素系漂白剤を使うのでゴム手袋やゴーグルやマスクを着用する
⑤スプレーボトルに水400mlに塩素系漂白剤100mlの割合で混ぜて洗剤を作る
⑥冷蔵庫の掃除をしやすくするために冷蔵庫の電源を抜く
⑦冷凍室を確認してガッツリと凍っているのなら、まずはそこを開けて溶けやすい状況にする
⑧空気の流れを良くするために換気扇を回す
⑨掃除をするためのパーツを置く場所や自分の通り道に新聞紙を敷いて養生する
⑩トレイやケースなどを取り外す前に、元に戻せなくなる可能性を考慮してスマホで写真撮影をして元の状態をしっかりと画像として残しておく
⑪取扱説明書で確認してから、取り外せる棚やトレイやケースを外して養生したスペースに置く
⑫氷が邪魔な場所を動画にあるようにスプーンの背の部分でスナップをきかせて何度か叩いて割る
⑬ある程度氷を砕いたら、お湯で濡らしたタオルなどで拭き取って邪魔な氷を剥がす
⑬マイクロファイバークロスにウタマロクリーナーを噴射して冷蔵庫内部を上から下へと丁寧に拭く
⑭綿棒にウタマロクリーナーを噴射して、ゴムパッキンの隙間など掃除しにくい四隅を丁寧に掃除する
⑮冷蔵庫の内側全体に塩素系漂白剤を薄めたものをスプレーし、カビが発生しているところはその上からキッチンペーパーをかぶせる
⑯キッチンペーパーをかぶせた場所はさらに上からラップで覆う
⑰冷蔵庫を閉めて放置する
⑱外に出してから放置していた取り外したパーツが常温と同じぐらいになったら、ぬるま湯とウタマロクリーナーを使いスポンジでこすり洗いして全体の汚れを落とす
⑲乾いたマイクロファイバークロスでパーツを拭いて水気を飛ばす
⑳桶に水と塩素系漂白剤が4:1の割合になるように洗剤を作り、取り外したパーツを全部その中に投入する
㉑塩素系漂白剤にパーツを浸け置きした状態で30分程度放置する
㉒塩素系漂白剤に浸け置きしていたパーツを取り出し、流水で丁寧に洗い流す
㉓洗ったパーツを乾いたマイクロファイバークロスで拭いて水気を飛ばす
㉔冷蔵庫を開けてラップやキッチンペーパーを取り出し、古歯ブラシで擦りながら水で濡らしたマイクロファイバークロスで拭き取る
㉕乾いたマイクロファイバークロスで拭き取る
㉖洗浄して綺麗になったトレイやケースを冷蔵庫に戻す
㉗野菜室など別の場所も同じように掃除していく
㉘台座を使って冷蔵庫の上面をハンディモップやウタマロクリーナーとマイクロファイバークロスなどを使って丁寧に拭き取って綺麗にする
㉘冷蔵庫の一番下側にあるそこのカバーを取り外す
㉙両サイドの足が調整ネジになっているので、これを緩める
㉚ネジを同じ高さになるように緩めたら、冷蔵庫全面が浮き上がるのでゆっくり慎重に手前に引き出す
㉛掃除をするために自分が入れるスペースを確保する
㉜とにかく裏側は埃だらけなので脚立を使って上側から掃除機を使ってできるだけ埃を吸い込む、排気口や吸気口の場所も埃まみれなのでしっかりと掃除機で綺麗にする
㉝ある程度埃を吸い終わったら水で濡らしたマイクロファイバークロスにウタマロクリーナーを含ませて冷蔵庫のコードを含めて裏側全体を拭き掃除する、天井などの届かない場所はクイックルワイパーなどの伸縮するタイプのモップを使って掃除する
㉞洗剤を含ませたマイクロファイバークロスで水拭きしたら、乾いたマイクロファイバークロスで乾拭きする
㉟取扱説明書を読んで、コンプレッサーの位置と裏側のパネルの外し方を確認する
㊱取扱説明書の通りに裏側のパネルを外す、必要なら工具も使う
㊲取り外したらパネルそのものとコンプレッサー周りを掃除機で綺麗に掃除する、埃が取りにくい場所はエアブローで吹き飛ばしつつ掃除機で吸い込む
㊳ある程度埃を除去したら、水で濡らしたマイクロファイバークロスにウタマロクリーナーを塗布してコンプレッサー付近を丁寧に拭き取っていく
㊴乾いたマイクロファイバークロスで拭き取って水気をとばす
㊵綺麗にしたら裏面カバーを取り付けてネジを取り付ける
㊶コンプレッサー周りや冷蔵庫の裏面を綺麗にしたら冷蔵庫を動かして元の位置に戻し、電源を入れる
㊷調整ネジを元に戻し、カバーも元に戻す
㊸養生に使った新聞紙を片付ける
㊹塩素系漂白剤の臭いが消えたら換気扇をストップして終了
注意点
冷蔵庫にカビが発生する原因は?
冷蔵庫の中にカビが発生する原因は湿度とカビの餌が豊富にあること、そして外部からカビが侵入することで増えてしまいます。
また、氷を製造するところでもずっと使い続けると汚れが溜まって給水タンクと製氷室の間にカビが発生するというケースもあるので、とにかく汚れが溜まったらアウトと考えてください。
カビは冷蔵庫の中では増えにくいのですが、死滅はしないのでちょっとずつでも増えていくのです。
その状態である程度の湿度があったりカビの餌があると確実に増えていきます。
冷蔵庫を放置していると大変なことに?
汚れた状態の冷蔵庫を放置しているとガッツリとカビが発生して本当に面倒くさいことになります。
一部の古い冷蔵庫だと氷が壁際や天井などにびっちりとくっついてしまう冷凍室といったトラブルも発生しがちなので本当に注意してください。
こういったトラブルもあるので、古い冷蔵庫はできれば早々に処分した方がいいです。
カビを防ぐオススメの方法は?
カビを防ぐには以下の方法を試してください。
期限切れや腐敗した食材を早めに取り除くことも大切ですが、そういった賞味期限が見づらい状態で保管しているのも問題なので、カビが発生しそうな食材はすぐに使い切るか賞味期限が切れたらすぐに気づいて捨てられるようにしましょう。
頑固なカビは掃除業者に依頼しよう!
あまりにも頑固な汚れがひどい冷蔵庫は今回紹介したように超ガッツリとした掃除が必要です。
ぶっちゃけめちゃくちゃ大変ですし、掃除難易度は非常に高いでしょう。
なので、ここまでボロボロな冷蔵庫でも使わないといけないという方は、新しく買い換えるか業者に依頼して綺麗にしてもらうことを推奨します。
どこまでカビが発生しているのかが正直わからない状態ならば、素人が手を出すのではなくプロに依頼すると本当に楽に終わりますよ。
冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
冷蔵庫の掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切ですか?
冷蔵庫の掃除の適切な頻度は使用状況によりますが、一般的には大掃除を月に1回、そして毎週のように食品の整理や表面のサッと拭き取りを行うことを推奨しています。
これにより、食品の鮮度を保ち、不潔な状態を防ぐことができます。
冷蔵庫の臭いの原因と、臭いを取り除く方法は何ですか?
冷蔵庫の臭いの主な原因は、古くなった食品やこぼれた液体などの汚れです。
臭いを取り除くためには、定期的な掃除と食品の整理が必要です。
また、重曹やコーヒーの豆を冷蔵庫内に置くことで臭いを吸収することができます。
冷蔵庫の掃除に使う洗剤は、どのようなものがおすすめですか?
冷蔵庫の掃除には、食品と直接触れる可能性があるため、食品に安全な中性洗剤がおすすめです。
また、エコ洗剤や重曹と水を混ぜた自家製の洗剤も効果的で、安全性が高いと人気です。
冷凍室の霜取りは、どのように行えば良いですか?
冷凍室の霜取りは、まず冷凍食品を他の場所に移し、冷凍室の電源を切って氷を解かします。
氷が解けたら、タオルなどで水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから電源を入れます。
定期的な霜取りは、冷凍室の冷却効率を高めることができます。
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーの掃除はどのように行えば良いですか?
冷蔵庫の裏側やコンプレッサーにはホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシや掃除機を使って定期的にホコリを取り除くことが必要です。
ホコリが溜まると冷蔵庫の冷却効率が下がる可能性があるため、年に2〜3回の掃除を推奨しています。
冷蔵庫内の湿度管理はどのようにすれば良いですか?
冷蔵庫内の湿度管理は食品の鮮度を保つために非常に重要です。
野菜や果物は湿度が高い「野菜室」に、肉や魚は低湿度の場所に保存すると良いでしょう。
また、湿度を吸収する除湿剤を配置することで、適切な湿度を維持するのに役立ちます。
冷蔵庫のドアパッキンの掃除や手入れのコツはありますか?
ドアパッキンは冷蔵庫の密閉性を保つための重要な部分ですが、汚れやすい場所でもあります。
中性洗剤を使用して柔らかい布で拭き取ることで、汚れやカビを予防できます。
また、ドアパッキンの乾燥は劣化の原因となるため、掃除後はしっかりと乾燥させることが大切です。
冷蔵庫の省エネリーのための掃除のポイントは何ですか?
省エネリーのための掃除のポイントとして、コンデンサーや排気口のホコリを定期的に取り除くことが挙げられます。
これにより、冷蔵庫の冷却効率が向上し、無駄な電力消費を減らすことができます。
また、冷蔵庫内の氷や霜も定期的な除去が必要です。
食品の臭いが冷蔵庫内にこびりつくのを防ぐ方法は?
食品の臭いを防ぐためには、食品を保存する際に密封容器やラップを利用してしっかりと封をすることが効果的です。
また、生ものや臭いの強い食材は、専用の保存袋や容器に入れて保存すると、他の食品への臭いの移りを防げます。
冷蔵庫の掃除時に注意すべき点は何ですか?
冷蔵庫の掃除時には、電源を切り、食品は冷蔵庫から取り出してください。
また、冷蔵庫内を拭き取る際は、水分をしっかりと絞った布を使用し、余分な水分が残らないよう注意することが大切です。
そして、洗剤を使用する場合は、食品に影響のないものを選び、掃除後はしっかりと洗剤の残りを拭き取ることが必要です。
まとめ
以上、いかがでしたか。
今回は使ってない冷蔵庫についた頑固なカビ掃除のやり方を紹介しました。
○ガッツリと氷が発生しているのなら、これを砕く方法をきちんと用意しておくこと!
○放置され続けた冷蔵庫でカビが発生しているのならカビだらけになっている可能性が高いので要注意!
○徹底的に掃除するとなるとかなり大変なので頑張って!
本気で冷蔵庫を掃除するとなると、コンプレッサー周りや冷蔵庫の裏面の掃除といったかなり大変な工程が加わります。
正直一人では動かすのも大変というケースも多いので、できるだけ家族がいる状態で作業をした方がいいでしょう。
コメント