仏滅に結婚式を挙げるのは良くないと、昔から言われてきましたが、現代でもその考え方は変わっていないのでしょうか。
今回は、仏滅に結婚式をするのが本当に縁起が悪いのか、離婚しやすいという情報が本当なのかを調べ、メリットとデメリットをわかりやすく解説します。
六曜の仏滅が現代でも信じられているのか疑問に思っている方こそ、ぜひ読んでいただきたい情報が満載です。
仏滅に結婚式を挙げることの真実を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
仏滅に結婚式を挙げるのは良くない?
六曜の中で仏滅は「1日中凶」とか「万事が凶であり慶事は避けられる」という記載がされることが多く、お祝い事との相性が最も悪い日といわれております。
この考え方を信じている人は現代でも多いので、仏滅に結婚式を挙げるというお話が出た場合待ったをかける人も多いでしょう。
結論を記載すると「六曜そのものが迷信なので何も気にすることなく実行することができるけど、中にはこの吉兆を大切にしている人もいるので意識はしたほうがいい」となります。
そもそも、この六曜は中国の時刻を使った吉兆を占う六壬時課または小六壬と日本の陰陽道がミックスして江戸時代の民衆に広まりいろんな情報がまじりあって出来上がった不思議な存在なので、信憑性は非常に薄いのです。
平和になった江戸時代には迷信的な要素があまりにも強くなったのにそれを信じて行動する人も多くなったので、なんどか禁止令も出しましたし明治5年には11月9日「改暦の詔書」において旧暦から新暦に変わった際にカレンダーから消されました。
このように迷信であると何度も否定されている歴史があるように、仏滅だからNGという考え方そのものも気にする必要がないという意見もかなり出ています。
結婚式を仏滅に挙げるメリット
六曜が迷信だからそもそも信じる必要がないといきなりばっさりと切ってしまいましたが、それでも世の中には信じている人はいます。
この世の中には信じている人がいるというのがポイントとなっており、そこからデメリットやメリットが生まれているのです。
日程を押さえやすい
仏滅に慶事はNGという考え方を信じている人たちを配慮して、結婚式でも友引や大安に行うという人は現代でもかなりいます。
逆に赤口や仏滅は凶なので慶事は行わないという意味でもあります。
そのため、結婚式会場の予約が大安と友引にばかり集中して赤口や仏滅は空きやすくなるのです。
なので、自分たちにとって都合のいい日に予約ができるというメリットが必然的に出てきます。
挙式費用の割引が受けられる
基本的にこのようなサービス業というのはお客が集中しやすい状況が確定している日というのは料金を割高にする傾向にあります。
わかりやすい例が自動車免許の合宿でしょう。
あれは学生さんが集中する夏休みと春休みが割高になり、学生が全く来ない時期はかなり格安になります。
同じように友引と大安にばかり結婚式の予約が詰まっているので、その日は割高になりやすいのです。
逆に仏滅は不人気なので予約がとられにくく、割安にしているところも多くなっています。
結婚式を仏滅に挙げるデメリット
このように予約が取りやすく金額的にも安いという実行者側にとって非常にありがたいメリットがあるのですが、ちょっと面倒なデメリットも発生してしまいます。
しかも、そのデメリットは自分たちが想像できない形で発生する可能性があるのでたちが悪いのです。
イメージが悪い
六曜はかなり浸透してしまっているので、仏滅は何事も不向きであるという考え方を持っている人も当然います。
そんな人たちも招待する可能性があるのでその人たちからは圧倒的にイメージが悪くなってしまうでしょう。
六曜を全く気にしない人たちにとっては気にならないでしょうが、気にしている人たちからの印象が悪い結婚式となってしまいます。
親が反対するかも?
このイメージの悪さというのはお年を召した方に多いので、両親が反対する可能性もあります。
こうなると日程調整がまた必要になってしまいますので、両親の六曜に対するイメージがどのようなものなのかは最初に確認しておくといいでしょう。
誰がどのように思っているのかがわからない
このように誰かの六曜に対するイメージがデメリットとなって現れるのが仏滅の結婚式なので、デメリットが出るかどうかがわからないというのもデメリットなのです。
最初から悪いイメージをその人に持たれているということがわかっていれば、その人に対する釈明などの対策もできるのですが、結婚式のように多くの人を招くイベントですべての人たちの六曜のイメージを確認することなどなかなかできません。
そのため、注意されてからその人の六曜のイメージに気が付くこともありますし、面と向かっては何も言われていないけど陰口のように「あの人は仏滅に結婚式をするような常識がない人」と広められてしまったら大幅なイメージダウンにつながってしまう恐れもあります。
メリットも大きいのですが、このように見えない部分で何かがあると考えるとデメリットも馬鹿にできません。
離婚しやすくなるって本当?
仏滅や赤口に結婚をした人は離婚しやすくなるという噂はだいぶ前からありましたが、これも迷信でしょう。
実際に仏滅に結婚した人が離婚しやすくなったという統計学的なデータは見つかっていませんので、気にしないほうがいいです。
むしろ単純な数なら大安に結婚した人の数のほうが圧倒的に多いので、離婚した数も圧倒的に多いということが予想されます。
むしろ六曜を信じすぎて仏滅に結婚したから夫婦仲が悪くなったと考えるほうが大問題なので、中が悪くなったり離婚危機に陥ってしまった場合は別の原因を探ったほうがいいでしょう。
仏滅に関するよくある質問
仏滅とは何ですか?
仏滅(ぶつめつ)とは、六曜の一つで、「何事も慎むべき日」とされる日です。
仏滅は六曜の中で最も不吉とされており、結婚式や新しい事業の開始、契約などを避けるのが一般的です。
仏教の「仏」とは関係がなく、もともとは「物滅」と書かれていたものが変化したとされています。
この日は、控えめに過ごすことが良いとされ、重要な決定や大きな行動は避けるのが賢明です。
仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきですか?
一般的には、仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきとされています。
仏滅は六曜の中でも最も不吉とされる日であり、多くの人が結婚式や重要なイベントをこの日に行うことを避けます。
しかし、一方で仏滅は式場やホテルが空いていることが多く、費用も抑えられるというメリットがあります。
仏滅にこだわらないカップルや費用を重視する場合には、仏滅に結婚式を挙げることも選択肢の一つです。
仏滅に引っ越しをするのは良くないですか?
仏滅に引っ越しをすることも、一般的には避けるべきとされています。
仏滅は不吉な日とされるため、新しい生活のスタートを切る日としては適さないと考えられています。
ただし、引っ越しの日程が仏滅しか取れない場合や、あまり気にしない人もいます。
仏滅を気にしない場合は、自分の都合に合わせて引っ越しを行っても問題ありませんが、可能であれば仏滅以外の日を選ぶと良いでしょう。
仏滅に新しい仕事を始めるのは避けるべきですか?
仏滅に新しい仕事を始めることも、一般的には避けるべきとされています。
新しいスタートを切る日としては不吉とされるため、初出勤日や開業日としては避けるのが無難です。
しかし、現代では六曜を気にしない人も増えており、実際には仏滅に仕事を始めても大きな問題が起こるわけではありません。
気にしない場合は、自分のスケジュールに合わせて行動しても良いですが、周囲の意見や風習も考慮することが大切です。
仏滅に行動を控えるべき理由は何ですか?
仏滅に行動を控えるべき理由は、六曜の中で最も不吉な日とされるためです。
古くから、日本の風習では仏滅の日に重要な行事や新しいことを始めるのは避けるべきとされてきました。
これは、仏滅の日に始めたことがうまくいかないという迷信から来ています。
現代では、必ずしも仏滅を避ける必要はありませんが、伝統や風習を重んじる人々にとっては、仏滅の日に重要な決定や行動を避けることが大切とされています。
仏滅の結婚式まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は仏滅の結婚式について記載いたしました。
仏滅の結婚式に対して肯定的な意見もありますが、イメージ的によろしくないと考えている人は必ずいますので、デメリットとして捉えておく必要があります。
とくに、六曜に対するイメージをすべての人たちに確認することは難しいので、それらのデメリットを引き受けて結婚式の日に選ぶかどうかも十分に考える必よぐああるでしょう。
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