今回は六曜の中でも縁起が悪い日、凶日と言われている仏滅が縁起がいいと言われている説についていろいろとまとめて行きます。
日本人はとかく逆説が好きで、いわゆる優秀な人だったら実は無能だったという説が有名になり、逆に超無能だった人は実は有能だったという説が有名になるということはかなりあるのです。
今回の仏滅もはたしてその類いなのか、そもそもこういった逆説が出ると言うことは何らかの根拠があるということなのでしょうか。
調べてまとめていきますので、気になる方は最後まで是非ご覧下さい。
実は仏滅は縁起がいい?その理由は?
仏滅は『勝負なしの日』や『仏も滅びる日』という意味があり、基本的に万事に凶かつ1日中凶という六曜の中では最悪の日に該当します。
なので、凶日であり、縁起が最悪に悪い日です。
これが一般解釈です。
しかし、縁起がいいとされる解釈もありますので、それについてまとめて行きましょう。
全部滅ぶからプラスになるという説
仏滅の意味は『勝負なしの日』や『仏も滅びる日』であると解説しました。
元々仏滅は『空亡(虚亡)』から『物滅』に、そして最後に仏滅となった言葉であり、あらゆる物が滅びるという意味が含まれていたのです。
この意味から、一部の人達が「全部リセットされるのなら悪い部分もスッキリするという意味なのだから、むしろそこからプラスに転じることが出来る」と解釈するようになり、さらにそこから「全部リセットならば仏滅は縁起がいい日なのでは?」と考えるようになったようです。
これが仏滅が縁起がいい日という説の一つ目となります。
次の日が大安だから徐々にプラスになる説
仏滅は基本的に終日今日です。
つまり、0時から24時まで凶という事になります。
しかし、一部の人達は12時頃にはこの仏滅の力はリセットされ、翌日の大安に向けて運気が上昇するという解釈をしています(六曜サイクルは先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口)。
個人的に午後から吉なら、それは先負と同じ意味になると思いますので、この説はあまり推していません。
あくまでもこういった解釈があると考えて下さい。
これが2つ目の説となります。
入籍日を仏滅にしても大丈夫?
入籍日を仏滅に選ぶのは個人的には大丈夫だと思いますが、パートナーや親類の方々が嫌がったら面倒くさいので、ちゃんとしていいのかを確認した方がいいと思います。
パートナーやご両親がまったく意識していないのなら仏滅を入籍日にしても何の問題も無いでしょう。
例えば、初めてお付き合いを始めた日やどちらかのお誕生日といった決まった日に入籍したいという時に、仏滅だからという理由でその日を選べないのはナンセンスだと思います。
両親か義理の父や母と人はかたくなに六曜を信じているというのなら話は別ですが、特にそういうのがないのなら自分たちが大切だと思うべき日を入籍日にするべきです。
結婚式が仏滅でも問題ない?
結論から言えば、『仏滅などの六曜は所詮占いのようなものなので、意識する必要は皆無です。ただし、招待する親類の中には信じている人もいるため、そういった人々への配慮不足で揉める可能性がある』となってくるでしょう。
筆者は全く信じていないので意識する必要は皆無だと思っていますが、信じている人達からはいろいろと言われる可能性があるため、意識した方がいいと思っています。
仏滅に結婚式を行うことは、縁起が悪いとされることの代表例ですが、近年では結婚式の日程を気にせずに仏滅に挙式する人が増えています。
依然として大安や友引が人気ですが、仏滅に結婚式を行うことには現実的なメリットとデメリットがありますので、この情報を見て判断するのもいいでしょう。
●仏滅に結婚式を行うことのメリット
・結婚式は通常高額な費用がかかるが、仏滅の日に挙式すると、仏滅割引として費用が格段に安くなることがある。50%の割引や特典の無料提供などの恩恵を受けられる場合もあり
・人気のない日に挙式するため、式場の予約がしやすい
●仏滅に結婚式を行うことのデメリット
・六曜を強く信じる人が親族に含まれている場合、結婚式が仏滅であることに対して否定的な意見が出る可能性が高い
・我の強い人は公然と批判するかもしれない
・些細なことでも文句を言い続ける人もいるため、その後の人生がちょっと面倒になるかも
車の納車は仏滅を避けるべき?
車の納車は、仏滅や赤口を避けて、大安・友引・先勝・先負などの吉日を選ぶのが一般的です。
理由としては、車は事故を起こさないという縁起を担ぐことが多いと言うこと、そしてディーラーも希望を聞いてくれるようになっていることが大きいでしょう。
ただし、急いでいる場合は、仏滅でも問題ないです。
気になって仕方が無いという方は交通安全のご利益のある神社やお寺でのお祓いをすることで、縁起を補うことができるというのもあります。
最終的には、自分の希望や都合に合わせて決めればいいでしょう。
引っ越しは仏滅にしたほうがいい?
基本的に仏滅の引っ越しは縁起が悪いとされています。
しかし、結婚式と同じ理由で不人気なので割引で安くなるというメリットもありますし、予約しやすいというメリットもあります。
また、仏滅よりも三隣亡(さんりんぼう)という凶日を意識されている方が建築業界では多いので、仏滅はそういう意味で気にしないという方もいるようです。
結論として、縁起を気にする場合は、仏滅は避けたほうがいいですが、割引などのメリットの方が気になるという方は仏滅でも良いとなるでしょう。
個人的にも、仏滅よりは三隣亡を意識した方がいいと思ってしまいます。
葬式や通夜は仏滅の方がいい?
万事に凶の仏滅ですが、お葬式においてはその凶の力が発揮されないと考えられています。
むしろ、友引の方が『亡くなった人があの世に友を引っ張る』と解釈されるため、お葬式では徹底的に避けられます。
お通夜に関しても同様で、基本的には仏滅を気にすることはありません。
『葬式や通夜は仏滅の方がいい?』というよりは『葬式や通夜は友引よりも仏滅の方がまし』と言えると思います。
お葬式やお通夜は、亡くなった家族が悲しみを背負いながらも、冠婚葬祭の一環として準備しなければならないものです。
個人的には、そこまで六曜を気にする必要はないと考えます。重要なのは、個人の死をしっかりと弔うことです。
仏滅に関するよくある質問
仏滅とは何ですか?
仏滅(ぶつめつ)とは、六曜の一つで、「何事も慎むべき日」とされる日です。
仏滅は六曜の中で最も不吉とされており、結婚式や新しい事業の開始、契約などを避けるのが一般的です。
仏教の「仏」とは関係がなく、もともとは「物滅」と書かれていたものが変化したとされています。
この日は、控えめに過ごすことが良いとされ、重要な決定や大きな行動は避けるのが賢明です。
仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきですか?
一般的には、仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきとされています。
仏滅は六曜の中でも最も不吉とされる日であり、多くの人が結婚式や重要なイベントをこの日に行うことを避けます。
しかし、一方で仏滅は式場やホテルが空いていることが多く、費用も抑えられるというメリットがあります。
仏滅にこだわらないカップルや費用を重視する場合には、仏滅に結婚式を挙げることも選択肢の一つです。
仏滅に引っ越しをするのは良くないですか?
仏滅に引っ越しをすることも、一般的には避けるべきとされています。
仏滅は不吉な日とされるため、新しい生活のスタートを切る日としては適さないと考えられています。
ただし、引っ越しの日程が仏滅しか取れない場合や、あまり気にしない人もいます。
仏滅を気にしない場合は、自分の都合に合わせて引っ越しを行っても問題ありませんが、可能であれば仏滅以外の日を選ぶと良いでしょう。
仏滅に新しい仕事を始めるのは避けるべきですか?
仏滅に新しい仕事を始めることも、一般的には避けるべきとされています。
新しいスタートを切る日としては不吉とされるため、初出勤日や開業日としては避けるのが無難です。
しかし、現代では六曜を気にしない人も増えており、実際には仏滅に仕事を始めても大きな問題が起こるわけではありません。
気にしない場合は、自分のスケジュールに合わせて行動しても良いですが、周囲の意見や風習も考慮することが大切です。
仏滅に行動を控えるべき理由は何ですか?
仏滅に行動を控えるべき理由は、六曜の中で最も不吉な日とされるためです。
古くから、日本の風習では仏滅の日に重要な行事や新しいことを始めるのは避けるべきとされてきました。
これは、仏滅の日に始めたことがうまくいかないという迷信から来ています。
現代では、必ずしも仏滅を避ける必要はありませんが、伝統や風習を重んじる人々にとっては、仏滅の日に重要な決定や行動を避けることが大切とされています。
仏滅のまとめ
以上、いかがでしたか。
今回は仏滅が実は縁起がいい説についていろいろと調べてまとめてきました。
あくまでも、これらの縁起が実はいい説というのは少数派です。
一般的に仏滅は終日凶であり六曜の中は一番の凶日となっています。
この部分は変わりません。
こういった反対の意見も存在しているということを、認識してくれれば良いと思います。
個人的にも実は縁起がいい説がちょっとは納得できたので、今回の記事ではそういった考え方もあると思えたのなら筆者としてもうれしく思います。
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