エアコンの寿命について!買い替えはいつしたらいい?
エアコンの寿命について考えたことはありますか?
実はエアコンにも寿命があります。
平均してエアコンは約10年で寿命が来ると言われています。
しかし、エアコンの寿命を長くも短くもするのは私たちの使い方次第です。
エアコンは高い買い物です。
せっかくなので少しでも長く使えるようにしたいですよね。
今回はそんなエアコンの寿命を縮める使い方や、反対に長引かせる使い方などについてご紹介します。
エアコンの寿命を縮めるダメな使い方
エアコンの寿命を縮めてしまうダメな方法にはいくつか特徴があります。
それは
・使っていない期間が長いこと
・外と中の温度に5度以上差があること
・室外機の周りに物があること
という点です。
掃除をしていないエアコンや使っていない期間が長いエアコンはホコリやゴミが溜まっています。
しっかりメンテナンスをしていないエアコンは余計な負担がかかり、寿命を縮める原因になります。
また、室内と外の温度差が5度以上ある場合もエアコンに負担がかかってしまいます。
さらに室外機の周りに物が置いてあると空気の流れを邪魔し、排熱がうまくいかないため寿命を縮めてしまいます。
エアコンに負担をかける使い方をしていると縮めてしまうエアコンの寿命。
意識していないとついつい寿命を縮める使い方をしてしまうので注意してください。
ではエアコンの寿命を長持ちさせるにはどんな使い方をしたらよいのでしょうか。
エアコンを長持ちさせる上手な使い方
エアコンの寿命を長持ちさせるには、ダメな方法を意識して反対のことをするようにエアコンを使うことがポイントです。
つまり、
・オフシーズンでも1か月に1回は慣らし運転をすること
・設定温度に気をつけること
・室外機周辺の環境を整えること
です。
まず、エアコンは2週間に1回はフィルターを掃除し、ホコリやゴミ、カビなどを取り除くとより快適に、より長く使うことができます。
また、使わない期間が長いとホコリが溜まり久々に使用したときにエアコンに負荷をかけてしまいます。
そのため、エアコンを使わないシーズンでも1か月に1回は慣らし運転をするようにしてください。
さらに使用しない期間はエアコンカバーなどをつけてホコリが入り込まない工夫をするのもオススメです。
そして、使用する時は外と中の温度差を5度以内にするよう設定温度に気をつけます。
とはいえ、外が35度以上の場合、5度以内に設定すると室温が30度以上の設定になってしまうことがあります。
これでは熱中症になってしまうので、28度程度に設定するのがオススメです。
ちなみに28度というのは環境省が推奨している温度になります。
さらに室外機も忘れてはいけません。
室外機の周りに物を置かず、枯れ葉やゴミが溜まっていないか定期的に掃除することで室外機もより長持ちする環境にすることができます。
エアコンの買い替えはいつしたらいいの?
どんなにエアコンを長持ちさせる方法を実践していても寿命が来てしまうのがエアコンの悲しい特徴です。
では一体何を目安にエアコンを買いかえればよいのでしょうか。
それは
・修理費より新たに購入したほうが安い場合
・異音がする場合
・室内機から水滴が垂れてくる場合
・ブレーカーが落ちる場合
があります。
まず大きな目安となるのが使用年数です。
一般的にエアコンメーカーは約10年で部品を廃棄します。
つまり、10年以上たっているエアコンは修理を依頼しても交換する部品がないことが多いのです。
エアコンの製造年は本体に記されている場合がほとんどですので、買い替えか修理か悩んだときはチェックしてみてください。
また、修理の見積もりを依頼した際、新たに購入するよりも高い金額を提示された場合は新しいエアコンを買ったほうが得です。
修理依頼をする場合、新たに買ったらいくらになるかを知っておくのもポイントです。
また、室外機にガラガラと異音がした場合や室内機から水漏れが合った場合も修理を依頼すると高くなる可能性が高くなるため、買い替えのタイミングです。
さらにエアコンをつけた時、ブレーカーが落ちるものも買い替えのタイミングです。
ブレーカーはエアコン内部のコンプレッサーが故障したことで落ちます。
コンプレッサーはエアコン内部で室内温度をコントールしており、経年劣化が原因で故障します。
コンプレッサーが壊れても通電は続いており、契約している電流量を上回ってしまいブレーカーが落ちます。
こうなるとコンプレッサーを修理する必要がありますが、年数も経っており修理費用も高くなるので一般的に買い替えたほうがお得になります。
エアコンの修理費用はどのくらい?
エアコンの修理費用は故障している部分により様々です。
メーカーにより異なりますが、ガス漏れ対応が最も高く、リモコン故障対応が最も安い設定になっているところが多いです。
また、部品代だけでなく技術料や技術者の出張費もかかります。
全て足すと安くても8,000円程度、高くなると30,000円以上することがあります。
さらに実際に修理してもらうかを判断するための故障診断だけでも費用はかかります。
こちらもメーカーにより異なりますが、診断費に約3,000円、さらに出張費に2,000円ほどかかります。
そしてどんなにお金を出してもメーカーが保有していない部品が必要な場合は、修理ができません。
そのため、10年以上たっているエアコンは修理できない可能性が高くなります。
エアコンの処分の仕方
エアコンは2001年に制定された家電リサイクル法の特定品目の1つです。
新たな製品のために部品をリサイクルする環境に優しい法律ですが、リサイクル費用がかかります。
エアコンを処分した時はリサイクル費用がかかる、つまりお金を払って処分してもらうということを覚えておいてください。
エアコンの処分方法にはいくつか方法があります。
・リサイクルセンターに回収してもらうか指定取引場所に持ち込む
・不用品回収業者に回収を依頼する
・出張買取サービスを利用する
などです。
この時忘れてはならないのが取り外し費用についてです。
大手の家電量販店は取り外しまで行っていることが多いですが、選んだ処分方法によっては別途業者に頼まなければならないことがあるので注意してください。
まとめ
エアコンの寿命についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ちょっとした工夫でエアコンは長く使うことができます。
難しいことをやる必要はないので、ぜひエアコンに負担をかけない使い方をしてみてください。
とはいえいずれはやってくるエアコンの寿命。
寿命が来たら無理をせず、新しいエアコンを購入するようにしてくださいね。
コメント