エアコンからの不快な臭いに悩まされることは珍しくありません。
そんな時、思いつく解決策の一つがファブリーズを使用することかもしれません。
しかし、エアコンへのファブリーズの直接的な散布が果たして効果的なのか、またそれが安全なのかは疑問です。
実際に、エアコンの取扱説明書を見ても、ファブリーズの使用に関する言及は見つけることが難しいでしょう。
そこで、エアコンにファブリーズを使用することの妥当性について詳細に調査し、その結果をご紹介します。
エアコンの臭い問題に直面している方は、この情報が参考になるかもしれません。
ぜひ確認してみてください。
エアコンにファブリーズをすると臭いが消える?
では、エアコンにファブリーズをすると臭いが消えるのでしょうか。
答えはNOです!
少し意外ですよね?
しかしこれにはしっかりとした理由があります。
それは、ファブリーズは繊維や空間に対して効果がある商品だということです。
そのため、エアコン本体や内部にかけても消臭の効果はありません。
また、エアコンの内部にできてしまったカビを除去する効果もありません。
ただし、1つだけ効果がある使い方があります。
それはフィルター掃除の際に使う方法です。
フィルターを外し、ホコリや汚れをとり、さらに水洗いをします。
それでもフィルターに臭いが残っている場合、フィルターにファブリーズをかけます。
そこでしっかりと干し、乾燥させます。
ここでしっかりと乾燥させないと逆ににおいの原因になってしまうので注意してくださいね。
100%フィルターが乾燥したらエアコン本体に残して終了です。
ファブリーズをしてもエアコンは壊れない?
エアコン本体にファブリーズをしても消臭効果はありませんが、そもそもエアコンにファブリーズをしても壊れないのでしょうか。
エアコンにファブリーズをかけても壊れることはありませんが、好ましいことではありません。
というのもファブリーズの薬剤や水分がエアコン内部についてしまいます。
エアコンは常に内部に水がある作りになっているので水分自体にそれほど害はありませんが、問題は薬剤です。
ファブリーズの薬剤がエアコンにつくことでエアコン内部がベタベタします。
するとこのベタベタにホコリやゴミが吸い付きます。
するとそこからカビが生え、臭いや汚れの元になります。
臭いをきれいにしようとしてファブリーズをすると、逆に臭いを悪化させてしまっては意味がないですよね。
エアコン本体にファブリーズをするのは無意味なのでやめるようにしてくださいね。
エアコンの臭いの原因は?
ではそもそも、エアコンの臭いの原因とは一体何なのでしょうか。
それは「カビ」が発生させる臭いです。
臭いだけでも嫌なのにカビだなんて最悪ですよね。
よく外の排気ガスなどが入ってくるため臭いんじゃない?
と思われがちですが、実はエアコンの室内機には外の空気は入ってこない作りになっています。
冷房や除湿機能を使う時、エアコンの室内機は室内の空気を吸い込みます。
吸い込んだ空気から熱を逃がし、冷やした空気を室内に戻しています。
その冷やした空気を作る際に結露が発生します。
この結露にホコリや汚れが付くことでカビが発生!
カビ自体の臭いやカビの蒸れた臭いがエアコン内部から室内に戻されることで臭さを感じることになります。
ちなみに暖房時は室外機で温度調整をするため、冷房や除湿時よりカビ臭さを感じないようになっています。
とはいえ、フィルターに汚れがついていたら意味はないので注意してください。
その他、たばこのヤニや強い食事の臭い、さらにペットの臭いなどが取り込まれ放出されることもあります。
エアコンの臭いを改善する方法!
そんなカビが発生させてしまうエアコンの臭い。
ちょっとした工夫で防ぐことができるんです!
それは
ということです。
冷房や除湿機能を使った後、エアコンの中は湿気で満ちています。
その湿気が水分になり、ホコリやゴミを吸着してしまいます。
ということはその水分をしっかりと乾かせばよいのです!
エアコン内部の水分を乾かすためには送風機能や暖房機能を使うのがオススメです。
とはいえ、冷房をかけるような時期に暖房をかけるのは現実的ではないので、基本的には送風機能をしばらくかけることをオススメします。
エアコンの種類によっては内部クリーン機能などがあります。
これは送風とほぼ同じ働きをするのでぜひ使用してください。
次にしばらく使用していなかったエアコンを使用する場合、まず窓を開けてエアコンの設定温度を最低にします。
最低温度にすることでエアコン内部がより結露しやすい状態になり、カビやホコリを結露水として洗い流してくれます。
結露水は室外機から外に放出されます。
その際、空気の換気の意味も込めて窓を開けておくとより効果が高まります。
そして最低温度で1時間ほど使用した後は、しっかりと送風機能をかけてくださいね。
また、定期的なメンテナンスも必要不可欠です。
2週間に1回ほど、フィルターを外してホコリやゴミを取ります。
内部の掃除もしたくなりますが、一般人には難しい作業です。
フィルターの掃除などの臭い対策をしても臭いが消えない場合はプロに依頼してくださいね。
車のエアコンのお手入れはどうしたらいい?
部屋に設置するエアコン以外に車にもエアコンはあります。
車酔いしてしまう方の中にはこのエアコンからの臭いが苦手という方も多いのではないでしょうか。
車のエアコンはダッシュボードの裏にあるエバポレーターという部分にカビがつきます。
エバポレーターは車内の空気を冷やし除湿します。
この時に結露が起こり、ゴミやホコリがつきカビが発生します。
そしてカビの蒸れた臭いが車内に放出されることで車特有の臭さになってしまいます。
車のエアコンはフィルターやエバポレーターの掃除をすることできれいになります。
自分で行うこともできますが、車の定期点検時などにプロにお願いするのもオススメです。
また、掃除するのはちょっと難しいし、しばらく点検もないし、という方は車用ファブリーズなどの芳香剤を使用するのも一つの手です。
簡単に設置することができ、好みの香りを楽しむことができます。
しかし一般的な芳香剤はカビや臭いを除去するわけではないので定期的にメンテナンスをするようにしてください。
エアコン掃除に関するよくある質問
エアコンの掃除は何ヶ月に一度すればいいですか?
エアコンの掃除の頻度は、使用状況や居住地域によっても異なりますが、一般的には季節の変わり目、つまり年に2~4回は行うことが推奨されています。
特に夏季に使用する冷房は効率が落ちやすいため、夏前にはしっかりと掃除をすることが望ましいです。
エアコンのフィルターはどのように掃除すればいいですか?
エアコンのフィルター掃除は、まずフィルターをエアコンから取り外します。
次に、掃除機でゴミやほこりを吸い取り、水と中性洗剤で洗います。
しっかりと水分を切ってから、エアコンに戻してください。
エアコンの内部クリーニングは自分でできますか?
エアコンの内部クリーニングには専用の道具と知識が必要な場合が多いです。
特に電子部品には注意が必要なため、安全と効果を考慮すると、プロに依頼するのが一般的です。
エアコンの掃除でよく使われる掃除用具は何ですか?
エアコンの掃除には、専用のエアコンクリーナー、掃除機のノズル、そして柔らかい布が一般的に使用されます。
市販のエアコンクリーナーは、エアコンの内部に吹きかけて使用するものが多く、比較的簡単に掃除ができます。
エアコン掃除を怠るとどうなる可能性がありますか?
エアコン掃除を怠ると、エアコンの効率が低下する可能性が高くなります。
また、ほこりやダニが堆積することで、健康にも悪影響を与える場合があります。
長期間掃除をしないと、臭いの原因にもなることが多いです。
プロにエアコン掃除を依頼する場合の平均的な費用は?
プロにエアコンの掃除を依頼する場合の費用は、サービス内容やエアコンのタイプ、地域によっても異なる場合がありますが、一般的には1台あたり数千円から一万円程度が相場とされています。
エアコン掃除の時期はいつが最適ですか?
エアコン掃除の最適な時期は季節の変わり目、特に春と秋です。
これはエアコンが冷房から暖房、またはその逆の切り替えが多く行われる時期であり、エアコンの効率を高めるためにはこのタイミングでの掃除が効果的です。
エアコン掃除の際の安全対策には何を気をつけるべきですか?
エアコン掃除を行う際は、電源を必ず切ってから作業を始めてください。
また、高い場所での作業になる場合は脚立を使用するなど、転倒しないように注意が必要です。
さらに、掃除用の液剤を使う場合は、肌や目に触れないよう注意してください。
まとめ
いかがでしたか?
エアコンから臭いが出てくるのはとても不快なのでファブリーズをかけたくなる気持ちもとてもよくわかります。
しかし、エアコン本体にファブリーズをかけても消臭効果がないだけでなく、よりカビをつけてしまう可能性があります。
ぜひエアコンの臭いはファブリーズで対応せず、掃除や使い方で対応するようにしてみてくださいね。
コメント
エアコンファブリース掛けてみた、
一時は良いような、
でも駄目
汚れてる、ごめー味が溜まってる
所にファブリース
聞かなくなり詰まってエアコン壊れる
絶対にしないでください。